少年プリズン

まさみ

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百九十一話

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 足音が近付いてくる。
 「!」
 タジマが帰って来たのかと早とちりしたが違う、様子がおかしい。もっとたくさんの足音だ。廊下に響いているのは喧しいしゃべり声。ドアの前で足音が止み、数人の来訪者が五十嵐とやりとりしてる。 
 だれだ?だれが入ってこようとしてる?
 味方が助けに来た、なんてご都合主義な展開はありえない。第一俺には味方なんかいない。鍵屋崎にとっちゃ俺はダチでもなんでもないし、ダチでもない人間を助けにくる理由なんかない。時間的にレイジは今試合中で俺を助けにこれないしサムライも前半戦の疲労が嵩んで体を動かすのは苦しい状態だ。
 鍵穴に鍵がさしこまれる金属音。
 鍵が外側から開けられ、乱暴にドアを蹴り開けて乱入してきたのは見覚えある囚人が五・六人。なんで見覚えあるかというと全員が東棟の人間で凱の子分だからで、その中には三日前、図書室帰りの俺を待ち伏せしていやというほど平手打ちを食らわせてくれた残虐兄弟の姿もあった。
 合点した。
 自分たちの出番を終えた連中が、ぞろぞろボイラー室に帰って来たんだろう。あるいは様子見か。
 鍵屋崎はもうとっくに試合会場に帰り着いてる頃だし、ヤンとロンチウだけじゃなく残虐兄弟の姿まであるってことは前半戦はサムライの勝利で幕を閉じたのだろう。
 鍵屋崎は間に合ったのだ。サムライが負ける前に木刀を届けることができたのだ。
 『高興』
 嬉しい、やった。そう叫び出したいのを唇を引き結んでぐっとこらえる。鍵屋崎が間に合っただけで俺が犠牲になった意味はあるというものだ。油断すれば途端に緩みそうになる口元をこらえ、足音荒くボイラー室に踏み入ってきたガキどもを眺めていれば、ユエだかマオだか区別がつかない残虐兄弟の片割れがぎょっとしたように俺を指さす。
 「あんちゃん大変だ!変わり身の術だ!」
 「あん?」
 「親殺しがいつのまにか半半になってる!瞬間移動だ縄抜けの術だっ、すげえ、手錠かけて閉じ込めてあったのに親殺しはどこ消えたんだ?」
 片割れを「あんちゃん」と呼んだってことはこっちが弟のマオか。くそ、おなじ顔しやがって紛らわしい。兄貴をつついて興奮してたマオの脳天に拳骨が落ちる。拳骨をくれたのは兄貴のユエで、俺を指さしてぎゃあぎゃあ喚いてる頭の悪い弟を一喝する。
 「馬鹿っ、凱さんが言ってたこと聞いてなかったのかよおまえは!親殺しは俺らの試合中にボイラー室脱出して会場に戻ってきたってよ。てめえは俺の試合中フェンスの外で居眠りこいてたのか、胸に手えあててよく思い出してみろや」
 マオの胸ぐらを掴んだユエが憎憎しげに俺を睨んで罵倒する。
 「俺があともうちょっとでサムライ倒そうってその時に木刀降ってきたろ?どんな手使ったんだか知らねえが親殺しはボイラー室から木刀持って逃げてきて、そのせいで俺はあともうちょっとのところでサムライに負けちまったんだよくそったれが!」
 後半は弟ではなく俺に向けていた。
 本人いわくあともうちょっとのところでサムライに敗北を喫した悔しさから地団駄踏み、八つ当たり気味に周囲の囚人を小突き回すユエにあきれる。と、手足を振り回して暴れていたユエが足元に寝転がってる囚人に気付いた。俺がボイラー室にとびこむまえからそこにいた囚人で、どういう神経をしてるんだかこんな蒸し暑い中でもぐっすり眠っていた。
 間抜けにヨダレをたらした寝顔を見下ろし、ユエが怒号を発する。
 「てめえのせいか!」
 「!?ぐふっ、」
 ユエの蹴りが囚人の腹に炸裂した。
