リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

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バッドエンド002

⑧自慰ではイケない体になりました※

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「この一か月どうしてたの」

 何を言っているのだろう。海斗だって涼太と同じで、つい先日まで大学入試だったのに。もちろん海斗と涼太の学力には差があったから、大変だったのは涼太だけだったが。
 それでも遊んでいたというわけではないだろう。一緒に勉強したり、試験も受けに行った。というか涼太に遊ぶ暇なんてあるはずが無かった。

「そうじゃなくて、こっち」
「――っ♡♡」

 服の上から勃起したペニスに触れられ、腰が跳ねる。

「一か月も一人で我慢できた?」

 意地悪く聞かれ、睨みつける。誰のせいで苦労したと思っているのか。

「浮気したりしてないよね」
「んな、暇……あるかっ」
「じゃあ一人でシてたんだ?一人で満足できた?」
「べ、べつに……」

 一人でもできるし。そう答えるとにやにやしながらとんでもないことを言われた。

「じゃあ『我慢したご褒美』に涼太がシてるとこ見たいな」

 何を言われているかわからずまばたきしている間に、涼太の上から海斗が降りた。ベッドから離れて椅子に座ってこちらを見ている。

「か、かいと……」

 中途半端に火の付いた体を放り出され、その代わり視線でねちっこく犯される。
 こうなるともう逆らう術はない。海斗の望む通りにするしかないのだ。
 ゆっくり、誘うような動きでズボンと下着を下ろす。上はそのまま、下半身に身に着けていたものだけをベッドの下に放り投げる。
 勃起したペニスの先端からは透明な液体が僅かに漏れている。海斗にも見えてしまっているだろうか。はしたなく涎を垂らしているようなそれをそっと手で包み隠し、そのまま扱く。

「……んっ♡」
「ペニスだけでイケるの?」

 気持ち良くはあるけれど、射精するには物足りない。この一か月、嫌になるほど思い知っていた。

「っあ♡♡むりぃ♡」

 ぽろぽろと涙を零しながら訴えると「じゃあシャツ捲って」と命令された。ワイシャツのボタンを外し、中に来ていたTシャツを大きく捲る。まだ触れていないのに真っ赤に充血した二つの飾りが露になる。

「触ってないのに勃起してるいやらしい乳首、両手で摘まんで」
「んっ♡♡」
「まわして、ぎゅーってつねって。えっちだね♡足開いてちゃんとこっちにペニス見せつけて」
「あっ♡♡あ♡♡」
「ペニス涎まみれだよ。イケそう?」
「だめ、イケない……っ♡」

 催眠術にでもかかっているかのように、海斗の言葉通りに体が動く。乳首もペニスも痛いくらいに勃起しているのに、達することだけができなかった。
 どうしたらいいかわかっていたけれど、海斗の命令が無ければ体が動かない。

「や、かいと……イキたい……っ♡♡」

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