当て馬にされていた不憫な使用人は天才魔導士様に囲われる《第二部完結》

トキ

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第一部

不快の正体2

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 ルグラン様の接客を交代する為ジャノ様の部屋へ入室したが、我が物顔で居座る二人を視界に入れるだけで不快感が増す。ステラ様も表情を崩さないようにしているが、私と同じように不快に思っているようだ。

「お待たせしました。ステラ様」
「レイモンさん。ジャノ様は?」
「ユベール様のお部屋で休憩しています。此処は私が引き受けますので、ステラ様はジャノ様のお側に」
「……分かりました。レイモンさん。無理はしないでくださいね」
「はい。それで、アレは一体」
「ルグラン様が『どうしても身に付けたい』と聞かず……」
「ユベール様が見たら、お怒りになるでしょうね」
「本当に、困った方達だわ」

 私とステラ様の周囲に防音魔法をかけて情報交換を済ませる。ジャノ様が着ていたドレスと宝飾品を身に付け、無邪気な子どものようにはしゃぐルグラン様の姿を見るだけで心の奥底から怒りが込み上げてきた。ステラ様の忠告も無視して、無理矢理奪って着せてもらったのだろう。ユベール様が、ジャノ様の為だけに用意したものを。オーダーメイドで依頼したドレスには特殊な魔法が付与されていて、着る人の体型に合わせてサイズを微調整してくれる。

「ユベール様がお戻りになればルグラン様も大人しくなるでしょう」
「ごめんなさい。レイモンさん。嫌な役目を頼んでしまって」
「いいえ。ステラ様も同じ気持ちでしょう? ジャノ様を見て癒されてください」
「ふふふ。ありがとうございます。それじゃあ、お言葉に甘えて……」

 ステラ様が退室したのを確認し、かけていた防音魔法を解く。ドレスと宝飾品に夢中の二人はステラ様と私が入れ替わったことにも気付かず、部屋の内装にまで口を出し始める。

「とっても素敵なお部屋だけど、壁は全て花柄にしてほしいわね。家具もピンクで揃えて、テーブルクロスは可愛いレースがいいなあ!」
「流石はニナ様! きっと素敵なお部屋になりますよ!」
「青いドレスもいいけど、私はピンクや黄色いドレスの方が好きなの。ユベール様に頼んだら買ってくれるかしら?」
「勿論ですとも! ユベール様に相応しいのはニナ様です! あんな貪欲で意地汚い平民がユベール様の想い人な筈がありません!」
「そうよね! ジャノさんは平民だもの! でも、貴族の私にあんな言い方はないんじゃない? まるで私を人殺しみたいに。私はただ悪いことをした人に罰を与えてってお願いしただけなのに。大袈裟なのよ。ジャノさんは」
「そうですとも! そうですとも! ニナ様の仰る通り! あんな平民の言うことなんて気にしなくていいんですよ! 私達を脅す為に言った嘘なんですから!」

 確かにジャノ様が「出て行く」と言ったのは嘘ではあるが、彼が言ったことは全て正論であり、何も間違ったことはしていない。今はまだユベール様の想い人であり、客人として持て成しているのが現状。しかし、周囲はそう思っていない。ユベール様も、ステラ様も、ベルトラン公爵家に仕える者達は皆、ジャノ様をユベール様の伴侶として接している。この部屋に通された時点で、彼はもうユベール様の婚約者なのだ。ジャノ様の意思は確認するが、彼を逃す気は毛頭ない。ユベール様を幸せにできるのは、ジャノ様だけだからだ。

「あら? 貴方はさっきの! 私が心配で来てくれたのね! とっても嬉しいわ!」
「…………」
「ジャノさんよりも私の方が綺麗で可愛いもの。好きになるのも仕方ないわ。でも、私にはダヴィド様がいるから、貴方の気持ちには……でもでも、貴方がどうしてもって言うなら、こ、恋人になってあげてもいいのよ?」
「既婚者の女性には興味ありません」
「素直じゃないのね。でも、そんなところもとっても素敵! 貴方も大変だったでしょう? ジャノさん、我儘ばっかり言って、暴力的で、自分勝手で、とっても嫌な思いをしていたんじゃない? 大丈夫よ。これからは私が貴方を守ってあげるから」
「必要ありません」

 我儘で暴力的で自分勝手なのは貴女の方でしょう? そう吐き捨ててしまいたかった。しかし、この様子だとジャノ様が言った通り、真面目に相手をするだけ無駄のようだ。ルグラン様にあれだけ罵られてどうして反論しないのかと疑問に思っていたが、今はジャノ様の気持ちが痛いほど理解できる。彼はルグラン伯爵家でずっと、こんな話の通じないバケモノを一人で相手にしていたのか。ならば、あの諦めたような表情も、反論しない姿勢も納得だ。ジャノ様が何を言っても火に油を注ぐことになる。本心で「違う」と否定しても、ルグラン様は自分の都合のいいように事実を捻じ曲げて解釈するのだろう。ユベール様がお戻りになるまで、と考えていたが、そろそろ怒りが爆発しそうだ。




 私の気を引く為に、ジャノ様を悪者に仕立て上げるのが彼女の常套手段のようだ。自分もジャノ様に好かれて怖い思いをした。だから私もジャノ様に我儘を言われて困っているのではないか。あの人は意地悪で心のない人だから、あんな人に仕えるより心優しい私に仕えた方が絶対に幸せだ。などなど。よくもまあ、次から次へと思い付くものだ。テーブルには食べかけのスイーツが乱雑に置かれている。無理矢理シェフに作らせたにも関わらず、ステラ様に「食べられるのですか?」と聞かれて「平気」と答えたにも関わらず、そのスイーツ達は一口齧られただけで小皿に残されていた。

「あ! 私、この小説知っているわ! ユベール様、私の好みも知っているのね。嬉しいわ!」

 今度は本棚に興味を持ち、まるで自分の所有物であるかのように一冊の本を手に取ろうとするが、上手く引き抜けず、他の本も一緒に床に落としてしまう。落ちた本には目も向けず、開いた本のページを踏み付けてソファに座り直し、目的の本を手にまた侍女と話し始めた。ルグラン様が持ち出した本は、以前ジャノ様が「ムカついた」と言っていた恋愛小説だ。主人公が優柔不断で感情移入できない、と。

「私、このお話がとっても好きなの! 結婚した旦那様には愛されていないと思っていたら、本当は愛されていて、けれど使用人の男性にも告白されて。どっちも魅力的な男性だから中々相手を選べないこの子の気持ち、すごく分かるわ。最後は旦那様を選んで、使用人の男性は諦めちゃうけど、この子の幸せを遠くから願っているって言ってお別れして」
「正にニナ様そのものではございませんか! 旦那様の寵愛を受けていますが、あの使用人からも好意を寄せられて思い悩んで。あぁ、本当にお可哀想なニナ様。あんな使用人のせいで、お優しいニナ様の心がどれだけ深く傷付いたことか」
「ジャノさんって、この小説に出てくる使用人に似てるのよね。でも、小説と現実の区別はしてほしいわ。ジャノさんでは、私を幸せになんてできないもの」
「そうですよ! あんなお金も心もない最低な男など、ニナ様に相応しくありません!」

 妄想と現実の区別が付いていないのは一体どちらの方か。丁寧に説明してもルグラン様は理解しない。ルグラン伯爵家でジャノ様がどのような仕打ちを受けてきたのかは既に調査済みだ。あんな劣悪な環境で、よく心も病まず、栄養失調にもならなかったなと感心してしまうほどだ。ジャノ様には頼れるご友人がいたから無事だった。彼が匿っていなければ、ジャノ様はとっくの昔に命を落としている。ジャノ様の過酷な労働環境も知らず、平然と踏み台にして追い出して、彼がユベール様の想い人だと知ると勝手に押しかけて「相応しくない」と貶めて。

 踏み付けられた本を手に取り、修復魔法をかけ新品の状態に戻す。床に散らばった本も元の場所へ収納していると、ルグラン様がまた大きな声で騒ぎ出した。

「あら? 小さな本棚ね。見たことのない本だわ! 恋愛小説かしら?」
「申し訳ありませんが、この本には触らないでいただけますか?」
「え?」

 咄嗟に本棚の扉を閉めて素早く施錠する。他の本なら好きに触れて構わない。魔法でも元に戻せないほどズタズタにされたなら買い直せばいい。けれど、この本棚に収納されている本は違う。ユベール様に依頼すればもう一度製本してくれるかもしれないが、それでも、この本達だけは彼女に触ってほしくなかった。

「ルグラン様が好むような内容ではありませんので」
「で、でも、読んでみないと分からないじゃない!」
「こちらの恋愛小説でもお読みください」
「…………」

 不満そうな顔をしているが、ルグラン様は渋々恋愛小説を受け取ってソファに戻って行った。この本達を守れてよかったと、何故か安堵する。ジャノ様が書いた小説。この本は、ベルトラン公爵家内だけで楽しむ為に製本した貴重なもの。私も紙束の原稿を読ませもらい、彼の意外な一面を見て驚いたのを覚えている。貴族令嬢や夫人が好む恋愛小説よりも、私はジャノ様の書く恋愛小説の方が好きだった。リゼット様とジョエル様をモデルにしているから完全オリジナルではないとジャノ様は仰っていたが、どちらもお互いを思いやる気持ちと優しさに満ち溢れていた。気付くと夢中で読み進めて、彼が創り出す優しくて切ない物語を読むのが楽しみになっていた。ジャノ様の本を守れたことに安堵していた私は完全に油断していた。

