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一部 同じ日のループ
7-①微睡みの中で※
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気がつくと見慣れた天井があった。
時間を確認すると、いつも起きて学校の支度を始める時間だった。
「……やすも」
今日は、休む。
そもそも学校に行かなければ、三浦に会うこともない。これで少なくとも今日だけは平穏な一日を過ごせるだろう。
なんとなくだけれど、家にいても三浦が来る気がした。だから近所のネカフェに行くことにした。
漫画でも読もうかと思ったが、そんな気にもなれない。結局インターネットを眺めながらぼーっとするだけだった。
……そうしているうちに、うとうとしてしまって。
何度もリセットしていたとはいえ精神的な疲れがたまっていた。逃げようとしては捕まって犯され続けたのだから当然だろう。
――愛してる、涼太
忘れてはいけない。最初に無理矢理犯されて裂けて、中で出された屈辱を。
トイレで犯された恐怖を。
逃げたら電車の中で犯されそうになったことを。
柴田の前で犯された羞恥を。
目隠しに猿轡で犯されたことを。
「あんなやつのこと、好きになるわけない」
ちょっと恋人ごっこなんてしたから、涼太の心が勘違いしかけているだけで。
……好きになんて、なるわけがない。
――やっ、だめっ
――イッちゃう、イッちゃうからぁっ
可愛らしい女の子の声が響き渡る。ちょっと嘘くさいくらい大袈裟に喘いでいて、AVってたまにそういうところで我に返ってしまうのだけれど。それでもいやらしく響く声に興奮してしまうのもまた事実だった。
声を聞きながらペニスを扱く。痛いくらいに勃起していて、早くイキたいのに、なかなかイケない。
じゅぷじゅぷといやらしい音が響いて、それを聞きながら違うところが熱を持つ。
ペニスだけじゃなくて、尻の奥がむずむずと何かを求めていて。そこを貫かれたいと思ってしまう。女のように期待して、そこを濡らす。
三浦にかき回された感覚がよみがえって。違う。そんな記憶はあるはずがない。それなのに体は涼太を裏切って、そこにペニスを咥え込もうとうする。
心地よい微睡みの中にあるはずなのに。この悪夢から早く覚めなくてはならない。
やっとの思いで目を開けると、パソコンの中で女が気持ち良さそうに男のものを受け入れていた。装着したままだったヘッドフォンからは女の喘ぎ声が響き渡る。
「こういうことされたいの?」
喘ぎ声の向こうから、聞きなれた声が聞こえてくる。
座っていた筈のリクライニングチェアがやけに柔らかく、あたたかく、涼太を包み込んでいる。
まだ眠気の残る頭でもぼんやりと気づいてしまう。
ああ、また捕まったのだ、と。
時間を確認すると、いつも起きて学校の支度を始める時間だった。
「……やすも」
今日は、休む。
そもそも学校に行かなければ、三浦に会うこともない。これで少なくとも今日だけは平穏な一日を過ごせるだろう。
なんとなくだけれど、家にいても三浦が来る気がした。だから近所のネカフェに行くことにした。
漫画でも読もうかと思ったが、そんな気にもなれない。結局インターネットを眺めながらぼーっとするだけだった。
……そうしているうちに、うとうとしてしまって。
何度もリセットしていたとはいえ精神的な疲れがたまっていた。逃げようとしては捕まって犯され続けたのだから当然だろう。
――愛してる、涼太
忘れてはいけない。最初に無理矢理犯されて裂けて、中で出された屈辱を。
トイレで犯された恐怖を。
逃げたら電車の中で犯されそうになったことを。
柴田の前で犯された羞恥を。
目隠しに猿轡で犯されたことを。
「あんなやつのこと、好きになるわけない」
ちょっと恋人ごっこなんてしたから、涼太の心が勘違いしかけているだけで。
……好きになんて、なるわけがない。
――やっ、だめっ
――イッちゃう、イッちゃうからぁっ
可愛らしい女の子の声が響き渡る。ちょっと嘘くさいくらい大袈裟に喘いでいて、AVってたまにそういうところで我に返ってしまうのだけれど。それでもいやらしく響く声に興奮してしまうのもまた事実だった。
声を聞きながらペニスを扱く。痛いくらいに勃起していて、早くイキたいのに、なかなかイケない。
じゅぷじゅぷといやらしい音が響いて、それを聞きながら違うところが熱を持つ。
ペニスだけじゃなくて、尻の奥がむずむずと何かを求めていて。そこを貫かれたいと思ってしまう。女のように期待して、そこを濡らす。
三浦にかき回された感覚がよみがえって。違う。そんな記憶はあるはずがない。それなのに体は涼太を裏切って、そこにペニスを咥え込もうとうする。
心地よい微睡みの中にあるはずなのに。この悪夢から早く覚めなくてはならない。
やっとの思いで目を開けると、パソコンの中で女が気持ち良さそうに男のものを受け入れていた。装着したままだったヘッドフォンからは女の喘ぎ声が響き渡る。
「こういうことされたいの?」
喘ぎ声の向こうから、聞きなれた声が聞こえてくる。
座っていた筈のリクライニングチェアがやけに柔らかく、あたたかく、涼太を包み込んでいる。
まだ眠気の残る頭でもぼんやりと気づいてしまう。
ああ、また捕まったのだ、と。
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