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三部 賭け
4-⑤自分の声を聞かされながら※
しおりを挟む卑猥な言葉を投げかけられ、耳を塞ぐことも許されず、自分が録音した自分の喘ぎ声を聞かされ続ける。
最悪だ。何故録音なんてしてしまったんだろうか。いつも涼太の考えた作戦は上手くいかない気がする。
「やだ、もう…………」
「うん、俺も限界だからそろそろ入れるね」
そういう意味じゃなくてスマホから流れる音声を止めて欲しかったのに、海斗は涼太の中から試験管を抜くと、それをまた教室の床に放り出した。海斗の中出しした精液に汚れ、涼太の中の熱で曇ったそれが転がるのを、見ていられずに目を逸らす。
「すごい、とろとろ……」
「あんっ♡♡♡」
試験管が取り払われたアナルを広げられて、そこに海斗のペニスをあてがわれる。嫌だと思いながらもそこは期待して咥えこもうとするし、強請るみたいな声が出た。
この、甘い、女みたいな声を出しているのは誰だろう。それがスマホから聞こえてきているのか、それとも自分の口から出ているのか、もうよくわからなかった。
――やんっ♡かいと、かいとぉっ♡♡♡
ぬちゃ、と卑猥な音を立ててペニスが挿入される。気持ちいい。自分のはしたない声をBGMにしながら、快楽に溺れる。
――あっ♡♡そんなにしちゃ、だめっ♡♡♡へんになるっ♡♡
「いいよ、変になって」
「あっ♡♡やっ♡♡♡んっ♡♡」
スマホからは甘い自分の声。結合部からはぱちゅぱちゅと精液やローションが立てる淫らな音。
耳を塞ぎたくてもできず、嫌なのにその音で興奮してしまう自分がいる。
「涼太、ほら、気持ちよさそうな声。女の子よりずっと可愛い」
「はうっ♡♡あんっ、やっ♡♡♡」
「もう俺に入れられないとイケないよね?」
「やっ、ちがっ♡♡♡ちがうの……っ♡♡♡」
「それとも誰のペニスでもいいの?俺のじゃないとダメなようにちゃんと躾てあげないとね」
自分の口からこんなに甘い声が出るなんて気づかなかった。スマホからだけじゃなくて、今まさに、涼太の口から漏れる喘ぎ声が、こんなにも海斗に媚びているなんて。
「また中に出してあげるね。涼太は中出し大好きだもんね」
「やっ、やだぁっ♡♡中に、出さないで……っ♡♡♡」
「中がきゅんって締まったね。期待してるんだ?」
そんなはずは無い。そう思うのに、海斗の言葉は呪詛のように涼太の中に入り込む。
また、お腹いっぱいになるまで精液を注ぎ込まれてしまうのか。ドクドクと注がれる感覚に、涼太自身もまた、射精していた。
――――――――
えみさん
録音通報
尿道責めをリクエストしてくださった、
わらび餅さん、あきおさん、餡子さん
ありがとうございました!
尿道責めはリクエスト多かったのでたぶんまた書きます(ㅅ´ ˘ `)♡
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