モクメサン

認知症の祖母の介護を離れて暮らす母1人に押し付けていた彩名。

祖母の葬儀の為に帰省すると、母はひどく憔悴していたが、近所の人々は「よくできた嫁だ」としきりに褒めている。

祖母はありがとうありがとうと言いながら死んでいった。
最期まで母に感謝していたらしい。

お焼香の際、棺桶に眠る祖母の首元の痣に気付いた彩名は、子供の頃に祖母の部屋の天井に見た、「モクメサン」のことを思い出す。

イラスト:ひびの(@hibimeguru5)様
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,220 位 / 193,220件 ホラー 6,849 位 / 6,849件

あなたにおすすめの小説

△〇の一部

ツヨシ
ホラー
△〇の一部が部屋にあった。

生命体

をかや れいと
現代文学
短編小説集

ガーディスト

鳴神とむ
ホラー
特殊な民間警備会社で働く青年、村上 祐司。 ある日、東つぐみの警護を担当することになった。 彼女には《つばき》という少女の生霊が取り憑いていた。つぐみを護衛しつつ《つばき》と接触する祐司だが、次々と怪奇現象に襲われて……。

101号室の鍵

藤原遊
ホラー
廃墟と化した山奥のホテル。その一室「101号室」に隠された鍵を巡り、運命を狂わされる若者たちがいた――。 土砂崩れで立ち往生した帰り道、避難先として選んだのは、かつて栄華を誇ったが今は朽ち果てた廃ホテル。リーダー格の陽介を中心に、剣道部の仲間である隼人、大樹、真理、奈緒の五人は、雨風を凌ぐため一夜を過ごすつもりで足を踏み入れた。しかし、ホテル内に足を踏み入れた瞬間から、異常な現象が彼らを飲み込む。 奇妙な模様が刻まれた床、光を放つ台座、そして「101号室」で発見された古びた鍵。その鍵を手にした時、封印されていた異形が目覚める。出口を探す中で繰り返される戦闘と謎解き――次々と襲い来る恐怖と死の気配に、彼らはただ逃げ惑うだけでは済まされない。生き延びるためには、封印された真実と向き合い、異形との戦いに勝利するしかない。 果たして彼らは、この廃ホテルから無事に脱出できるのか? そして、最後にこの「101号室の鍵」を握るのは、誰なのか――。 「鍵」が紐解くのは、逃げ場のない恐怖と、命を懸けた選択の物語。読めば心を掴まれる極限のホラーサスペンス。

アララギ兄妹の現代心霊事件簿【奨励賞大感謝】

鳥谷綾斗(とやあやと)
ホラー
「令和のお化け退治って、そんな感じなの?」 2020年、春。世界中が感染症の危機に晒されていた。 日本の高校生の工藤(くどう)直歩(なほ)は、ある日、弟の歩望(あゆむ)と動画を見ていると怪異に取り憑かれてしまった。 『ぱぱぱぱぱぱ』と鳴き続ける怪異は、どうにかして直歩の家に入り込もうとする。 直歩は同級生、塔(あららぎ)桃吾(とうご)にビデオ通話で助けを求める。 彼は高校生でありながら、心霊現象を調査し、怪異と対峙・退治する〈拝み屋〉だった。 どうにか除霊をお願いするが、感染症のせいで外出できない。 そこで桃吾はなんと〈オンライン除霊〉なるものを提案するが――彼の妹、李夢(りゆ)が反対する。 もしかしてこの兄妹、仲が悪い? 黒髪眼鏡の真面目系男子の高校生兄と最強最恐な武士系ガールの小学生妹が 『現代』にアップグレードした怪異と戦う、テンション高めライトホラー!!! ‎✧ 表紙使用イラスト……シルエットメーカーさま、シルエットメーカー2さま

ゴーストバスター幽野怜

蜂峰 文助
ホラー
ゴーストバスターとは、霊を倒す者達を指す言葉である。 山奥の廃校舎に住む、おかしな男子高校生――幽野怜はゴーストバスターだった。 そんな彼の元に今日も依頼が舞い込む。 肝試しにて悪霊に取り憑かれた女性―― 悲しい呪いをかけられている同級生―― 一県全体を恐怖に陥れる、最凶の悪霊―― そして、その先に待ち受けているのは、十体の霊王! ゴーストバスターVS悪霊達 笑いあり、涙あり、怒りありの、壮絶な戦いが幕を開ける! 現代ホラーバトル、いざ開幕!! 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

[完結済]創像怪談〜あなたのソウゾウ次第で怖さが増す〜

野花マリオ
ホラー
移植作品。 あなたのソウゾウ次第で怖さが増します。 さて、表紙に写り込んだモノは何が視えますか?

ただいまに続きがなくても

有箱
現代文学
大好きなおばあちゃんは、認知症のせいで私のことを忘れてしまった。 私じゃない名前で呼ばれる度、心が痛んでしまう。 ところで、家族も誰一人知らない〝きらら〟って誰なの。私は弘子だよ?

処理中です...