タンブルウィード

まさみ

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birthday cake

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料理は嫌いじゃない。
スワローが毎度毎度すっぽかすせいで連日押し付けられる羽目になる当番は渋々だが、本来ピジョンは働くのが苦にならない性分だ。
貧乏な母子家庭で育ったため、母の手が回らない分の家事は積極的に引き受けてきた。
おかげでアパートを借り自立してからも身のまわりのことは一通りこなせる。
そんなに手のこんだものは作れないが、パスタやサンドイッチ、マカロニアンドチーズはレパートリーに入っている。
今回はカップケーキに初挑戦だ。
冷蔵庫の扉を開けて材料をとりだし手際よく並べていく。
それから腕まくりして手を洗い、早速準備にとりかかる。
「ええと、ボウルに卵白と砂糖を入れよくかきまわす」
スワローは留守にしている。
家には今ピジョンしかいない。
手狭なキッチンを独占し、首っ引きで教本と睨めっこしながら忙しく手を動かす。
何故ピジョンが菓子作りを思い立ったのか。それは幼い頃のささやかな思い出に端を発する。
卵白と砂糖を攪拌し、泡立て器をもたげて粘りを確かめる。乳白に濁った卵液が一筋たれ、ピジョンの顔に笑みが生まれる。
「うん、いい調子。もうこの時点でおいしそうだ」
ピジョンは甘党だ。
というか、余程苦いか酸っぱいかしない限り殆どの食べ物が好きだ。幼い頃から好き嫌いせずなんでも食べたし、それで腹を壊した経験もあんまりない。拾い食いの十秒ルールは健在。
地面に落ちた物が飴玉やキャラメル、それらに準ずる固形物なら服でさっと拭いて口にほうりこむ癖はいい年になった今でも直らない。
十代の終わりにさしかかっても反射的にやってしまうのだから、きっと一生直らない予感がする。
でもそれでいい。
ピジョンの人生観における「もったいない」は絶対の指標だ。食べ物を粗末にするのは人殺しや盗み、女子供への乱暴に次ぐ絶対のタブー。
好きな時に好きな物が好きなだけ食べれる環境で育っていたら優先順位も変わったろうが、生憎とピジョンは子供の頃から常にひもじさと戦っていた。
いくら売れっ子娼婦とはいえ、母の稼ぎだけで育ちざかりの男の子ふたりを養うのは難しい。
質素倹約は家庭の常、サンドイッチを作る時に切り落とすパンの耳も無駄にはしない。これをフライパンの油で揚げ砂糖を塗すと香ばしくておいしい揚げ菓子ができあがる。ピジョンが勝手にパンの耳揚げと呼んでいた節約料理だ。

『最近サンドイッチばっか』
『いいだろ別に、手軽でおいしいし』
『目的と手段がひっくり返ってねーか』
『どういう意味だよ』
『パンの耳揚げがめあてだろ』

スワローにはまんまと見透かされていた。
ピジョンのやることなすことなんでもかんでもお見通しなのだ、憎らしいことに。
スワローの留守を見計らい、カップケーキ作りの予行演習をする。
エプロンはスワローと共用で一着、腰の後ろで結ぶデニムのショートタイプ。カフェエプロンともいうらしいが、シンプルなデザインが動きやすく気に入っている。普通のエプロンじゃない理由はンなだせえのまっぴらごめんだ新婚さんかってのとスワローが断固拒否したせいだ。
「まったく変なところにこだわるんだから……自分専用の買えば済む話だけど」
が、現状一枚で間に合っている。同時に料理をしないのなら別途に用意する意味がない。
ピジョンが当番の時スワローはじゃれ付いて邪魔するだけ、背後に回ってくすぐったり目隠ししたりとちょっかいを出してくる。手伝うなんてもってのほか、皿を運ぶのもサボる始末だ。
ごくまれにスワローが料理を作る時もあるが基本自分のやりたいようにしないと気が済まないので、手伝いを申し出たところで「仕事増やすんじゃねえ」とすげなく一喝される。
「親切心で言ってやってるのに、人の心がない奴め」
いいさ、いまに見返してやる。
生地がもったりしてくるのを待ってヘラでこそぎ、丁寧に並べた型にゆっくりとながしこむ。
手順はあってる、はずだ。
いや、はずじゃ困る。教本で確かめたから間違いない。
少し不安になり、ヘラに付着したペースト状のかたまりを味見する。
「うん、イケる」
口に広がるクリーミーな甘さにうっとり、さすが俺と自画自賛。
こんな現場スワローに見られたら意地汚いだの女々しいだのまたコケにされる。それ以上に、計画は極秘裏に進めねばなるまい。バレたらサプライズの意味が消滅する。
「……はっ」
気付けばヘラがなめたようにキレイになっている……否、実際なめたのだ。
誰も見てなくてよかった。少々赤面し、ボウルとヘラを脇にどかす。
「そろそろいいかな」
厚手のミトンを嵌め、予め温めていたオーブントースターに生地を投入する。
この瞬間は高揚が膨らむ。
「うまくいきますように」
軽く十字を切って成功を祈り、カウンターにもたれて一息吐く。
子供の頃は誕生日のたびに母がお手製カップケーキを焼いてくれた。
砂嵐や竜巻の発生で物資の流通が滞りがちな地方において乳製品は貴重品だ。
農場や牧場にツテがなければ入手困難、故にたまに振る舞われるカップケーキは最高の贅沢だった。

