28 / 36
4.初交戦——誰も知らない戦争
27.わたし、頑張ります!
しおりを挟む
〈つばさ隊長。
自分に新たな任務が与えられました。
ある艦艇の、防御任務です。
特戦群から特警隊へ戻って間もないのですが、これは実戦を前提とした転任のようです。
不安でいっぱいですが、つばさ隊長の教えを守って任務を全うする決意です〉
「海軍少尉巻波佳奈恵、ただ今、着任しました」
敬礼がまるで陸軍みたいね。
それに——
意外に背が低い・・・
小早川早希は、部屋に入って来た少尉を見て、そう思った。
とは言っても一六〇センチくらいはあるから女性としては、背が低い方とは言えない。ただ、特殊部隊の隊員というイメージからすると、もっと背が高いのではないのかという、早希の勝手な思い込みだった。
あと、これも思い込みなのだが、特殊部隊員にしては顔が可愛いらしい。
「艦長の、菊池美紗子です。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
「元気ね。
しばらく陸上防衛軍に派遣されていたと聞いたけど・・・」
「はい。二年間、特殊作戦群で訓練を受けてきました」
彼女は海軍の特殊部隊・特別警備隊から、陸軍の特殊部隊・特殊作戦群へ派遣されていた。理由は色々あるが、近接格闘戦をさらに強化するためだ。特に女性隊員の強化は喫緊の課題だった。
さらに言うと、陸海軍の特殊部隊の交流と言う目的もある。
実際、彼女と入れ替わる形で特戦群から特警隊へ、水上での特殊作戦技術を学ぶために、人員が派遣されていた。
艦長は巻波少尉の胸に視線を向けた。
「もしかして、それはレンジャー徽章?」
「その通りであります」
誇らしげだった。
陸上防衛軍の資格だが、海上防衛軍でも特別警備隊の者は基本的に取得している。
脱落者続出の厳しい訓練に耐え抜き、選ばれた者だけが得られる称号である。
「それは頼もしいわね。
詳しい任務は副長と打ち合わせて」
「副長の小早川早希です。よろしくね」
「小早川——
あの、あの、小早川早希大尉でありますか」
急に巻波少尉が慌て始めた。
「どうしたの?」
「いえ、何でもありません——
お会い出来て光栄ですっ!」
「えっと・・・どこかで会ったかしら」
「お会いしたのは初めてですが、お名前はかねがねお聞きしておりました」
「あら、有名人なのね副長」
菊池艦長がからかうように笑った。
「はあ」
「ま、詳しい話は後で聞けばいいわ。先ずは巻波少尉に本艦での任務を説明して、今後の方針について打ち合わせなさい」
菊池艦長としては三名くらいの隊員を派遣して欲しかったが、少数精鋭の特別警備隊の——しかも女性隊員を三名も出せないと言うのが江田島からの回答だった。
自ら江田島の特警隊司令部まで出向いた菊池艦長は、隊長の中島大佐に迷惑そうな顔をされた。
「本当は一人だって痛いんだ。特に女性隊員は少ないからな。
その代わり、ウチの若いエースを派遣してやる。ちょうど特戦群から戻って来たところだ。格闘戦にもってこいの隊員だ」
あとで聞いたところによると、中島大佐は普段から迷惑そうな表情をする人物のようだった。
そして転属してきたのが、巻波佳奈恵少尉だった。
「ま、魔女・・・でありますか?」
別室に移動してブリーフィングを受けた巻波少尉は、小早川副長の言葉を訝しんだ。しかし副長の瞳に冗談の要素は微塵も感じられなかった。
(自分は何かを試されてるのかな?)
「『魔女』というのが信じられないなら、『未知の超生命体』と言い換えてもいいわ」
(いやいや、どっちみち俄かには信じられないのですけど・・・)
声に出さなくとも、表情にはその思いが現れているらしく、小早川副長は眼の前で深い溜息をついた。
「ま、信じられなくても無理はないんだけどね。でも、これは本当の話よ。さらに言うと、それとは別の生命体が艦に侵入した形跡もある。学生達は幽霊なんて言ってるけどね」
「『魔女』に『幽霊』でありますか」
巻波少尉は少しだけ考え込んだ後、静かに言った。
「——つまり、その謎の敵が艦内に出現したので、その対処のために私が呼ばれた——そういう事でよろしいのでしょうか?」
「その通りよ」
「彼の戦力を記録したデータはありますか。それに基づいて我の防御態勢の構築を検討したいと思います」
「もちろんあなたにはしっかりと、データを検討してもらうつもりよ」
「早速、データを分析の後、急ぎ艦の防御計画を策定するように努力します」
特警隊がそうなのか、二年も陸軍へ派遣されたらそうなのか——何だか堅苦しい感じだな、と、早希は思った。
でもそれがあまり板に付いてないので、早希は幾度か失笑しそうになった。でも真剣な顔の彼女を前にして、笑う訳にもいかず、表情を変えずにいるのに苦労した。
「ところで、さっき、私の事を以前から知っているような口ぶりだったけど」
「失礼しましたっ」
「別に失礼では無いんだけど、どうしてなのかな」
「小早川副長の防大同期の方で、陸上防衛軍に進まれた船越大尉を覚えていらっしゃいますか」
陸上防衛軍の船越大尉?
