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四回目か。何を持ってるんだ。写真……加瀬先輩じゃないか。
笑っちゃうよなこの刺青、本人はかっこいいと思ってたのかな。よりにもよって顔にドラゴンって。
ところであんた、死体の性器を切り取って持ち去る犯人の心理を想像できるかい。
コレクション。いい線いってるかもな。アメリカのシリアルキラーには被害者の身体の一部を記念品として持ち去ったヤツが大勢いる。持ち帰って……犯行の一部始終を反芻して、マスターベーションに耽るのさ。ハンティングトロフィーと一緒。
先輩の場合、亀頭のリングピアスがレアだもんな。金属アレルギーで粘膜が炎症起こしたのに、よくやるよ本当に。
死因は頭蓋骨陥没による脳挫傷。犯人の供述を信じるならパソコンで後ろからガツンと。手垢塗れのシチュだな。芸がない。
記者さんはミステリー小説に疎いのか。読んだのは亮が書いたヤツだけ?
『影の憧憬』はよくできてたな、感心したよ。はたちそこそこの若造のデビュー作とは到底思えない。
審査員が満場一致で新人賞に推したのも頷ける、大御所作家のお歴々もこぞって絶賛だ。
著者近影の映りも一番よかったんじゃないか、しゃらくさい角度でキメてたっけ。ああいうのって誰が指示だすんだろうな。カメラマン?担当?自分で考えたんならお笑いぐさだ。
逆にそうでもしないと完璧すぎて近寄りがたいか。実はナルシストだったとか、隙がある方が付き合いやすいだろ。世間一般の女は男の可愛げとやらに萌えるんだ。
取り調べの進捗は……言えない?だろうね。カマかけたのさ、怒るなよ。
俺は犯人じゃない。信じる信じないはご自由に。さて、そろそろ取材に移ったらどうだ?時は金なりってね。
……小説の話を聞きたい?へえ、興味を持ってくれるのか。嬉しいね。亮のおまけの兄貴に興味をそそられる記者はいても、俺が書いたものに関心を示すヤツはいなかった。
亮と離れ離れになってからも小説は書き続けた。俺にはそれしかなかった。嘘っぱちの物語だけがくそったれた人生の拠り所だった。
施設を飛び出してしばらくのち、先輩の伝手でアパートを借りた。ネカフェに寝泊まりするのは懲りたんで有難かった。前の住人が孤独死した事故物件だろうと関係ない、寝ている時に踏まれないだけ極楽だ。
今でも夢に見るよ。夜中にベッドから引きずり出されて、よってたかって踏まれる夢を。枕で叩かれる夢を。
引っ越しの際、部屋に運び入れたのは最低限の家具と本だけ。折り畳み式のローテーブルや収納ケース、布団は先輩にもらった中古品だ。
仕事が入ってない日は一日中執筆に費やした。新人賞は当たればでかい。俺は来る日も来る日も机に向かい、先輩に譲ってもらったノートパソコンで小説を書き続けた。空っぽの部屋にキーを叩く音だけが響き渡った。
金が欲しかった。
それ以上に承認に飢えていた。
パソコンで。スマホで。報われなくても書き続けた、読まれなくても書き続けた。手にタコができ、キーが壊れて脱落し、それでも書くのを止められない。書いても書いても絶望と背中合わせの渇望は満たされない、衝動の内圧が高まり破裂しそうになる。
書くことは俺の復讐だった。くそったれた人生への復讐。どん底から這い上がる手段と言い換えてもいい。キーを打ちながらくだらない妄想に酔い痴れた。賞をとり、あるいはスカウトされ、商業デビューを果たす。本の折り返しに著者近影が載る。本屋に平積みされた本を手に取り、立派な作家になった俺に、たまげる施設の連中の顔を思い浮かべりゃ胸がすいた。ペンネームは用意しない。本名と同じ。俺があのカゲフミだと、連中にしっかりわからせてやりたかったから。
あっというまに月日がたった。俺は23歳になっていた。先輩に紹介してもらった仕事はキツかったけど、食えるだけ有難い。苦しい生活の中でも本屋通いだけはやめなかった。近所の新古書店に寄り、興味をひかれた本は立ち読みし、気に入ったら買って帰る。中にはどうしてこんな本が、とあきれる駄作もあった。むしろ殆どがくだらない、とるにたらない本だ。自分が落選した賞の受賞作が、発売間もないのに新古書店に出回っているのを見た時は、心の中で「ざまあみろ」と嘲笑った。世間の連中は馬鹿だ。審査員の目は節穴だ。デビューして本になってるだけマシな相手と自分を引き比べ、屈折した優越感を満たしたんだ。
あの日も本屋に寄った。自動ドアをくぐってすぐのワゴンに積まれていたのは、まだ新しいハードカバーの小説だった。タイトルは『影の憧憬』。作者名を確認もせず表紙を開き……
弟と再会した。
五回目か。あんたもよく飽きないな。手に持ってるのは……『チューベローズ』か。どうだった?売れっ子作家・片桐亮の最新作を読んだ、率直な感想を聞きたいね。
コイツが世に出た時のベテラン作家や書評家の推薦文はよく覚えてる。賛否両論、きっかり分かれた。経緯を考えれば妥当か。「過激な性描写」「インモラルの極み」「衝撃の問題作」……帯に刷られた言葉は一字一句暗記してる。出す前から売れるのはわかっていた、実際の事件をベースにしてるもんな。ジャンルはミステリー……サスペンス……いや、ヒューマンドラマかな?恋愛要素も含んでる。サイコホラーっていうと安っぽい感じがしてやだな。
主人公は子どもの頃に姉と生き別れた弟。大人になった彼は作家になり、姉を捜し続けていた。ある時主人公は、姉が外国の小さな街で花売りをしているらしい情報を掴む。すぐさま姉に会いに行ったものの、彼女は弟の事を覚えてない。ただの迷子の旅行者と勘違いして、チューベローズを一輪渡す。結局主人公は素性を明かさず、チューベローズをもらってとぼとぼ帰って行った。
その後主人公は近くの宿に泊まり、姉のもとに通い続ける。綺麗で優しくて大好きな姉だった。ところが彼女は過去の辛い体験のせいで弟の存在を忘れてる。主人公は怯えた。自分が正体を告げる事で、姉のおぞましい記憶を蒸し返してしまうのを恐れたんだ。主人公は姉を不幸にするのを望まない。彼女が今幸せならいいと結論をだして、姉が売っていたチューベローズを全部買い上げて、ホテルの部屋に飾るんだ。
印象に残ってるシーンは……主人公が鎖骨にチューベローズのタトゥーを彫る所?あそこはできすぎじゃないか。思い出を美化したかったんだろうが、俺にいわせりゃ手前勝手な感傷に浸ってるだけだよ。
前回の続きね。
俺は亮のデビュー作を買って帰り、徹夜で読み耽った。手汗でよれたページをめくり、文章を目に焼き付け、一気に駆け抜けた。
何年も前に生き別れた弟が作家になっていた。
また追い越された。
著者近影の亮はすっかり大人びていた。モデルのように洗練された容姿の好青年。略歴には名門大の二年生とある。
学生兼作家……優雅なご身分じゃないか。
本を読み終え表紙を閉じるや、幼い日の亮の顔が浮かんだ。人魚姫の結末に納得せず、ありもしない続きをねだった弟の顔が。
本を持ち、静かに腰を上げる。コンロが一口だけの台所に行き、カチリと摘まみを捻る。ボッと点火した青い炎に本を翳し、燃え上がるのを見届ける。
パーカーの腹ポケットが震えた。スマホを取り出し一瞥、加瀬先輩の電話を受信する。
『カゲか。仕事が入ったぞ、お前をご指名だ。今から来れるか』
「わかりました」
『遅刻は厳禁な。ちゃんと準備してこい』
「了解っす」
亮のデビュー作は灰のかたまりになった。コンロにくべた本をシンクに叩き込み、蛇口をひねって残り火を消し止める。台所が焦げ臭かったんで換気扇を回す。
笑っちゃうよなこの刺青、本人はかっこいいと思ってたのかな。よりにもよって顔にドラゴンって。
ところであんた、死体の性器を切り取って持ち去る犯人の心理を想像できるかい。
コレクション。いい線いってるかもな。アメリカのシリアルキラーには被害者の身体の一部を記念品として持ち去ったヤツが大勢いる。持ち帰って……犯行の一部始終を反芻して、マスターベーションに耽るのさ。ハンティングトロフィーと一緒。
先輩の場合、亀頭のリングピアスがレアだもんな。金属アレルギーで粘膜が炎症起こしたのに、よくやるよ本当に。
死因は頭蓋骨陥没による脳挫傷。犯人の供述を信じるならパソコンで後ろからガツンと。手垢塗れのシチュだな。芸がない。
記者さんはミステリー小説に疎いのか。読んだのは亮が書いたヤツだけ?
