少年プリズン

まさみ

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百七十話

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 ペア戦がペア戦にならない。
 サムライはあくまでひとりで戦う気だ。現在20組目、右手のハンデに苦戦しつつも勝ち進んできたサムライだがその横顔には色濃く疲労が滲んでいる。前回のペア戦じゃ交代する暇もなくレイジに倒されてた挑戦者ペアも20組超えた時点からはそれなりに強くなり、自分が危なくなったら入り口脇に逃げ戻って相棒とバトンタッチするようになった。もちろん新たにリングに上がったガキは体力を温存してるから、意固地に交代を拒んで疲労してるサムライにベストの状態で挑むことができる。
 「ずるいだろ、これ」
 おもわず文句を言う。俺の視線の先では今しも入り口脇に逃げ戻ったガキが勢いよく手を打ち合わせて相棒とバトンタッチしたところだ。疲労困憊、せっかく用意した釘バッドも空振りするだけに終わっちまったガキと入れ違いにリングに上がったのは東南アジア系の男。手に持っているのは電気カミソリに似た凶器……スタンガンだ。
 試合に参加表明した囚人はあの手この手を使い、敵を一発でしとめられる強力な武器を入手しにかかる。看守にコネのある囚人はスタンガンやら軍用ナイフやら物騒なブツをこっそり横流ししてもらって、手先が器用なやつはさらに凶悪な改造をくわえて殺傷能力を高めたりする。浅黒い肌のガキが手に持ってるスタンガンも違法な改造をくわえてあるんだろう、リング中央へと歩み寄る途中、両端の電極の間に青白い火花が弾けた。あれでサムライを脅してるつもりなんだろう、スタンガンの威力を見せつけるように火花を飛び散らせたガキが笑う。
 「黒焦げにしてやるぜ、日本人」
 「低能らしい短絡的戦略だな」  
 反射的に声のした方を見る。俺の隣、興奮して取り乱すことも声援を送ることもなく、物静かな物腰で試合風景を眺めていた鍵屋崎が眼鏡のブリッジに触れながら解説する。
 「スタンガンと木刀では後者に利がある。スタンガンは敵の間合いに踏みこんで体に接触させなければ威力を発揮しない自己防御、または超近接戦闘用の武器だ。木刀の長さのぶんだけ距離を稼げるサムライのほうが有利に決まってる」
 「さて、どうかな」
 目の前じゃサムライが額に汗して戦ってるってのに何でこんな冷静なんだこいつ。取り澄ました横顔を見てると反論したくなる。妹からの手紙をからかっただけで襟首締め上げられたのを根に持ってるのもあるけど、右手の激痛をこらえてサムライがリングに上がってるのは鍵屋崎を守りたい一念だ。「頑張れ」とか「負けるな」とかもうちょっと言いようがあるだろうに……まあ、勢いに任せて「勝ったら抱かせてやる」と口約束されても困るけど。いくら俺たちの境遇が似てるからって、100人抜きの褒美を体で払うとこまで似ちゃおしまいだ。
 「見りゃわかるだろ、これまでぶっとおしで戦ってきてサムライが疲れてるのが。額に汗かいてるし少し息切れしてるし顔色悪いし……サムライだって人間なんだから意地張り続けるにも限界がある」
 「きみの友人はどこへ行った?」
 「え?」
 したり顔で腕組みした俺を睨み、鍵屋崎が続ける。
 「サムライに限界がきたらどうするんだ、それでも手をださずに放っておくのか?あきれたな、君には危機感というものがないのか。サムライが負けるときはレイジが負けるとき、僕ら四人全員が破滅するときだ。サムライが途中で負けてもレイジが途中で負けても100人抜き不可能で売春班に逆戻り、僕ときみは半年間毎日男に犯され続けてゆくゆくは性病に感染して処理されるんだぞ」
 強く金網を握り締めた鍵屋崎が思い詰めた目でリングのサムライを見つめる。表情に乏しい顔の中、眼鏡越しの双眸に綯い交ぜになったのは焦燥と憂慮。端をくわえて包帯を結び直し、試合再開のゴングが鳴り響くまで短い休憩をとっているサムライを見つめながら物憂げに呟く。
 「つまらない喧嘩などしてる場合じゃないだろう。サムライもレイジも子供だ」
 「……同感」
 鍵屋崎の酷評にため息をつく。サムライもレイジもどうしようもなくガキだ。見た目は大人びてるからなおさら始末が悪い。なんでこんなことになっちまったんだろう、という埒のあかない疑問が脳裏に浮かぶ。 サムライはあの通り頑固で融通がきかないし、剣に賭けてで鍵屋崎を守ると固く決意した手前レイジに頭を下げるようなみっともない真似はしないだろう。剣に賭けて信念を貫くのがサムライの生き方なのだから、苦しいときはレイジを頼ったほうがラクだと頭ではわかっていても認めるわけにはいかない。いっつもへらへらしてて冗談と本気の区別がつかないレイジにもひどく子供っぽい一面があって、いったんへそ曲げちまったら俺がなにを言おうが耳を貸そうともしない。
 雰囲気は最悪だ。なまじ二人とも強くて絶体絶命のピンチに追いこまれる場面が少ないぶん、「俺が悪かった」「あとは頼んだぞ」と素直に頭を下げることができないのだ。
 俺たち守るために100人抜きに挑んで俺たち困らせてどうすんだよ。  
 うんざりとかぶりを振った俺を我に返したのは高らかなゴングに続く爆発的な歓声。
 試合再開。
 スタンガンを手にしたガキが慎重に間合いを詰め、サムライが正眼の構えをとる。防御の基本姿勢をとったサムライと3メートルを隔てて対峙したガキがぺっと唾を吐く。
 「打ってこないのかよ、臆病者が。武士の風上にもおけねえ」 
 わかりやすい挑発。
 「…………」
 サムライは無視。摺り足で間合いをはかりつつ、いつどこから相手がかかってきても対処できるように木刀の切っ先に全神経を集中してる。ガキが一歩足を進め、サムライが一歩後退。危うい均衡の上に成り立つ睨み合いに場の緊張感が高まる。
 「大丈夫だ、今回は楽勝だ」
 自己暗示をかけるように鍵屋崎が言う。
 「敵の武器はスタンガンだ、スタンガンでは木刀に太刀打ちできない。間合いに踏みこんだ瞬間に木刀で弾かれておしま、」
 均衡が崩れた。
 リング中央でサムライと睨み合っていたガキが突如方向転換、一直線にこちらに突っ走ってくる。
 眼前に火花散るスタンガンを翳して。
 「!?鍵屋崎、伏せろっ」
 持ち前の反射神経の鈍さか、反応が遅れた鍵屋崎を体ごと押し倒した俺の背後に落雷の衝撃。小爆発。ぼさっと突っ立ってた鍵屋崎の顔面にむけスタンガンが突き出され、金網を通った電流が盛大に火花を散らす。小爆発。間一髪俺に押し倒されたからいいようなもの、金網に顔をくっつけるようにして立ってた鍵屋崎が感電してたらと思うと背中に冷や汗が流れる。へたしたら心臓麻痺を起こして死んでいた。
 「鍵屋崎!」
 背後に駆けて来る足音、サムライの声。
 スタンガンで脅されても顔色ひとつ変えなかったサムライが、俺の下敷きになった鍵屋崎を心配して疾走してくる。突然とびかかられ、満足に受け身もとれずに地面に突っ伏したせいで鍵屋崎の回復には時間がかかった。押し倒されたはずみに飛んだ眼鏡をさがして「めがね、めがね……」と間抜けに呟いてる。
 「眼鏡、いや鍵屋崎の心配はいいから後ろだ!!」
 眼鏡がないせいでサムライがやってきたことにも気付かず、地面にうずくまって当惑してる鍵屋崎をよそに命令。俺の声に鞭打たれたサムライが即座に振り返り、
 「!ちっ、」 
 舌打ち。
 サムライの背後に忍び寄ったガキが、うなじにスタンガンを押し付けようとしてひらりとかわされる。ガキの意図がわかった。鍵屋崎を攻撃することでサムライに隙を作り、スタンガンで気絶させようとしたのだ。こっち側の応援席にいずっぱりの俺と鍵屋崎を見れば数少ないサムライの味方だと一目でわかる。
 友情に厚いサムライがダチを見捨てるはずないと踏んで攻撃の対象を変えたのか。
 「反吐が出るな」
 「……いや、なかなか利口な手だ」
 苦労の末ようやく眼鏡を見つけたらしい。レンズに付着した埃をズボンの腰で拭い、きちんとかけ直す。自分が感電死しかけたことなど屁でもないツラで鍵屋崎が立ちあがる。
 「金属には電流を通す性質がある。君に押し倒されなければ今ごろ僕は心臓麻痺を起こしていただろう。真っ向勝負で勝ち目がないなら味方を狙って隙を作りだす、さすがに20組目ともなると一筋縄ではいかない」
 「なに悟ってんだよ、『まだ』20組だ。あと30組、数にしてえーと、60人残ってるんだぜ」
 「……『えーと』とはなんだ。君はかけ算も満足にできない小学生以下の知能の持ち主なのか?」
 「眼鏡がなきゃピノコとメルモの見分けもつかねーくせにいきがんな」
 「ちょっと待て、何故それを知ってる?」
 「こないだ図書室で表紙のピノコとまちがえて借りてただろう。不思議のメルモ借りるなんて恥ずかしい、シスコンでロリコンなんて救いようねえ」
 「……ちがう、あれは眼鏡のレンズが埃で曇っててよく見えなくて偶発的要因が重なった上の事故で、いや、それ以前になぜ君が不思議のメルモの内容を知ってる?」
 ……まずい。
 「読んだんだな?幼女が薬物を服用して急激に二次性徴を迎えて成体変異するあの漫画を読んだんだな?」
 「ばっ、だれが読むかあんなガキと女が読むような漫画っ……ただちょっと、どういう話かと思ってめくってみただけだよ。あとお前の説明は正しいようで何か致命的に間違ってる、飲むのは飴だ飴!」
 「何を言う、これ以上正確かつ的確なあらすじの要約はクオリティーペーパーの書評家でもできないぞ。それに勘違いしてもらっては困る、僕がアレを借りたのは自分で読むためじゃない」
 「じゃあなんだよ?」
 落ち着きなく眼鏡のブリッジに触れながら目を伏せた鍵屋崎が、物凄く言いにくそうに口を開く。
 「……恵に、妹に読ませるためだ」
 とんでもなく恥ずかしい秘密を知られたみたいに照れ隠しで舌打ち。
 「どの漫画なら気に入ってくれるか自分の目で吟味しようと思って……小学生の女の子が好みそうな漫画なんて僕には皆目見当がつかないし、手塚治虫入門編なら選択を誤りたくないだろう」
 あきれて二の句が継げない。
 「……シスコンが」
 どっと疲労を感じて金網越しのリングに向き直る。スタンガンの一撃を間一髪ふせいだサムライが、俺たちのほうを一瞥して毅然と言う。
 「……関係ない人間を巻き込むのはやめろ。お前が戦っている相手はこの俺だ」 
 「関係なくねーだろ。知ってるんだぜ、お前とレイジがなんで100人抜きに挑んだか」
 顔一杯に下劣な笑みをたたえたガキが皮肉げに嘲弄、後ろ向きにサムライから距離をとる。後ろ手にあずけたスタンガンを小気味よく振りつつ、おそろしく姿勢のよいサムライと金網越しの鍵屋崎とを見比べる。
 「てめえの女が売春班送りになって、ほかの男に抱かせたくねえ一心で安田にかけあったんだろ。で、てめえの女助け出すだけじゃアレだしついでに売春班のガキども全員解放してやろうって……ひゅう!かーっこいいねえ、男前だ。そういうの世間じゃなんて言うか知ってるか?」
 口笛を吹く真似をしたガキが、猛禽の双眸で獲物に狙い定めたサムライから摺り足であとじさりつつ金網に凭れて半周。金網から背中を放し、後ろ手に構えたスタンガンの電源を入れる。
 「『偽善者』って言うんだよ!!」
 「!!っ、」
 金網の檻の頂点に設置された照明よりなお眩く、大気を青白く燃焼させてガキの顔を暴く電撃。金網に触れたスタンガンの先端から勢い良く火花が迸り、金網にしがみついていた観客が一斉に絶叫。
 「「ぎゃああああああああああっ!!?」」
 汗ばんだ手で金網を握り締め、食い入るように身を乗り出していた連中全員が感電する。体を通りぬけた電流の威力はすさまじく、金網を握っていた囚人の大半が白目を剥いて気絶した。死人がでない程度に威力を調節してたのがせめてもの救いだ。
 「あ、あぶなかったあ……」
 とっさに金網から手を放したせいで幸いにも感電せずにすんだ。が、人垣の最前列を独占し、金網にへばりついていた凱とその取り巻きたちは無事じゃすまなかったらしい。電流に痺れ、四肢を痙攣させ、死屍累々と床に倒れ伏せている。
 ちょっといい気味だ。
 「死にはしないだろう」
 地面に折り重なって倒れた凱たちを見下す鍵屋崎の声も清清しかった。
 凱たちが感電したことに関してはまったく同情しないどころかざまあみろと高笑いでもしたい気分だが、サムライはそうもいかない。武士の真剣勝負に無関係の観客を巻き込むなど決してあってはならない事態だ。止めに入るも間に合わず、伸ばした手の先で観客が感電する瞬間を目撃した顔が苦渋に歪む。 
 今だ煙が上がる金網からはなれたガキが、悦に入ったように喉を鳴らす。
 「いいか、よく聞け。おまえが木刀振りかざして俺にかかってくるたびに何の関係もないギャラリーを感電させる。観客を巻き込むのがいやなら木刀捨ててこっちにこい」
 やばい。
 金網の向こうに視線を向け、気絶した囚人たちを見渡すサムライの目に逡巡の色が浮かぶ。中には金網に凭れかかる格好で気絶しているガキや金網を握り締めたまま硬直してるガキがいて、自力で逃げられない奴らがスタンガンの二撃目を食らえば今度こそ心臓麻痺を起こしちまうかもしれない。 
 観客を人質にとるのは使い古された常套手段だが、サムライには効果覿面だ。
 ただ試合を観にきただけの囚人に危害を加えるぞと脅されれば、サムライは武器を捨てて投降せざるをえなくなる。人質などどうでもいいと切り捨ててしまえるほど非情になりきれないのがサムライのサムライらしいところだ。
 弱者を虐げる強者ばかりの東京プリズンじゃ数少ない弱者を守る強者なのだ、サムライは。
 「くそっ、どうする!?このままじゃサムライが……、鍵屋崎?」
 天才を自称するこいつなら一発逆転の名案を思いつくんじゃないかと声をかけ、隣から鍵屋崎が消えてることに気付く。あいつ、まさかレイジの二の舞かよ!?サムライのピンチにどこ行ったんだ薄情者、とあたりを見回せば少し離れたところにいた。
 鍵屋崎がたたずんでいたのは感電して失神した凱の傍ら。大の字に寝転んだ凱のそばにはペットボトルが落ちていた。ペットボトルの容器自体は看守のコネを使えば簡単に手に入るし、レッドワークのゴミ捨て場から拾ってきたやつを水筒代わりにしてるちゃっかり者もいる。地面にこぼれている水は洗面台の水道水を汲んだものだろう。凱の手を放れたぺットボトルを拾い上げた鍵屋崎が金網の向こうを見る。
 「さあ、はやくしろ」
 「………」
 畳みかけるように命じられ、ついにサムライが腹を括る。無念そうに瞼をおろし、木刀を投げる。再び目を開いたとき、そこに合ったのは決意の色。スタンガンを手に持ち、死屍累々と倒れたギャラリーを背景に悪役笑いを浮かべるガキのもとへと一歩、また一歩と歩み寄り―
 「おい」
 「あん?」
 鍵屋崎が声をかけるのとガキが振り向くのはほぼ同時だった。
 「!?ぶっ、な、なんだこれっ」
 背後を振り向いたガキの顔面に浴びせ掛けられたのはペットボトルの水。顔面から胸から手首にかけて、容赦なくペットボトルの水をぶちまけた鍵屋崎がほくそ笑む。
 「水も滴るいい男という諺があるが、滴っていても醜いものは醜いな」
 挑発。
 「―っ、このクソ眼鏡があああっ!!」
 突然水を浴びせ掛けられ、頭に血が上ったガキが腕を振り上げる。おとなしく投降すれば人質には手を出さないという約束も忘れ、いや、もとから守る気なんかなかったガキが金網越しの鍵屋崎めがけてスタンガンを突き出し、電源を入れ―
 
 絶叫。

 ガキの上に落雷が落ちたのかと思った。
 火花の爆ぜる音が発生し、感電したガキの体が筋肉の発作の如く跳ねる。白煙を噴いて沈黙したスタンガンを取り落とし、あっけなくリングに膝をついたガキは顔から手首にかけて水にぬれていた。鍵屋崎が浴びせた、水。
 「普通の水道水にはミネラルや塩素などの色々な物質が溶け込んでいる。ぬれた手でコンセントに触れると感電するのは水に溶け込んだ物質が電線の役目を果たして電気を通してしまうからだ。塩分の多い海水は電気をよく通すが純度の高い水になると電気を通しにくくなる。つまり何が言いたいかというと」
 からっぽのペットボトルを興味なさげに一瞥した鍵屋崎がやや強引に結論する。
 「東京プリズンの水道水には不純物が多い、ということだ。この刑務所の衛生管理はお粗末だな」
 「ひ、卑怯だ!今のはなし、なしだ!!」
 対岸の入り口に避難していた先鋒のガキが、テンカウントをとるためにリング中央へと赴いた審判役の看守に抗議する。
 「いいのかよ外野が勝手なことして!ぜってえズルだ、今のなし、しきりなおしだ!こんな終わり方納得できっかよっ」
 「人聞き悪いことを言うな」
 リングに膝をついたまま、感電のショックで心神喪失したガキがテンカウントに反応する気配はない。試合終了の気配が漂い始めた中、木刀を拾ってこっちに歩いてきたサムライから対岸の入り口脇に視線を転じる。
 「偶然手元が狂って水をかけてしまったが、僕が故意に水をかけたという証拠がどこにある。仮に僕が故意に水をかけたとしてもだからどうした?」
 リング中央、カウントをとる声にも無反応にうつ伏せたガキを見下ろしてペットボトルを投げ捨てる。
 卑怯な手を使った罪悪感など欠片もない、人を食った無表情で。 
 「ペア戦はルール無用だろう」
 テンカウントが終了し、サムライの勝利が確定した。
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