【BL】王様の命令は絶対っ!!

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二人の王様

第18話 switch on ー岩崎渚 目線ー (背後注意)

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 生徒会室に濡れた肌のぶつかり合う音が止むことなく響き続けている。


「あっ、はぅ、…っああっ、…らめぇっ…あんっっ…」

「ふぅっ、…ダメ?…これならどう?…っン…」


 待って、その角度で中を抉らないでっ!!


「きゃああああんっ!!」


 前触ってもいないのに、イッちゃった。

 俺の腰ガクガクだよ。

 一回目だけでも激しすぎて 死んじゃうって思ってたのに

 こんなにしたら もう………。


「イッた?じゃあ今度は一緒にイこう」

「やっ、これ以上、わぁ!…ひんっ、らめ…あっああっ」


 俺の足を持ち上げて体位を変える間もドクドクと熱く脈を打ってる修斗は…俺の中に入ったまま。

 眉間にシワを寄せて薄っすらと汗をかいてイクのを我慢している。


 もう、イッていいよ。イッて下さいぃ………俺 本当に死んじゃうよぉ。


 中で修斗がグリグリとあちこちを不規則に擦られる。


「はあぁぅ、中、ごりゅごりゅ…しないでぇ、あっ、んっっ!」


 修斗の動きが止まって、お腹の中に衝撃と熱を感じた。


「んんんっ………ふう、ナギ~、煽んないでよ。暴発しちゃったじゃないか」



「…ぷ、ふふ、じゃあ、もう おしまいね」

「まさか」


 一度抜いて俺の中に戻ってくると修斗は溜め息混じりに囁く。


「これで最後にするから、もうちょっと付き合って」

「あぅっ、だからダメだって…あんっ………」


 ………えっ?


 激しく求められるかと思ったのに、じれったくなるほどゆっくり動いてる。


 激しく愛されていた所が熱いのに。

 じんじんと熱が溜まって疼いているのに。

 ゆるゆるといつも以上に焦らすような愛し方してる。 

 なんで?

 もどかしいよ。

 強い刺激を与えて欲しい

 身体の中の熱を奪い去ってよ。


 修斗が欲しくて腰が揺れてしまう。


「どうしたの?ナギ」

「やっ、なんで、ゆっくり?…あん」

「すぐにイかないためだよ。ナギに合わせてるの。一緒にイきたいから。」

「俺は良い、から、授業が始まっちゃう。」

「早くする?」




「っ…………ぅ…ん」


「じゃ、イクよ?」


 腰をガッチリ掴まれて欲しかった刺激を与えられると、身体を撓らせて恥ずかしい嬌声を上げるだけしか出来なくなる。


「修斗っ…いっ…やぁっ…修っ…待って…ああっ…あひっ…あぁぅん」


 俺の中心を修斗が扱いて恥ずかしい水音が下から聞こえてくる。

 中からはピンポイントで怒張が突き上げてきて、攻める手を緩めてくれない。


「待てない、これが……っ…良いんだろ」

「ああ、ダメダメ、きちゃうっ!きちゃうよぉ、あっあっあああだめぇっ!!」


 目の前がチカチカとスパークする。


「あーーー、修斗ぉーーっ!!」

「ぅく、ナギ締め………くんんぅっ!」


 刺激が強すぎて白く濁った情熱を吐き出して意識を手放した。




「………ギ………ナギ、ナギ、大丈夫?」

「あ、俺 どうし…」


 優しく修斗に起こされたけど…ここどこ?


「ほんの少し気を失ってた。ごめんね。これからは気をつけるよ。」


 気を失ってた? え??


「っ…ナギ 力抜いて、ちょと痛いから」

「力って……ふあぁっ………」


 意識が戻った途端、お腹の中の修斗を締め付けてたらしい。


「んんっ、はっ、な、なんで入ったままなの?!」

「……待って…今 抜く」


 修斗は未練たっぷりと嬲りながらゆっくりと出ていく。


「…っんああー❤」


 いじわる。変な声出ちゃったじゃないか。


「まだシ足りない?」


 身体が敏感になってるの知ってて


「…ワザとしたでしょ…」

「ごめん、愛してるよナギ」


 おでこにチュッとキスされる。


「………!!ズルイよ。怒れないじゃん。」


 修斗に背を向けて、むしり取られた制服をかき集めた。

 急いで着替えてると修斗がネクタイを持ってきて締めるのを手伝ってくれる。


「ナギ、怒ってる?」

「怒ってない……」


 修斗はいつも『愛してる』って言ってくれるけど、俺にはハードルが高すぎる。

 もちろん、好きは言えるけど、愛してるって凄い言葉だから、俺には言えないよ。

 でも、緒方遥のせいでモヤモヤしてるの嫌だから、今日はちゃんと言うんだから!


「………んと………」

「ん?」


 改まって言うの、き、緊張するっ


「あの……ね…修斗」

「ん?」




「あの………俺も修斗のこと…その…………………愛してる。」


「んんっ!!」/////



 修斗が急に口元を押さえて眉間にシワを寄せている………なんで?


「修斗?」

「………ナギ、ツンデレからの不意打ちやめて。教室に行かせられなくなるよ?」


 なんだよそれ。

 でもこれ修斗の(抱き潰す方向の)スイッチ入っちゃってる…?

 ええっ、なんでスイッチ入っちゃった?!


「ダメダメっ!朝だよ?!授業あるんだよっ!教室に行くんだからねっ!」


 
 渋る修斗を生徒会室から引きずり出して教室へと向かった。



 
 
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 いつも、閲覧頂きありがとうございます。m(_ _)m


 お気に入り登録してくださった方、有難うございます。m(_ _)m


 しおりを使って読んでいただいて嬉しいです。\(≧∇≦)/


 しおりが移動していると

「わあ、ココまで読んで下さっているー!!嬉しいっ!!頑張らなくちゃ!!」

 とテンション上がって、執筆のパワーになっています。

 読者様には本当に感謝してます。m(_ _)m


 最後まで楽しんでいただけるように頑張ります。

 これからも宜しくお願いいたします。m(_ _)m




 
 
 
 
  
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