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第13章 ヤーベ、王都の料理大会ではっちゃける!
閑話12 フィレオンティーナの大冒険 その②
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「ああ、いい天気ですわ」
パカパカと二頭立ての馬車を操縦して街道を進んで行きます。
「フィレオンティーナ様、少しペースが速いですよ!」
狩人のパティちゃんが諫めてくれます。
「あらごめんなさい。良い天気で気持ちが逸ってしまいましたわ」
わたくしは手綱を締めてペースを落とします。
「いや~、本当に質の良い剣だ」
「まったくだ、この槍の柄を見ろよ。安物と違って素晴らしい重量感だ」
「当たり前だよ、タルバリ伯爵家の騎士が使うものだぞ」
リゲンさんとカルデラさんがニコニコ顔でお互いの武器を見せ合っています。
「お前ら、いい加減に落ち着けよな。あたしたちは今護衛の任務中なんだぞ?」
二人を嗜めるのは盗賊のポーラさん。盗賊と言っても、迷宮探索で魔物を発見したり、罠を解除したり、宝箱を開錠するのがお仕事だって言ってました。
とっても大変そうなお仕事ですわ。
それに、パーティの皆さんのまとめ役で姉御肌的な感じ。
とっても頼りになりそう!
「それにしても・・・フィレオンティーナさんって売れっ子占い師である前に、タルバリ伯爵の奥方のシスティーナ様のお姉さんだったんだってね・・・。あたしゃ腰抜かしそうになりましたよ」
苦笑しながらポーラさんが話しかけてきます。
「たまたま妹が伯爵夫人になっただけですわ。おかげで今回無理が聞きましたけど」
オホホホ、と笑って誤魔化します。
なにせこの馬車はタルバリ伯爵の紋章が入ってますし、馬2頭も借りてます。その上剣と槍も融通してもらいましたしね。
「いや、それすごい事だと思うんですけど・・・」
ポーラさんは少し呆れてボヤく。
「王都への護衛は大歓迎ですよ。ついこの前『城塞都市フェルベーンの奇跡』を起こした真の聖女様も王都へ、向かっていると言う噂を聞いたのですよ」
アレンさんは神官戦士の卵さんです。
なんでも、『城塞都市フェルベーンの奇跡』という病気の人を大勢治した奇跡の聖女様が出現したと言う話みたいです。それが本当ならとてもすごいですね。
「なんだよお前ら・・・なんで王都までわざわざ・・・」
文句を言っているのは魔術師のソーンさん。なんでもパティさんに惚れているらしいです。パティさんが命を救ってもらった恩人を追って王都に向かうのが気にいらないらしく、ことあるごとに不平不満を漏らしています。
気にいらないのならお留守番していればいいのに。
もうすぐタルバリ領最後の町、ソラリーに到着する予定なのですが・・・。
「むっ! ハウンドドッグの群れが出たぞ! 馬車に近づけるな!」
リゲンさんが剣を抜きながら声を張り上げます。出現数は六匹。
護衛の方一人一殺なら問題ないですわね。
ところが、リゲンさんが剣で、カルデラさんが槍で、パティさんが小弓で、ポーラさんがショートソードで、アレンさんがメイスでそれぞれ仕留めたのですが、魔術師のソーンさんは魔法を使わなかったため、私に一匹向かってきてしまいました。
「雷撃よ、敵を束縛せよ!<雷撃鞭>」
「ギャワワワン!」
電撃の鞭に捕らわれたハウンドドッグが絶命します。
「お前! ふざけるなよ!」
リゲンさんがソーンさんを怒鳴りつけています。
わたくしでも些かどうかと思ってしまいます。
何せ護衛を依頼した私に魔物が抜けてきてしまったのですから、護衛としてどうかという事になってしまいます。
「何だよ!ハウンドドッグくらい前衛で仕留めろよな!こっちは魔力を温存する必要があるんだよ!」
「何だと!」
あらあら、険悪になってしまいましたわね。
「もういいですわ。わたくし早く王都に着きたいんですの」
そう言って馬車を進めます。今日はソラリーの町で宿泊なのですがその先は王都直轄領になります。もうタルバリ伯爵の威光は通用しなくなるという事。わたくしも気を付けて気を引き締めなければならないのです。
「今までの村ではヤーベ様の情報は全く得られなかった・・・。この町ならきっとヤーベ様の情報が・・・」
「ん? ヤーベって、コルーナ辺境伯家の賓客っていう、あのヤーベ殿ですか?」
リゲンさんが聞いてきます。なぜヤーベ様のお名前を知っているのでしょうか?
