リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

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三部 賭け

6-⑧絶景でした(三浦視点)※

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 ……絶景かな。

 海斗は自室のベッドに押し倒され、両腕をネクタイでぐるぐる巻きにされていた。その上に涼太が跨って自ら腰を振っている。
 それで涼太は海斗をレイプしてるつもりらしい。

 まず正確には逆レイプだし、そもそも海斗はそれを喜んでいるのでレイプは成立しない。涼太が騎乗位で積極的に腰を振っているだけの状況なのだ。

「あっ♡♡やんっ♡♡♡こし、とまんないっ♡♡♡」

 そうやって甘い声を上げながら淫らに腰をくねらせる。動き自体はもどかしいくらいだったが、涼太の痴態を見せつけられているのだから興奮する。
 最初のたどたどしさよりはだいぶマシになってきたが、まだ羞恥が残るのか、それとも快楽が大きくなりすぎることが怖いのか。行為そのものの刺激よりもやはり涼太自身の淫らさが海斗に熱を集める。

 中で出してといやらしく強請られて、下半身が反応してしまう。うん、たしかに出したかった。涼太にならいくらでも搾り取られたかった。

「イク♡♡レイプしてイッちゃう♡♡♡」
「……、涼太っ」
「あんっ♡♡海斗も、俺の中でイッて?」

 ……可愛すぎるだろう。
 涼太の望むままに射精する。

 だが、主導権を奪われたままというのも物足りない。もっとしたいのに涼太は疲れてしまったようで、海斗の上に覆い被さるようにしてぐったりと動かなくなってしまった。そんな様子もすごくそそられるわけで、色々と我慢が限界だ。

 だいたい今日はずっと我慢していたのだ。放課後まで涼太に接触しないように。放課後は涼太が嫉妬してくれたのが嬉しかったけどすぐには襲わないで涼太が何をしてくれるのか待った。涼太に襲われてもじっと我慢した。
 そもそも押してダメなら引いてみろというのは海斗が自分で決めたことだったのだが、都合の悪いことはすっかり忘れて、たぶんこれは涼太が悪いのだから仕方ないなという結論に至る。

 ……涼太がなかなか素直にならないのが悪い。涼太が可愛すぎるのが悪い。涼太が淫乱なのが悪い。

 本当はすぐにでも解けたはずのネクタイをようやく解く。涼太はぐったりしたままで気づいた様子もない。そろりとその細い腰に手を伸ばす。

「――えっ、あっ、やっ♡♡♡なんでっ♡♡♡」

 涼太が状況を飲み込めないうちに下から突き上げる。慌てて逃げようとする涼太だったが、海斗がしっかりと腰を掴んでいるため逃げられずにいる。

「やっ♡♡またイク♡♡♡だめぇっ♡♡♡」

 下から数回突き上げてやるとすぐにまた達する。やはり涼太自身先程のセックスでは物足りなかったのだろう。
 体勢を入れ替えて、イッたばかりの体を組み敷く。

 ……悪いことしたらちゃんとお仕置してあげないと。


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