リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

一部 同じ日のループ

③いろんな所を舐められました※

「涼太、涼太」


　三浦が涼太を呼ぶ声は熱を帯びていて、ああ欲情されているのだと嫌でもわかってしまう。そういう対象として見られているのだと。
　ベッドに押し倒されて、抵抗しようと頑張ってみたものの、思った以上に力強い三浦はびくともしなかった。

「照れてるんだね、可愛い」

　涼太の抵抗も三浦のおめでたい頭ではそうとられてしまうらしかった。

　唇がまた触れる。
　三浦の舌が口内を遠慮なく這い回り、涼太の舌を吸ってくる。舌から食べ尽くされそうな深いキスに、息ができなくなる。

「涼太の唾液、美味しい。甘いね」

　それはさっきお前と同じケーキを食べていたからだろうと言ってやりたいが、呼吸を整えるのに精一杯で、何も言えない。
　そうしている間に、シャツのボタンを外されていく。

「この可愛いイチゴも美味しそう」
「ひっ」

　露になった乳首にそんな言葉を掛けて、唇で挟まれる。男の乳首なんて可愛いはずがないし、そんなことをしたってお互い楽しいはずがない。
　乳首を食べるみたいにはむはむと唇で挟まれて、刺激で尖った先端をペロリと舐められる。生暖かくて柔らかい感覚に鳥肌が立つ。
　どうしよう、変態だ。
　じゅるじゅると音を立ててそこを吸われる。気持ちよくもなければ、軽く歯を立てられて、痛い。

「いたいいたい」

　悲鳴をあげると、舌だけで優しく舐められる。

「ごめんね、美味しくてつい」

　つい、じゃねーよ。男の乳首に歯なんて立てて何が楽しいんだ。美味しいわけもない。
　涼太の乳首は三浦のせいで少し赤くなってしまっていた。ずっとこのままだったらどうしよう。

　三浦は今度は涼太のズボンに手をかけて、下ろしてしまう。

「おい、やめろって！」

　下着も下ろされて、ペニスがさらけ出される。三浦が息をのむ音がした。
　そのまま、足を大きく広げさせられて、ペニスを口に含まれる。

「や、やだっ！やめろっ！」

　ペニスが暖かいものに包まれる感覚は恐ろしいほど気持ちいいのに、それが三浦の口内だと思うとぞっとする。男のものを躊躇いもなく口に含もうなんておかしい。絶対おかしい。

「んっ！やだっ！あっ」

　じゅぼじゅぼと卑猥な音を立てて、ペニスが三浦の口内を出入りする。舌で先端の弱いところを刺激されて、搾り取るように吸われる。
　こんなの知らない。
　自分のペースでする自慰とは違って、相手にペースを乱される。怖い。やだ、イキたくない。


「だめ、でちゃうっ！やだ、やだぁあああっ！」


　初めての快感に逆らう術もなく、達してしまう。