少年プリズン

まさみ

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二百五十話

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 振り向けば殺し合いが始まってた。
 突然だった。疑問を挟む余地も言葉を介入する余地もなかった。ナイフを手にしたレイジとサーシャが殺気走った眼光を放ち、床を蹴る。動体視力の限界に迫る敏捷さで二人がすれ違うと同時に硬質な金属音が弾ける。ナイフとナイフがかち合い火花を散らす音。レイジとサーシャが交差し、ナイフとナイフが衝突したのだ。
 殺し合いの第二幕が切って落とされた。
 第一幕が児戯だとしたら今僕の眼前で繰り広げられてるこれは本物の殺し合いだ。流血を厭わず死に直面した壮絶無比の殺し合い、純粋な闘争。鍵屋崎相手には手加減してたレイジもサーシャ相手ではよそ見する余裕すらない。レイジは不利だ。それは一目でわかる。顔色はひどいし額には汗が浮いてるし呼吸は不規則に乱れてる。サーシャに口移しで飲まされた覚せい剤が全身に回って神経過敏になってるのかもしれない。
覚せい剤を摂取すると体の隅々まで神経が冴えに冴え渡り、全能感に酔い痴れることができる。五感が鋭敏に研ぎ澄まされ運動神経が一時的に飛躍したような錯覚に陥り、ひとたび走り出せば周囲の光景がおそろしくゆったりと停滞してるように見える。体の内側と外側で流れるスピードが違うというか、自分以外のなにもかもが止まってるように感じるのだ。
 レイジもたぶんおなじだろう。自分以外の動く物なにもかもが停滞して見えるはずだ。が、レイジが劣勢なのは動体視力が飛躍したのはともかく覚せい剤の副作用で息切れが速く体力の消耗がはげしいから。本当は廊下を全力疾走できるような体調じゃないのだ。無理をしたらぶっ倒れてもおかしくない。
 東棟の人間を生きて帰すという王様の意地。それだけが今のレイジを支えている。
 「苦しそうだな」
 サーシャの嘲弄が響く。天性の冴えを見せるナイフさばきでレイジを追い詰めながら皇帝が哄笑する。
 「さっき含ませたばかりなのに、もうクスリが欲しくなってきたのか」
 「そっちこそ息が切れてんじゃねえか。お注射の時間ですよ」
 「まだそんな減らず口をきく余力が残っていたとは、さすがに雑種はしぶといな。お前が私のもとにきたこの数日間というもの一日一度は拷問部屋の鎖につなぎ麻薬を溶かした水を含ませたというのに……」  
 「言ったろ?ガキのころさんざん自白剤使われたから体が慣れてんだ。麻薬なんかへっちゃらだ。俺に効くクスリは美女の涙とダチのお説教だけだ」
 「ダチのお説教」で、レイジがちらりと鍵屋崎を一瞥した。レイジのはるか背後、サムライと寄り添う合うように殺し合いを見守っていた鍵屋崎が何か言いかけて一歩を踏み出し、サムライの木刀で遮られる。咎めるような眼差しでサムライを見上げた鍵屋崎が怒鳴り、サムライが渋面をつくり首を振る。おそらく鍵屋崎がレイジを助けようとしてサムライに諌められてるのだ。この場はサムライが正しい。鍵屋崎がのこのこ出てっても戦いの邪魔になるだけで役に立ちゃしない、軟弱な坊やはひっこんでなと顰蹙買うのがオチだ。
 それ以前に、レイジとサーシャの戦いは凄まじすぎて第三者がわりこむ余地がない。
 再びサーシャに向き直るレイジ。刹那、銀の軌跡が半弧を描きレイジの鼻梁をまたぎ、前髪が数本宙に散る。とっさに上体を反らしていなければレイジの顔面はざっくり切り裂かれ美形が台無しになっていた。
 「なにを勘違いしているんだ雑種の王。お前に友人などいるわけなかろう」
 「俺もそう思ってたんだけどよ」
 冷たく吐き捨てたサーシャにレイジが苦笑いする。眼前にナイフを跳ね上げ、鋼刃の背でサーシャのナイフを受け止めながらぐるりを見まわす。道化と隠者のコンビが抜群の連携プレイで北の兵隊どもを蹴散らし、背後では鍵屋崎とサムライが固唾を飲んでこちらを見守っている。渡り廊下の惨状を視界におさめたレイジが、子供みたいな顔で笑う。
 「俺、自分で思ってたより人気者だったみたい。モテるのは女だけじゃないって証明されたろ」
