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第一章「戦力外の男」
第一話 「引退勧告」
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冒険者に憧れていた、子供の頃と同じ一閃が空を走る。
その脅威にさらされた小柄な獲物はガクリと地面に倒れた。
周辺の森は一瞬の静けさを奏で、男はいつもと同じように小さく息をつく。
何度も何度も繰り返されてきた感覚。
そして魔物を倒した後、集中力を周囲に分散し無意識に警戒するクセ。魔力の行使はどうだったかとの反省。
静寂の余韻を楽しむ時は一瞬だ。
「まあ、こんなもんだろうさ……」
ロートルとも呼べる年配の冒険者は、今日三体目になる小物を倒して呟く。
ベルナールは屈んでいた姿勢から、背筋を伸ばして愛用の剣を鞘に戻した。
一日の稼ぎとしては食って寝るだけの金にしかならないが、ベテランの域を超えた冒険者にとっては十分な稼ぎ――、と本人は思っていた。
近場に魔物の気配はなく、クエストに悪戦苦闘している駆け出し冒険者、初心者の気配もない。手助けしてやる相手もいないようだ。
「うん……」
ベルナールは誰に対するでもなく小さく頷いた。今日も冒険者として一日が終わったと。
「さてと、帰って一杯やるか」
これがかつて勇者と呼ばれた、S級のドラゴンさえも倒した冒険者の今の姿だ。
共に戦った仲間やライバルたちはとっくに引退して、今は別の道を歩んでいる。
冒険者に憧れた、純粋に戦いに生きたい、いつまでもどこまでも俺は死ぬまで冒険者だと誓った、かつての少年の姿がここにあった。
当年とって四十四歳。
今はその日暮らしの、ただのおっさんだった。
通い慣れた帰り道。見掛けるいつもの農夫も年をとった。俺と同じだ、とベルナールは昔を懐かしむように思った。
◆
「今日も小物ですか……」
目の前にいるギルドマスターは少し緊張した面持ちで言う。
「何か問題か?」
マスターは何かを言いにくそうに顔を歪める。
「駆け出しが狙う獲物ですよ……」
「むっ……」
ギルドの責任者が、こんな所まで出向いて来てこのもの言いだ。ベルナールは嫌な予感を覚えた。
「もう冒険者は止めませんか?」
「何だと?」
何を言っているか、ベルナールは一瞬意味が分からず首を傾げる。
「引退してほしいんですよ……、いえ。ギルドマスターとしての権限を行使します」
「なっ……!」
「冒険者ベルナールの資格を、本日をもって剥奪します」
「なんだとお……!」
ギルドマスターのエルワンは元冒険者でもあった。
ベルナールより年下で若い頃は面倒をみたこともあり、二人で何度も死線をくぐり抜けたりもした。
冒険者としての実力はいまいちで、ギルドの事務仕事を手伝っているうちに専業になり、それが今やギルドマスターなのだ。
「エルワン。出世したもんだな」
駆け出しのころのこいつをヘルプとして傭ったこともあったと、ベルナールは昔の出来事を思い出す。
「嫌みを言わないで下さい。ただの中間管理職です。本部からの通達なのです」
ベルナールは叫び出したくなる衝動を、元勇者としてのプライドでかろうじて抑える。
「急な話で申し訳ないです……」
エルワンしても本意ではないのだろう。それは表情で分かる。何か事情があるのだろうとベルナールは悟った。
「これは冒頭者ギルドからの戦力外通告です」
「――!」
参ったな。明日からどうやって食っていけばいいんだ、とベルナールは暗澹たる気持ちになった。あまりにも急な話だ。
「どうやらロートルの俺は気が付かないうちに、お荷物になっていたようだな……」
――それに回りの空気も読めないようになっていたようだ。エルワンは更に顔を歪めた。
