5 / 203
一部 同じ日のループ
④嫌だって泣いてもやめてもらえなかった※
しおりを挟む
何が起きたのかわからなかった。全力疾走した後みたいな息切れと、酷い喪失感。生まれて初めて人前で射精したのだ。そう思うと恥ずかしくてたまらない。しかも、男に、フェラチオされて。
確かに気持ち良かったけど、得体の知れない快感は恐怖でもあって。同じ男にされているというのは屈辱的でもあった。
ぼんやりとそんなことを思っていると、三浦がごくりと喉を鳴らしていた。
「うん、涼太のは、全部美味しい」
涼太が出したものを飲み干したのだとわかった途端に、羞恥と、恐怖が込み上げる。
そんなものを飲むなと言いたかったけれど、この生き物にはもう言葉が通じないかもしれないと思えた。
再び足を大きく広げられるが、体に力が入らず、上手く動けない。
「涼太はお尻の穴も可愛いね」
そう言って尻の穴をじろじろと見られる。そんなところを見られる経験など当然なくて、体をひねって視線から逃れようとするが、フッと息を吹き掛けられて力が抜けてしまう。
「ひっ」
冷たいものが穴に触れる。アナル用のローションだったのだが、知識のない涼太にはわからなかった。
冷たいそれが尻の中を濡らし、指がゆっくりと中を広げていく。むずむずとくすぐったいような。気持ち悪いような。変な感覚に必死で耐える。
「や、やだっ……みうらっ」
すがるように呼ぶが、三浦は止まらない。興奮したように涼太の名前を呼びながら、中を広げていく。それがどうしてなのか考えてはいけないと思えた。
「涼太、涼太」
尻の穴を蹂躙されるのはフェラチオされた時よりずっと屈辱的だった。
小さい子がオムツをかえられる時のような、蛙がひっくり返ったような格好もまた、涼太の羞恥を煽る。
「やだ、やだぁ」
子供のように声をあげて泣き出したくなる。いや、もう涙は出ていた。
後から後からぽろぽろとこぼれる涙にキスをされ、舐めとられる。
「涼太、気持ちよくて泣いちゃったんだね。可愛い」
「きもち、よくないっ」
「素直になって、一緒に気持ちよくなろうね」
慰めるように頬にキスをされ、再び唇に触れてくる。
「んっ、んっ」
今日だけで何度目のキスだろう。散々尻の穴をいじっていた指が抜け、三浦の舌が口内に入り込むと、そこに指よりずっと太いものが触れる。
「んんんっ!んんんんんっ!!」
やめろと叫びたかった声は三浦の唇に塞がれて言葉にならなかった。
確かに気持ち良かったけど、得体の知れない快感は恐怖でもあって。同じ男にされているというのは屈辱的でもあった。
ぼんやりとそんなことを思っていると、三浦がごくりと喉を鳴らしていた。
「うん、涼太のは、全部美味しい」
涼太が出したものを飲み干したのだとわかった途端に、羞恥と、恐怖が込み上げる。
そんなものを飲むなと言いたかったけれど、この生き物にはもう言葉が通じないかもしれないと思えた。
再び足を大きく広げられるが、体に力が入らず、上手く動けない。
「涼太はお尻の穴も可愛いね」
そう言って尻の穴をじろじろと見られる。そんなところを見られる経験など当然なくて、体をひねって視線から逃れようとするが、フッと息を吹き掛けられて力が抜けてしまう。
「ひっ」
冷たいものが穴に触れる。アナル用のローションだったのだが、知識のない涼太にはわからなかった。
冷たいそれが尻の中を濡らし、指がゆっくりと中を広げていく。むずむずとくすぐったいような。気持ち悪いような。変な感覚に必死で耐える。
「や、やだっ……みうらっ」
すがるように呼ぶが、三浦は止まらない。興奮したように涼太の名前を呼びながら、中を広げていく。それがどうしてなのか考えてはいけないと思えた。
「涼太、涼太」
尻の穴を蹂躙されるのはフェラチオされた時よりずっと屈辱的だった。
小さい子がオムツをかえられる時のような、蛙がひっくり返ったような格好もまた、涼太の羞恥を煽る。
「やだ、やだぁ」
子供のように声をあげて泣き出したくなる。いや、もう涙は出ていた。
後から後からぽろぽろとこぼれる涙にキスをされ、舐めとられる。
「涼太、気持ちよくて泣いちゃったんだね。可愛い」
「きもち、よくないっ」
「素直になって、一緒に気持ちよくなろうね」
慰めるように頬にキスをされ、再び唇に触れてくる。
「んっ、んっ」
今日だけで何度目のキスだろう。散々尻の穴をいじっていた指が抜け、三浦の舌が口内に入り込むと、そこに指よりずっと太いものが触れる。
「んんんっ!んんんんんっ!!」
やめろと叫びたかった声は三浦の唇に塞がれて言葉にならなかった。
56
お気に入りに追加
4,504
あなたにおすすめの小説



久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる