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一部 同じ日のループ

10-③謎の物体の正体※

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 尻には謎の物体を挿入され、ペニスにはリングのようなものをはめられ。のしかかっていた三浦は涼太の上からどき、腕が下敷きにならないように体の向きを仰向けから横向きに変えさせる。二人分の体重に痺れてしまっていた腕はいくらか楽になったが、ソファーから下りた三浦がじっとこちらを見ているので落ち着かない。
 中の物体はてっきり勝手に振動したりするものかと思ったが、特に動かない。
 三浦が何を考えているのかわからない。ただニコニコと笑いながらこちらをじっと見ているのが怖い。

「エネマグラって言うんだよ」
「エネマ……?」

 物体の名前を教えられたが、聞いたことの無い響きに首を傾げる。どうせろくなものではないのだろうが、とっとと抜いて欲しい。

「まあリラックスしてー」

 できるか。

 三浦は尻に得体の知れないものを突っ込まれて、ペニスにリングをはめられた状態でリラックスできるというのだろうか。だとしたらドン引きだ。

「……ぬけ、よ…………」
「だーめ」

 だーめ、と。軽く乳首を突かれる。
 ただそれだけだったはずなのに。
 乳首の刺激に思わず体内のものを締め付ける。
 ――と、

「あっ、――ぁあああっ♡♡♡」

 締め付けたせいで、それが的確に前立腺を突いてくる。

「やっ♡やだっ♡♡とめてぇっ♡」

 大きくもないそれは内壁の収縮に合わせて、勝手に動き出す。

「これはね、涼太のアナルがいやらしいから勝手に動いちゃってるだけだよ。電動じゃないからね」
「やっ♡やらしくないもん♡♡」
「一人で上手に気持ちよくなっちゃって、説得力ないよ?このまま女の子みたいに、出さずにイこうね」

 リングのせいで射精したくてもできない。挿入された部分は中の前立腺を責め続け、外に出ている部分がペニスと尻穴の中間くらいのところをぐいぐいと押してくる。

「やっ♡こわいっ♡♡やだぁっ♡」

 三浦はそんな涼太を熱のこもった目でじっと見ている。視線だけで犯されているような錯覚を覚えて、ゾクゾクする。

「涼太が早くメスイキしないとお母さん帰ってきちゃうよ?」
「ひっ♡♡」
「ほら、見られたくなかったら早くメスイキしようね。それとも誰かに見られたいのかな?」
「やっ♡♡やだ♡♡♡」


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