上 下
126 / 203
三部 賭け

6-⑤媚薬を飲むことになりました※

しおりを挟む
 

「じゃあこれ飲んで?」
「へっ」

 そう言って海斗が取り出してきたのは小さな瓶で、中には薄ピンク色の液体のようなものが少しだけ入っている。こんな怪しいものをなぜ飲まなければいけないのか。

「媚薬だよ。涼太もうイクの疲れちゃったみたいだから、いっぱいイケるようにこれ飲もうね」
「や、やだ」
「……困ったな。じゃあやっぱりイケないように栓する?」
「飲む!!それ、飲むから!」

 また尿道バイブを取り出そうとする海斗を慌てて止める。

「うーん、涼太がどうしても飲みたいって言うならあげてもいいけど」

 いや、飲みたくないんだけど。尿道バイブよりマシだろうってだけで、そんな怪しげな液体絶対に飲みたくない。
 だが飲みたいと言わなければ「仕方ないな」と言って尿道バイブを挿入してくるだろう。三浦海斗という男はそういう男だ。

「の、飲みたい……海斗、それちょうだい」

 上目遣いを意識してそう告げるがまだ海斗は満足しないようで。

「どうして飲みたいの?」

 意地悪くそんなことを聞かれる。

「海斗と……いっぱいえっちしたいから、媚薬ちょーだい」

 海斗の気に入るように意識してそう強請れば瓶をこちらへ差し出される。両手を拘束されている状態のためどうしたらいいかわからないでいると、海斗は瓶の蓋を開けてこちらの口元に傾けてくる。
 これを飲まないとまた酷い目に遭わされる。そう決意して小さく口を開ける。

「もっと誘うみたいに、ほら、舌見せて?」
「んっ……」

 おかしな注文をつけられる。舌がちろりと見えるように意識して、もう少し大きく口を開く。
 傾けられた瓶からねっとりとした物が零れ、涼太の口内に入ってくる。蜂蜜でも口にしたみたいに甘い。
 やっとのことで飲み込むと喉が焼けるように熱い。

「んっ……ふっ♡んぐっ♡」

 瓶の中身は空になったのに、ペニスでされるみたいに口内を蹂躙される。フェラさせられてるみたいだと思うと、じわじわとお腹の中が熱くなってくる。
 こぼれた唾液がぬるりと頬を伝って気持ち悪い。

「こっちでも飲もうね」

 足を広げられると中からまた精液が溢れる。海斗の視線に晒され、ひくひくとそこが疼くのがわかる。恥ずかしいのにこれからされることに期待してしまっているのだ。

「――ひんっ♡♡♡」
「下のお口でもちゃんとごっくんして~」

 口内に入っていたものとは別の瓶がそこに挿入される。挿入したまま傾けられると、中からとろりとしたものが尻の中に入ってくる。冷たいし、射精されるのとは違う嫌な感覚に身を震わせる。

「あっ♡♡やっ♡ああっ♡♡」

 瓶の中身が無くなったかと思うとジュプジュプと音を立てながら乱暴に瓶を動かされる。そうして、中に入ったままの海斗の精液と媚薬を混ぜられてしまう。
しおりを挟む
感想 161

あなたにおすすめの小説

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

言い逃げしたら5年後捕まった件について。

なるせ
BL
 「ずっと、好きだよ。」 …長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。 もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。 ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。  そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…  なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!? ーーーーー 美形×平凡っていいですよね、、、、

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

弟が生まれて両親に売られたけど、売られた先で溺愛されました

にがり
BL
貴族の家に生まれたが、弟が生まれたことによって両親に売られた少年が、自分を溺愛している人と出会う話です

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

処理中です...