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第一部
恋敵(ユベール視点)1
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定休日。
カフェの入り口の扉には「定休日」と書かれた看板が下げられていた。定休日、だと? 此処まで来たのに、引き返せとでも言うのか? まさか、奴は俺が来ることを予測して先手を打ったとでも!?
「いや。普通に定休日なだけじゃない? 仕方ない。別の日に来よ……」
ガチャガチャガチャ! ドンドンドン! ガチャガチャガチャガチャガチャ! ドンドンドンドンドン! ドガ! バン! ガチャガチャガチャガチャ!
「ユベールー? 気持ちは分かるけど、それはやっちゃダメでしょ?」
「く!」
何度も扉を叩きドアノブを回しても鍵がかかっていて店内には入れない。このまま引き返すしかないのか? 敵の本拠地は目前だというのに。
「君さあ、此処に何しに来たの? 戦うの? 相手、一般人だよ?」
「相手の態度によっては、ころ『ストーップ! それは犯罪だからやめようね?』チッ!」
「もう帰ろうよ。何時迄も此処に立ってたら相手に迷惑だし」
殿下は扉に背を向けて歩き出したが、やはり俺は諦めきれず開かないドアを凝視する。痺れを切らした殿下が戻って来て俺の腕を引っ張って再び足を進めようとした瞬間、ガチャリ、とカフェの扉が開いた。
「誰ですか? うちの店の扉、乱暴に叩かないでくれませんか?」
「あ」
「お前か」
「…………」
扉を開いて店内から出て来たのは金髪緑眼の男だった。此奴が、ジャノが言っていた「親友」のフミヤか。確かに顔立ちは整っているし、俺や殿下よりも低いが身長もあり、人の良さそうな雰囲気もある。殺気立っているせいか、男は無言で俺を凝視し固まっている。
「フミヤ、で間違いないな?」
「あー。彼奴、とうとう捕まったんですね」
「捕まった?」
「立ったまま話すのは辛いでしょう? どうぞ、店内に入ってください。最初に言っておきますけど、俺も彼奴もお互い恋愛感情なんて抱いていませんからね? 親友同士ってだけなので、そこは安心してくれませんか? 天才魔導士様?」
「……話を聞いてから判断する」
「わあ! いい雰囲気のお店だねえ!」
「で……待ってください! アル!」
外では「アル」と呼ぶように言われていたことを思い出し、彼の呼び方を言い直す。嬉々としてカフェの店内へ向かう殿下を追い、俺も店の中に足を踏み入れた。
「コーヒーと紅茶、どちらがいいですか?」
「僕、コーヒーで。ユベールは?」
「同じもので構わない」
「分かりました。少し待っていてください」
そう言って調理場へ向かい、暫くすると男は戻って来た。カウンター席に座る殿下と俺の前にコーヒーカップを置く。ブラックでいいですか? と聞かれ、殿下も俺も「大丈夫」と答えた。
「さっき言ったことに嘘偽りはないな?」
「ないです。あと、文也じゃなくてフェルナンって呼んでくれませんか?」
「君、名前が二つあるの?」
「そうですね。この世界ではフェルナン。文也はその前に使っていた名前です。どっちも本名なんですけど、昔の名前が文也、今の名前がフェルナンって思ってくれれば」
「何故本名が二つもあるんだ?」
「それは内緒です。説明してもきっと信じてはくれないと思うので」
「えぇ。話してくれないと分からないよぉ?」
「必要になったら話しますよ。本題に戻りますが、ユベール・ベルトラン様が此処に来た理由をお聞きしても?」
「大天使様が言っていることが本当か確かめに来た」
「大天使……ブハ!」
「何が可笑しい?」
ジャノは俺の大天使様だ。褒め称えられるべきお方だ。それを、この男は……
「いや。すみません。バカにしている訳ではなく、彼奴と冗談交じりに話していた会話を思い出して。ユベール様の想い人の話は結構有名で、貴方が大天使様と呼んでいることも知っていたんです。それを聞いた俺達は親友同士の悪ノリ? で『大天使ジャノエル』とか勝手に造語を作って、二人で『ねーわ』と思ったらツボにハマって、笑いが止まらなくなったことがあるんですよ」
大天使、ジャノエル? なんだ、この美しい響きは!? どうして今迄気付かなかった!? ジャノを褒め称えるなら、大天使様に相応しい名前が必要だというのに!
「なんか彼、真に受けちゃってるんだけど?」
「いやいやいや。本当に冗談で付けた名前なんで、広めないで下さいね? そんなことしたら彼奴、羞恥で死にますよ?」
「何故だ?」
「恥ずかしいからですよ。ユベール様から見た彼奴と、俺達から見た彼奴では見え方が全然違うんです。ユベール様には大天使様に見えても、俺には普通の平凡な男にしか見えません。それに、俺だって嫌ですよ。自分のことを大天使様とか呼ばれて、名前も付けられて崇められるなんてホラーですよ。ホラー」
「…………」
「まあ、彼奴が呼んでもいいって言うなら広めてもいいですけど。彼奴は嫌がると思いますよ? 冗談で考えた造語で呼ばれるなんて」
「確認は必ずする」
「本気で嫌がったら広めないでくださいね? 多分、彼奴にとって黒歴史になる」
「……ジャノとは、本当にただの親友同士なのか?」
「親友です。付き合いが長いのでそういう風に思われても仕方ないと思いますが、さっきも言った通り、俺も彼奴も恋愛感情は抱いていません。屋敷から追い出された彼奴をこの店で匿っていましたが、それは純粋に親友が心配だったから。男子学生のノリで時々『愛してるぜー』とか言ってたけど、これも感極まって言っているだけです」
は? 愛してる? だと? 俺はまだ言われていないのに。俺が一番言ってほしい言葉を言われているのか? やはりこの男、親友だなんだと言いながら、本当はジャノのことを狙って……
「違うと思うけど?」
「で、アル。何故俺の考えていることが……」
「全部声に出てたよー。ダメだよ? 罪のない人に殺気を放っちゃ」
「…………」
「俺も最初から信じてくれとは言いませんよ。と、いうことで、ユベール様にこれを渡しておきます。事実確認と断罪はお任せします」
「これは?」
ドンとカウンターのテーブルに置かれたのは大量の紙束。一番上の紙を手に取り、内容を確認する。紙には貴族の名前と横に何をされたかが記されていた。
「今迄彼奴が仕えていた貴族の名前と、誰に何をされたかの内容一覧」
ジャノは一度この男に愚痴を零すと、それで満足して忘れてしまうそうだ。令嬢に手を出した。追い出される。夫人に手を出した。追い出される。それを何度も何度も何度も繰り返した為、彼は次の就職先に行くと前に仕えていた人の名前を全て忘れるのだと。何をされたか、という嫌がらせの内容は覚えているが、何処へ行っても似たり寄ったりの内容だから覚えるのも面倒だとジャノが語ったらしい。だから、彼の代わりにこの男がメモして証拠を残していたのだと。
「愚痴を零したら直ぐ忘れる彼奴と違って、俺は結構根に持つタイプなんですよねえ。俺の大切な親友を踏み台にして理不尽な仕打ちをした連中を、何度殺したいと思ったことか」
「…………」
「だから、協力させてください。こんな些細なことしか俺には出来ませんが、多少の参考になれば嬉しいです」
「分かった。お前の言うことを信じよう」
「ありがとうございます。あ、あと、彼奴は結構チョロいので、ユベール様が優しく溺愛して、時にはグイグイ強引にいけば一発で落ちますよ!」
「そ、そうか」
「はい!」
ジャノの言う通り、この男は本当にいい奴なのだろう。ジャノとは親友同士で、それ以上の感情は二人とも抱いていない。信じてもよさそうだ。そう判断して、俺は扉を乱暴に扱ったこと、初対面なのに嫉妬に狂って敵意を向けてしまったことを謝罪した。
「お話は終わったかな?」
「はい。では、帰りましょう。アル」
「ぇえー!? 帰るの!? 僕、お腹が空いて動けないー!」
ジャノの親友、フェルナンとの話も終わり、早急に家に戻って書類の確認をしたいというのに、このバカ……殿下は!
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「あ」
「お前か」
「…………」
扉を開いて店内から出て来たのは金髪緑眼の男だった。此奴が、ジャノが言っていた「親友」のフミヤか。確かに顔立ちは整っているし、俺や殿下よりも低いが身長もあり、人の良さそうな雰囲気もある。殺気立っているせいか、男は無言で俺を凝視し固まっている。
「フミヤ、で間違いないな?」
「あー。彼奴、とうとう捕まったんですね」
「捕まった?」
「立ったまま話すのは辛いでしょう? どうぞ、店内に入ってください。最初に言っておきますけど、俺も彼奴もお互い恋愛感情なんて抱いていませんからね? 親友同士ってだけなので、そこは安心してくれませんか? 天才魔導士様?」
「……話を聞いてから判断する」
「わあ! いい雰囲気のお店だねえ!」
「で……待ってください! アル!」
外では「アル」と呼ぶように言われていたことを思い出し、彼の呼び方を言い直す。嬉々としてカフェの店内へ向かう殿下を追い、俺も店の中に足を踏み入れた。
「コーヒーと紅茶、どちらがいいですか?」
「僕、コーヒーで。ユベールは?」
「同じもので構わない」
「分かりました。少し待っていてください」
そう言って調理場へ向かい、暫くすると男は戻って来た。カウンター席に座る殿下と俺の前にコーヒーカップを置く。ブラックでいいですか? と聞かれ、殿下も俺も「大丈夫」と答えた。
「さっき言ったことに嘘偽りはないな?」
「ないです。あと、文也じゃなくてフェルナンって呼んでくれませんか?」
「君、名前が二つあるの?」
「そうですね。この世界ではフェルナン。文也はその前に使っていた名前です。どっちも本名なんですけど、昔の名前が文也、今の名前がフェルナンって思ってくれれば」
「何故本名が二つもあるんだ?」
「それは内緒です。説明してもきっと信じてはくれないと思うので」
「えぇ。話してくれないと分からないよぉ?」
「必要になったら話しますよ。本題に戻りますが、ユベール・ベルトラン様が此処に来た理由をお聞きしても?」
「大天使様が言っていることが本当か確かめに来た」
「大天使……ブハ!」
「何が可笑しい?」
ジャノは俺の大天使様だ。褒め称えられるべきお方だ。それを、この男は……
「いや。すみません。バカにしている訳ではなく、彼奴と冗談交じりに話していた会話を思い出して。ユベール様の想い人の話は結構有名で、貴方が大天使様と呼んでいることも知っていたんです。それを聞いた俺達は親友同士の悪ノリ? で『大天使ジャノエル』とか勝手に造語を作って、二人で『ねーわ』と思ったらツボにハマって、笑いが止まらなくなったことがあるんですよ」
大天使、ジャノエル? なんだ、この美しい響きは!? どうして今迄気付かなかった!? ジャノを褒め称えるなら、大天使様に相応しい名前が必要だというのに!
「なんか彼、真に受けちゃってるんだけど?」
「いやいやいや。本当に冗談で付けた名前なんで、広めないで下さいね? そんなことしたら彼奴、羞恥で死にますよ?」
「何故だ?」
「恥ずかしいからですよ。ユベール様から見た彼奴と、俺達から見た彼奴では見え方が全然違うんです。ユベール様には大天使様に見えても、俺には普通の平凡な男にしか見えません。それに、俺だって嫌ですよ。自分のことを大天使様とか呼ばれて、名前も付けられて崇められるなんてホラーですよ。ホラー」
「…………」
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「本気で嫌がったら広めないでくださいね? 多分、彼奴にとって黒歴史になる」
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「親友です。付き合いが長いのでそういう風に思われても仕方ないと思いますが、さっきも言った通り、俺も彼奴も恋愛感情は抱いていません。屋敷から追い出された彼奴をこの店で匿っていましたが、それは純粋に親友が心配だったから。男子学生のノリで時々『愛してるぜー』とか言ってたけど、これも感極まって言っているだけです」
は? 愛してる? だと? 俺はまだ言われていないのに。俺が一番言ってほしい言葉を言われているのか? やはりこの男、親友だなんだと言いながら、本当はジャノのことを狙って……
「違うと思うけど?」
「で、アル。何故俺の考えていることが……」
「全部声に出てたよー。ダメだよ? 罪のない人に殺気を放っちゃ」
「…………」
「俺も最初から信じてくれとは言いませんよ。と、いうことで、ユベール様にこれを渡しておきます。事実確認と断罪はお任せします」
「これは?」
ドンとカウンターのテーブルに置かれたのは大量の紙束。一番上の紙を手に取り、内容を確認する。紙には貴族の名前と横に何をされたかが記されていた。
「今迄彼奴が仕えていた貴族の名前と、誰に何をされたかの内容一覧」
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「そ、そうか」
「はい!」
ジャノの言う通り、この男は本当にいい奴なのだろう。ジャノとは親友同士で、それ以上の感情は二人とも抱いていない。信じてもよさそうだ。そう判断して、俺は扉を乱暴に扱ったこと、初対面なのに嫉妬に狂って敵意を向けてしまったことを謝罪した。
「お話は終わったかな?」
「はい。では、帰りましょう。アル」
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