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1 聖女のおまけ
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生暖かい空気、分厚い雲が空を覆っている。もうすぐ雨が降るのだろうって予測して、雨宿りできる場所を探していた途中で、見つかってしまった。
幸い森の中。追っ手を撒くにはまだいい状況だと、思いたい。
痛いのは嫌だから、私は全力で走った。息が上がって、どれだけ空気を吸い込んでも苦しい。長く歩き続けた足はもう限界で、それでも走るものだから痛くて仕方がないし、足がだるい。
きっと、立ち止まったらもう走れない。
私を追いかけるのは、人外の存在。大型犬をさらに大きくした動物・・・いや、魔物だった。何度か見たその魔物は、確実に私を殺すだろう。ただ、食べられないことだけが唯一の救いというべきか・・・
狭い間隔に植わっている木の間をすり抜ける。背後で大きな音がした。おそらく魔物が木にぶつかった音だ、これで時間が稼げればいいけど。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が苦しい。のどが渇いた。
もう、嫌だ。
お風呂だって入りたいし、おいしいご飯だって食べたい。もう、何日同じ服を・・・この血に汚れて、ボロのようになってしまった服を着ているのだろうか。
ご飯だって、もう何日もまともなものを食べていない。前の世界ほどの贅沢をしたいとは思わないから、せめて人間の食事がしたい。
よくわからないキノコ、実、肉。
火をおこすこともできないから、それらを生で食べてどれだけひどい目にあったことか。
息が上がっていて叫ぶこともできないのに、私は叫びたいほどの怒りを感じる。すると、私の前方から咆哮のような、肌をビリビリと震わす音が聞こえた。
「っ!」
止めてはいけない足を、私は止めるしかなくなった。
「げほっ、げほっ。」
せき込むが、現れた目の前の存在からは目を離さない。
2階建ての一軒家ほどの大きさがある、固いうろこにおおわれた魔物が翼を広げる。その翼で木々が倒されて、ものすごい音と土ぼこりが私を襲った。
「はぁはぁはぁ・・・」
あぁ、もう終わりだな。諦めるしかないや。
ゲームでいうなら、これはドラゴンだ。勝ち目なんて、ない。後ろの四足歩行の魔物から逃げていた私に、勝ち目なんてあるわけがなかった。
逃げることさえ、できないだろう。
食われないといいな。
そんな淡い希望を抱いた私を、ドラゴンは無感動に見降ろして・・・身体を正反対に向けた。背中を私に向けるような動きに希望を感じたのも一瞬、私の体に何か巨大なものがぶつかって吹き飛ばされた。
頭が回って、痛みがひどくてわからない。でも、相当遠くに飛ばされたんだろうな・・・あぁ、なんでこんな目に。
そこで、私の意識は途絶える。
この世界にやってきたのは、1週間ほど前だ。
気づいたら、この国の城の玉座の間に立っていた。誰とも知れない、高校生くらいの少女と共に。
「これは・・・聖女様がお2人?」
戸惑うように声を発したのは、私達の目の前に立っている白くゆったりとした服装の男だった。その背後に目をやれば、数段高い位置に立派な椅子に腰を下ろしてこちらを見下す男がいた。でっぷりとした腹、心の中で豚王と呼ぶことにした。
男は王だったからだ。もちろんその時は何もわからなかったけど、城で偉そうに座っていると言えば王だろう。頭に王冠もあったし。
他にも大勢の人が、私達の両脇に並んで立っていた。おそらく、貴族だろう。
そして、目の前にいたのは神官だった。
最初は動揺していた召喚者側だったが・・・そう、私は召喚されてこの世界にやってきた。聖女召喚というものが行われて、私はそれによってこの世界に連れてこられたのだ。
その、誘拐犯ともいうべき召喚者側は、数分の話し合いを終えて私たちに向き直った。
その頃には私も状況が分かってきた。こういうのは小説で読んでいたから予行演習(妄想)も完璧である。
「聖女候補様方、召喚に応じてくださりありがとうございます。今この国は危機に瀕しており、この世界の者では対処しきれないほどの・・・」
「お待ちください。」
神官の言葉を止めたのは、もう片方の高校生くらいの・・・もう、女子高生と呼ぼう。女子高生が凛とした声で神官を止めた。
混乱しているのかなと思ったが、彼女の顔は何の迷いもなさそうで、その声にも言葉にもこの状況を把握しているような感じがあった。
「聖女候補などと言っていますが、私はれっきとした聖女です。私には力があります。あなたには、ありますか?」
「え?」
新官庁へと向けられていた視線が、唐突に私へと移った。それにつられるように、周りいるすべての人間の視線が私に集まる。
「え、あの・・・」
「ないのでしょう。何も持たないあなたが、聖女と・・・候補でも名乗るべきではありません。その肩には重すぎる称号でしょう。」
いや、そうだけど。別に私が名乗ったわけじゃないけどね?
「左様でしたか。これは失礼を。では、そちらのお方は?」
「一般市民でしょう。何も力の無い女性を危険にさらすことはできません。彼女には即刻この城を出ていただいた方がよろしいでしょう。もちろん、彼女の命を守る護衛、生活を支える金銭をお渡しください。お願いできますね?」
「承知いたしました。では、そちらの女性の対応は彼に任せます。」
神官が手を上げれば、同じような白のゆったりとした、目の前の神官よりも簡素な服をした男が私の前に来て頭を下げた。
「どうぞこちらへ。」
「あ、はい・・・」
よくわからないまま、彼に付いて行こうとして立ち止まる。
女子高生に何か言ったほうがいいだろうかと視線をやれば、彼女は初めて私に微笑みかけた。
「すべてが解決し、元の世界へ帰る手立てが見つかればお呼びいたします。息災をお祈りいたします。」
「あ、うん。お願いします。大変だろうけど、聖女頑張ってね。」
「えぇ。では、また。」
玉座の間を後にした私は、そのまま門のところまで連れてこられた。結局、聖女が何のために召喚されたのかという話を、私が耳にすることはなかった。
まさか、本当にこのまま外に追い出されるとは思っていなかったので、本当に驚いた。
「さて、とりあえず町を出る。話はそれからにする。」
「わかりました。」
護衛としてつけられた男は一人だけ。必要最低限のことだけを口にして、後は黙って足早に行ってしまった。私はそれを走って追いかける。
ま、現実ってこんなものだよね。
異世界に来たからといって、チート能力を持っていたり、ちやほやされたりなんてするわけがない。そういう人は、どこの世界にいても周りに人がいて能力を認めてもらっているだろう。
私はそういう人間ではなかった。別に、中心人物にもなりたくないし、人より秀でたいと思っているわけではない。そういうのは、妄想だけで十分だ。だから、これでいい。
ただ、行く先の不安を感じていた。それが、異世界に来て違う環境にいるせいだと思い込んだが、それは違った。本能が警鐘を鳴らしていたのだ。
それに気づいたのは、町を出て今夜滞在する予定の隣町に移動している最中だった。城があるのは町だが、王都と呼ばれる大きな町で次に向かうのは普通の町らしい。
この世界には魔物という、動物よりも強靭な肉体を持ち、特異な能力を持つ敵がいるらしい。そういう魔物は、王都周辺ではあまり見かけないそうだが、一か所だけ例外があった。
それは、魔の大森林。小さな森であれば狩りつくせる魔物も、大森林となればそうはいかず、その場所だけは王都周辺にあるにもかかわらず魔物がいた。
そんな大森林を横目に、私は護衛の後を付いて行く。
大森林に沿うようにできた道を行くが、私たち以外は人が全く通らずに不気味だった。
「さて、ここでいいか。」
「え?」
言葉の意味が分からなかった。考えられるのは休憩か野宿。しかし、休憩といっても10分前にしたばかりだ。今日野宿するという話は聞いていないので、ここで野宿をするという意味ではないだろう。
「先ほど休憩に使った場所は、よく冒険者たちが利用するからな。」
「えっと?」
戸惑う私を一瞥して、護衛は腰に下げていた剣を鞘から抜いた。慣れた動きだなと、変に感心していたのは、まさか私にその剣が向けられるとは思っていなかったから。
護衛は、素早い動きで私を森の方へと蹴り飛ばした。道を外れて転がる私に、護衛は表情を変えずに剣を向ける。
「悪いな。金が要りようなんだ。」
金・・・私お金なんて持っていない・・・あ。
女子高生が言っていた、命を守る護衛と・・・生活を支えるお金・・・そのお金が欲しかったんだ。
ドクドクと心臓の鼓動が速まる。息がしにくい、苦しい。怖い。嫌だ。
お金が欲しいなら、お金だけ奪ってよ。なんで、殺されないといけないの!
「い・・・や、めて。」
ざしゅっ。
幸い森の中。追っ手を撒くにはまだいい状況だと、思いたい。
痛いのは嫌だから、私は全力で走った。息が上がって、どれだけ空気を吸い込んでも苦しい。長く歩き続けた足はもう限界で、それでも走るものだから痛くて仕方がないし、足がだるい。
きっと、立ち止まったらもう走れない。
私を追いかけるのは、人外の存在。大型犬をさらに大きくした動物・・・いや、魔物だった。何度か見たその魔物は、確実に私を殺すだろう。ただ、食べられないことだけが唯一の救いというべきか・・・
狭い間隔に植わっている木の間をすり抜ける。背後で大きな音がした。おそらく魔物が木にぶつかった音だ、これで時間が稼げればいいけど。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が苦しい。のどが渇いた。
もう、嫌だ。
お風呂だって入りたいし、おいしいご飯だって食べたい。もう、何日同じ服を・・・この血に汚れて、ボロのようになってしまった服を着ているのだろうか。
ご飯だって、もう何日もまともなものを食べていない。前の世界ほどの贅沢をしたいとは思わないから、せめて人間の食事がしたい。
よくわからないキノコ、実、肉。
火をおこすこともできないから、それらを生で食べてどれだけひどい目にあったことか。
息が上がっていて叫ぶこともできないのに、私は叫びたいほどの怒りを感じる。すると、私の前方から咆哮のような、肌をビリビリと震わす音が聞こえた。
「っ!」
止めてはいけない足を、私は止めるしかなくなった。
「げほっ、げほっ。」
せき込むが、現れた目の前の存在からは目を離さない。
2階建ての一軒家ほどの大きさがある、固いうろこにおおわれた魔物が翼を広げる。その翼で木々が倒されて、ものすごい音と土ぼこりが私を襲った。
「はぁはぁはぁ・・・」
あぁ、もう終わりだな。諦めるしかないや。
ゲームでいうなら、これはドラゴンだ。勝ち目なんて、ない。後ろの四足歩行の魔物から逃げていた私に、勝ち目なんてあるわけがなかった。
逃げることさえ、できないだろう。
食われないといいな。
そんな淡い希望を抱いた私を、ドラゴンは無感動に見降ろして・・・身体を正反対に向けた。背中を私に向けるような動きに希望を感じたのも一瞬、私の体に何か巨大なものがぶつかって吹き飛ばされた。
頭が回って、痛みがひどくてわからない。でも、相当遠くに飛ばされたんだろうな・・・あぁ、なんでこんな目に。
そこで、私の意識は途絶える。
この世界にやってきたのは、1週間ほど前だ。
気づいたら、この国の城の玉座の間に立っていた。誰とも知れない、高校生くらいの少女と共に。
「これは・・・聖女様がお2人?」
戸惑うように声を発したのは、私達の目の前に立っている白くゆったりとした服装の男だった。その背後に目をやれば、数段高い位置に立派な椅子に腰を下ろしてこちらを見下す男がいた。でっぷりとした腹、心の中で豚王と呼ぶことにした。
男は王だったからだ。もちろんその時は何もわからなかったけど、城で偉そうに座っていると言えば王だろう。頭に王冠もあったし。
他にも大勢の人が、私達の両脇に並んで立っていた。おそらく、貴族だろう。
そして、目の前にいたのは神官だった。
最初は動揺していた召喚者側だったが・・・そう、私は召喚されてこの世界にやってきた。聖女召喚というものが行われて、私はそれによってこの世界に連れてこられたのだ。
その、誘拐犯ともいうべき召喚者側は、数分の話し合いを終えて私たちに向き直った。
その頃には私も状況が分かってきた。こういうのは小説で読んでいたから予行演習(妄想)も完璧である。
「聖女候補様方、召喚に応じてくださりありがとうございます。今この国は危機に瀕しており、この世界の者では対処しきれないほどの・・・」
「お待ちください。」
神官の言葉を止めたのは、もう片方の高校生くらいの・・・もう、女子高生と呼ぼう。女子高生が凛とした声で神官を止めた。
混乱しているのかなと思ったが、彼女の顔は何の迷いもなさそうで、その声にも言葉にもこの状況を把握しているような感じがあった。
「聖女候補などと言っていますが、私はれっきとした聖女です。私には力があります。あなたには、ありますか?」
「え?」
新官庁へと向けられていた視線が、唐突に私へと移った。それにつられるように、周りいるすべての人間の視線が私に集まる。
「え、あの・・・」
「ないのでしょう。何も持たないあなたが、聖女と・・・候補でも名乗るべきではありません。その肩には重すぎる称号でしょう。」
いや、そうだけど。別に私が名乗ったわけじゃないけどね?
