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ハッピーエンド

⑬恋人みたいです(三浦視点)※

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 嫌だと言いながらも海斗の指を締め付けて気持ちよさそうにしている。腹に押し付けられたペニスはますます先走りに濡れて、先程よりパジャマの恥ずかしい染みが広がっている。

「あんっ♡♡♡やだ……もうむりぃ♡♡」
「このまま俺の入っちゃうんじゃない?」

 意地悪く聞いてみるとすごく嫌がられた。女性のそこと違ってアナルは勝手に濡れないから、正直指だけでも怪我をしないように慎重に挿入していたのだが、どういうわけかすんなりと入っている。
 おそらく涼太のアナルがすっかり受け入れ態勢だったのと、感じすぎて先走りがアナルまで濡らしてしまっているせいだろう。このまま海斗のペニスだって受け入れてしまうのではないだろうか。生で挿入したい反面、この痴漢のような行為に興奮しているのも事実で、涼太だってすっかり出来上がってしまっている。

 指を抜くと、パジャマの上からそこに自身を押し当てる。涼太の方から息を飲む音が聞こえた。

「あっ♡♡♡だめ、入れないで……」

 口ではそう言うのだが、期待いっぱいの目で見られている。どうしよう。このまま入れたらさすがに怪我させてしまうかもしれないし。
 二、三度ほどパジャマの上からアナルに擦り付けると面白いくらい腰が跳ねた。

「涼太、ちょっと降りて」
「……?」

 ずっと膝の上に乗せていた涼太を下ろすと、ソファーに押し倒した。

「……わっ」

 急に押し倒されてびっくりしている涼太の足からズボンを抜き取ると、穿かせていた下着がやっと目の前に現れる。下着の前部分はしっかりとペニスを包み込んで隠しているが、後ろ半分はほぼ隠れておらず、丸出しと言ってもいいくらいだ。Oバックというデザインのこの下着は「いつか涼太に穿かせたい下着ランキング」の上位だった。他にはTバックやフリフリの女性用の下着だとか紐パンだとか、ローターのポケット付きのものから貞操帯まで、様々な物を準備していたが、悩んだ末に今日はこれを選んだのだ。

 グレーの下着の前部分はすっかり濡れて色濃くなってしまっている。もしかすると宣言せずにイッているのかもしれない。
 足を大きく開くとこぼれ落ちた先走りに濡れたアナルがヒクヒクとこちらを誘ってくる。
 期待に満ちた目でこちらを見上げてくる涼太。今度こそ直接、そこにペニスを当てる。

「入れるね」
「……うん」

 ゆっくり腰を進めていくと涼太の腕が背に回された。ぎゅっとしがみつかれて、恋人みたいだなと思う。いや、恋人でいいのか?

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