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選んではいけない物件
選んではいけない物件3 狭い1Rマンション
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私の母の先輩がその昔、1Rマンションを購入して住んでいた。
その方は独身で、少ない衣類で上手に着回しのオシャレを楽しむ素敵な女性で、とても狭い1Rに住んでいた。
バブルの頃はマンション価格が高騰していたので、狭いマンションがわりと売りに出されていたそう。
狭いので、管理費も修繕積立費も安くて済むと当時はおっしゃっていた。
だが、年をとって骨折が原因で歩行困難になり、家族がいないと一人で生活するのが不便で、そのマンションを売却した利益で施設に入ることを検討したそう。
ところが、狭すぎて、売却希望のマンションがなかなか売れない。
14㎡以下のマンションは売れにくいそう。
結局、リフォーム業者にお願いして収納部分を工夫してなんとか売れたと。
だが、その分、利益が減ったと。
購入当時は健康で若かったので売ることなんて微塵も考えていなかったけれど、人生は絶えず変化していくので、もし不測の事態が起きたときのために、売りやすい、貸しやすい物件であることは大事だと言う。
ただこれは、お金にそれほどゆとりがない場合の話で、金銭的にゆとりがあるのであれば、すごく狭い部屋だろうが、ちょっと変わった間取りの注文住宅だろうが、何でもアリだと思う。
あくまでも貯金にゆとりがないのであれば、買うときに自分のこだわりという感情よりも、もしも手放すときは、貸しやすい、あるいは売りやすい物件であるかという、損得勘定を優先することが大事。
その方は独身で、少ない衣類で上手に着回しのオシャレを楽しむ素敵な女性で、とても狭い1Rに住んでいた。
バブルの頃はマンション価格が高騰していたので、狭いマンションがわりと売りに出されていたそう。
狭いので、管理費も修繕積立費も安くて済むと当時はおっしゃっていた。
だが、年をとって骨折が原因で歩行困難になり、家族がいないと一人で生活するのが不便で、そのマンションを売却した利益で施設に入ることを検討したそう。
ところが、狭すぎて、売却希望のマンションがなかなか売れない。
14㎡以下のマンションは売れにくいそう。
結局、リフォーム業者にお願いして収納部分を工夫してなんとか売れたと。
だが、その分、利益が減ったと。
購入当時は健康で若かったので売ることなんて微塵も考えていなかったけれど、人生は絶えず変化していくので、もし不測の事態が起きたときのために、売りやすい、貸しやすい物件であることは大事だと言う。
ただこれは、お金にそれほどゆとりがない場合の話で、金銭的にゆとりがあるのであれば、すごく狭い部屋だろうが、ちょっと変わった間取りの注文住宅だろうが、何でもアリだと思う。
あくまでも貯金にゆとりがないのであれば、買うときに自分のこだわりという感情よりも、もしも手放すときは、貸しやすい、あるいは売りやすい物件であるかという、損得勘定を優先することが大事。
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