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二部 セーブ地点変更後

3-③乳首だけでイキました※

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「――ひゃっ♡」

 舐められていた乳首が今までとは違う感覚に襲われる。ブイイイインとモーター音が響く。

「やっ♡♡やだっ♡♡」

 視界を塞がれた涼太には何が起きているか見えないのだが、前回三浦が持っていた色とりどりの玩具のことを思い出すと何が起きているか予想がつく。ピンクローターだ。二つのピンクローターを両の乳首に固定されている。
 勃起した乳首にローターの刺激は痛いくらいなのに、涼太のペニスははしたなく涎を垂らしたままだ。

「あっ♡やだっ♡とってえっ♡♡」
「こんなに気持ちよさそうなのに?乳首勃起してもっともっとってしてるのに?」
「してなっ♡♡ひんっ♡♡♡」

 三浦がローターを乳首を押しつぶすように擦り付けてくる。そもそもテープのようなもので固定されているらしく、身をよじらせても張り付いたまま乳首を責める。その上でぐりぐりと擦り付けられた。

「乳首だけでイケそうだね」
「むりっ……んっ♡♡」

 三浦はペニスには触れてこず、ぐりぐりと乳首だけを責められ続ける。
 涼太には見えないが、おそらく真っ赤に腫れ上がっているのではないか。

「やっ、やだっ……ちくび、とれちゃうっ♡♡」

 強い刺激を与えられ続けて、このままでは乳首が取れてしまうんじゃないかと心配になる。

「あっあっ♡♡イキたいっ♡♡♡イキたいようっ♡♡♡」

 それでも乳首だけの刺激では物足りず、快楽の波が終わらない。射精したくて三浦に甘くねだってしまう。

「乳首でイキたいって言ったらイカせてあげるね」
「ひあっ♡♡」
「じゃないとずっとこのままだからね」
「やっ♡♡いたいっ♡♡」
「涼太は痛いのに気持ちよくなっちゃうんだね」

 はやくこの責め苦から逃げたくて、同じ言葉を繰り返す。

「あっ♡ちくびっ、ちくびでっ♡♡イキたいっ♡♡」
「女の子みたいに?」
「おんなのこ、みたいにっ♡♡」


 ――ヴィイイイイインッ


「ひああああああっ♡♡♡」


 涼太が言い終えると同時に、モーター音が大きく響き渡った。十分激しいと思われていたローターが更に大きな音を立てる。
 だめ、むり、しぬ。そんな言葉が思い浮かぶのに、もはや音にする方法がわからない。

「ちゃんと乳首だけでイケたね」

 気がつけばモーター音は止まり、乳首には二つのローターが固定されたまま動きを止めていた。下半身には濡れた感覚と、頭部には優しく頭を撫でる感覚。


「でも射精したら『女の子みたいに』じゃないよね。今度はちゃんと女の子みたいにイこうね」

 あ、これまだヤバいやつだ。


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