「いいさ……、分かった……」
静かに立ち上がったベルナールは静かに言う。
「世話になったな……」
「すんません」
ここのギルドの責任者を務める男は、立ち上がり深々と頭を下げる。
辺りをはばからず流れ出る涙が、カウンターテーブルにポタポタと落ちた。
「気にすんなよ」
二人がこの地でどう戦ってきたか、どう生き延びてきたのか。それを知る者はもうこの街には少ない。
出口に向かうベルナールの前に入口から入って来た、若い自身に満ち溢れた冒険者が立ちはだかる。
後には数名の仲間、パーティーのメンバーを従えていた。
「クビになったんすか?」
そうぞんざいに言うのは新進気鋭の冒険者でこのパーティーのリーダーだ。
それにしてもクビの件を知っているのは、これが冒険者の間で噂にでもなっていたからなのだろう。知らぬはベルナールばかりだったという訳だ。
「いいっすよ。やりますか? 俺、負けませんから」
動かぬベルナールに何を勘違いしたのか、怖い物知らずの若者は悪態をついた。
「チッ……」
もちろんベルナールにそんな気はない。横に避けて道を空ける。
この若造の名はデフロット。最近続けてA級の魔物を討伐して、今が一番脂の乗った時期なのだろう。
天狗になっているのだ。天狗は弱いくせに大声を出して相手を威嚇する鼻の大きな、犬の魔物の別称だ。
表に出ると空は落日の夕焼け色に染まっていた。
かろうじて平静を保っているベルナールであったが、突きつけられた事実が頭の中を回り徐々に現実のものとなってきた。
夕暮れの空はグルグルと回り、地面は波打っている。自分がまともに真っ直ぐ歩いているかどうかもあやしい、と思う。
冒険者に憧れ、冒険者を目指し、冒険者となり、冒険者として死ぬつもりだった一人の冒険者が今、ただの男になってしまったのだ。
これからどうすりゃいいんだ――、俺は……。
心の中でそう呟きながら、ベルナールは必死に平静を装ってお馴染みの街の通りを歩く。
俺はもう、元冒険者なのだと自分に言い聞かせながら。
その脅威にさらされた小柄な獲物はガクリと地面に倒れた。
周辺の森は一瞬の静けさを奏で、男はいつもと同じように小さく息をつく。
何度も何度も繰り返されてきた感覚。
そして魔物を倒した後、集中力を周囲に分散し無意識に警戒するクセ。魔力の行使はどうだったかとの反省。
静寂の余韻を楽しむ時は一瞬だ。
「まあ、こんなもんだろうさ……」
ロートルとも呼べる年配の冒険者は、今日三体目になる小物を倒して呟く。
ベルナールは屈んでいた姿勢から、背筋を伸ばして愛用の剣を鞘に戻した。
一日の稼ぎとしては食って寝るだけの金にしかならないが、ベテランの域を超えた冒険者にとっては十分な稼ぎ――、と本人は思っていた。
近場に魔物の気配はなく、クエストに悪戦苦闘している駆け出し冒険者、初心者の気配もない。手助けしてやる相手もいないようだ。
「うん……」
ベルナールは誰に対するでもなく小さく頷いた。今日も冒険者として一日が終わったと。
「さてと、帰って一杯やるか」
これがかつて勇者と呼ばれた、S級のドラゴンさえも倒した冒険者の今の姿だ。
共に戦った仲間やライバルたちはとっくに引退して、今は別の道を歩んでいる。
冒険者に憧れた、純粋に戦いに生きたい、いつまでもどこまでも俺は死ぬまで冒険者だと誓った、かつての少年の姿がここにあった。
当年とって四十四歳。
今はその日暮らしの、ただのおっさんだった。
通い慣れた帰り道。見掛けるいつもの農夫も年をとった。俺と同じだ、とベルナールは昔を懐かしむように思った。
◆
「今日も小物ですか……」
目の前にいるギルドマスターは少し緊張した面持ちで言う。
「何か問題か?」
マスターは何かを言いにくそうに顔を歪める。
「駆け出しが狙う獲物ですよ……」
「むっ……」
