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十話③

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「シュークリーム・ボンバー!」

 小さな無数のミニシュークリームが紫に向かって飛んできたかと思うと、次々に爆発する。その衝撃で体内に入っていた物がズルリと抜けた。

「――あんっ♡♡」

 アナルが喪失感にヒクヒクし、先程までよりもっとそこに『何か』を欲しているような気がした。紫の粘液のせいで理性はもう残っていなかった。
 処女じゃなくなった今、こうして襲われることがなくなるのならば、スドーに会えるのもこれが最後かもしれない。

「大丈夫?耕平」

 うずくまる耕平を心配して近寄ってきてくれたスドーの腹に抱きつくと、そのままスカートの中に頭を突っ込んだ。今までしっかりと下着を見たことがなかったが、女性物の可愛い苺柄のパンツを穿いてるようだ。スパッツとか穿かないと、危なくないだろうか。

「こ、耕平?ちょっと……」
「スドー……スドーの♡」

 パンツの中にやっとのことで収まっていたであろう凶器を取り出す。こちらもこんなに近くで見るのは初めてだ。自分にも付いているものだというのに自然と亀頭にキスしていた。

「こ、耕平!まって」
「んっ♡ちゅっ♡♡ちゅっ♡」

 軽くキスしただけで、萎えていたはずのペニスがすぐに硬くなる。それが面白くて何度もキスする。先端をペロリと舐めると男臭い味がしたが、それがまた耕平の脳を蕩けさせた。
 早くこれが欲しい。また体の中をドロドロにして欲しい。それだけが耕平の脳内を支配していたのだ。

 勃起したものを口に含むと、口いっぱいにスドーの味が広がる。スドーは慌てて耕平を引き剥がそうとしてくるが、急所を人質に取られている状態なのであまり抵抗できていない。
 珍しく動揺しているのが面白く、夢中でペニスを刺激し続けた。アナルに出し入れされた時を思い出しながら、口をすぼめ、たっぷりと唾液を絡める。

「耕平、ちょっと……ダメだって」
「……ふっ♡んっ♡♡んぐっ♡♡」
「こら、ダメだってば」

 ジュプジュプと音を立てながら出し入れして、先走りを幾度も飲み込んで、その味にまた興奮する。
 アナルが早くペニスを咥え込みたくてムズムズするのが耐えられず、スドーのものに奉仕しながらも自身のそこに手を伸ばす。
 熱に浮かされた耕平はすっかり忘れていたのだが、短いスドーのスカートの中では精々耕平の頭しか隠れておらず、勃起しっぱなしの耕平のペニスだとか、紫の粘液をトロトロと垂れ流しているアナルだとかまでスドーからは丸見えだった。もちろん、そこに耕平が自分から手を伸ばした所も。

「んっ♡♡ふぁっ♡♡」
「耕平、もう……入れたい」

 興奮を抑えられていないスドーの声に優越感に浸りながらも、限界なのは耕平もそうだった。やっとスカートから頭を出すと、もうクルトや紫たちはいなかった。
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