「あら? これは何かしら?」
「紙束、ですか?」
「これ、小説みたいね。まさか、ジャノさんが書いたのかしら?」
「まさか! あんな平民が小説なんて書ける訳ありませんよ。学のない卑しい存在なんですから!」

 しまった! と思った時には遅かった。この部屋は限られた人しか入れない。接客用の部屋ではないのだ。途中まで書いて放置している小説があっても不思議ではない。見落とした。一体何処で見付けたのやら。なんとかして原稿を取り戻さなければ。

「読んでみましょう! 彼がどんなお話を書いているか気になるわ! まあ、大した内容じゃないと思うけど」
「平民が書く小説なんて愚作に決まっていますよ。ニナ様」
「それを確かめる為に読むんじゃない。でも、このままじゃ紙を置く場所がないわね。お菓子はもう要らないから片付けてくれないかしら?」
「……全て、ですか?」
「ええ。そうよ。だって読めないじゃない」

 食べかけのスイーツを「邪魔だから早く片付けて」と告げる彼女の無神経さが不快で仕方ない。食べられもしないのにアレもコレもと作るよう命じて、シェフ達に無理を言って作ってもらったにも関わらず結局完食せず、もう要らないから片付けろと平然と宣う。近くに置かれたケーキの乗った小皿を手に持ち、ルグラン様を見下ろして口を開く。

「ルグラン様。このケーキひとつ作るのに、どれだけの人が携わり、どれだけのお金が使われているかご存知ですか?」

 無駄だと分かっていても、聞かずにはいられなかった。ジャノ様なら直ぐに答えられる質問だ。具体的な数字は言えずとも、お菓子を作る工程や大変さを、彼は理解している。お菓子に限らず、料理でもそうだ。彼は何時も「『今日も美味しい料理をありがとうございます』と、シェフに伝えてくれますか?」と、私やステラ様に笑って言うのだ。ジャノ様は休憩中に運ばれるお菓子も「一種類か一人分だけでいいです」と言って多くを望まない。食べきれなくて捨てるのは勿体ないから、と。彼の親友であるフェルナン様が料理人であることが影響しているのだろう。彼は食べ物を無駄にしない。シェフ達への気遣いや感謝の気持ちも本物だ。

「知らないわよ。そんなの。どうしてそんな無駄なことを聞くの? 私達が望む料理を作るのがシェフのお仕事でしょう? 食べられないんだから捨てればいいじゃない。食べ物なんて沢山あるんだから」
「ニナ様の言う通りです! 早く片付けてください。このままでは小説を読めません!」

 比べないようにと心掛けていたが、やはり比べてしまう。ジャノ様なら、こんなことは絶対にしないのに、と。何故こんなにも不快に思うのか。この部屋の主が居ないからだ。本来の主を追い出し、この女達が我が物顔でこの部屋を荒らすからだ。ユベール様が、ジャノ様の為に用意した特別な部屋を。ジャノ様が、大切に大切に使っていた部屋を……申し訳ありません。ユベール様。貴方が帰ってくるまで我慢するつもりでしたが、もう耐えられません。

「いい加減に」
「初めましてー! ユベールの父、クレマン・ベルトランです! ユベールとステラから君のことは聞いているよ! ずっと会える日を楽し、み……に……」
「初めまして! ユベールの母のラナ・ベルトランと言います! 息子が何時もお世話に、なって……」
「クレマン様? それに、ラナ様も?」

 我慢の限界に達し、私がルグラン様にその怒りをぶつけようとした直後、バン! と扉が開いた。この部屋に入室してきたのはユベール様のご両親であるクレマン様とラナ様だ。お二人が帰宅する知らせは聞いていない。ユベール様を驚かせたいのと、早くジャノ様に会いたくて二人は敢えて報告せずに帰宅し、サプライズで登場したのだろう。しかし、タイミングが最悪すぎる。

「レイモンさん」
「はい」
「これは一体、どういうことかしら?」

 優しく微笑まれているが、有無を言わせぬ威圧感がある。やっとユベール様の命の恩人とお会いできて、あの時のお礼が言えるとわくわくしながら入室したらこの惨状だ。クレマン様とラナ様が怒るのも頷ける。突然の二人の来訪に、ルグラン様と侍女は顔面蒼白になっている。自業自得だ。私は「実は……」と口にし、今までの経緯を二人に説明した。
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