 大の字になって寝こけていた囚人はたまらない、無防備な腹に容赦ない蹴りを食らい鞠のように体を弾ませて嘔吐する。ユエに蹴り起こされた囚人が体を二つに折り吐瀉物にまみれて悶絶、しかしユエの怒りはおさまらない、怒りに顔を充血させ気炎を吐き、たった今起きたばかりの囚人の頭といわず肩といわず背中といわず冷酷に蹴り倒す。
 「見張りが居眠りたあいい度胸してんじゃねえか、てめえが呑気にいびきかいてるあいだに親殺しはポケットから鍵抜いて手錠外して逃げちまったってのによ!お情けで仲間にくわえてやってる下っ端の分際で頭にのりやがって、凱さん帰ってきたらこの程度じゃ済まねえぞ!」
 「そうだ、全部おまえのせいだ、おまえがボケでカスでクズなせいであんちゃんは負けちまったんだぞ!」
 兄貴に大暴れに触発されたか残虐な衝動を駆り立てられたか、弟のマオまでしゃしゃりでてきて囚人の頭といわず肩といわず背中といわず蹴りを浴びせる。それこそ残虐兄弟の異名に相応しい容赦なさで、奇妙な笑みを顔に貼り付かせたユエとマオが殴る蹴るの暴行を働くあいだ、ヤンとロンチウを含めた他のガキどもは止めに入るでもなく眉をひそめるでもなく、面白い余興にでも立ち会ったように愉快げに笑っていた。
 「凱さんくるまえに殺しちまったらまずいんじゃねえか」
 「いいさ、そん時はそん時で処理班呼んでくりゃすむこった」
 「東京プリズンの処理班は有能だからあっというまに死体を片付けてくれるさ」
 「血を拭って脳漿かきあつめて跡形もなく、な」
 血なまぐさい余興に酔いしれた囚人が口々に野次をとばしてユエとマオをけしかけ、眼光が完全にイッちまったユエとマオが狂ったように見張りのガキを蹴倒して罵詈雑言を浴びせる。
 異様な光景だった。
 俺は金縛りにあったように硬直し、固唾を飲んで目の前で繰り広げられる凄惨な私刑に見入っていた。なんでだれも止めないんだ?今ユエとマオにめちゃくちゃにやられてる囚人は仲間だろ、ユエとマオに蹴り倒されて鼻血まみれの顔でうめいてるそのガキはおまえらの仲間じゃないのかよ?仲間が仲間に暴行されて半殺しの目に遭ってるのに何で笑ってられるんだ、こいつら正気じゃねえ、全員いかれてやがる。
 俺の足元に何か、赤いものが飛んできた。
 足元の床に目を凝らしてぎょっとした。血だ。ユエとマオに二人がかりで蹴られてる囚人の鼻が変な方向に曲がって鼻血が飛んできたのだ。
 「おい、」
 そのへんにしとけよ、と続けようとした。拘禁中の俺が口を出すのもおかしな話だが、放っとけば本当に殺されちまいそうだ。いくら凱の子分でも目の前で殺されちまうのは寝覚めが悪い。が、現実には俺が口出しするよりユエとマオが飽きるほうが早かった。
 「―そうか、わかったぞ。おい半半」
 「半半じゃねえ、ロンだ」
 無駄だとわかっていたが、一応訂正しておく。見張りのガキを蹴るだけ蹴って憑き物が落ちたようにすっきりしたユエが大股にこっちに歩いてくる。
 「半半がここにいるってことはてめえが親殺しを逃がした張本人か」
 「いまさら何わかりきったこと言ってんだ」
 ユエが足を繰り出せば床に赤い靴跡がつく。鼻血で汚れたガキの顔面を踏み付けた名残りだ。ユエの片手には鞭が握られていた。鞭?なんでこんな物が。試合用の武器だとしてもどっからこんなマニアックな物調達したんだ?ユエの手に握られた鞭に眉をひそめれば、その手首が跳ねあがり、鋭く鞭が撓って俺の足元に叩き付けられる。
 「これか?タジマに貸してもらったんだよ」
 本気で狙ったわけじゃなく単なる脅しだろう。もしユエが本気で俺を打つつもりなら、手錠をかけられた俺は到底逃げられやしない。足元の床を舐めた鞭に唾を嚥下し、ユエを睨む。
 俺の恐怖心を煽るように鞭をしごきながらにやにやとユエが説明する。
 「知ってるか?タジマのやつ東京プリズンじゃ変態サド看守で通ってるが娑婆の女相手にゃドMなんだぜ。革の拘束具つけられて鞭でしばかれて豚呼ばわりされて興奮するんだとさ。この鞭はタジマのお宝で、こいつで思う存分サムライ痛めつけてやれって特別に借り受けたんだ。なのに」
