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三部 賭け
6-②やり返します※
しおりを挟むあの後、呆然とする海斗の手を引いて、海斗の家まで来た。途中で何か言いたげに口を開きかける海斗に「うるさい」と言えばすぐに黙り込んだ。
人のことを散々レイプしてきておいて。尻やら乳首やら普通に暮らしていれば感じないところを弄られて気持ちよくさせられて。そんな体にしておいて、自分だけは元の生活に戻ろうなんて狡いこと、許せない。俺のこと好きなくせに。
海斗をベッドに座らせると、ズボンの前を開き、ペニスだけを取り出す。海斗が慌てるのを見るとなんだか楽しくなってくる。
思い切って咥えるとすぐに硬くなる。
「んっ……ふっ」
何だ、もう興味が無いくせに勃起できるのか。気持ちよければ何でもいいのか。
……決めた。
海斗も同じ目に遭わせてやればいいのだ。
海斗の両手をネクタイでぐるぐる巻きにするとベッドへ繋げる。腹に乗っかって表情を見るが特に慌てた様子はない。
海斗のカバンを勝手に引っくり返すと、中には案の定ローションが入っていた。あのまま放っておけばこれをあの女子生徒に使うつもりだったのかと思うとイライラして、勃起した物を強く掴む。
「……っ」
小さな呻き声に気を良くして、ペニスをローションでぬるぬるにしてやる。そのまま扱いてやると、やっと焦ったような声が聞こえてくる。
「りょ、涼太……ちょっと……」
今や主導権は完全に涼太にあり、海斗に何をするのも自由だ。そう思うと気が大きくなってきてしまう。
涼太は下半身だけ服を脱いだ間抜けな格好になると、自身の尻穴に指を挿入した。ローションのせいで痛みや違和感はほとんどない。そのまま海斗に見せつけるように中を慣らしていく。
海斗がネクタイを外そうともがくが、拘束は解けそうにない。
普段とは逆で、慌てる海斗を見下ろすのはなかなか愉快だった。
「っ♡♡海斗の、もう入りそう♡♡」
涼太の中は指では満足出来ないとばかりに、うねうねと蠢いてもっと熱いものを欲していた。
「涼太、ちょっと待っ」
そこにペニスを押し当てると海斗の制止の声が聞こえてくる。
でも、待たない。
「……今度は、俺がお前をレイプするんだから」
――ズプズプッ
「あんんんっ♡♡♡」
「……っ、くっ」
先端を飲み込めばあとは自重で一気に入り込んでくる。トン、と奥に行き当たると瞼の裏に星がチカつくようだった。
荒くなる息をどうにか落ち着かせて、へたりこんでしまいそうになる自分を叱咤して、海斗の腹に手を置く。
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