防衛大学の同期で船越といえば、一人しかいない。
順当に行けば彼女も陸軍大尉になっているだろう。
彼女とはあまりいい思い出が無いんだけどな・・・。
「もしかして——船越つばさ?」
「はいっ」
急に巻波少尉の目が輝き始めた。
「つばさ隊長が、海軍には自分の同期の女性が二人いて、一人が山野部深雪大尉、もう一人が小早川早希大尉だと、おっしゃってました。二人とも優秀な海軍士官だと仰っておられました」
つばさ——。
嫌味か。
「そう——なの?」
「防大時代とても仲がおよろしかったのですよね」
「つばさがそう言ったの?」
「いえ。私の推察です。
でも、小早川副長や山野部大尉の事をとても高く評価してらっしゃたので、この推察には自信があります。
自分、特殊作戦群でつばさ隊長に、とてもお世話になりました」
「彼女、今、特戦群にいるんだ」
「いえ、私がお世話になったのは最初の一年だけで、その後、第七機甲師団で何か特殊な任務に就かれたらしいです」
船越つばさ。
嫌味な女だった。
でも綺麗な女性だった。
そればかりではなく、私と同じ種類の女性だった——。
あの性格の悪さが無ければあるいは・・・。
「どうなさいました」
急に黙り込んだ早希を、不安そうに見つめる巻波少尉と視線が合った。
「いえ、何でもないわ。
船越つばさは、同期の中でも特に優秀だったわ。頭脳明晰なだけじゃなくて、実際の戦闘訓練——特に格闘戦では同期の男性学生はもちろん、レンジャー教官さえ寄せ付けないほどだった」
「はいっ」
嬉しそうに巻波佳奈恵少尉が頷いた。
よほど、つばさに心酔しているらしい。
でも船越つばさが優秀だったことは事実だ。
「船越大尉に指導を受けたのなら、近接戦闘は任せられそうね」
「はいっ。つばさ隊長の名前を穢すようなことはありません」
久しぶりに船越つばさの名を聞いたことで、早希は憂鬱な気持ちになっていた。
〈つばさ隊長。
新しく配置された艦での任務は、予想外のものでした。
詳しくは書けませんが、存在が事実である事さえ疑わしいような相手との戦闘を想定しなくてはなりません。
それともう一つご報告があります。
私が転属した艦の副長なのですが、なんとあの小早川早希大尉です。
つばさ隊長が非常に優秀な士官だと仰っておられた、あの方です。
自分はなんて幸運なのでしょうか。
小早川副長の下、わたし、頑張ります〉
海上保安庁の巡視船「ほうおう」が100ノット超えるスピードで長崎沖を進む不審船を発見したのは、その二日後の事だった。
自分に新たな任務が与えられました。
ある艦艇の、防御任務です。
特戦群から特警隊へ戻って間もないのですが、これは実戦を前提とした転任のようです。
不安でいっぱいですが、つばさ隊長の教えを守って任務を全うする決意です〉
「海軍少尉巻波佳奈恵、ただ今、着任しました」
敬礼がまるで陸軍みたいね。
それに——
意外に背が低い・・・
小早川早希は、部屋に入って来た少尉を見て、そう思った。
とは言っても一六〇センチくらいはあるから女性としては、背が低い方とは言えない。ただ、特殊部隊の隊員というイメージからすると、もっと背が高いのではないのかという、早希の勝手な思い込みだった。
あと、これも思い込みなのだが、特殊部隊員にしては顔が可愛いらしい。
「艦長の、菊池美紗子です。よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
「元気ね。
しばらく陸上防衛軍に派遣されていたと聞いたけど・・・」
「はい。二年間、特殊作戦群で訓練を受けてきました」
彼女は海軍の特殊部隊・特別警備隊から、陸軍の特殊部隊・特殊作戦群へ派遣されていた。理由は色々あるが、近接格闘戦をさらに強化するためだ。特に女性隊員の強化は喫緊の課題だった。
