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バッドエンド
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「入れられてイッちゃったんだね」
ペニスを握られ、自分が出したばかりのものを塗り広げられる。射精して萎えたはずのそこはまたすぐに硬度を取り戻し、同時にアナルが勝手に三浦のものを締め付ける。
「んぐっ……うぐ……っ♡♡」
腰を突き出す体勢のせいでずっと奥にペニスが入り込んでくる。口内の布を噛みながらそれに耐える。押し込まれた布は涼太の唾液を含んで湿っており、それが気持ち悪い。それでも声を漏らして誰かにバレるよりはマシだ。
「いっぱい気持ちよくしてあげるね。涼太の中、俺の精液でお腹いっぱいにしてあげる」
「ううっ……」
「嬉しい?俺も涼太と一つになれて嬉しいよ」
だが声が出せないということは否定も出来ないということで、全て三浦のいいように受け取られてしまう。いや、いくらなんでもいいように取りすぎだろ。
ペニスから手が離れ、腰を掴まれる。ずるりと中のものが抜けていく感覚。その後すぐ、また押し込まれる。
「んっ♡♡んんんっ♡♡♡」
物音を立てないように気を使った緩慢な動きではあるが結合部から漏れる音だとか、衣服が擦れる音だとか、噛み殺し切れなかった涼太の声だとか。もし誰かに聞かれてしまったら羞恥で死にたくなるような色んな音が自分の耳に入ってくる。
もし、誰かに見られたらどうしよう。男が男にレイプされているなんて思われたくない。
でも、もしこれが合意のセックスだと思われたら?
尻穴にペニスなんて挿入されているのに涼太のものは勃起したまま、先程は射精して本を汚したばかりだ。レイプだろうが合意だろうが、尻穴を犯されて気持ちよくなってしまっている変態と思われるかもしれない。こんなところ、誰にも見られたくない。
自身の唾液でぐしょぐしょになってしまった布を噛み締める。
「んんっ♡♡んっ♡♡ふっ♡♡♡」
「涼太、涼太……」
突かれる度に頭がチカチカする場所があって、その度に先走りが雫となって落ちて、床に小さな水たまりを作る。
早く、終わらせて欲しい。解放して欲しい。思い切り中に出されて、それから射精したい。
「出すよ」
「んんんんんっ♡♡♡♡」
ドクドクと注ぎ込まれる感覚。熱いものが自分の中を満たしていく感覚。
自分がそれを快楽と受け止めているのは明らかだった。触れもしていないのに涼太のペニスはまた白いものを零している。
「……」
三浦が何か囁いて、それを聞き取れなかったはずなのに反射的に首を振っていた。
途切れそうになる意識の片隅で、慣れ親しんだ『ボタンを押す音』がするような気がした。
ペニスを握られ、自分が出したばかりのものを塗り広げられる。射精して萎えたはずのそこはまたすぐに硬度を取り戻し、同時にアナルが勝手に三浦のものを締め付ける。
「んぐっ……うぐ……っ♡♡」
腰を突き出す体勢のせいでずっと奥にペニスが入り込んでくる。口内の布を噛みながらそれに耐える。押し込まれた布は涼太の唾液を含んで湿っており、それが気持ち悪い。それでも声を漏らして誰かにバレるよりはマシだ。
「いっぱい気持ちよくしてあげるね。涼太の中、俺の精液でお腹いっぱいにしてあげる」
「ううっ……」
「嬉しい?俺も涼太と一つになれて嬉しいよ」
だが声が出せないということは否定も出来ないということで、全て三浦のいいように受け取られてしまう。いや、いくらなんでもいいように取りすぎだろ。
ペニスから手が離れ、腰を掴まれる。ずるりと中のものが抜けていく感覚。その後すぐ、また押し込まれる。
「んっ♡♡んんんっ♡♡♡」
物音を立てないように気を使った緩慢な動きではあるが結合部から漏れる音だとか、衣服が擦れる音だとか、噛み殺し切れなかった涼太の声だとか。もし誰かに聞かれてしまったら羞恥で死にたくなるような色んな音が自分の耳に入ってくる。
もし、誰かに見られたらどうしよう。男が男にレイプされているなんて思われたくない。
でも、もしこれが合意のセックスだと思われたら?
尻穴にペニスなんて挿入されているのに涼太のものは勃起したまま、先程は射精して本を汚したばかりだ。レイプだろうが合意だろうが、尻穴を犯されて気持ちよくなってしまっている変態と思われるかもしれない。こんなところ、誰にも見られたくない。
自身の唾液でぐしょぐしょになってしまった布を噛み締める。
「んんっ♡♡んっ♡♡ふっ♡♡♡」
「涼太、涼太……」
突かれる度に頭がチカチカする場所があって、その度に先走りが雫となって落ちて、床に小さな水たまりを作る。
早く、終わらせて欲しい。解放して欲しい。思い切り中に出されて、それから射精したい。
「出すよ」
「んんんんんっ♡♡♡♡」
ドクドクと注ぎ込まれる感覚。熱いものが自分の中を満たしていく感覚。
自分がそれを快楽と受け止めているのは明らかだった。触れもしていないのに涼太のペニスはまた白いものを零している。
「……」
三浦が何か囁いて、それを聞き取れなかったはずなのに反射的に首を振っていた。
途切れそうになる意識の片隅で、慣れ親しんだ『ボタンを押す音』がするような気がした。
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