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第五話②
しおりを挟む「グミ・キャンディ・チェーン!」
色とりどりのグミが鎖のように繋がり、それがクルト目掛けて飛んでくる。ところが次の瞬間には腹に乗っていたはずの重みはなくなり、少年は消えてしまっていた。
「スドーだ~」
自分の身に起きていたこともすっかり忘れ、耕平はヘラヘラと目の前の魔法少女に笑いかけた。ちなみにシャツを捲りあげられ、ベッドに寝転んだ状態のままで、である。
クルトの唾液で乳首が艶やかに濡れているのも、アルコールのせいで頬がほんのりと赤く染まっているのも良くなかった。スドーはどういうわけか、先程攻撃に使ったはずのグミの鎖を、耕平の両腕にグルグルと巻き付けた。
「スドー?」
さすがにまた嫌な予感がして声をかけるが、スドーは黙ったまま、耕平の腹にのしかかってくる。それから、無防備に晒されていた乳首をペロリと舐められる。
「ひゃっ♡」
「アイツに舐められて気持ちよくなっちゃったんだ?」
「ちが、あっ♡♡」
腕が拘束されているせいで抵抗できないが、そもそもアルコールのせいで体に上手く力が入らないので拘束されていなくても逃げられなかっただろう。スドーのさくらんぼみたいな色をした唇が耕平の乳首をはむはむと刺激する度に腰が跳ねる。
「あっ♡♡や、だめっ♡♡」
「耕平はいつもダメダメ言うけど、本当はもっとして欲しいんだもんね」
「あんっ♡♡や、やだぁっ♡♡」
「あいつにももっともっとって媚びてたよね。耕平は淫乱なんだから」
「ちが、あっ♡♡」
乳首を吸われながら尻を揉まれる。これは先ほどされた行為と似ている。アナルの表面をスドーの細い指がなぞる。そんなことをされても気持ち悪いだけのはずなのに、か細い悲鳴が漏れただけだった。
「んぁっ♡♡ふ、うっ♡」
「あいつにもお尻触られてたよね。俺が来なかったら本当にあいつのペットにされてたんじゃない?」
「や、やだっ、」
「アナルヒクヒクさせちゃって、ホントは中トロトロにされてちんこ突っ込まれてみたいんでしょ」
「ちが、ぁっ♡♡」
スドーの指がそこから離れ、代わりに硬いものが押し付けられる。慣らしもせずに入るはずがないのに、先っぽをそこに押し付けられるとヒクヒクと穴が疼いた。
もしかして、自分は本当に突っ込まれたいのだろうか。そんなはずは無いのに、そう思ってしまう。本当は乳首なんて弄られても気持ちよくなるはずがないのに、感じてしまうようになって。段々と自分の体がおかしくなってしまったように思える。それがあの紫の植物のせいなのか、それともスドーのせいなのかはわからなかった。
「あっ♡♡♡やだ、はいっちゃう♡♡♡♡」
「大丈夫、慣らしてないのに入らないよ」
大丈夫と言われても全然安心できないのは、閉ざされたアナルに先走りで濡れたペニスをしつこく擦り付けられるからだ。擦り付けられる度にアナルがヒクヒクと収縮して、そんなはずは無いのに勝手にペニスを引き込むんじゃないかとヒヤヒヤする。
それなのに、淫らな声を上げる自分は何なんだろう。
「耕平、耕平……」
スドーが熱を持った声で耕平を呼ぶ。短めのスカートから飛び出したペニスはすっかり大きくなっていて、この愛らしい魔法少女とは不釣り合いだった。だってそこさえ見なければただの魔法少女なのに。
パッチリした大きな目は耕平だけを映していて。どうしてだろうか、獲物を見つめているように見えた。
「耕平、好き」
「へ」
スドーが囁いた言葉が頭に入ってこなくて、聞き返そうとした時、生あたたかいものが尻にかけられる。スドーが射精したのだ。それも、耕平のアナルめがけて。
挿入されたわけでも、中で出されたわけでもないのに、腹の中が熱くなるような気がした。もしもこれを本当に中に出されたら自分はどうなってしまうのだろう。
思い出したようにアルコールが主張してきて、瞼が重くなる。シーツ、洗わないと……クルトもスドーも、どこから入ってきたんだろう。
「耕平は絶対外で酒飲むなよ」
誰かが耕平の髪を撫でながらそんなことを呟いていて、それがひどく心地よかった。
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