「ええ、確かにヤーベ様はコルーナ辺境伯家の賓客でいらっしゃいましたわね。私の命の恩人で未来の旦那様ですわ」
「ええっ!? そうなのかい? 実は俺たちもヤーベ殿に命を救われてるんだ。お礼を言いたかったんだけど、忙しかったのか、翌日朝には出発しちまったから、俺たちもお礼を言ってないんだ。パティじゃないが、俺もちゃんとヤーベ殿にお礼を言いたいと思っているんだ。尤もお礼に払う金も持っていなかったんだが」
「あらあら、それでは王都までの道程で少しでも稼いでおかないとヤーベ様にお礼も出来ませんよ? 取りあえずそのハウンドドッグはお持ちになってギルドに買い取りに出されては?」
「もちろんそうさせてもらいます。尤もフィレオンティーナ様も一匹仕留められておりますよ」
「わたくしは結構ですわ。パティに差し上げてくださいな」
「ええっ!? 悪いですよ・・・」
「遠慮はいりませんことよ? 特に弓は矢の用意もいるでしょう。王都まではまだありますから、しっかり準備なさってね」
「あ、ありがとうございます」
素直に頭を下げてお礼を言ってくださるパティちゃん。可愛い子ですわね。
ソラリーの町に着いたので、一番良いホテルに泊まろうと思ったのですが、<五つ星>の面々が宿泊できないと言って来たので、こちらで費用を持とうと思ったのですが、それも心苦しいという事で、中堅の宿屋に落ち着くことになりました。
ホテルへの聞き込みを実施しておけば宿泊の必要も無いでしょうか。
冒険者ギルドへ行ってみれば、結構な喧騒が。良い事でもあったのでしょうか?
聞いて見れば、グロウ・キャタピラーやギール・ホーネットといった少しランクの高い魔物が大量に持ち込まれたとの事。
解体して素材が出回ることになるので、ギルドもホクホクになるとのことですわ。
それはそれは景気の良い事で・・・と思っていたら、なんとその魔物を持ち込んだのがヤーベ様との事! さすがは私の未来の旦那様!
大量に魔物を狩って経済効果を上げているとは。恐るべき旦那様ですわ!
<五つ星>の面々はハウンドドッグを買い取りに出して多少の軍資金が増えたみたいです。よかったですわ。
今日はしっかり休んで、明日朝には王都直轄領最初の町であるバリエッタへ向かって出発です。
待っていてくださいまし、ヤーベ様。
このフィレオンティーナ、貴方の元へ馳せ参じておりますわ!
パカパカと二頭立ての馬車を操縦して街道を進んで行きます。
「フィレオンティーナ様、少しペースが速いですよ!」
狩人のパティちゃんが諫めてくれます。
「あらごめんなさい。良い天気で気持ちが逸ってしまいましたわ」
わたくしは手綱を締めてペースを落とします。
「いや~、本当に質の良い剣だ」
「まったくだ、この槍の柄を見ろよ。安物と違って素晴らしい重量感だ」
「当たり前だよ、タルバリ伯爵家の騎士が使うものだぞ」
リゲンさんとカルデラさんがニコニコ顔でお互いの武器を見せ合っています。
「お前ら、いい加減に落ち着けよな。あたしたちは今護衛の任務中なんだぞ?」
二人を嗜めるのは盗賊のポーラさん。盗賊と言っても、迷宮探索で魔物を発見したり、罠を解除したり、宝箱を開錠するのがお仕事だって言ってました。
とっても大変そうなお仕事ですわ。
それに、パーティの皆さんのまとめ役で姉御肌的な感じ。
とっても頼りになりそう!
「それにしても・・・フィレオンティーナさんって売れっ子占い師である前に、タルバリ伯爵の奥方のシスティーナ様のお姉さんだったんだってね・・・。あたしゃ腰抜かしそうになりましたよ」
苦笑しながらポーラさんが話しかけてきます。
「たまたま妹が伯爵夫人になっただけですわ。おかげで今回無理が聞きましたけど」
オホホホ、と笑って誤魔化します。
なにせこの馬車はタルバリ伯爵の紋章が入ってますし、馬2頭も借りてます。その上剣と槍も融通してもらいましたしね。
「いや、それすごい事だと思うんですけど・・・」
ポーラさんは少し呆れてボヤく。
「王都への護衛は大歓迎ですよ。ついこの前『城塞都市フェルベーンの奇跡』を起こした真の聖女様も王都へ、向かっていると言う噂を聞いたのですよ」
アレンさんは神官戦士の卵さんです。
なんでも、『城塞都市フェルベーンの奇跡』という病気の人を大勢治した奇跡の聖女様が出現したと言う話みたいです。それが本当ならとてもすごいですね。
「なんだよお前ら・・・なんで王都までわざわざ・・・」
文句を言っているのは魔術師のソーンさん。なんでもパティさんに惚れているらしいです。パティさんが命を救ってもらった恩人を追って王都に向かうのが気にいらないらしく、ことあるごとに不平不満を漏らしています。
気にいらないのならお留守番していればいいのに。
もうすぐタルバリ領最後の町、ソラリーに到着する予定なのですが・・・。
「むっ! ハウンドドッグの群れが出たぞ! 馬車に近づけるな!」
リゲンさんが剣を抜きながら声を張り上げます。出現数は六匹。
護衛の方一人一殺なら問題ないですわね。
ところが、リゲンさんが剣で、カルデラさんが槍で、パティさんが小弓で、ポーラさんがショートソードで、アレンさんがメイスでそれぞれ仕留めたのですが、魔術師のソーンさんは魔法を使わなかったため、私に一匹向かってきてしまいました。
「雷撃よ、敵を束縛せよ!<雷撃鞭>」
「ギャワワワン!」
電撃の鞭に捕らわれたハウンドドッグが絶命します。
「お前! ふざけるなよ!」
リゲンさんがソーンさんを怒鳴りつけています。
わたくしでも些かどうかと思ってしまいます。
何せ護衛を依頼した私に魔物が抜けてきてしまったのですから、護衛としてどうかという事になってしまいます。
「何だよ!ハウンドドッグくらい前衛で仕留めろよな!こっちは魔力を温存する必要があるんだよ!」
「何だと!」
あらあら、険悪になってしまいましたわね。
「もういいですわ。わたくし早く王都に着きたいんですの」
そう言って馬車を進めます。今日はソラリーの町で宿泊なのですがその先は王都直轄領になります。もうタルバリ伯爵の威光は通用しなくなるという事。わたくしも気を付けて気を引き締めなければならないのです。
「今までの村ではヤーベ様の情報は全く得られなかった・・・。この町ならきっとヤーベ様の情報が・・・」
「ん? ヤーベって、コルーナ辺境伯家の賓客っていう、あのヤーベ殿ですか?」
リゲンさんが聞いてきます。なぜヤーベ様のお名前を知っているのでしょうか?
「ええ、確かにヤーベ様はコルーナ辺境伯家の賓客でいらっしゃいましたわね。私の命の恩人で未来の旦那様ですわ」
「ええっ!? そうなのかい? 実は俺たちもヤーベ殿に命を救われてるんだ。お礼を言いたかったんだけど、忙しかったのか、翌日朝には出発しちまったから、俺たちもお礼を言ってないんだ。パティじゃないが、俺もちゃんとヤーベ殿にお礼を言いたいと思っているんだ。尤もお礼に払う金も持っていなかったんだが」
「あらあら、それでは王都までの道程で少しでも稼いでおかないとヤーベ様にお礼も出来ませんよ? 取りあえずそのハウンドドッグはお持ちになってギルドに買い取りに出されては?」
「もちろんそうさせてもらいます。尤もフィレオンティーナ様も一匹仕留められておりますよ」
「わたくしは結構ですわ。パティに差し上げてくださいな」
「ええっ!? 悪いですよ・・・」
「遠慮はいりませんことよ? 特に弓は矢の用意もいるでしょう。王都まではまだありますから、しっかり準備なさってね」
「あ、ありがとうございます」
素直に頭を下げてお礼を言ってくださるパティちゃん。可愛い子ですわね。
ソラリーの町に着いたので、一番良いホテルに泊まろうと思ったのですが、<五つ星>の面々が宿泊できないと言って来たので、こちらで費用を持とうと思ったのですが、それも心苦しいという事で、中堅の宿屋に落ち着くことになりました。
ホテルへの聞き込みを実施しておけば宿泊の必要も無いでしょうか。
冒険者ギルドへ行ってみれば、結構な喧騒が。良い事でもあったのでしょうか?
聞いて見れば、グロウ・キャタピラーやギール・ホーネットといった少しランクの高い魔物が大量に持ち込まれたとの事。
解体して素材が出回ることになるので、ギルドもホクホクになるとのことですわ。
それはそれは景気の良い事で・・・と思っていたら、なんとその魔物を持ち込んだのがヤーベ様との事! さすがは私の未来の旦那様!
大量に魔物を狩って経済効果を上げているとは。恐るべき旦那様ですわ!
<五つ星>の面々はハウンドドッグを買い取りに出して多少の軍資金が増えたみたいです。よかったですわ。
今日はしっかり休んで、明日朝には王都直轄領最初の町であるバリエッタへ向かって出発です。
待っていてくださいまし、ヤーベ様。
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