「帝国のメイド遊戯。不敬ですっ!」皇太子殿下は隣国の令嬢に婚約破棄を言い渡しました。そして指名した新婚約者は……、メイドの私~~?
皇城の宴で大ブルクハウセン帝国の皇太子殿下は宣言されました。
「そなたとの婚約を破棄させて頂こうか!」
しかしアテマ王国の第二王女も負けてはおりません。
「いきなり、何を言い出すのですか?」
そして新たなる婚約者に指名したのが――。
「エリーザだ。昨日婚約を申し込んだ」
――私ですかあ?
私はセラフィーノ様のメイド、ラファネ・エリーザ。
運命の人、ブルクハウセン・セラフィーノ殿下に愛されておりす。
皆々様、それは……。
――不敬ですっ!
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「いきなり、何を言い出すのですか?」
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――私ですかあ?
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皆々様、それは……。
――不敬ですっ!
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