17 / 30
新たな目的
しおりを挟む
第2章がはじまりまーす!
よろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
金属がぶつかる音が響く。
蠱惑的に輝く黄金のコインを指でつまみ、嘗め回すようにみつめる。
ふっふっふ、くはーーーー!
ついに、ついに俺は手に入れたのだ。
革袋にパンパンに詰まった金貨。それをテーブルに積み上げて一枚ずつ丁寧に磨く。
・・・・・・美しい。
金があるって、なんて幸せなことなんだろう。
キランと輝く金貨はどれだけ見ていても飽きることがない。
ふっ、これが給料日を迎えた社会人の気持ちってやつかい?
嬉しすぎるー!
まるで世界が俺を祝福している気分だ。永遠にこの瞬間を味わっていたい。いっそ毎日が給料日ならいいのに。
ああ、いかんいかん。
金の魅力に惑わされて危うく昇天しかけた。そろそろ現実に戻らないと。
さて、これらはジョーカーから奪った金貨な訳だが、どう扱えば良いか俺は悩んでいた。
最初はそのまま母上に全部献上しようと考えていた。これだけ金があれば、しばらく我が家の食卓は『やせ細った川魚と固いパンだけ』というイカれた修行僧仕立ての献立から卒業できるはず。
でも、俺は思ったね。
本当にそれでいいのかと。
だって、初めての親孝行だぞ?
無償の愛で長年(1年)、育ててもらったお礼が、現金なんてあまりにも寂しいじゃないか。もっとこう・・・・・・愛の溢れる感じに演出したいんだ。
母上と父上が泣いて喜ぶような、そんな感じに。
「クー、またお金とにらめっこしてるの? 最近ずっとそればっかり」
声をかけられて、振り向くと幼馴染のリリアが無断で俺の部屋に侵入していた。
「おいおい、こまるよ。ドアくらいノックしてもらないと。としごろの男の子にだってプライベートはひつようなのに」
「だって、扉開いてたもん。いつも扉を閉め忘れるクーがいけないんじゃん。そんなに気になるなら、毎回きちんと締めなよ・・・・・」
「うう・・・・・・」
くっ、くそ!
相変わらず、ああいえばこういう。なんて手ごわい幼女なんだ!
リリアは、異性の部屋にアポなしで突撃する危険性を理解していない。俺がまだピチピチの1歳児だからいいものの、これが健康な青年男児だったら最悪大事件に発展していたよ? いつもボーっとした表情しているこの幼女は、そのへん分かってるのだろうか?
「ま、まあ、つぎから気をつけてくれればいいよ」
「あい」
まるで反省してないように、リリアが適当な返事をかえしてくる。
俺のことを完全に舐めきっている。
「とりあえず、この件はおいといて。じつは、リリアにそうだんしたいことがあるんだ」
「なぁに?」
俺はずっと悩んでいたお金の悩みを相談した。
しばらくリリアは「うーん」と唸った後に言った。
「直接渡すのが嫌ならサプライズとかどう? エリーナさん達には秘密で美味しい料理を用意するの! 余った分のお金はそのままあげればいいんじゃない?」
「お、お前・・・・・・」
天才かよ。
俺が今まで悩んだ時間はなんだったんだ?
ただお金を渡すという無粋を回避しつつ、残ったお金は現金で支給するという、貧困な我が家に配慮した実用的気遣い。なこの幼女、末恐ろしすぎ。
「さいよう! リリアはなんてあたまがいいんだ」
「えへへへ」
「もくひょうはきまった! ははうえ達にはヒミツでおいしいごはんを用意してパーティーだ! そうと決まれば、ぜんはいそげ。さっそくじゅんびをしよう」
俺はお金をしまい外出の用意をする。
美味しいものをいっぱい買って、家族を笑顔にするんだ。
ルンルン気分で部屋をでていこうとすると、リリアが後ろから俺の服を引っ張る。
「なに?」
「クー、忘れてる。私の修行の約束は?」
「あ」
そういえば、そうだった。
無限一刀流の弟子にするって約束をしたっけ。
リリアが不満そうに、ジトっと俺をにらんでくる。
「もしかして・・・・・・わすれてた?」
「ばっ、ばっきゃろう! そんなわけないだろ! おれがやくそくを忘れるなんて、そんな、そんなこと・・・・・・」
「うそ。バレバレだよ。目を見ればわかるから。最近お金ばかり眺めて全然相手してくれなかったから、もう待てない。はやく修業をつけてほしい」
頬を膨らませて、腕を組んだリリアが有無を言わせない態度で俺を見下ろしてくる。完全にお怒り状態だ。ここで下手に抵抗したら、どうなるかことやら。
ぐぬぬぬ、どうしよう。
パーティーを優先したいが、リリアに怒られるも嫌だ。
なにかいい方法はないものか・・・・・・そうだ!
「ふふふ、リリア。きみは、これがただのかいものだとおもっているのかね?」
「ちがうの?」
「うん、これはむげん一刀りゅうの修行のいっかんなのだよ。やってみればわかるから、だまって、ついてきて」
「ほんとう? あやしい」
「おれがいちどでも嘘ついたことある? いいやないね。だから信じてくれ」
「・・・・・・分かった」
こうして、俺は無邪気な幼馴染を言いくるめて、街へとでかけるのだった。
目指すは最高級食材の仕入れだ!
はじめてのお使いをとっくに完了させている俺には、きっと容易い仕事のはずさ。
よろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
ちゃりん、ちゃりん・・・・・・
金属がぶつかる音が響く。
蠱惑的に輝く黄金のコインを指でつまみ、嘗め回すようにみつめる。
ふっふっふ、くはーーーー!
