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一部 同じ日のループ

6-②プリクラの撮影ブースで※

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「やっ……こんなところで、だめだって」
「こんなところじゃなきゃいいんだ?」
「だめ、だめっ」



 三浦がどうしてもプリクラを撮りたいというから仕方なく男二人で撮影ブースに入ったというのに。「表情が硬い」と言われ、自然体になれるようにだとか言われて触られている。

 シャツの上から軽く乳首に触れられただけで甘い声が漏れる。

「ひっ」
「ここ、敏感なんだね」

 最初は触られても何ともなかったはずなのに。歯を立てられて痛みに震えていたはずなのに。今ではどうだろう。服の上から先端に爪を立てられても痛みはなく、甘い声が漏れる。
 どうしよう。ペニスはおそらく勃起していて、それが三浦にバレたら大変なことになる。

「ほら、カメラの方見て。気持ちいい顔見せて?」

 背後から乳首をきゅうきゅうと摘ままれながら、耳元で囁かれる。吐息が耳に吹き掛けられて、ゾクゾクする。
 腰を押し付けられ、三浦の勃起したペニスが尻に当たる。それで貫かれて中に出された時の感覚がよみがえる。

「あっ……♡」

 あの時三浦にたくさん熱いものを注がれたところがキュンとする。

 先走りでぐちゃぐちゃになった下着の中に手を突っ込まれる。涼太の先走りを指にまとわせると、それを尻の狭間に擦り付けてくる。


「やっ……こんなところで、だめだって」
「こんなところじゃなきゃいいんだ?」
「だめ、だめっ」


 指が中に入り込んでくる。
 画面には蕩けるような表情をした涼太が写っていた。

 服は何一つ脱がされていないのに、とびきりいやらしくて。期待に満ちた目で画面の三浦を見つめている。

「やっ、いれちゃだめ……っ♡」
「全然だめって顔じゃないんだけど」

 どうしよう。このまま挿入した状態で写真を撮られたら。三浦ならやりかねない。はやく逃げないと……。
 それなのに、体が期待に震えて、動かない。









「あれ、男同士だと入れないんだね」

 二人が入ろうとしたプリクラコーナーは、男だけだと入れなかった。
 もし二人でプリクラなんか撮ったら三浦にどんな目に遭わされるかと焦っていた涼太は、胸を撫で下ろす。

(危なかった……)

 想像だけで勃起しかけてしまったが、なんとか熱をおさめた。
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