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バッドエンド002
⑯バッドエンド002※
しおりを挟むイキそうになると動きを止められ、しばらくするとまた揺さぶられる。
何度も何度も、寸前で取り上げられて。啜り泣きながらの訴えは無視された。
「イクっ…………や、っ♡……イキたい……」
あとほんの少し、刺激を与えられればイケるのに。腹の奥底に精液を注がれればイッてしまうのに。
許されず、放り出される。
「……そろそろ、わかった?」
何のことかわからなかったが、海斗に許されなければ地獄が続くだけだろう。ただ黙って頷く。
「涼太が誰のものか、逃げたらどうなるか。そもそも逃げられないって──わかった?」
何度も言い聞かせられ、そもそも何を言われているのかもわからないのに、頷く。本当はノーと答えなければならないことだと頭の片隅で理解していた気がする。
頷くと、優しく突き上げられる。また動きが止まり、何かを尋ねられて、頷く。
「あっ♡♡」
それまで焦らされていたのが嘘のように、あっさり、イカされる。長く我慢させられ続けた末の解放だ。体内のものはまだ太いままだったけれど、意識が飛びかける。
だが、白く染まりかけた意識が、すぐに引き戻された。
「──ひうっ♡♡♡」
さっきまでとは逆で、今度は弱いところばかりを責められる。
「や、ぁっ♡♡とま……って♡♡」
「散々イキたいって可愛らしくおねだりしてたのに?」
「も……イッ、た…………ぁんっ♡♡」
射精したばかりなのにまた自身が硬くなる。もうイッた。イッたばかりでこの刺激は辛い。そう訴えようとしても言葉にならない。
「かいと、むり……まって、ぁぁああっ♡♡」
もう無理だと思うのに、深い所を亀頭に押し潰されると、壊れたように精液が溢れ出す。そのくせ海斗のペニスは一向に射精する気配がなかった。
「入学式までまだまだ時間あるし、いっぱいイカせてあげるからね」
リセットボタンがあれば、またリセットして逃げ出すことができたのに。遠ざかる意識の中で考える。
そもそも、リセットボタンなんて夢だったのではないか。海斗から逃げ出したくて見ていた夢だったのではないか。
そして、あれが本当にあったことだったとしても、もうリセットボタンは存在しない。
涼太はもう、このバッドエンドから抜け出すことはできないのだ。
【BAD END 002:監禁】
──────
(ウェブ拍手より)
ディ○ドで一人でズボズボしてるところ見せてよって言われてやるシチュ見て
みたいです
さーもんさん
大人のおもちゃで攻めるのと媚薬を大量に盛って攻めるのが見たいです。
suno@湯豆腐さん
ありきたりで否めないn番煎じですが、
『涼太くんが海斗くんの部屋に連れ込まれて朝までおせっせ(結腸責め&連続寸止め)』が見たいです!
でしたm(_ _)m
終わり方が難しくて時間があいてしまいました……。
逃げられたと思ったら逃げられてなかったという絶望ENDが好きです。
また違うエンディングか、それともトゥルーエンドか、番外編かでお会いしましょう。
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えろ可愛すぎて泣いちゃう…🥹
ほんとに尊くて最高です〜><
ありがとうございます!とても嬉しいです⸜(*˙꒳˙*)⸝
更新有難うございます!とてと好きな作品なのでまた続きが読めて嬉しいです!また更新をひっそりと楽しみに待ってます!
ありがとうございます!とても久しぶりの更新なのにあたたかい言葉をかけてくださって本当に嬉しいです( *´꒳`*)
また更新しに来ますm(_ _)m
読んでいただきありがとうございます😊
番外編もトゥルーエンドも頑張ります"(ノ*>∀<)ノ