リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

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一部 同じ日のループ

④嫌だって泣いてもやめてもらえなかった※

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 何が起きたのかわからなかった。全力疾走した後みたいな息切れと、酷い喪失感。生まれて初めて人前で射精したのだ。そう思うと恥ずかしくてたまらない。しかも、男に、フェラチオされて。
 確かに気持ち良かったけど、得体の知れない快感は恐怖でもあって。同じ男にされているというのは屈辱的でもあった。

 ぼんやりとそんなことを思っていると、三浦がごくりと喉を鳴らしていた。

「うん、涼太のは、全部美味しい」

 涼太が出したものを飲み干したのだとわかった途端に、羞恥と、恐怖が込み上げる。

 そんなものを飲むなと言いたかったけれど、この生き物にはもう言葉が通じないかもしれないと思えた。
 再び足を大きく広げられるが、体に力が入らず、上手く動けない。

「涼太はお尻の穴も可愛いね」

 そう言って尻の穴をじろじろと見られる。そんなところを見られる経験など当然なくて、体をひねって視線から逃れようとするが、フッと息を吹き掛けられて力が抜けてしまう。

「ひっ」

 冷たいものが穴に触れる。アナル用のローションだったのだが、知識のない涼太にはわからなかった。
 冷たいそれが尻の中を濡らし、指がゆっくりと中を広げていく。むずむずとくすぐったいような。気持ち悪いような。変な感覚に必死で耐える。

「や、やだっ……みうらっ」

 すがるように呼ぶが、三浦は止まらない。興奮したように涼太の名前を呼びながら、中を広げていく。それがどうしてなのか考えてはいけないと思えた。

「涼太、涼太」

 尻の穴を蹂躙されるのはフェラチオされた時よりずっと屈辱的だった。
 小さい子がオムツをかえられる時のような、蛙がひっくり返ったような格好もまた、涼太の羞恥を煽る。

「やだ、やだぁ」

 子供のように声をあげて泣き出したくなる。いや、もう涙は出ていた。
 後から後からぽろぽろとこぼれる涙にキスをされ、舐めとられる。

「涼太、気持ちよくて泣いちゃったんだね。可愛い」
「きもち、よくないっ」
「素直になって、一緒に気持ちよくなろうね」

 慰めるように頬にキスをされ、再び唇に触れてくる。

「んっ、んっ」

 今日だけで何度目のキスだろう。散々尻の穴をいじっていた指が抜け、三浦の舌が口内に入り込むと、そこに指よりずっと太いものが触れる。

「んんんっ!んんんんんっ!!」

 やめろと叫びたかった声は三浦の唇に塞がれて言葉にならなかった。

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