ギルドの責任者が、こんな所まで出向いて来てこのもの言いだ。ベルナールは嫌な予感を覚えた。
「もう冒険者は止めませんか?」
「何だと?」
何を言っているか、ベルナールは一瞬意味が分からず首を傾げる。
「引退してほしいんですよ……、いえ。ギルドマスターとしての権限を行使します」
「なっ……!」
「冒険者ベルナールの資格を、本日をもって剥奪します」
「なんだとお……!」
ギルドマスターのエルワンは元冒険者でもあった。
ベルナールより年下で若い頃は面倒をみたこともあり、二人で何度も死線をくぐり抜けたりもした。
冒険者としての実力はいまいちで、ギルドの事務仕事を手伝っているうちに専業になり、それが今やギルドマスターなのだ。
「エルワン。出世したもんだな」
駆け出しのころのこいつをヘルプとして傭ったこともあったと、ベルナールは昔の出来事を思い出す。
「嫌みを言わないで下さい。ただの中間管理職です。本部からの通達なのです」
ベルナールは叫び出したくなる衝動を、元勇者としてのプライドでかろうじて抑える。
「急な話で申し訳ないです……」
エルワンしても本意ではないのだろう。それは表情で分かる。何か事情があるのだろうとベルナールは悟った。
「これは冒頭者ギルドからの戦力外通告です」
「――!」
参ったな。明日からどうやって食っていけばいいんだ、とベルナールは暗澹たる気持ちになった。あまりにも急な話だ。
「どうやらロートルの俺は気が付かないうちに、お荷物になっていたようだな……」
――それに回りの空気も読めないようになっていたようだ。エルワンは更に顔を歪めた。
「いいさ……、分かった……」
静かに立ち上がったベルナールは静かに言う。
「世話になったな……」
「すんません」
ここのギルドの責任者を務める男は、立ち上がり深々と頭を下げる。
辺りをはばからず流れ出る涙が、カウンターテーブルにポタポタと落ちた。
「気にすんなよ」
二人がこの地でどう戦ってきたか、どう生き延びてきたのか。それを知る者はもうこの街には少ない。
出口に向かうベルナールの前に入口から入って来た、若い自身に満ち溢れた冒険者が立ちはだかる。
後には数名の仲間、パーティーのメンバーを従えていた。
「クビになったんすか?」
そうぞんざいに言うのは新進気鋭の冒険者でこのパーティーのリーダーだ。
それにしてもクビの件を知っているのは、これが冒険者の間で噂にでもなっていたからなのだろう。知らぬはベルナールばかりだったという訳だ。
「いいっすよ。やりますか? 俺、負けませんから」
動かぬベルナールに何を勘違いしたのか、怖い物知らずの若者は悪態をついた。
「チッ……」
もちろんベルナールにそんな気はない。横に避けて道を空ける。
この若造の名はデフロット。最近続けてA級の魔物を討伐して、今が一番脂の乗った時期なのだろう。
天狗になっているのだ。天狗は弱いくせに大声を出して相手を威嚇する鼻の大きな、犬の魔物の別称だ。
表に出ると空は落日の夕焼け色に染まっていた。
かろうじて平静を保っているベルナールであったが、突きつけられた事実が頭の中を回り徐々に現実のものとなってきた。
夕暮れの空はグルグルと回り、地面は波打っている。自分がまともに真っ直ぐ歩いているかどうかもあやしい、と思う。
冒険者に憧れ、冒険者を目指し、冒険者となり、冒険者として死ぬつもりだった一人の冒険者が今、ただの男になってしまったのだ。
これからどうすりゃいいんだ――、俺は……。
心の中でそう呟きながら、ベルナールは必死に平静を装ってお馴染みの街の通りを歩く。
俺はもう、元冒険者なのだと自分に言い聞かせながら。
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