リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

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三部 賭け

6-③搾り取ってやります※

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 自分が上になっているせいで深くまで海斗のペニスが突き刺さっている。
 ……自分からレイプしておいて逃げ出したくなる。

「あっ♡♡ふかい……っ♡♡」

 海斗の腹に置いた手に力を込めて、やっとのことで腰を浮かせる。中のものが少しずつ抜けて、圧迫感が無くなって来たところで、勢いよく腰を落とす。 

「――あんっ♡♡」
「くっ……」

 ずちゅんといやらしい音と共にそこがペニスを飲み込む。耳を塞ぎたくなる状況だがそうもしていられない。こちらが海斗を貪らなければならないのだから。

「あっ♡♡やんっ♡♡♡こし、とまんないっ♡♡♡」

 最初はたどたどしかった動きも段々と激しくなっていく。腰が勝手に揺れて、最奥をペニスが突き上げるのも、浅い所に当たるのも気持ちいい。
 これはレイプなのでこちらの快楽だけを優先してもいいはずだ。いつも海斗に好き勝手されていたのだから、今日くらいはこっちが好き勝手していいだろう。

 だってきっとこれで最後だ。人のことを散々レイプしておいて。もう挿入されないとイケないような体にしておいて、海斗は涼太への興味をなくしたようだから。
 文句の一つも言ってやりたくなるが、おかしなことを口走りそうで。結局ただはしたなく喘ぐことしかできなかった。

「あんっ♡♡かいとっ♡♡♡かいとの出して……っ♡」

 そう強請ってみると中のモノがぐんと大きくなる。いつものように熱いものを出される想像をするとゾクゾクしてそれだけでイキそうになるが、まだ我慢する。
 海斗の息を飲む音が聞こえたが、拘束されているためか特に抵抗も無い。何も言ってこないのはどうしてだろうか。怒ってる?呆れている?そんなのこっちが抱くべき感情だというのに。
 尻穴に力を込めて、中のそれを搾り取ろうとする。

「イク♡♡レイプしてイッちゃう♡♡♡」
「……、涼太っ」
「あんっ♡♡海斗も、俺の中でイッて?」

 ズプッ、ずちゅっ、ちゅぱんっ

 普段だったら饒舌な海斗のせいで聞こえないようないやらしい音が室内に響く。それもまた羞恥と共に快楽の一つとして拾い上げていく。
 海斗の焦ったような表情をじっと見つめながら、そのペニスを前立腺に擦り付けるようにして、果てた。それからすぐに中が海斗の精液で満たされていく。

 ……終わった。

 そのまま海斗の上に覆い被さるように倒れ込む。もう指一本動かす気になれない。
 だが、そうもいかない。中に出されたものを掻き出さないといけないし、海斗の拘束を解かないといけない。
 それともこのままリセットしてこの瞬間を無かったことにするか……ぼんやりと考え事をしていたせいで、何かが涼太の腰を掴んだことに反応が送れた。

「――えっ、あっ、やっ♡♡♡なんでっ♡♡♡」

 海斗の拘束されていたはずの両手が涼太の腰を掴んで、下から突き上げてくる。逃げようとしてもガッチリと掴まれており逃げられない。

「やっ♡♡またイク♡♡♡だめぇっ♡♡♡」

 先程射精したばかりなのに、すぐにまた達してしまう。
 何が起きているのか理解できずにいるままに、いつの間にか海斗に押し倒されていた。

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