 「お前は私の犬だ。友人などもつ必要はない、私だけを崇拝し私だけを敬愛し私だけに服従すればいい」
 「独占欲強い男は嫌われるぜ。おまけに嫉妬深いときた、性格直さなきゃロシア女も寄ってこないぜ」
 「どうせ私が外にでられる見込みなどない。ならばこの極東の監獄に皇帝として君臨し、権力を振るったほうが楽しいではないか」
 「金髪美人のマトリョ―ショカより俺を愛しちゃってるなんて趣味疑うぜ」
「愛している?」
 悪い冗談でも聞いたようにサーシャの口角がひきつる。青白い炎が揺らめくようにサーシャの全身から噴き上がったのは、殺気。ぎらつく白目に毛細血管を浮かせ、憤怒の形相に変じたサーシャが華麗な舞踏を踊るように身を捩り、フェンシングの選手のようなポーズで切っ先をレイジのそれにぶつける。
 レイジの反応は迅速だった。ナイフを立て、即座にサーシャの剣先を受ける。ナイフとナイフの衝突音が苛烈に響き渡り、音の波紋が殷殷と共鳴する。手首が痺れる衝撃など感じさせず余裕ありげなサーシャが、苦しげに呼吸するレイジを傲然と見下す。
 レイジの人権を剥奪し、徹底的に犬扱いする侮蔑の眼差し。 
 「反吐がでる誤解だな。私がお前を愛しているわけがない……憎んでいるのだ」
 「そうかよ。そりゃ嬉しいな、嬉しくて嬉しくて笑いが止まらねえぜ。お前みたいな変態に好かれるよりか憎んでもらうほうが億万倍マシだ」
 「主人を変態よばわりか。お前はよほど拷問部屋が恋しいらしいな。鎖につながれていたぶられることに悦びを感じていたくせに自分だけ正常なふりをするか、笑わせる」
 「悦びなんか感じてねえよ。痛みに慣れてるから平気に見えただけだっつの。女でも男でも変態でも相手はだれでもいいけど愛のあるセックスが好きなんだ、俺は」
 ナイフを紙一重でかわしながらレイジが憮然と吐き捨てる。鋭利な風が頬をかすめて前髪を浮かせ、周到にレイジを追いこんでゆく。サーシャのナイフさばきは神業の域に達していた。幼少期はモスクワのサーカスにてナイフの芸を仕込まれ、成長してからはロシアンマフィアに飼われた暗殺者として何人何十人もの人間を闇に葬ってきた。その意味ではサーシャこそ、常にだれかに服従と忠誠を強いられてきた飼い犬だった。
 だから現在のサーシャは、幼少期の報復をするように他者に服従と忠誠を強いるようになったのか?
 僕にはよくわからない。
 サーシャは完全に狂ってて、僕の想像力が追いつかない。
 僕にわかるのはただ、サーカスの曲芸犬がいつしか組織の飼い犬となり、今は極東の地で数多の犬を飼い殺す皇帝にまでのしあがったという皮肉な事実だけ。
 そしてその皇帝が、最も執着する犬がレイジだった。
 サーシャは本気でレイジを自分のものにしたがってる。体も心も完全に掌握して自分の所有物にしたがってる。憎しみと紙一重の愛なのか愛と紙一重の憎しみなのか、本人だって区別はつかないだろう。
 「!ちっ、」
 レイジが舌打ちする。サーシャのナイフがズボンの太股を切り裂き、素肌が外気にふれたのだ。レイジは窮地に陥っていた。口移しで飲まされた覚せい剤が全身に回り、視界もぐらつく酩酊状態にあるのだ。サーシャに応戦しようにも視界が朦朧と歪み、平衡感覚が狂うせいで猛攻をかわすだけで精一杯だ。レイジの体調が万全ならサーシャと互角以上に戦えたはずなのに、と傍で眺めてる僕まで歯痒くなる。東棟の王様が大ピンチなのだ、東棟の人間なら気を揉むのがあたりまえだ。
 「どうしたレイジよ、お前の実力はその程度か。半年前に私を跪かせたナイフの冴えはどうした?渡り廊下で私の背中を切り刻んだときの残酷性は?」
 勝利を予感したサーシャが嬉々として笑い、風切る唸りをあげてナイフを振り上げる。静脈の浮いた細腕を頭上に翳し、レイジの眉間めがけて振り下ろす……
 「!?」
 レイジの眉間を抉るかに見えたナイフの軌道が狂い、サーシャの腕が横に流れた。サーシャの死角でレイジが足を蹴り上げ、サーシャの腰を直撃したのだ。腰を蹴られた反動で前のめりに姿勢を崩したサーシャに最大の隙が生まれる。おそらくこの機を逃せばレイジに形勢逆転のチャンスは訪れない。
 絶好のチャンスだ。
 「レイジ、行け!」
 「やれレイジ!」
 鍵屋崎が叫んだ。いや、ひょっとしたらヨンイルかもしれない。ホセかもしれない、サムライかもしれない、全員一緒かもしれない。声援に後押しされるようにサーシャの懐にとびこんだレイジが伸び上がるように上体を起こし、サーシャの首筋めがけナイフをー……
 しかし、サーシャの頚動脈が切断され、鮮血が噴きあがることは遂になかった。 
 サーシャに隙が生まれた一瞬、レイジは獣めいて俊敏な身のこなしでサーシャに肉薄、頚動脈をナイフで掻き切ろうとした。が、サーシャの首筋をナイフで切り裂こうとした瞬間、不測の事態が起きた。
 レイジのポケットから何か、白くて四角い物が床へとおちた。
 「!」
 レイジの注意がそちらに逸れた。馬鹿なにやってんだ、と叫びたかった。こんな大事なときによそ見なんてどうかしてるよ王様、と焦燥にかられた僕の視線の先、動きが鈍ったレイジの片腕から血が飛び散る。
 サーシャのナイフが、袖ごとレイジの腕を切り裂いた。
 「……痛っう、」 
 ぱっくり裂けた袖の下にはざっくり裂けた傷口があった。片腕を庇いレイジが膝をつく。腕を流れ落ちる鮮血が床に赤い筋を描く。もはや勝敗は決した。レイジは起死回生、形勢逆転のチャンスを自ら放棄した。サーシャの懐にとびこんだとき、一瞬たりともためらわず頚動脈を掻ききってれば片腕を怪我することもなかったのに、大事な時に限って足元へと注意が逸れたのだ。
 レイジの足元には四角形のプラスチックが落ちていた。あれは……麻雀で使われる牌だ。
 「わけわかんないよ、なんで牌なんか持ってるのさ。なんであんな物に……」
 無敵の王様が膝をついた。勝てる勝負を、捨てた。
 その事実に動揺を隠しきれない僕の眼前、床に膝を屈したレイジを見下すのはサーシャ。
 「殺し合いの勝者は私だ。お前は負け犬だ」 
 「……は、ははははは。異議なしだ」
 片腕を押さえたレイジが苦しげに笑う。実際認めるしかないだろう、こうしてサーシャに膝を屈しているのだから。虚勢なのか自暴自棄なのか、乾いた笑い声をあげるレイジに鼻を鳴らし、髪を無造作に掴むサーシャ。
 アイスブルーの目で燃え盛るのは氷点下の憎悪。
 「飼い主に歯向かうとは躾が足りなかったようだな。麻薬漬けにしてほしいか。半端に理性が残っているから皇帝に忠義を尽くせないのだろう。そうだ今決めた、お前にいちから服従心を叩きこむために今日から一週間拷問部屋に幽閉する。お前は好きだろう、あの部屋が」
 『拷問部屋』
 その名を恍惚と口にするサーシャとは対照的に、レイジの笑みが強張った。中腰の姿勢に屈んだサーシャがレイジの頬に両手を添え、そっと顔を起こし、耳元に口を近付ける。
 「独居房もおそろしいが北の拷問部屋はもっとおそろしいぞ。あれは思う存分囚人をいたぶるために特別に誂えさせた部屋だ。一週間幽閉した囚人で正気を保っていられた者は今だかつていない。格子窓は内側から目張りしてある。中は一条も光もささない暗闇だ。目を閉じても開けても暗闇が続く生き地獄だ」
 「脅してるつもりかよそれで。なめられたもんだな俺も、暗闇なんかいまさら怖くねえよ。気楽に鼻歌でも唄ってるさ」
 不敵に笑み返したレイジには王様の矜持と自信が少し戻ってきていた。背後に鍵屋崎とサムライがいることを思い出したんだろう。東棟の人間に、それも自分を心配する鍵屋崎とサムライに情けない姿を見せるわけにはいかないと強気に宣言したレイジが気に入らないのか、サーシャの目がすっと細まる。
 ゆっくりと腰を上げるサーシャ。その靴裏が、足元の牌を踏みつける。
 「!」
 レイジの表情が豹変した。
 「どうした。この牌が大事か」
 表情の変化に目敏く気付いたサーシャが、残虐な笑みを浮かべる。なにをすれば人に最大の苦痛と屈辱を与えられるか、冷静に計算し実行に移す暴帝の笑顔。牌を靴裏に踏みつけたサーシャが、片腕を庇ったレイジの表情をさぐりながら、徐徐に足に力をこめる。
 足裏に体重をかければ、牌が不吉に軋む。
 「やめろ」
 レイジが低く呟く。サーシャはそれを無視し、足裏に体重をかける。牌が軋む音が耳障りだ。
 「お前はさっき、もう少しで私にとどめを刺すことができた。頚動脈を切り裂き失血死させることができた。にもかかわらず、牌が落ちた瞬間にそちらに注意が向いた。私が気付かないとでも思っていたか?気付くに決まっているだろう、浅はかな犬め。お前はこの私の命ではなく、こんな安物の牌を選んだのだ」
 サーシャが憎悪にかすれた声で吐き捨てる。片腕を負傷したレイジの顔色は青褪めて、犬みたいに荒い息を吐いている。腕から血が流れ出して今にも貧血を起こしそうだ。
 サーシャの足元に跪いたレイジが、虚無の深淵を覗いたように暗い目になる。
 「汚い足をどけろサーシャ。半年前とおなじ目に遭いたいのかよクソ皇帝、今度は左手に風穴開けるぜ」
 抑揚を欠いた口調でレイジが言い捨て、今度はサーシャの顔から笑みが消失。
 鈍い音がした。
 サーシャのつま先が無造作に跳ね上がり、レイジの顎を蹴ったのだ。大きく仰け反ったレイジの髪を掴み、正面に戻したサーシャが興奮に乾いた下唇を舐める。   
 「口を慎め、雑種め」
 サーシャがポケットからとりだしたのは、覚せい剤の袋。口で袋を破き、手にしたナイフを横に寝かせ、白い粉末をふりかける。なにをやってるんだ?白い粉末の付着したナイフを角度を変えためつすがめつし、頷いたサーシャがレイジへと向き直る。
 「舐めろ」
 レイジの鼻先につきだされたのは、ナイフ。
 「…………」
 「そこに跪きナイフを舐め、皇帝に生涯の忠誠を誓え。そうすれば足をどけてもよい」
 「レイジ、サーシャの命令に従う必要などない。サーシャは異常者だ、異常者の妄想にひきずりこまれて君まで狂うことはないんだ」
 鍵屋崎の必死の説得がむなしく響く。僕は生唾を嚥下する。レイジは何かに憑かれたようにナイフを見据えていた。虚ろな目だった。激痛で頭が朦朧として、思考が働かなくて、これが現実なのか夢なのか判別つかなくなってるのかもしれない。夢だとしたらあまりに無味乾燥だし、現実だとしたらあまりに救いがない。
 「さあどうする。私の飼い犬になるか、私の物になると誓うか?」
 僕が見ているこれは、はたして現実なのだろうか。
 あのレイジが、無敵の王様が、いつでも大胆不敵な東棟のトップが、サーシャの足元に跪いてる。犬みたいに頭をたれてサーシャに見下されてる。こんな情けないレイジはじめて見る。
 サーシャの足の下で牌が床と擦れ、軋む音がした。
 無言で選択を迫るサーシャの足元で、レイジは深くうなだれる。
 「…………足をどけろ」
 「どけてほしければ命令に従え。服従しろ」
 「どけろよ」
 「交換条件だ」
 レイジにはもう、腕づくでサーシャの足をどける気力も体力も残ってない。サーシャの足をどけたければ命令に従うしかない。前髪の隙間からぼんやりとした目でナイフを透かし見るレイジの表情には、人の心をひどくざわつかせる危うく儚いものが漂っていた。
 レイジが動いた。
 衣擦れの音がやけに耳につく。床に手をついて身を乗り出したレイジが、顎を傾げ、ナイフを舐めようとする。従順な犬のような姿勢で這いつくばったレイジに、サーシャが会心の笑みを浮かべ……

 『不要這様!』

 絶叫とともに、ナイフが飛んできた。
 サーシャのつま先をかすめるように深々と突き立ったのは三本目のナイフ。おそらく鍵屋崎が落として、そのままにしていたやつだろう。自分の足元をかすめたナイフにサーシャが戦慄し、ナイフを舐めようとしたレイジもまた動きを止める。
 叫んだのはだれだ?ナイフを投げたのはだれだ?
 鍵屋崎じゃない。鍵屋崎はサムライと一緒に呆然と突っ立ってるだけだ。ヨンイルでもホセでもない。ふたりは北の兵隊どもを片付けるので手一杯だ。当然僕でもない。
 廊下に居合わせた全員が、声の方角を振り向いた。
 そして、何人かが驚愕に目を見張る。そこにいたのが、そこにいるはずのない人間だったから。ひとりで歩けるはずもない人間、絶対安静を義務付けられベッドに寝たきりの人間、肋骨を骨折して医務室に入院中の……
 ロンが、渡り廊下の壁にすがるようにしてそこに立っていた。
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