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一部 同じ日のループ

2-④前より痛くはないけれど※

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「…………誰か入ってきたね」
「んっんんっ」

 こんなところ見られたら大変なことになるのに、三浦は慌てた様子もなく、相変わらず涼太の中をいじっている。
 中をぐりぐりされると同時にペニスを扱かれると、声が漏れそうになって、片手で自分の口を塞ぐ。もう片方の手だけで体を支えているが、力が入らず、バランスを崩しそうになる。

 それでも声が漏れないように、倒れて大きな音を立てないように、必死に堪える。

「…………やめろ」

 小声で止めたが、駄目だった。三浦は「何で?」と首を傾げる。

「ねえ、ドア開けて、俺たちが繋がるところ見てもらおうか」
「――っ!」

 正気とは思えない発言に、思わず三浦を振り返る。
 獰猛な肉食獣と目が合う。

 ――補食される。観衆の前でも、構わずに犯される。

 ゾクリと鳥肌が立つ。

「やだ、みうら……やだ……」

 それだけは許してほしくて、自分をとんでもない目に合わせている張本人にすがり付く。

「んー、でも、みんなに涼太が俺のものってわかってほしいし」
「やだ、それだけは、ゆるして……」
「なんで?」
「……は、はずかしいから」

 そもそも犯される時点で嫌なのだけど。それ以上に誰かの前で犯されるなんて最悪すぎる。リセットしたって心の傷は消えないのだ。ただ犯されるだけでも一回されているのに、人前で犯されるなんてとんでもない。

「そっか…………涼太のえっちなところを、俺以外に見られたくないから?」

 そんなわけあるかと思ったけど、ここで頷かなければたちまちドアを開けられて、公衆の面前で犯されるだろう。必死で頷いて見せると、三浦は満足げに微笑む。

「うん、いいよ。じゃあ俺には涼太のえっちな姿いっぱい見せてね」
「ひっ」

 ドアは開けられなかった。だが、尻に硬いものが押し当てられる。
 またそこをこじ開けられるのだと思うと、恐怖に体が震える。

「やっ……んんんっ、ふぅっ……んぐぅっ」

 口を塞ぎ、声を必死で殺す。
 少しずつ少しずつ、三浦のペニスがそこを貫いていく。熱い。だが、前のような痛みはない。ただ圧迫感は酷いし、ペニスの熱さで中が火傷しそうに思える。

「涼太のまだ勃起してる。俺の気持ちいい?」

 そう言ってペニスを扱かれる。
 …………前に犯されたときより、ほんの少しだけ楽で。
 でもだからといって気持ちよくなんてないはずなのに、たしかに涼太のペニスは勃起したままだった。
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