リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

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バッドエンド

③痛くない……?※

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 有り得ない。

「ああっ♡♡や、いたい……」
「痛い? こんなにトロトロなのに」
「だめ、んぁっ♡♡ぬいて……っ♡♡」

 出すところではあっても何かを挿入するところではないのに。何の抵抗もなく三浦の指を受け入れたそこには痛みはおろか違和感もなく、それどころか三浦の指を引き入れようとしているように思えた。
 何で、常識的に考えたら痛いはずなのに、痛くないのだろう。
 さっきからずっと自分の体なのにわからないことだらけだ。嫌なはずなのに勝手に三浦を受け入れていく。

「や、やだぁ……」

 ぽろぽろと涙が溢れる。

「ごめんね」

 三浦の指が涼太の涙をぬぐう。
 優しく穏やかな声は普段の三浦のものだ。ようやく許してもらえるのだろうか。

「怖くないように、いっぱい気持ちよくしてあげるからね」
「ひっ……ぁっ♡」

 違う。快楽に浸りたい訳ではなくただこの行為をやめて欲しいだけなのに。それでも中で指が動く度に頭の中がビリビリして、何も考えられなくなっていく。

「いた、いた……いっ♡♡だめ、」
「痛くないよね。違うよ、これは気持ちいいって言うんだよ」
「ちが、ぁっ♡♡」
「違うのは涼太だよ。ほら、ペニスからこんなに涎垂らして、痛いわけないでしょ?」

 痛いはず。気持ち悪いはず。気持ちよくなんてないはず。それなのに三浦の言葉が甘く甘く響く。
 気持ちいい?

「早くまた一つになろうね」
「ひっ♡」

 指が抜かれ、三浦がカチャカチャとベルトを外し、ズボンからペニスを取り出す。その先に何が起こるかわかりたくないのにわかってしまう。
 嫌だ。悲鳴を上げようとしたところで唇が重ねられる。

「んっ……んんっ♡♡」

 唇と唇が触れ合って、すぐに生暖かい濡れた何かが涼太の唇を擽る。笑い出しそうになるのを堪えて唇をしっかりと閉じるけれど、結局すぐに隙間から中に入り込んでくる。

「ふっ♡♡んぐっ♡♡♡ふぁ……」

 ぴちゃぴちゃと耳を塞ぎたくなるような音が響く。嫌だ、気持ち悪い。ぬるぬるしたそれが別の生き物のように涼太の舌に絡みつく。

「んぁああっ♡♡♡」

 舌に注意が逸れている間に、尻穴に熱いものが突き立てられた。
 抵抗の意を込めてカチャカチャと手錠を鳴らしてみたところで三浦は気にした様子もなく涼太を犯していく。いくら指が入ったからってそんなものが入るとは到底思えなかったのに、そこは易々と太いペニスを飲み込んで、受け入れていくのだった。
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