155 / 203
メリーバッドエンド
⑦心の準備ができてません※
しおりを挟む「んっ♡♡ん、んっ♡」
海斗の舌が口内を動き回る。散々涼太の唾液を吸ったかと思えば、今度は海斗の唾液が流し込まれる。反射的に飲み込んだそれは何故か甘く感じた。
「涼太、涼太……可愛い」
唇が離れ、うっとりと囁かれると頭がまたぼうっとする。
海斗の後ろには天井が見える。キスに夢中になっている間に、ベッドに押し倒されていたらしい。
……ベッド?
「ま、まって」
海斗を押し返そうとするがビクともしない。
「まだ、心の準備が……」
「ごめん、待てない」
「んっ♡♡ま、まって……あっ♡」
首筋に唇を押し当てられると擽ったくて甘い声が漏れてしまう。
「敏感で可愛いね」
海斗に触れられると、囁かれると、体が思うように動かなくなり、体内の熱が上がっていくようだった。シャツのボタンを外され、胸元にもキスされる。
夢の中でされたことをなぞるようだった。海斗は涼太の夢を知らないはずなのに、まるで全部知っているみたいに。期待に尖った乳首に軽くキスされて、唇で優しく挟まれる。
「あっ♡♡」
「いやらしくて可愛い乳首」
「あんっ♡♡あ、っ、やっ♡♡」
このまま食べられてしまうんじゃないかと思った。唇で優しく刺激され、更に勃起してしまった乳首を舌でペロリと舐められる。そうされるともう海斗の頭を抱きしめて耐えることしかできなくなってしまう。
いや、むしろもう、耐えられていなかった。
「あっ♡♡だめっ♡♡吸っちゃ、やだっ♡」
海斗が乳首を吸うと、体中に快感が走り抜ける。電気みたいにピリピリして、触れられてもいないのにペニスが勃起して、それから……後ろの方もムズムズしてくる。
夢ではいつもどうなるんだっけ?
夢を思い出せば思い出すほど、熱が上がっていく。
「――ひゃっ♡♡」
ズボンの上からペニスを撫でられ、反応したところで乳首を強く吸われる。ゾクゾクと体に電撃が走るようで、呆気なく達してしまった。
「あ、やっ♡♡いまだめっ♡♡♡」
「乳首吸われてイッちゃったんだね」
「あんっ♡やっ♡イッたから、もっ♡♡ちくびだめっ♡」
イッた直後にも関わらず遠慮なくそこを吸われ、またすぐに射精しそうになってしまう。ダメ、今はダメ、と繰り返しているとようやく乳首が解放された。
「乳首が辛いなら、アナルにしようか」
呼吸を整えている間に下半身から衣服を剥ぎ取られ、足を大きく開かされる。服を着たまま射精させられたせいで涼太のペニスは白く濡れていて、そんな淫らな状態のそれが海斗の前に無防備に晒された。
ペニスの奥の、小さくすぼんでいるはずのそこに、海斗の息が吹きかけられると、ヒクヒクといやらしく疼いた。
まだ心の準備が出来てないはずなのに。体の方はとっくに海斗を受け入れる準備ができているように思えた。
13
お気に入りに追加
4,504
あなたにおすすめの小説



久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる