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一部 同じ日のループ

【番外編】柴田君の空気すぎる日

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 珍しく涼太が真剣な顔をして、俺に頼みごとをしてきた。雨でも降るんじゃないかと思った。
 今日は彼女の凛ちゃんに家に誘われてるという大イベントが待っているのだが、友人の頼みを無下にもしたくない。まあ、そこまで時間がかかる用事でもないだろうから、OKした。

 何でも、指定した時間に、校舎裏にいるはずだから迎えに来て、駅まで一緒に帰ってほしいというのだ。よくわからないがそれなら凛ちゃんを待たせずに済みそうだった。


 そう、思っていたのだが。



「なあ、三浦なんであんなにキレてるの?俺三浦がキレてるの初めて見たけど」

「さあ……?」

 涼太を迎えにいくと三浦海斗がいた。珍しすぎる組み合わせが不思議だったが、それ以上に気になったのはいつも爽やかなイケメンであるはずの三浦が、どういうわけかぶちギレてることだ。
 えっ、三浦もキレるの?さあ?っていってるけどどう考えてもお前のせいだよな、涼太。

 そんな三浦に逆らえる空気ではなく、空き教室に連れ込まれる。
 俺、早く凛ちゃんのところに行きたいんですけど。

 空き教室に入った途端、俺は後ろ手に手錠をかけられて、床に転がされた。どこでそんなものを用意したのか、ご丁寧に猿ぐつわまで噛まされた。

 状況が全然わからない。

 床に転がったまま呆然としていると、三浦が涼太を机に押し倒した。えっ、押し倒した?


「んっ……ひっ」
「…………」
「ち、ちがっ」
「…………」
「ちが、……やだ、やだっ」

 三浦は涼太の耳元で囁いているから何を言っているのかさっぱりわからない。ネクタイを解かれ、シャツを全開にされた涼太はいやいやと首を振りながら乳首をいじられている。

 そのまま三浦の顔が涼太に近づいて……キス、した。

 絶対舌とか絡み合ってるだろうキス。
 その後、三浦の頭が涼太の胸元に移動する。

「――ひんっ」

 甘い声をあげて体を震わせる。

「あっ……んんっ」

 どうも乳首を舐められて、舐められていない方の乳首は爪先でつんつんともてあそばれているようだ。

「やだ、やだぁっ」
「………………」
「ひんっ、だめっ……」
「………………」
「やっ……やだっ」

 涼太は机から床に下ろされ、三浦は涼太の背後に回り込む。
 そのまま俺に見せつけるみたいにして乳首をいじっている。


「あんんんっ」

 一際甘い声をあげながら、涼太が身を震わせる。おそらく乳首をいじられただけでイッたのだろう。


「――ひっ」

 涼太のズボンと下着を下ろされて、白濁に濡れたペニスがぷるんと現れる。
 そのまま足を大きく開かされて、ペニスだけでなくもっと奥にある穴まで俺に見せつけるようにされる。

「やっ、やだっ」

 どんなに涼太が嫌がっても三浦が聞き入れる様子はない。そのまま尻の穴に指を突き立ててしまう。

「ひんっ」

 そんなところに指が入っていくところなんて見たことあるはずもなく、思わずそこをじっと見てしまう。

「やだっ……もっ、やだぁ」

 涼太がぐずぐずと泣きながら言ったところで、三浦が止まるはずもない。
 本来そんなことをする場所ではないのに指が簡単に出入りし、耳を塞ぎたくなるような音が辺りに響き渡る。

 そんなところに指が入るだけでも驚きなのに、更に驚くことは涼太のちんこが勃起してるってことだ。
 マジか。尻に指突っ込まれてるのを友達に見られて気持ちよくなるってマジか。


「ひんっ、……だめっ」

 思わずそこから目を離せない。

 涼太はだめとかいやだとか可愛らしく鳴くくせにとにかく気持ち良さそうにしているので三浦も遠慮がない。いや、痛そうにしてたとしてもこいつには遠慮というものがなさそうな気がしたが。

 指を増やすと、中で開いて俺に見せつけるようにしてくる。中は何かでぬめっていて、何かエロい。真っ赤になってぐちゅっていやらしい音がして。熱そう。

 女の子のそういうところも見たことない童貞の俺には生々しすぎて、怖いのにそこから目がそらせない。


「俺たちが結ばれるところも柴田に見てもらおうね」
「やっ……やだっ…………ゆるして」

 ようやく聞こえてきた三浦の声に、俺の存在理由を知る。え、そういう役回り?
 俺ってお前たちが盛り上がるための小道具的な存在?

 三浦はそこから指を抜くと、代わりに自分のちんこをそこにあてがう。
 俺は見逃さなかった。涼太の目がほんの少しだけ期待に輝くのを。

「ん、んんっ」

 後ろから抱き抱えるようにして、三浦のちんこが涼太の尻に挿入されていく。わっ、それ入っちゃうんだ。
 たしかに指で広げられてたけど、だからといってそんなの尻に入るんだ?
 しかも涼太は気持ち良さそうに荒い呼吸を繰り返していて。そんなに尻に突っ込まれて気持ちいいのか?見ているこっちが恥ずかしくてたまらない。


「涼太のここまで入っちゃったね」

「――ひぁっ」



 ここまで、と言って、涼太は下腹部を押される。マジか。そんなに入るもんなのか。
 もし腕が自由だったら俺も自分の腹を触っていたと思う。ここまで届くってどんなだよ。内臓食い破られるんじゃないか?


 結合部を俺に見せつけるように足を開かされ、ちんこを咥えこんだ穴に指が添えられる。涼太のそこが三浦のペニスを食べているところが見える。



「あっ、やっ……ひろげないでっ」


 隙間なくちんこを咥え込んだそこに、三浦のせいで隙間ができる。それをまた離して、隙間が消える。
 パクパクと口を開いてるみたいになってそれがすごくいやらしい。
 これ、本当に尻穴?



「ほら、こんなに美味しそうに飲み込んでる。もっと奥まで入りそう」
「やっ……あっ!ふかいっ……むりぃ」
「大丈夫大丈夫。ほら、もっと入るよ」
「ひんっ」

 下から突き上げられて、可愛い悲鳴が上がる。

「もっ、ぬいてぇ」

 泣きながら訴えるが、たぶん逆効果だ。だって三浦は肉食獣みたいな目で涼太をじっと見ている。
 腰をしっかり掴まれ、持ち上げては落とされる。パンパンと肉がぶつかり合う音がして、耳を塞ぎたくなる。

「やぁっ、やだぁっ、もっ、むりぃっ」

 痛そうなくらいなのに、涼太のちんこは萎える様子もない。先走りがぽたぽたとこぼれ落ち、無理と叫びながら今にもイキそうに見えた。

「出すよ、涼太」
「やっ、だめっ、ぬいてぇっ」

 そんな願いが通じるはずもなく、たぶん中で出された。

「あっ、あっ!やんっ」

 中に精液をぶちまけられながら、涼太もまた射精していた。

 ……明日から俺、どんな顔で涼太に会えばいいんだろう。




――――――――――

可哀想な柴田君のスピンオフ


彼女だと思っていた男の娘に押し倒されて災難なイケメン
https://www.alphapolis.co.jp/novel/903773569/606392518


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