ついに、ついに俺は手に入れたのだ。
革袋にパンパンに詰まった金貨。それをテーブルに積み上げて一枚ずつ丁寧に磨く。
・・・・・・美しい。
金があるって、なんて幸せなことなんだろう。
キランと輝く金貨はどれだけ見ていても飽きることがない。
ふっ、これが給料日を迎えた社会人の気持ちってやつかい?
嬉しすぎるー!
まるで世界が俺を祝福している気分だ。永遠にこの瞬間を味わっていたい。いっそ毎日が給料日ならいいのに。
ああ、いかんいかん。
金の魅力に惑わされて危うく昇天しかけた。そろそろ現実に戻らないと。
さて、これらはジョーカーから奪った金貨な訳だが、どう扱えば良いか俺は悩んでいた。
最初はそのまま母上に全部献上しようと考えていた。これだけ金があれば、しばらく我が家の食卓は『やせ細った川魚と固いパンだけ』というイカれた修行僧仕立ての献立から卒業できるはず。
でも、俺は思ったね。
本当にそれでいいのかと。
だって、初めての親孝行だぞ?
無償の愛で長年(1年)、育ててもらったお礼が、現金なんてあまりにも寂しいじゃないか。もっとこう・・・・・・愛の溢れる感じに演出したいんだ。
母上と父上が泣いて喜ぶような、そんな感じに。
「クー、またお金とにらめっこしてるの? 最近ずっとそればっかり」
声をかけられて、振り向くと幼馴染のリリアが無断で俺の部屋に侵入していた。
「おいおい、こまるよ。ドアくらいノックしてもらないと。としごろの男の子にだってプライベートはひつようなのに」
「だって、扉開いてたもん。いつも扉を閉め忘れるクーがいけないんじゃん。そんなに気になるなら、毎回きちんと締めなよ・・・・・」
「うう・・・・・・」
くっ、くそ!
相変わらず、ああいえばこういう。なんて手ごわい幼女なんだ!
リリアは、異性の部屋にアポなしで突撃する危険性を理解していない。俺がまだピチピチの1歳児だからいいものの、これが健康な青年男児だったら最悪大事件に発展していたよ? いつもボーっとした表情しているこの幼女は、そのへん分かってるのだろうか?
「ま、まあ、つぎから気をつけてくれればいいよ」
「あい」
まるで反省してないように、リリアが適当な返事をかえしてくる。
俺のことを完全に舐めきっている。
「とりあえず、この件はおいといて。じつは、リリアにそうだんしたいことがあるんだ」
「なぁに?」
俺はずっと悩んでいたお金の悩みを相談した。
しばらくリリアは「うーん」と唸った後に言った。
「直接渡すのが嫌ならサプライズとかどう? エリーナさん達には秘密で美味しい料理を用意するの! 余った分のお金はそのままあげればいいんじゃない?」
「お、お前・・・・・・」
天才かよ。
俺が今まで悩んだ時間はなんだったんだ?
ただお金を渡すという無粋を回避しつつ、残ったお金は現金で支給するという、貧困な我が家に配慮した実用的気遣い。なこの幼女、末恐ろしすぎ。
「さいよう! リリアはなんてあたまがいいんだ」
「えへへへ」
「もくひょうはきまった! ははうえ達にはヒミツでおいしいごはんを用意してパーティーだ! そうと決まれば、ぜんはいそげ。さっそくじゅんびをしよう」
俺はお金をしまい外出の用意をする。
美味しいものをいっぱい買って、家族を笑顔にするんだ。
ルンルン気分で部屋をでていこうとすると、リリアが後ろから俺の服を引っ張る。
「なに?」
「クー、忘れてる。私の修行の約束は?」
「あ」
そういえば、そうだった。
無限一刀流の弟子にするって約束をしたっけ。
リリアが不満そうに、ジトっと俺をにらんでくる。
「もしかして・・・・・・わすれてた?」
「ばっ、ばっきゃろう! そんなわけないだろ! おれがやくそくを忘れるなんて、そんな、そんなこと・・・・・・」
「うそ。バレバレだよ。目を見ればわかるから。最近お金ばかり眺めて全然相手してくれなかったから、もう待てない。はやく修業をつけてほしい」
頬を膨らませて、腕を組んだリリアが有無を言わせない態度で俺を見下ろしてくる。完全にお怒り状態だ。ここで下手に抵抗したら、どうなるかことやら。
ぐぬぬぬ、どうしよう。
パーティーを優先したいが、リリアに怒られるも嫌だ。
なにかいい方法はないものか・・・・・・そうだ!
「ふふふ、リリア。きみは、これがただのかいものだとおもっているのかね?」
「ちがうの?」
「うん、これはむげん一刀りゅうの修行のいっかんなのだよ。やってみればわかるから、だまって、ついてきて」
「ほんとう? あやしい」
「おれがいちどでも嘘ついたことある? いいやないね。だから信じてくれ」
「・・・・・・分かった」
こうして、俺は無邪気な幼馴染を言いくるめて、街へとでかけるのだった。
目指すは最高級食材の仕入れだ!
はじめてのお使いをとっくに完了させている俺には、きっと容易い仕事のはずさ。
14
お気に入りに追加
1,034
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる
まったりー
ファンタジー
主人公は気功を極め人間の限界を超えた強さを持っていた、更に大気中の気を集め若返ることも出来た、それによって1000年以上の月日を過ごし普通にひっそりと暮らしていた。
そんなある時、教師として新任で向かった学校のクラスが異世界召喚され、別の世界に行ってしまった、そこで主人公が色々します。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる