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ハッピーエンド
⑪何故か怒られました(三浦視点)※
しおりを挟むせっかく両思いのラブラブえっちをしたのに、目覚めた涼太は何故か急に怒り出してしまった。海斗が何をしたのかさっぱりわからなかったが、怒っている涼太もそれはそれで可愛かったのでまあいいかと眺めていた。
しばらくの間可愛らしく怒っていた涼太も夕飯を食べる頃には落ち着いてきて、海斗の焼いたハンバーグを口に運ぶとすっかり笑顔になっていた。単純かもしれないがそこが涼太の可愛いところで、海斗もそんな涼太が好きだった。
夕食を終えて、洗い物を済ませると、ソファーでくつろぐ涼太の隣に座る。幸せそうに少し膨れた腹を撫でている涼太を見ると、満たされた食欲の代わりに別の欲が顔を出す。
「涼太……」
腿に手を置き、顔を近づけると、きょとんと首を傾げられる。先程までの痴態とのギャップがすごい。
「キスしていい?」
「い、いいけど」
許可を得て、唇を重ねる。一緒に暮らしたら、結婚したら、こんな感じなのだろうか。
最初はただ唇の柔らかな感触を楽しんで、それからそっと表面を舐める。
涼太の体がビクビクと跳ねるのが可愛らしくて、何度もくすぐるように唇ばかりを舐めた。口内ではきっと涼太の舌が海斗の侵入を今か今かと待っているだろう。焦らすようにくすぐれば耐えられなくなったのか、涼太の腕が海斗の背に回される。
「……んっ」
海斗がペロペロと舐めまわしていた唇の隙間から、おそるおそるといった様子で舌が外に出てきて、それが海斗の舌にわずかに触れる。まるで舌と舌とで触れるだけのキスをしているようだ。
そのまま涼太が何をするのか待っていると今度は海斗の唇をぺろぺろと舐められた。子犬がするみたいで性的なものを感じさせないのに、涼太が頬を染めながらしていると思うとひどく興奮した。
「――わっ」
涼太の手を引いて、海斗に跨らせる。涼太が戸惑っているうちに抱きしめて、腕の中に閉じ込める。そのまま涼太の口の中に舌を差し込んで、ビックリして逃げようとする舌を絡めとって、暴れられる前に勃起した自身をお尻に擦り付けてやる。
「んあっ♡♡ちょ、かいと……あっ♡」
パジャマ越しではあるがしっかりとその熱を感じてしまうらしく、顔を赤く染めながら、息を弾ませる。キスの合間に何かを訴えようとしてくるが構わずにまたキスで言葉を塞ぐ。
いつか涼太がうちに来た時のために買っておいたパジャマは想像していた以上に似合っていた。青い無地の生地のシンプルなパジャマだけれど、その下にとびきりいやらしい下着が隠れているのだと思うと興奮する。パジャマの生地に包まれたすべすべのお尻を撫でながら涼太の舌を吸うと、涼太のペニスが海斗の腹にぐりぐりと押し付けられた。
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