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敵意と対立2※
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※少しだけ無理矢理描写があります。
ぼんやりとする意識の中で、青い何かがゆらゆらと動く。綺麗な銀と、透き通った青。それが少しずつ近付いて、唇に柔らかな何かがふにふにと当たる。優しく僕の口を開いて、ぬめりとした弾力のある何かが侵入してくる。
「ん! ふぁ、うん」
「クウ? クウ、しっかりして!」
「ん、ぁ……オー、バン、さま?」
あれ? 僕は消えた筈なのに。なんで、目の前にオーバン様がいるんだろう? それに、此処はオーバン様の部屋? どうして……
「あぁ。よかった。クウ! クウ! 貴方が消えなくて、本当に良かった!」
「消えて、ない?」
「はい。消えていません。ちゃんと生きています」
「ど、して……」
「女神様が教えてくれたんです。クウが消えかけていると。私が急いで屋敷に戻った時には、クウは消えかけていて、本当に焦りました。必死に呼びかけて、何度も何度も口付けて、沢山愛を囁いて、何とかこの世界に繋ぎ止めることはできましたが、私はずっと不安でした。このままクウが消えてしまったら、私は生きていけません。やっとクウを手に入れたのに、失ってしまったら意味がありません」
「オーバン様」
「クウが消えるくらいなら、今此処で、クウの全てを奪った方がマシだ」
「え?」
「本当は、パーティーが終わるのを待ってから、ゆっくり愛し合おうと思っていました。ですが、もう待てません」
「オーバン様? なに、を」
「大丈夫です。痛いことは絶対にしません。優しくします。クウはただ、私が与える快楽に身を委ねればいい」
「んう!」
強引な口付けに、僕は驚いて身を捩った。逃げようとしても、手首を掴まれてベッドに縫い付けられてしまう。口付けはどんどん深くなって、歯列をなぞられ、舌を絡め取られて背筋がゾクゾクする。漸く離れたかと思ったらまた口付けられて、僕は抵抗できずにオーバン様の舌を受け入れることしかできなかった。
「こちらも、可愛がってあげますね」
「んあ! そこ、だ、だめ、です! オーバンさま、やめ……ひゃう!」
服を上に捲られ、今度は胸に舌を這わされた。ぬめりとした感触に、僕は我慢できずに恥ずかしい声が出てしまう。胸の飾りを舐められて、吸われて、反対側はオーバン様の大きくて長い指で捏ねくり回されて、またゾクゾクする感覚が僕を襲った。口付けと胸を弄られているだけなのに、下半身がむずむずして、勝手に腰が動いてしまう。
「ふふ。気持ちいいんですね。クウ。可愛らしく腰を揺らして」
「ち、ちが……オーバンさま、やめ、お願いします! もう、やめ……ぁあ!」
また胸の飾りを舐め上げられて、悲鳴に近い声で喘いでしまう。舌と指で執拗に捏ねくり回されて、僕の胸は少しだけぷっくりと腫れ上がっているように見える。オーバン様は僕の胸をみて舌舐めずりをして、胸の飾りにまた吸い付いた。ジュル、と音を立てて吸い上げられて、僕は怖くてゾクゾクする感覚から逃げようとする。でも、それは逆にオーバン様に胸を突き出す形になって、更に強い力で吸い尽くされる結果になってしまった。
「ぁあ! だ、だめ! ちく、び、吸わない、で! オーバンさま、いや! ダメ! ちくび、ダメ、です! ぁあん! やめ、ひう! ぁあああ!」
「クウ、気持ちいですか? こんなに胸をぷっくりさせて、とてもいやらしくて、可愛いです」
「んん! だめ。そこ、は」
「一度、果ててしまいましょう。このままでは辛いでしょう? クウ」
「やあ! だめ! おねが、やめて! オーバンさま! いや、やめ! ぁあ! いやぁああああああん!」
ズボンの中に手を入れられて、性器を上下に激しく扱かれたら我慢なんてできる筈もなく、僕はオーバン様の手の中で直ぐに果ててしまった。
「イッた顔も可愛い。上手に射精できて、えらいですね。クウ」
「は、はあ、はあ。オーバン、さま。ど、して……」
オーバン様は、何時も優しかった。それなのに、どうして急にこんなこと。嫌だって言ったのに。やめてって、何度も言ったのに。止めてくれなかった。恥ずかしくて、情けなくて、怖くて、涙が滲んでくる。
「クウ。泣かないで。怖かったですか? ごめんなさい。どうしてもクウを手に入れたくて、暴走してしまいました」
「オーバン様」
「クウを、失いたくないんです。クウが消えるくらいなら、どんな手を使ってでもこの世界に繋ぎ止めてやる、と気持ちが先走って」
「……無理矢理、は、イヤ、です」
「クウ」
「痛いのも、苦しいのも、イヤです」
