上 下
101 / 206
第8章 ヤーベ、王都ではっちゃける PARTⅠ

第91話 シスターアンリの話を聞こう

しおりを挟む
作者の西園寺でございます。2021年9月、多くの県で緊急事態宣言が月末まで延長されるようです。
かつての日常へ戻ることを願いつつ、この9月をお出かけ自粛にて乗り切らねばならないとのことで、この先9月末まで毎日物語を更新することを宣言いたします。
少しでも皆様のお家時間が楽しいものになる様、物語がちょっとでも貢献出来たらこれに勝る喜びはありません。
みんなで手を取り合いこの難局を乗り切りましょう。




この世界の神聖魔法と呼ばれる<癒しヒール>や<完全なる癒しパーフェクトヒール>などは、傷自体を治すが、<癒しヒール>では骨折の治療は難しく、<大いなる癒しハイ・ヒール>でないと治療できないらしい。また、例え<完全なる癒しパーフェクトヒール>であろうと、体の中の異物は取り除いてからでないと体内に異物が残ってしまうらしい。

だが、ウィンティア曰く、<生命力回復ヒーリング>は神の力で無理矢理癒すわけではなく、生命の持つ力をあるべき姿に戻す手伝いをしている、との説明だった。

俺なりの解釈をすれば、細胞にある遺伝子情報から、怪我を負ってしまった状態の前の正しい状態に戻る様に働きかけている、というイメージだろうか。そのため、異物がある状態で使用すると、体内から異物が押し出されて排除された後に傷が塞がるようになるという。とっても便利だな。

ただし、あるべき姿に戻す、という事なので、手足などの末端を欠損すると回復できない。あるべき細胞がそこにすでにないからだ。傷の様に、周りの細胞が活性化して塞ぐようなことが出来ないという事だろう。

こういう時は神聖魔法の<完全なる癒しパーフェクトヒール>だと欠損も回復するらしい。さすが最上級魔法のようだ。尤も使い手はあまりいないらしい。

おっと、回復魔法の講釈を頭の中でしている場合じゃない。
元気になったマリンちゃんを連れて散歩に出かける。
もちろん、出かける先は・・・「南地区の教会」である。

社畜時代の俺様の格言に「問題は 固めてまとめて 片付ける」というのがある。

問題の連鎖を読み解き、関連づけて一気に片付けてしまおう、というわけだ。
そんなわけで、マリンちゃんを連れたまま、この同じ南地区にある教会に出向き、シスターアンリに会おうと言う戦略である。

教会なら、孤児院とかの運営とか伝手があったりするかもしれない。
良さげな所ならマリンちゃんも預けられるかもしれない。

「でも、ゴミ集めのお仕事をしないと、ご飯を食べるお金が貰えないから・・・」

マリンちゃんが悲しそうに俯く。どうも、足が治ったのですぐにでもゴミ集めの仕事をしなければと思っているようだ。

「そのゴミ集めの仕事、どうやってお金になるの?」

「集めたゴミを収集屋さんに持っていくと、重さを測ってお金をくれるの」

ふむ、つまりはなんでもたくさんかき集めればお金になるわけか。

「わかった、でも今日はお休みだ。マリンちゃんの代わりにゴミを集めて来てくれる頼もしい仲間を紹介しよう」

俺はそう言って手のひらからスライム触手を伸ばし、丸く固めていく。

「わわっ! ナニコレ?」

「<スライム的掃除機スライスイーパー>発進!」

俺はぐるぐるエネルギーをぶち込み、触手を切り離す。
すでに頭の中に<気配感知><魔力感知>でくみ上げた南地区のマップが頭に入っている。その南の区画を<スライム的掃除機スライスイーパー>がくまなく走り回るイメージをインプットして命令する。

