リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

バッドエンド

②有り得ないことをされています※

　
　乱暴にシャツを開かれ、中のＴシャツを捲りあげられる。弾け飛んでいったボタンの所在が気になってしまったが、胸の突起に唇が触れるとそれどころではなくなった。

「――んっ♡」

　本来、そんなところに触れたって何も感じないはずなのに。柔らかな唇を押し当てられた瞬間ゾクゾクした何かが背筋に走る。自身の口から漏れた声はやけに甘く、まるで続きを強請っているみたいだった。

「やっ♡みうら……」

　三浦を止めたかったのに媚びるような甘い声では効果が無い。尖りきったそこに歯が触れて、そっと押し潰される。

「あっ♡♡」

　歯で押し潰され、唾液でベトベトにされながら舌で押される。痛いくらい乱暴にされたかと思うと優しく撫でるように転がされた。
　イケメンが男の胸に夢中で吸い付いている姿はシュールではあるが、吸われている自分は笑えない。三浦のせいで見えないが、おそらく勃起してしまっているし、このままだと射精してしまいそうな気がする。

「乳首だけでイケそうだね」
「や、……やだっ……っ♡♡」
「普通はこんなところで射精なんてしないんだよ？　涼太がいやらしいから、乳首だけでイケるんだよ」
「ちが、ぁっ♡♡だめ、やっ♡♡♡」

　ただでさえ恥ずかしいのに三浦が余計なことを言うものだから消えてしまいたくなる。射精なんて絶対にしたくないのに、涼太の体は最早涼太のものではなかった。

「だめ、イク♡♡♡イクっ♡♡♡」

　一際強く吸われたかと思うとあっさり限界を迎えるが、下着がずっしりと重くまとわりついてきて気持ち悪い。

「じゃあ脱ごうか」

　こちらの心を読んだのか、下半身から衣服を剥ぎ取られる。精液に濡れたペニスが光っているのが見えた。
　いたたまれずに顔を背けている間に、足首を掴まれ、大きく開かれる。

「涼太の出した精液がこっちまで濡らしちゃってる」
「ひっ♡な、なに……」
「涼太はね、こっちじゃないとイケないから」
「ちが、あっ♡♡きたないから……っ♡」

　自身の吐き出した精液を尻穴の表面に擦り付けられる。くすぐったくてゾクゾクして、気持ち悪いだけなはずなのに。三浦の指が触れる度に穴がヒクヒクと疼いて中に欲しいと訴える。
　中に欲しいって、どういうことだ。そんなこと有り得ない。

「や、入れちゃ……んぁっ♡♡だめ、やだっ♡♡♡」

　軽く押されるとそのまま少しだけ中に入り込む。

「や、何で……っ♡♡」

　何で、こんな有り得ないことをされているのに痛くないのだろうか。