さらに言うと、陸海軍の特殊部隊の交流と言う目的もある。
実際、彼女と入れ替わる形で特戦群から特警隊へ、水上での特殊作戦技術を学ぶために、人員が派遣されていた。
艦長は巻波少尉の胸に視線を向けた。
「もしかして、それはレンジャー徽章?」
「その通りであります」
誇らしげだった。
陸上防衛軍の資格だが、海上防衛軍でも特別警備隊の者は基本的に取得している。
脱落者続出の厳しい訓練に耐え抜き、選ばれた者だけが得られる称号である。
「それは頼もしいわね。
詳しい任務は副長と打ち合わせて」
「副長の小早川早希です。よろしくね」
「小早川——
あの、あの、小早川早希大尉でありますか」
急に巻波少尉が慌て始めた。
「どうしたの?」
「いえ、何でもありません——
お会い出来て光栄ですっ!」
「えっと・・・どこかで会ったかしら」
「お会いしたのは初めてですが、お名前はかねがねお聞きしておりました」
「あら、有名人なのね副長」
菊池艦長がからかうように笑った。
「はあ」
「ま、詳しい話は後で聞けばいいわ。先ずは巻波少尉に本艦での任務を説明して、今後の方針について打ち合わせなさい」
菊池艦長としては三名くらいの隊員を派遣して欲しかったが、少数精鋭の特別警備隊の——しかも女性隊員を三名も出せないと言うのが江田島からの回答だった。
自ら江田島の特警隊司令部まで出向いた菊池艦長は、隊長の中島大佐に迷惑そうな顔をされた。
「本当は一人だって痛いんだ。特に女性隊員は少ないからな。
その代わり、ウチの若いエースを派遣してやる。ちょうど特戦群から戻って来たところだ。格闘戦にもってこいの隊員だ」
あとで聞いたところによると、中島大佐は普段から迷惑そうな表情をする人物のようだった。
そして転属してきたのが、巻波佳奈恵少尉だった。
「ま、魔女・・・でありますか?」
別室に移動してブリーフィングを受けた巻波少尉は、小早川副長の言葉を訝しんだ。しかし副長の瞳に冗談の要素は微塵も感じられなかった。
(自分は何かを試されてるのかな?)
「『魔女』というのが信じられないなら、『未知の超生命体』と言い換えてもいいわ」
(いやいや、どっちみち俄かには信じられないのですけど・・・)
声に出さなくとも、表情にはその思いが現れているらしく、小早川副長は眼の前で深い溜息をついた。
「ま、信じられなくても無理はないんだけどね。でも、これは本当の話よ。さらに言うと、それとは別の生命体が艦に侵入した形跡もある。学生達は幽霊なんて言ってるけどね」
「『魔女』に『幽霊』でありますか」
巻波少尉は少しだけ考え込んだ後、静かに言った。
「——つまり、その謎の敵が艦内に出現したので、その対処のために私が呼ばれた——そういう事でよろしいのでしょうか?」
「その通りよ」
「彼の戦力を記録したデータはありますか。それに基づいて我の防御態勢の構築を検討したいと思います」
「もちろんあなたにはしっかりと、データを検討してもらうつもりよ」
「早速、データを分析の後、急ぎ艦の防御計画を策定するように努力します」
特警隊がそうなのか、二年も陸軍へ派遣されたらそうなのか——何だか堅苦しい感じだな、と、早希は思った。
でもそれがあまり板に付いてないので、早希は幾度か失笑しそうになった。でも真剣な顔の彼女を前にして、笑う訳にもいかず、表情を変えずにいるのに苦労した。
「ところで、さっき、私の事を以前から知っているような口ぶりだったけど」
「失礼しましたっ」
「別に失礼では無いんだけど、どうしてなのかな」
「小早川副長の防大同期の方で、陸上防衛軍に進まれた船越大尉を覚えていらっしゃいますか」
陸上防衛軍の船越大尉?
