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独占欲6※
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手だけでは満足しなかったオーバン様はバスローブを脱がして、僕の太腿にオーバン様のを挟んで腰を前後に動かして欲を吐き出し続けた。本番はなかったけど、僕は全身白濁塗れになって二人してもう一度お風呂に入って身体を清める羽目になった。僕のもオーバン様に握られて何度かイかされた。本番はなかったのに、こっちの方が疲れたのは何故だろう?
「オーバン様って、変態ですか?」
「こんなことを頼むのはクウだけです。幻滅しましたか?」
「いいえ。可愛かったです」
「クウ!」
「ふぎゅう!」
急にバッと抱きつかれて変な声が出てしまった。オーバン様と一緒にいればいるほど、彼が分からなくなる。普段は綺麗で格好いいのに、突然子どものように駄々をこねる時もあれば、昨日みたいに甘えてくる時もある。今だって、僕を抱きしめて嬉しそうに名前を呼んでいる。大好きな母親に甘える子どものよう。
「私がこんなにも愛しているのはクウだけです。クウだから、もっと触れ合いたいと思うんです」
「ぼ、僕も、オーバン様だけですからね! あ、あんな風に触るのも、触られるのも、オーバン様だから許しているんです! 他の人には絶対にしませんから!」
「当然です! もし、クウの身体を私以外の誰かが暴こうとするなら、私はその輩を絶対に許しません!」
「オーバン様」
「さて、そろそろ朝食にしましょうか。ボーモンに怒られてしまいます」
「え? あ、そ、そうですね」
気付くともう朝食の時間になっていた。本番はなかったから、身体も軽いし、立っても足がガクガクしない。
「クウ。今度は、その小さな口でしてくださいね」
「な!」
僕の耳に唇を寄せて、オーバン様はとんでもないことを囁いてきた。く、口!? 口でするって、オーバン様のあのおっきなのを咥えるってこと!? それって、つまり……ぇえ!?
「無理にとは言いません。ですが、期待していますよ。クウ」
そう言って頭を撫でるオーバン様はとても美しく微笑んでいて、僕は何も言えず固まってしまう。
「オ、オーバン様のヘンタイ!」
朝から言うことじゃないよ! それなのに、オーバン様はクスクス笑って「クウが怒っても可愛いだけですよ」と言って口付けてくる。それだけで僕はオーバン様を許してしまうんだから、かなり重症だと思う。どんなオーバン様でも、大好きという感情しかないのだから……
「オーバン様って、変態ですか?」
「こんなことを頼むのはクウだけです。幻滅しましたか?」
「いいえ。可愛かったです」
「クウ!」
「ふぎゅう!」
急にバッと抱きつかれて変な声が出てしまった。オーバン様と一緒にいればいるほど、彼が分からなくなる。普段は綺麗で格好いいのに、突然子どものように駄々をこねる時もあれば、昨日みたいに甘えてくる時もある。今だって、僕を抱きしめて嬉しそうに名前を呼んでいる。大好きな母親に甘える子どものよう。
「私がこんなにも愛しているのはクウだけです。クウだから、もっと触れ合いたいと思うんです」
「ぼ、僕も、オーバン様だけですからね! あ、あんな風に触るのも、触られるのも、オーバン様だから許しているんです! 他の人には絶対にしませんから!」
「当然です! もし、クウの身体を私以外の誰かが暴こうとするなら、私はその輩を絶対に許しません!」
「オーバン様」
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「え? あ、そ、そうですね」
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「無理にとは言いません。ですが、期待していますよ。クウ」
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「オ、オーバン様のヘンタイ!」
朝から言うことじゃないよ! それなのに、オーバン様はクスクス笑って「クウが怒っても可愛いだけですよ」と言って口付けてくる。それだけで僕はオーバン様を許してしまうんだから、かなり重症だと思う。どんなオーバン様でも、大好きという感情しかないのだから……
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