 風切る唸りをあげて鞭が振り上げられ、反射的に首を竦める。
 予想に反し、俺はまた直撃を免れた。今度もまた脅しだったようだ。俺の恐怖心を高めるために、ぎりぎりまで追い詰めるために、ユエはわざと直撃を避けて足元の床から背後の壁やらを狙っているのだ。
 さすが凱の子分。反吐がでるほど性格が陰険だ。
 手首を軽く捻って鞭を戻したユエが、能面みたいな顔の毛穴から瘴気じみた憎悪を噴出させる。
 「―なのに、てめえが余計なことしたせいで全部台無しだ。あともうちょっとでサムライしばき倒せたのに親殺しが木刀渡したせいで一発逆転、俺はギャラリーの眼前であっけなく気絶させられて凱さんに大目玉。いいとこなしの幕ギレだ」 
 背後の壁にぴたりと背中を密着させ、足裏で床を蹴り、蛇が獲物に食らいつくような唐突さで襲い来る鞭からできるだけ体を遠ざけようとする。無駄な足掻きだ。手錠をかけられて配管につながれて、どう頑張ったってこれ以上は逃げも隠れもできない壁際で、俺にできるせめてもの抵抗といえば最後まで虚勢を捨てずにユエを睨みつけることだけだ。 
 「全部おまえのせいだ。血の汚れた半半のくせに正義の味方気取りで格好つけやがって、」
 「―はっ。てめえが負けたのを俺のせいにするなよ」
 「なんだと?」
 生意気に口答えすれば、ユエの眉間に不快な皺が寄る。壁に背中を預け、もうこれ以上は後退も前進もできないボイラー室の片隅で、周囲を凱の子分に取り囲まれた絶体絶命の状況で革製の鞭をひっさげたユエと対峙する。
 飴色に艶光りする柔軟で強靭な鞭。叩かれたらさぞ痛いだろうな、他人事のようにぼんやり考える。
 「サムライとおまえじゃ実力が違いすぎる。鍵屋崎を木刀ごとボイラー室に閉じ込めてサムライに勝ったつもりでいたんならおめでたくて笑えるな。それってつまり木刀握ったサムライにびびったんだろ、びびってちびって何とかサムライから木刀奪えないかってない頭絞って鍵屋崎の拉致監禁を実行したんだろ。お生憎様だな。おまえらに黙って捕まってるほど鍵屋崎は馬鹿でも腰抜けでもねえ、馬鹿で腰抜けなのはサムライとレイジにびびって裏でこそこそやってるお前らのほうだ」
 こんな時でも俺の舌は止まらない。大人しく従順に無抵抗に徹して、これから俺を痛めつけようって連中の機嫌をとることができないのだ。借りてきた猫のように媚売ってりゃ少しは手加減してくれるのかもしれないが、こんないけすかない連中にへりくだって取り入るなんて冗談じゃない。
 俺に腰抜け呼ばわりされた連中が剣呑に押し黙り、ボイラー室に殺伐とした雰囲気が漂う。
 「手錠かけられて動けねえくせに口だけは達者だな」
 ユエが無表情に呟くのと、鞭が振り上げられるのは同時だった。
 「!!!」
 速すぎてかわせなかった。
 いや、軌道を読めていたとしても手錠で拘束された体勢じゃかわすのは不可能だ。飴色の残像が空を薙いだ次の瞬間、二の腕に爆ぜる衝撃と乾いた音。痛い―……洒落にならない。打たれたのは左腕だ。根性で悲鳴は殺したが、鞭で打たれた二の腕が狂おしい熱をもち、みみず腫れが耐え難く疼きだす頃にはもう次が振り上げられ振り下ろされていた。
 片腕で頭上を庇い、体を丸めて鞭から身を守ろうとするが殆ど何の役にも立たない。肩、肘、脇腹、太股。瞼の裏が真っ赤に染まる激痛に頭が朦朧として意識が霞んで、痛覚への刺激に涙腺が緩んで悲鳴になりそこねた苦鳴がひっきりなしに喉から漏れる。
 「痛って、」
 いてえよ畜生。でも痛がれば痛がるほど奴らが調子づくのがわかっていてそれは癪で、でも発狂しそうに痛くて何ともないふりなんかできそうにない。
 「ああ、やっぱり……鞭で人しばくの癖になるな、めちゃくちゃ楽しい」
 一心不乱に鞭を振り上げて振り下ろして俺を嬲りながらユエが言う、まるで俺をしばくのがいい運動だというふうに爽快な汗をかいて軽快に息を弾ませて。こっちはそれどころじゃない、俺を取り囲んだ連中がこっちを指さして笑ってようが野次をとばしてようが視界に入ってこないし耳に入ってこない。
 鞭でしばかれてよがるやつの気持ちが理解できない、ただ痛いだけじゃねえか。
 骨身にしみる激痛に歯を食いしばり、全身を苛むみみず腫れの熱に意識をさらわれそうになるたび、体のどこかに鞭があたる衝撃で強制的に覚醒させられおちおち気も失えない悪循環。もう抵抗する体力も尽きて床に座りこんで自分の服を見下ろせば、鞭が掠めた個所が裂け、薄く血が滲んだ素肌が覗いていた。
 「あんちゃんずりいよ自分ばっか楽しんで!俺にも貸してくれよ!」 
 「あせるな弟よ、ほら、おまえの番だ。やりすぎて殺しちまうなよ」
 目の前でヤンとユエが揉み合ってる。鞭を奪い合うつまらない兄弟喧嘩だ。喧嘩……喧嘩といえば、サムライとレイジはどうしてるだろう。つまらない意地張ってねえでいい加減仲直りしてほしい。
 脇腹の裂け目をおさえ、擦りむけた素肌を隠しながら今の状況にはまったく関係ないことを考える。そうやって頭を働かせてないととてもじゃないが意識を持ち応えられそうになかった。
 意識を保つだけで精一杯の俺の前でユエからヤンへと鞭が手渡され、拷問吏の役割が交替する。
 「ちゃんと鳴けよ」
 ようやく自分の出番が回ってきて狂喜したマオが高々と鞭を振りかざし、そして―
 「!ぎゃあっ」
 マオ自身の顔面めがけ、跳ね返ってきた。
 壁に背中を預けた俺めがけて鞭を振り下ろしたつもりが、勢い良すぎて床にあたって跳ね返ってきたのだ。自分が振り下ろした鞭で自分の顔面を打ちのめすという間抜けすぎる一人芝居を演じたマオが得物を取り落とし、両手で鼻っ柱を覆ってその場に膝をつく。 
 「大丈夫か弟よ、しっかりしろ!」
 顔面蒼白のユエが慌てふためいて弟を抱き起こし、「あんちゃんいてえよう、はなぢ、鼻血がでたあー」とマオが兄貴に取りすがって泣く泣く訴え。
 とうとう我慢できず、俺は吹き出した。
 「あははははははは、ははははははっ」
 腹筋がよじれるほど笑った。いい気味だ、ざまあみろ、ああおかしい。あんまりおかしくて涙がでてくる。ついさっきまで調子づいて俺を鞭でしばき倒してた奴らが自業自得な目に遭ってやがる、俺に鞭くれようとして勢い余って自分に跳ねかえってきたのをまともに受けてとびきり不幸な災難に違いない。 
 やばい、笑い声が止まらない。レイジの笑い上戸が伝染ったのだろうか?
 鞭の味が強烈すぎて頭のネジが二・三本とんじまったのだろうか。もう大しておかしくないのに俺は馬鹿みたいに笑い転げてる、発作に襲われたみたいに大袈裟に。
 床で笑い転げる俺を見下ろしていた連中が薄気味悪そうに眉をひそめ、マオを支えて立ち上がったユエが低い声をだす。
 「……おい。あれ持ってるか」
 「あれ?」
 「試合後の楽しみにとっといたとっておきのアレさ」   
 『アレ』?
 合点したガキがユエの方へと歩いてきしなに尻ポケットから何かを取り出す。ズボンの尻ポケットにすっぽり納まっちまうサイズの平べったい瓶。中で揺れているのは怪しげな琥珀色の液体。
 「…………」
 何をする気だ?
 ガキから瓶を受け取ったユエが俺の眼前で屈みこみ、視線の高さを合わせる。
 「くそったれ台湾の血が入った半半の分際で、よくも俺の可愛い弟をこけにしてくれたな」
 壮絶にいやな予感がする。嗜虐の熱狂を双眸に宿し、口元に笑みを浮かべたユエがコルクの栓を抜く。軽快な音をたててコルクが抜けた瓶から漂ってきたのはツンと鼻腔を突くアルコールの刺激臭。
 酒だ。それも、強いだけが取り柄の安物のウィスキー。
 匂いを嗅いだだけで胸焼けしそうな、一口飲んだだけで悪酔いしそうなウィスキーを俺の鼻先に近付けて
ユエが言う。脅すように密やかに、弄ぶように楽しげに。
 「飲めよ。一気に」
 ……酒は十五までやらねえって決めてたのに。
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