「左様でしたか。これは失礼を。では、そちらのお方は?」
「一般市民でしょう。何も力の無い女性を危険にさらすことはできません。彼女には即刻この城を出ていただいた方がよろしいでしょう。もちろん、彼女の命を守る護衛、生活を支える金銭をお渡しください。お願いできますね?」
「承知いたしました。では、そちらの女性の対応は彼に任せます。」
神官が手を上げれば、同じような白のゆったりとした、目の前の神官よりも簡素な服をした男が私の前に来て頭を下げた。
「どうぞこちらへ。」
「あ、はい・・・」
よくわからないまま、彼に付いて行こうとして立ち止まる。
女子高生に何か言ったほうがいいだろうかと視線をやれば、彼女は初めて私に微笑みかけた。
「すべてが解決し、元の世界へ帰る手立てが見つかればお呼びいたします。息災をお祈りいたします。」
「あ、うん。お願いします。大変だろうけど、聖女頑張ってね。」
「えぇ。では、また。」
玉座の間を後にした私は、そのまま門のところまで連れてこられた。結局、聖女が何のために召喚されたのかという話を、私が耳にすることはなかった。
まさか、本当にこのまま外に追い出されるとは思っていなかったので、本当に驚いた。
「さて、とりあえず町を出る。話はそれからにする。」
「わかりました。」
護衛としてつけられた男は一人だけ。必要最低限のことだけを口にして、後は黙って足早に行ってしまった。私はそれを走って追いかける。
ま、現実ってこんなものだよね。
異世界に来たからといって、チート能力を持っていたり、ちやほやされたりなんてするわけがない。そういう人は、どこの世界にいても周りに人がいて能力を認めてもらっているだろう。
私はそういう人間ではなかった。別に、中心人物にもなりたくないし、人より秀でたいと思っているわけではない。そういうのは、妄想だけで十分だ。だから、これでいい。
ただ、行く先の不安を感じていた。それが、異世界に来て違う環境にいるせいだと思い込んだが、それは違った。本能が警鐘を鳴らしていたのだ。
それに気づいたのは、町を出て今夜滞在する予定の隣町に移動している最中だった。城があるのは町だが、王都と呼ばれる大きな町で次に向かうのは普通の町らしい。
この世界には魔物という、動物よりも強靭な肉体を持ち、特異な能力を持つ敵がいるらしい。そういう魔物は、王都周辺ではあまり見かけないそうだが、一か所だけ例外があった。
それは、魔の大森林。小さな森であれば狩りつくせる魔物も、大森林となればそうはいかず、その場所だけは王都周辺にあるにもかかわらず魔物がいた。
そんな大森林を横目に、私は護衛の後を付いて行く。
大森林に沿うようにできた道を行くが、私たち以外は人が全く通らずに不気味だった。
「さて、ここでいいか。」
「え?」
言葉の意味が分からなかった。考えられるのは休憩か野宿。しかし、休憩といっても10分前にしたばかりだ。今日野宿するという話は聞いていないので、ここで野宿をするという意味ではないだろう。
「先ほど休憩に使った場所は、よく冒険者たちが利用するからな。」
「えっと?」
戸惑う私を一瞥して、護衛は腰に下げていた剣を鞘から抜いた。慣れた動きだなと、変に感心していたのは、まさか私にその剣が向けられるとは思っていなかったから。
護衛は、素早い動きで私を森の方へと蹴り飛ばした。道を外れて転がる私に、護衛は表情を変えずに剣を向ける。
「悪いな。金が要りようなんだ。」
金・・・私お金なんて持っていない・・・あ。
女子高生が言っていた、命を守る護衛と・・・生活を支えるお金・・・そのお金が欲しかったんだ。
ドクドクと心臓の鼓動が速まる。息がしにくい、苦しい。怖い。嫌だ。
お金が欲しいなら、お金だけ奪ってよ。なんで、殺されないといけないの!
「い・・・や、めて。」
ざしゅっ。
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