防衛大学の同期で船越といえば、一人しかいない。
順当に行けば彼女も陸軍大尉になっているだろう。
彼女とはあまりいい思い出が無いんだけどな・・・。
「もしかして——船越つばさ?」
「はいっ」
急に巻波少尉の目が輝き始めた。
「つばさ隊長が、海軍には自分の同期の女性が二人いて、一人が山野部深雪大尉、もう一人が小早川早希大尉だと、おっしゃってました。二人とも優秀な海軍士官だと仰っておられました」
つばさ——。
嫌味か。
「そう——なの?」
「防大時代とても仲がおよろしかったのですよね」
「つばさがそう言ったの?」
「いえ。私の推察です。
でも、小早川副長や山野部大尉の事をとても高く評価してらっしゃたので、この推察には自信があります。
自分、特殊作戦群でつばさ隊長に、とてもお世話になりました」
「彼女、今、特戦群にいるんだ」
「いえ、私がお世話になったのは最初の一年だけで、その後、第七機甲師団で何か特殊な任務に就かれたらしいです」
船越つばさ。
嫌味な女だった。
でも綺麗な女性だった。
そればかりではなく、私と同じ種類の女性だった——。
あの性格の悪さが無ければあるいは・・・。
「どうなさいました」
急に黙り込んだ早希を、不安そうに見つめる巻波少尉と視線が合った。
「いえ、何でもないわ。
船越つばさは、同期の中でも特に優秀だったわ。頭脳明晰なだけじゃなくて、実際の戦闘訓練——特に格闘戦では同期の男性学生はもちろん、レンジャー教官さえ寄せ付けないほどだった」
「はいっ」
嬉しそうに巻波佳奈恵少尉が頷いた。
よほど、つばさに心酔しているらしい。
でも船越つばさが優秀だったことは事実だ。
「船越大尉に指導を受けたのなら、近接戦闘は任せられそうね」
「はいっ。つばさ隊長の名前を穢すようなことはありません」
久しぶりに船越つばさの名を聞いたことで、早希は憂鬱な気持ちになっていた。
〈つばさ隊長。
新しく配置された艦での任務は、予想外のものでした。
詳しくは書けませんが、存在が事実である事さえ疑わしいような相手との戦闘を想定しなくてはなりません。
それともう一つご報告があります。
私が転属した艦の副長なのですが、なんとあの小早川早希大尉です。
つばさ隊長が非常に優秀な士官だと仰っておられた、あの方です。
自分はなんて幸運なのでしょうか。
小早川副長の下、わたし、頑張ります〉
海上保安庁の巡視船「ほうおう」が100ノット超えるスピードで長崎沖を進む不審船を発見したのは、その二日後の事だった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
NPCが俺の嫁~リアルに連れ帰る為に攻略す~
ゆる弥
SF
親友に誘われたVRMMOゲーム現天獄《げんてんごく》というゲームの中で俺は運命の人を見つける。
それは現地人(NPC)だった。
その子にいい所を見せるべく活躍し、そして最終目標はゲームクリアの報酬による願い事をなんでも一つ叶えてくれるというもの。
「人が作ったVR空間のNPCと結婚なんて出来るわけねーだろ!?」
「誰が不可能だと決めたんだ!? 俺はネムさんと結婚すると決めた!」
こんなヤバいやつの話。
空虚な時計塔 -Broken Echo Tides-
るてん
SF
SF小説です。いわゆるディストピアものだと思います。
設定が荒っぽい部分もあるので、そのあたりはご了承下さい・・・
二部編成を予定していますが、分量はあまり長くしないつもりです。
あらすじ(仮
核戦争後の荒廃した2100年代。絶滅の危機に瀕した人類は、北極圏の小さな生存圏で細々と生き延びていた。人類最後の天才科学者と呼ばれた男は、不完全なシンギュラリティと呼んだ超AIの限界を超え、滅亡を回避する方法を探る。しかし、その道はあまりにも無謀で危険な賭けだった――。
No One's Glory -もうひとりの物語-
はっくまん2XL
SF
異世界転生も転移もしない異世界物語……(. . `)
よろしくお願い申し上げます
男は過眠症で日々の生活に空白を持っていた。
医師の診断では、睡眠無呼吸から来る睡眠障害とのことであったが、男には疑いがあった。
男は常に、同じ世界、同じ人物の夢を見ていたのだ。それも、非常に生々しく……
手触り感すらあるその世界で、男は別人格として、「採掘師」という仕事を生業としていた。
採掘師とは、遺跡に眠るストレージから、マップや暗号鍵、設計図などの有用な情報を発掘し、マーケットに流す仕事である。
各地に点在する遺跡を巡り、時折マーケットのある都市、集落に訪れる生活の中で、時折感じる自身の中の他者の魂が幻でないと気づいた時、彼らの旅は混迷を増した……
申し訳ございませんm(_ _)m
不定期投稿になります。
本業多忙のため、しばらく連載休止します。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
空のない世界(裏)
石田氏
SF
働きながら書いてるので更新は不定期です。
〈8月の作者のどうでもいいコメント〉
『本格的な夏になりました。学校では夏休み、部活に励む学生、夏の催し夏祭り……ですが、楽しいことばかりではない夏でもある。山のようにある宿題、熱中症等健康悪化、夏休みのない大人。何が楽しくて、こんな暑い中祭りに行くんだと言いながら、祭りに行く自分。まぁ、色々あると思いますが、特に脱水には気をつけましょう。水分不足で、血液がどろどろになると、脳梗塞の原因になります。皆、熱中症だけじゃないんだよ。ってことで、今月も仕事しながら執筆頑張ります』
完全に趣味で書いてる小説です。
随時、概要の登場人物更新します。
※すいません、途中字数オーバーがありますが、御承知ください。(アルファポリス様更新前の上限一万字の時のことです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる