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元カノのことで制裁される
しおりを挟むいつもの痴漢のあの人たち、元童貞のクラスメイト、養護教諭、元カノの弟とその父親、あとは学校内に色々。
関係を持っている人間を数えようとするとそろそろ両手両足の指では足りなくなってきた。名前を知っている人間が極端に少ないため数えにくいというのもある。
少し厄介なのが学校内にも俺を犯す人間がじわじわと増えているということだ。最初はクラスメイトと養護教諭だけだったのに、いつの間にか増えていって、把握しきれなくなった。
「お前が森岡だな」
「はあ」
呼び出されたのは放課後の空き教室。名も知らぬ上級生と二人っきりだ。
この上級生は俺の噂を聞いた訳ではなく、単に元カノを取られた恨みだとかそんな感じみたいだった。ちょっと前まで三年の女子ともよく遊んでいたから思い当たる節がありすぎる。
「お前が俺のスズちゃんを弄び……泣かせた森岡か」
「スズちゃん?」
スズちゃん、というと誰だったか。少し考えて思い浮かんだのがたしかFカップだったなということだった。
たしかに彼女は俺が三股していた時にそれを泣きながら責めてきて、別れたんだった。うん、泣かせている。
「それで、俺をどうするんですか、先輩」
挑発するように上目遣いで聞いてみる。殴られたり痛いのはごめんだが、何となく上級生の考えが読めた。
俺を舐め回すように見つめて、欲望を隠そうともしない。そんなの期待してしまうに決まっている。上級生がごくりと喉を鳴らし、俺のネクタイを引っ張る。
「……っ」
苦しさに歪めた顔をにやにやと見つめられる。
「お前が二度とスズちゃんに手を出せないようにするんだよ」
わかってないですね、先輩は。
俺はもうとっくに女の子に手なんて出せない立派なメスになっていて、先輩が考えてる行為は俺にとってはご褒美なのに。
精一杯強がりつつもどうなっちゃうんだろう怖いなあという表情を意識して作りながら、体は期待に震えていた。
※※※
ネクタイを解かれ、それで腕を拘束された。背中側で縛られているため受身がとれないまま、机に体を倒され、尻を突き出すようなポーズを取らされる。
「まぬけな格好晒したくなかったら、静かにしてろよ」
俺が暴れたり悲鳴を上げたりする前に、ズボンと下着を一気に下ろされた。
剥き出しになった尻を両手で力強く揉まれる。
「……っ」
媚びた声を出しそうになってしまうのを堪えている間に、シロップでもかけるようにローションをかけられた。
「な、何を……」
わかっていたけれどやはり聞いてみた方がお互い興奮するだろう。男はローションで濡れた指で尻の狭間を軽くなぞる。たったそれだけの刺激でも気持ちいい。ひくひくと期待に収縮するそこを、男は不審に思わないだろうか。
もしもローターを入れているタイミングだったり、体内に誰かの精液を残したままだったら不味かった。幸い今はローターも持ってないし、今朝のプレイもあの人たちがコンドームに出したものを一つ一つ上の口で飲み込むというものだったから中は綺麗なはずだ。ただ、俺が嫌がってみせさえすればちゃんと初めてに見えるはず。
「ここに、ちんこ入れられなきゃイケないようにするんだよ」
「ひぅっ♡」
ここに、と男の指がアナルを突く。いや、わざわざ先輩にしてもらわなくてももうとっくにそうなってますけど。
「や……やめてくださ」
初めてあの人たちに犯された時を思い出しながら、おずおずと拒絶してみる。征服欲を刺激されたのか、最初は周りを気にしてかぎこちなかった男の動きがどんどん大胆になっていく。根元まで挿入した指で大きく円を描かれ、声が我慢できなくなりそうだった。
そんなに慣らさなくてもたぶんすぐ入るのだが、男はやけにゆっくりねちっこくそこをかきまぜようとする。
「あっ♡」
そんなことされたらすぐにペニスが欲しくて堪らなくなってしまう。朝も中にザーメン出して貰えなかったわけだし……抵抗なんて形だけでもできるか怪しい。
「……意外とすぐ入りそうだな」
「っ♡♡や、やめ……」
男はまだ俺が初めてだと勘違いしているのか、すぐ指を飲み込んだアナルにも疑問を持たず、指を増やしていく。俺に快楽を叩き込むのが目的だからかやたらとローションを継ぎ足され下半身が酷いことになっている。後で着替えないと……。
ぼんやり考えている間に指が抜かれ、そこに待ち望んでいたものがあてがわれる。
「……っ♡」
期待にアナルがそれを引き込もうとしてしまうのがわかる。
「入れるぞ」
「だ、だめ…………ぁああっ♡♡♡」
たっぷりローションを含まされたそこに、にゅるんとペニスが入り込む。生のちんこ♡ 朝は貰えなかったやつ♡
「あっ♡♡う、ぐっ♡」
喘ぎ声が気になったのか、口内にハンカチをねじ込まれる。おそらくこの先輩のものだろう。
ああ、犯されてる。
男が腰を突き動かす度にギシギシと机が音を立てる。俺が声を出さなくても十分誰かが聞きつけそうな気がするけれど。見られて輪姦されるというシチュエーションも悪くないから気にならなかった。
縛られているせいで不安定な体は、男が強く腰を掴んでいるおかげか落ちそうには無い。そうでなければ力が抜けて机から落ちてしまいそうだった。
「ぬるぬるで、まんこだな。まんこに種付けしてやるよ」
「んぐっ♡♡うっ♡♡」
「喜んで締め付けやがって」
もし口が塞がれてなかったら「おまんこにザーメンください」とはしたなく強請ってしまうところだった。
代わりにアナルで男のペニスを精一杯締め付けるのだった。
※※※
行為が終わってぼうっとしてる間に、狭い掃除用具入れに押し込められた。乳首にはクリップがつけられ、その先にはローターがついていた。ペニスは射精できないようにリングが嵌められていて、アナルにはバイブが挿入され、抜けないようにそのままズボンを穿かされた。
口内のハンカチは取って貰えたが、腕はネクタイで拘束されたまま。体当たりしても開かないので外に何か置かれているのかもしれない。扉の向こうにはまだ上級生の気配がある。
つい先程まで散々蹂躙された場所が酷く疼く。注がれた精液が腹の中を満たしてはいるが、まだ一回だけだ。もっともっと注いで欲しいと体は求めているのにこんな状態で放置されて、それはそれで興奮してしまう。
「んっ♡♡ああっ♡」
乳首につけられたローターが急に音を立てる。ただでさえクリップに摘まれて敏感になっているのに、そこを更にローターが刺激してくる。声が漏れそうになるのを何とか堪えているが、扉の向こうで上級生が俺の吐息をじっと聞いているのがわかる。
早くバイブのスイッチも入れて欲しかったが、素直にそうおねだりして萎えられても困る。アナルはバイブを締め付けながらその先を望んでいるけれど。もう少し我慢。
「これがバイブのリモコンか」
「森岡、乳首でイケそう?」
「……あっ♡♡なんで……っ♡」
先程まではたしかにあの上級生しかいなかったはずなのに、今は扉の向こうに複数の気配がある。しかも中にいるのが俺で、今どんな状況なのかも全てバレている。
見られているわけじゃないから、俺が感じてることだってわかりっこないのに、外の人間には全て見通されているように思えた。
「まんこもいじめてやれよ」
「おう」
「んんんんっ♡♡♡」
「お、優一くん今イッたんじゃね」
「森岡可愛い声してんな」
扉越しに淫らな言葉を投げかけられる度にアナルが疼く。こんなシチュエーション初めて……♡
「んんっ♡♡やっ♡♡止めて……っ」
「ちんこにクる声。ぶっかけてー」
「もうちょいいじめてからな。輪姦すのは後」
「お前はもう先にヤッたんだろーが」
しばらくこのままいじめられ、その後に犯されるのか。声の様子から元々いた男の他に二人ほど増えていることがわかる。早く犯されたいと思う一方で、こうして扉の向こうから観察されている状況も捨て難い。
「次は乳首でイけ♡」
「ぁあああっ♡♡」
「あんまデカい声出すと観客が増えるだろ」
「見られたいんじゃないか?」
「沢山ザーメン注がれたいんだよな」
「優一くーん、何回イッた?」
下卑た笑い声が響く。リングのせいで射精こそできないが、何度も達していた。
このままだと本当に観客が増えてしまう。ただでさえ校内でも俺を使う人間が沢山いるのに。
我慢しないといけないのに、扉の向こうでカチカチとスイッチを弄ばれ、不規則に中の動きが変わる。我慢できなくてまた声を押し殺しながら達した。
「んんんっ♡♡」
「あ、またイッた」
「そろそろいいんじゃね?もうこいつ女抱けないって」
「そうだな……」
リングをはめられていなければ今頃ズボンがもっとドロドロだったと思う。だが先走りだけで色が変わるくらい濡れており、密室に性の匂いが充満している。
早く射精したい。そして何よりも、本物のペニスで犯されたい。自分の置かれた状況も忘れて欲望のままに媚びてしまいそうになるのを堪え、男たちが犯してくれるのをじっと待った。
バイブの動きが弱のまま変わらなくなり、扉の向こうで音がする。この扉が開けば、きっとたっぷり視姦されて、教室の固い床に押し倒されて輪姦されるんだ。恥ずかしい写真を撮られて脅されてしまうかもしれない。
「――そこで何をしてるんですか?」
期待がピークに達した時、冷ややかな声が扉の向こうに響く。
それから舌打ちと、複数の足音が遠ざかる。何が起きているのかわからず固まっていると、扉が開かれた。薄暗さに慣れた目では蛍光灯の光が眩しく、外の様子がすぐにはわからなかった。
「大丈夫か?」
中から動かない俺をそっと支えて外に出し、教室の床に座らせてくれる。やっと開けられるようになった目で男の顔を見る。たしか同じクラスだったような……サッカー部の爽やかなイケメン君。名前はよく覚えてない。
イケメン君は俺の惨状をやっと理解したようで、慌てた後に肩に自分のジャージをかけてくれた。いや、俺女の子じゃないから乳首が見えてても別に隠さなくていいんだけど。それよりウォンウォン言ってるこのローターとかを外してやるべきなのでは?
教室を見回すが、残念ながらあの上級生たちの姿は無い。おそらくイケメン君が現れたせいで逃げ出したのだろう。
つまり、俺は客観的に見ればこのイケメン君に助けられたということになる。だが俺からすればすごくいい所で邪魔されたようにしか思えない。ご馳走を目の前に取り上げられたようなものだ。
「…………責任取ってもらわないと、な」
「ん?」
「何でもない。助けてくれてありがとう」
さて、どうやって頭からぺろりと食べてしまおうか。
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