「ごめんなさい」
「優しく、してください」
「クウ、いいんですか?」
「オーバン様に、愛されているんだって、確信がほしいんです。だから、優しく抱いてください」
「クウ!」
「んう!」
またオーバン様に口付けられて、優しく口内を犯される。好きな人との口付けは気持ちよくて、頭がふわふわして、全身がゾクゾクする。口付けている間に、お尻の穴に手が伸ばされていた。
ぼんやりとする意識の中で、青い何かがゆらゆらと動く。綺麗な銀と、透き通った青。それが少しずつ近付いて、唇に柔らかな何かがふにふにと当たる。優しく僕の口を開いて、ぬめりとした弾力のある何かが侵入してくる。
「ん! ふぁ、うん」
「クウ? クウ、しっかりして!」
「ん、ぁ……オー、バン、さま?」
あれ? 僕は消えた筈なのに。なんで、目の前にオーバン様がいるんだろう? それに、此処はオーバン様の部屋? どうして……
「あぁ。よかった。クウ! クウ! 貴方が消えなくて、本当に良かった!」
「消えて、ない?」
「はい。消えていません。ちゃんと生きています」
「ど、して……」
「女神様が教えてくれたんです。クウが消えかけていると。私が急いで屋敷に戻った時には、クウは消えかけていて、本当に焦りました。必死に呼びかけて、何度も何度も口付けて、沢山愛を囁いて、何とかこの世界に繋ぎ止めることはできましたが、私はずっと不安でした。このままクウが消えてしまったら、私は生きていけません。やっとクウを手に入れたのに、失ってしまったら意味がありません」
「オーバン様」
「クウが消えるくらいなら、今此処で、クウの全てを奪った方がマシだ」
「え?」
「本当は、パーティーが終わるのを待ってから、ゆっくり愛し合おうと思っていました。ですが、もう待てません」
「オーバン様? なに、を」
「大丈夫です。痛いことは絶対にしません。優しくします。クウはただ、私が与える快楽に身を委ねればいい」
「んう!」
強引な口付けに、僕は驚いて身を捩った。逃げようとしても、手首を掴まれてベッドに縫い付けられてしまう。口付けはどんどん深くなって、歯列をなぞられ、舌を絡め取られて背筋がゾクゾクする。漸く離れたかと思ったらまた口付けられて、僕は抵抗できずにオーバン様の舌を受け入れることしかできなかった。
「こちらも、可愛がってあげますね」
「んあ! そこ、だ、だめ、です! オーバンさま、やめ……ひゃう!」
服を上に捲られ、今度は胸に舌を這わされた。ぬめりとした感触に、僕は我慢できずに恥ずかしい声が出てしまう。胸の飾りを舐められて、吸われて、反対側はオーバン様の大きくて長い指で捏ねくり回されて、またゾクゾクする感覚が僕を襲った。口付けと胸を弄られているだけなのに、下半身がむずむずして、勝手に腰が動いてしまう。
「ふふ。気持ちいいんですね。クウ。可愛らしく腰を揺らして」
「ち、ちが……オーバンさま、やめ、お願いします! もう、やめ……ぁあ!」
また胸の飾りを舐め上げられて、悲鳴に近い声で喘いでしまう。舌と指で執拗に捏ねくり回されて、僕の胸は少しだけぷっくりと腫れ上がっているように見える。オーバン様は僕の胸をみて舌舐めずりをして、胸の飾りにまた吸い付いた。ジュル、と音を立てて吸い上げられて、僕は怖くてゾクゾクする感覚から逃げようとする。でも、それは逆にオーバン様に胸を突き出す形になって、更に強い力で吸い尽くされる結果になってしまった。
「ぁあ! だ、だめ! ちく、び、吸わない、で! オーバンさま、いや! ダメ! ちくび、ダメ、です! ぁあん! やめ、ひう! ぁあああ!」
「クウ、気持ちいですか? こんなに胸をぷっくりさせて、とてもいやらしくて、可愛いです」
「んん! だめ。そこ、は」
「一度、果ててしまいましょう。このままでは辛いでしょう? クウ」
「やあ! だめ! おねが、やめて! オーバンさま! いや、やめ! ぁあ! いやぁああああああん!」
ズボンの中に手を入れられて、性器を上下に激しく扱かれたら我慢なんてできる筈もなく、僕はオーバン様の手の中で直ぐに果ててしまった。
「イッた顔も可愛い。上手に射精できて、えらいですね。クウ」
「は、はあ、はあ。オーバン、さま。ど、して……」
オーバン様は、何時も優しかった。それなのに、どうして急にこんなこと。嫌だって言ったのに。やめてって、何度も言ったのに。止めてくれなかった。恥ずかしくて、情けなくて、怖くて、涙が滲んでくる。
「クウ。泣かないで。怖かったですか? ごめんなさい。どうしてもクウを手に入れたくて、暴走してしまいました」
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