『カウボーイが馴染みになってくれるとラッキーだね』
『あててやる、カップケーキが食えっからだろ』
『お前だって好きだろ』
『甘ェもんは好きじゃねえ』
『じゃあ俺のとるなよ』
母のもとへ通い詰める男たちの中には牧場主や農場主、その用心棒で生計を立てるカウボーイ崩れがちらほらいて、ポケットや紙袋、または帽子に入れ運んできた乳製品を貢いでくれる。
当然女房には内緒で。
『働きアリと一緒だ、母さんをモノにしてーからせっせと食いもん運んでくるんだよ、だっせえの。どうせバレて痴話喧嘩になんのに懲りずによくやるよ、色ボケに付ける薬はねーな』
『お前の言い分は否定しないけど、下心の有無はどうあれ差し入れは有り難いじゃないか。おかげでウチの食卓が豊かになるんだから感謝しないとばちあたるぞ。ほら、バターとチーズもある』
『で、街をでる時にまとめて返せって逆ギレされんの?本気で母さんと所帯持てるって勘違いしてるアホもいんだぞ、ただより高いもんはねえっていい加減思い知れよ。ま、母さんはそのへん賢いからな。毟れるだけ毟ってさっさとトンズラ、あとはどうなろうが知ったことか』
『母さんは悪くない、お客がくれるっていうの断る訳にもいかないだろ。突っ返したら突っ返したで恥かかされたってキレるし』
『ねだったことは一度もないって?あのちゃっかりもんが?』
『そこまで言ってない。せいぜい十回に一回、いや五回に一回だよ。それにオマケしてくれたお客にはたっぷりサービスするし、フツーならどん引きするヤバいリクエストもこたえてやってる。金髪ボブのカツラとランジェリーで女装した大男をペニスバンドでガツガツ掘るとか綿棒で尿道責めとか赤ちゃん返りした男の尻にベビーパウダーはたいておしめ替えるとか……何十年と連れ添った奥さんにも話せないヘビーな欲望を叶えてあげてるんだからフェアな取引だ』
『世間じゃ口止め料ってんだよ』

ピジョンは故郷というものを持たない。物心付いた時には既にトレーラーハウスで各地を転々としていた。そんな自分に故郷の味と言える記憶があるなら、愛情こもった母の手料理にちがいない。
小さい頃のピジョンは母親にべったりの甘えん坊で、料理中も手伝うと言って聞かず纏わり付いた。
木箱をひっくり返した台にのぼり、母親のまねをしておっかなびっくり包丁を使い、パンの耳を切り落としていく。上手よピジョンその調子、と母はすぐそばで応援してくれた。
パンの耳揚げの作り方も母から教わった。
油で揚げて砂糖を塗せば小腹の足しになるのよと息子に耳打ちし、それを真に受けたピジョンは、しばしば腹減ったもう死んじまうと大袈裟に騒ぎ立てる弟の為に耳揚げを作ってやったのだ。
しかし昔と現在では事情が異なる。
ピジョンは成長し、料理の腕も多少は上達した。パンの耳揚げが得意料理だった子どもの頃と一緒くたにされては困る。
教本にはポスターカラーの絵の具のようにカラフルなカップケーキの写真が掲載されている。
謝肉祭、クリスマス、ハロウィン、何でもない日。
特別な記念日に限らず、気分と体調が良い日に母が焼いてくれた思い出の味は歳月が経過するごと美化され殿堂入りし、朧な記憶をたどって忠実な再現を試みる。
幸い材料を手に入れるのはたやすい。アンデッドエンドにはなんでもそろっている。
物々交換に頼らずともスーパーや市場では卵や牛乳が売られており、本屋に行けば写真と解説入りの料理本が並んでいる。
「……自己満足か」
オレンジに熱されたオーブンの中を扉越しに覗き込み、苦笑気味に独り言ちる。
喜んでくれる保証はない。
ピジョンが好きでやってるだけでアイツが有り難がるかは未知数だ。
あんな約束、とっくに忘れてるかもしれないのに。

『スワローはママのケーキ好き?』
ある日、息子たちと食卓を囲んだ母が質問した。
何かの祝い事だろうか、詳細は覚えてない。
ピジョンたちが小さい頃、母はよくカップケーキやホットケーキを作ってくれた。
材料がある時限定だが、母の手作りカップケーキはピジョンの大好物で、ほっぺたが落ちるほどおいしかった。
ピジョンとスワローは並んで座り、大口開けてカップケーキを頬張っていた。
息子たちの食べっぷりを微笑ましげに見守る母は、ささやかな日常に愉快なハプニングを呼び込んで賑やかす、魔法のような幸福感に満ちあふれていた。
『うん』
あの頃のスワローは素直だった。今と違って口数は少なく表情も乏しかったが、一度癇癪をおこすと手が付けられない位暴れまくった。
息子の返事を聞いた母はおちゃめに微笑み、彼の口の端にこびり付いた屑をとって口に運ぶ。
『ふふ、そう言ってくれると嬉しい。可愛いツバメさんの誕生日にはできるだけ作ってあげる』
『ピジョはピジョは!?』
『もちろん小鳩ちゃんの誕生日にも焼いてあげる。ああでも二人が結婚したらどうしようかしら、その時はお嫁さんと交代かしら。お姑さんがでしゃばっちゃいけないわよね、バタークリーム派と生クリーム派、さらにはカスタードクリーム派で喧嘩になるかもしれないし。キッチンハラスメントは断固回避よ』
『ピジョぜんぶ好きだからぜんぶ食べる!』
『ふふ、ありがと。スワローは?』
『……かあさんがいい』
『まあ嬉しい』
朗らかに笑ったのち翳った眼差しを伏せ、しんみりと続ける。
『……二人がそう言ってくれるのはすっごく嬉しいけど、あなた達が大人になればママもおばあさんになる。人間はみんな年をとるのよ。人間だけじゃない、猫も犬も生きとし生けるものすべて老いる。ママがママでいられる間はカップケーキを焼いてあげるけど、おばあさんになって物忘れが酷くなったら砂糖と塩を間違えちゃうかもしれない。火加減を間違えて黒こげにしちゃうかもしれない』
あの時、母は何を言おうとしたのか。
思えば当時から伏せりがちだった。
もともと朝に弱く丈夫な体とはいえなかったが、金で買ったオンナにはどんな無茶をしてもいいと思い上がった屑にあたった時、ベッドをロデオマシーンと勘違いした輩に激しく抱かれた次の日などは午前中いっぱいだるそうにしていた。
夜中に物音で目を覚ますと台所やバスルームで吐いていることもあった。
どうしたのと聞けば必ず大丈夫よと返すのだが、真っ青な顔色が気休めを裏切っていた。
『……何年先まであなた達にカップケーキを焼いてあげられるか、ママもわからないの』
このさきも不調が続けば長くないと達観したのか。
息子たちを遺して逝くかもしれない不安が珍しい弱音に繋がったのか。
その時がきてもママの味を忘れないでねと言外に伝えたかったのだろうが、幼いピジョンは母の発言を額面通りに受け取って返事をする。
『ピジョがんばって食べる、黒こげでもへっちゃらだよ』
『おれはやだ』
『えっ』
『しょっぱいのも黒こげもやだ。うまいのしか食いたくない』
母を労わる兄とは対照的な本音をぶちまけ、食べかけのカップケーキから顔を上げる。
『だから、おまえが作れ』
断じてお願いやおねだりなどではない、一方的な命令にして宣言。
『かあさんのぶんまでおれに作れ』

「母さんのかわりにって言わないのがアイツらしい」
スワローはだれもだれかの代わりになれない事実をよく知っている。アイツは俺よりずっと頭がよくて、現実ってもんがわかってる。

あれから十年以上経ち、ピジョンとスワローはすっかり大人になった。
親元を巣立ち、誕生日にカップケーキを欲しがることもなくなった。
もっと別の素晴らしいものが、たとえば別の甘いお菓子がこの街にはいくらでもあふれている。

You can’t have your cake and eat it too.
ケーキを食べたら持ってることはできない。

ケーキは食べたらなくなる、両方いいとこどりはできないという世知辛いことわざだ。
人は欲しいものすべてを得ることかなわず、人生においては何かを得る為に何かを犠牲にしなければいけない。
これまで手放してきたものと得たものを秤にかけたらどちらに傾くのか束の間妄想する。

セックスを知った。
ドンペリも飲んだ。
恋人のまねごとをした。
二人の間の秘密が増えた。

大人になったピジョンは世の中にはもっと甘く刺激的なことがいくらでもあるのを知っている。
汗を流したあとに恋人繋ぎで寝ることも、朝起きて最初に相手にキスすることも、口と手で奉仕し合って互いをチョコバーのように蕩けさせることも、幼く純粋な頃には想像もできなかった種類の甘い蜜だ。
根っから真面目なピジョンでさえそうなのだから、都会に出てあらゆる刺激を吸収したスワローがたかだか子供だましのカップケーキで物足りるはずがない。

でも、それでも。

「……約束だしな」
タイマーがチンと鳴る。完成の合図。
ノスタルジックな物思いを断ち切り、扉を開けて鉄板をとりだす。なかなかいい出来だ。思っていたよりずっといい。
色とりどりのバタークリームを絞ったあと、スプリンクルを散りばめ綺麗にトッピングする仕上げ作業が残っているが、ためしに一個摘まんでみる。
表面はサクサク、中は少し粉っぽい。母さんとそっくり同じとはいかないが、これはこれで悪くないと及第点を付ける。
子供だましでもいい、チープでもいい。
アイツのためにできることを考え実践した、その手ごたえが欲しかった。
大好きな誰かに何かを作るということは自分を好きになることに繋がる。
ピジョンたちの為にケーキを焼く母もこんな気持ちだったのだろうか。

『大きいの用意できなくてごめんなさいね、来年こそはワンホールのでっかいの作るから』
バタークリームをぬりたくったカップケーキに小さい蝋燭を一本立て、申し訳なさそうに謝罪する母。
『ううん、ピジョこれがいい。ちっちゃくてかわいいもん』
『でも……ピジョンがもっとおっきくなると蝋燭さすとこなくなっちゃうわよ』
ヘッジホッグハリネズミさんにするからいい』
『おれにまかせろ』
『ピジョがやるからスアロは手をだしちゃだめ』
『おれがヘッジホッグハリネズミにする、ぶっさすの得意なんだ』
『余計なことしないでスアロ、ピジョのケーキにはピジョが蝋燭立てるんだから』
『二人とも喧嘩しないの、さあ座って。食べる前にいい子でお祈りしましょうね』
サイズの大小は関係ない。
大好きな母が自分の為にケーキを焼いてくれた、その事実が一番嬉しかった。
たとえ一本しか蝋燭を立てられずとも、頬をふくらませて吹き消せば大人になった気がして誇らしかった。
よそと比べケーキが小さく肝心の蝋燭が足りなかろうと、母に心から祝福された誕生日には幸せな思い出が詰まってる。
足りない蝋燭の分の輝きを、分裂したともしび宿す母と弟の瞳が補ってくれたから。

「俺のツバメさんはあの頃からトゲだらけヘッジホッグだ」
実際スワローはハリネズミとよく似ている。
下手に突っ付けばトゲを生やして他人を攻撃し、爆弾のように転がりだす。
ひとかじり、もうひとかじり。まるい膨らみに歯を立てると卵と牛乳のオーソドックスな味が口一杯に広がる。
あっというまにたいらげてから、生活感あふれる手狭なキッチンに在りし日の幻影を見て顔を綻ばせる。
「料理中に邪魔するの、俺のまねかな」
母のあとを付いて回り、なにかと手伝いたがった昔を回想する。
兄を見て育った弟もまったく同じことを繰り返しているのだから血は争えない。可愛いヤツめと心の中だけでのろける。
どうあがいたって思い出補正される味にはかなわないのだから、試行錯誤で自分らしさを追求していくしかない。
「手作りって知ったらびっくりするぞ」
スワローの誕生日が待ち遠しい。
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