『影の憧憬』はよくできてたな、感心したよ。はたちそこそこの若造のデビュー作とは到底思えない。
審査員が満場一致で新人賞に推したのも頷ける、大御所作家のお歴々もこぞって絶賛だ。
著者近影の映りも一番よかったんじゃないか、しゃらくさい角度でキメてたっけ。ああいうのって誰が指示だすんだろうな。カメラマン?担当?自分で考えたんならお笑いぐさだ。
逆にそうでもしないと完璧すぎて近寄りがたいか。実はナルシストだったとか、隙がある方が付き合いやすいだろ。世間一般の女は男の可愛げとやらに萌えるんだ。
取り調べの進捗は……言えない?だろうね。カマかけたのさ、怒るなよ。
俺は犯人じゃない。信じる信じないはご自由に。さて、そろそろ取材に移ったらどうだ?時は金なりってね。
……小説の話を聞きたい?へえ、興味を持ってくれるのか。嬉しいね。亮のおまけの兄貴に興味をそそられる記者はいても、俺が書いたものに関心を示すヤツはいなかった。
亮と離れ離れになってからも小説は書き続けた。俺にはそれしかなかった。嘘っぱちの物語だけがくそったれた人生の拠り所だった。
施設を飛び出してしばらくのち、先輩の伝手でアパートを借りた。ネカフェに寝泊まりするのは懲りたんで有難かった。前の住人が孤独死した事故物件だろうと関係ない、寝ている時に踏まれないだけ極楽だ。
今でも夢に見るよ。夜中にベッドから引きずり出されて、よってたかって踏まれる夢を。枕で叩かれる夢を。
引っ越しの際、部屋に運び入れたのは最低限の家具と本だけ。折り畳み式のローテーブルや収納ケース、布団は先輩にもらった中古品だ。
仕事が入ってない日は一日中執筆に費やした。新人賞は当たればでかい。俺は来る日も来る日も机に向かい、先輩に譲ってもらったノートパソコンで小説を書き続けた。空っぽの部屋にキーを叩く音だけが響き渡った。
金が欲しかった。
それ以上に承認に飢えていた。
パソコンで。スマホで。報われなくても書き続けた、読まれなくても書き続けた。手にタコができ、キーが壊れて脱落し、それでも書くのを止められない。書いても書いても絶望と背中合わせの渇望は満たされない、衝動の内圧が高まり破裂しそうになる。
書くことは俺の復讐だった。くそったれた人生への復讐。どん底から這い上がる手段と言い換えてもいい。キーを打ちながらくだらない妄想に酔い痴れた。賞をとり、あるいはスカウトされ、商業デビューを果たす。本の折り返しに著者近影が載る。本屋に平積みされた本を手に取り、立派な作家になった俺に、たまげる施設の連中の顔を思い浮かべりゃ胸がすいた。ペンネームは用意しない。本名と同じ。俺があのカゲフミだと、連中にしっかりわからせてやりたかったから。
あっというまに月日がたった。俺は23歳になっていた。先輩に紹介してもらった仕事はキツかったけど、食えるだけ有難い。苦しい生活の中でも本屋通いだけはやめなかった。近所の新古書店に寄り、興味をひかれた本は立ち読みし、気に入ったら買って帰る。中にはどうしてこんな本が、とあきれる駄作もあった。むしろ殆どがくだらない、とるにたらない本だ。自分が落選した賞の受賞作が、発売間もないのに新古書店に出回っているのを見た時は、心の中で「ざまあみろ」と嘲笑った。世間の連中は馬鹿だ。審査員の目は節穴だ。デビューして本になってるだけマシな相手と自分を引き比べ、屈折した優越感を満たしたんだ。
あの日も本屋に寄った。自動ドアをくぐってすぐのワゴンに積まれていたのは、まだ新しいハードカバーの小説だった。タイトルは『影の憧憬』。作者名を確認もせず表紙を開き……
弟と再会した。
五回目か。あんたもよく飽きないな。手に持ってるのは……『チューベローズ』か。どうだった?売れっ子作家・片桐亮の最新作を読んだ、率直な感想を聞きたいね。
コイツが世に出た時のベテラン作家や書評家の推薦文はよく覚えてる。賛否両論、きっかり分かれた。経緯を考えれば妥当か。「過激な性描写」「インモラルの極み」「衝撃の問題作」……帯に刷られた言葉は一字一句暗記してる。出す前から売れるのはわかっていた、実際の事件をベースにしてるもんな。ジャンルはミステリー……サスペンス……いや、ヒューマンドラマかな?恋愛要素も含んでる。サイコホラーっていうと安っぽい感じがしてやだな。
主人公は子どもの頃に姉と生き別れた弟。大人になった彼は作家になり、姉を捜し続けていた。ある時主人公は、姉が外国の小さな街で花売りをしているらしい情報を掴む。すぐさま姉に会いに行ったものの、彼女は弟の事を覚えてない。ただの迷子の旅行者と勘違いして、チューベローズを一輪渡す。結局主人公は素性を明かさず、チューベローズをもらってとぼとぼ帰って行った。
その後主人公は近くの宿に泊まり、姉のもとに通い続ける。綺麗で優しくて大好きな姉だった。ところが彼女は過去の辛い体験のせいで弟の存在を忘れてる。主人公は怯えた。自分が正体を告げる事で、姉のおぞましい記憶を蒸し返してしまうのを恐れたんだ。主人公は姉を不幸にするのを望まない。彼女が今幸せならいいと結論をだして、姉が売っていたチューベローズを全部買い上げて、ホテルの部屋に飾るんだ。
印象に残ってるシーンは……主人公が鎖骨にチューベローズのタトゥーを彫る所?あそこはできすぎじゃないか。思い出を美化したかったんだろうが、俺にいわせりゃ手前勝手な感傷に浸ってるだけだよ。
前回の続きね。
俺は亮のデビュー作を買って帰り、徹夜で読み耽った。手汗でよれたページをめくり、文章を目に焼き付け、一気に駆け抜けた。
何年も前に生き別れた弟が作家になっていた。
また追い越された。
著者近影の亮はすっかり大人びていた。モデルのように洗練された容姿の好青年。略歴には名門大の二年生とある。
学生兼作家……優雅なご身分じゃないか。
本を読み終え表紙を閉じるや、幼い日の亮の顔が浮かんだ。人魚姫の結末に納得せず、ありもしない続きをねだった弟の顔が。
本を持ち、静かに腰を上げる。コンロが一口だけの台所に行き、カチリと摘まみを捻る。ボッと点火した青い炎に本を翳し、燃え上がるのを見届ける。
パーカーの腹ポケットが震えた。スマホを取り出し一瞥、加瀬先輩の電話を受信する。
『カゲか。仕事が入ったぞ、お前をご指名だ。今から来れるか』
「わかりました」
『遅刻は厳禁な。ちゃんと準備してこい』
「了解っす」
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