『ごみを回収し、亜空間圧縮収納の指定箇所に保管せよ』

亜空間圧縮収納もフォルダで区切るかのようにイメージで保管分離が可能になった。
そこでゴミだけ集めるフォルダを作ったというわけだ。

スライム的掃除機スライスイーパー>のイメージは、もちろんル〇バだ。

「行け!」

「キュピー!」

あれ? 鳴き声発してたぞ。そんなイメージは無かったけど。

なんだかシュゴゴゴゴ!っと派手な音を立てて通りのゴミを吸い込みながら移動していく<スライム的掃除機スライスイーパー>。とりあえずたくさん回収して来てくれ。

「さ、ゴミ集めはあの子に任せて散歩に行こう」

マリンちゃんは目を白黒させていた。

 

 

「こんにちは~」

俺は教会の扉を開けて中を伺う。

「はい、どちら様でしょうか?」

出て来たのはずいぶんと若くてきれいなシスターだ。
この娘がシスターアンリなのか?
てっきり、そこそこ年のいった熟女が出て来るとばっかり思っていたのだが。

「すみません、王都に来たばかりで右も左もわからないままお尋ねするのですが、教会は孤児院のような役割も担っているのでしょうか?」

俺はストレートにシスターに聞いてみる。

「ええ、その通りです。この教会も孤児院を運営しています。現在は8人の孤児たちが生活しているのですが・・・」

「そうなのですね、実はこのマリンちゃんなのですが、路上で生活している孤児のようなのです。良ければシスターのところで雨露を凌がせてやっては頂けないでしょうか?」

「それはそれは・・・もちろん受け入れたいところなのですが、実は今この教会は王都聖堂教会本部から支援の打ち切りを通達されているのです・・・。撤回と支援延期を申し入れているのですが・・・」

そう言って表情が暗くなるシスター。

「失礼シスター。お名前をお伺いしても?」

「え、ああ、私はアンリと申します」

やはり、この若いシスターがアンリさんか。
となると、教会の動きもきな臭いな。

「私は田舎からやって来た無学な者でして。実は教会の運営やシステムがよくわかっておりません。教会は力無き者の味方のようなイメージでおりましたが、支援を打ち切るなど、どういう事なのでしょうか?」

「自らを無学と呼び、他者に知識を尋ねられる方は無学な方などではありませんよ」

そう言ってシスターアンリはニコリと微笑んだ。

「教会についてご説明いたしましょう。聖堂教会基本的には聖堂騎士団の活躍による依頼料と、寄付が収入のメインとなります。たまに不用品を集めたバザーなども開催するのですが、そちらは微々たるものです。教会支部は寄付の5割を聖堂教会本部に毎月上納する決まりになっています」

「5割も。恐ろしくぼったくりですな」

俺の感想に苦笑するシスターアンリ。

「ですが、集められた資金を、運営がうまくいかなかった教会や孤児院、寄付が集まりにくい貧しい村の教会などに支援金として振り分けられるので、救済の面もあります」

「なるほど」

ある所から取り、無いところへ配る。一見よく出来たシステムのようだ。

「ですが、この南地区の教会はなぜか支援打ち切り、孤児院も解散で引き取り手を探さないといけない状況なのです」

さらに表情が暗くなるアンリ。

「支援打ち切りで、孤児院も解散ですか。聖堂教会も酷い判断をするものだ。ちなみにこの教会はどうなるのです?」

「この教会は昔祖母が土地を買って建てたものです。一応今は私が権利書を持っています」

ああ、なるほどね。アンリちゃんが土地建物の所有者なんだね。

「孤児院も聖堂教会の王都本教会におられるドムゲーゾ枢機卿が2名の女の子を引き取ってくださると手紙が来てはいるのですが・・・」

引き取りがあっても暗い顔をするアンリちゃん。

「その2名はかわいい女の子なんですか?」

「・・・そうです」

はっきりと告げるアンリちゃん。

辛いね。

土地が欲しい者。

孤児の中の可愛い少女が欲しい者。

アンリちゃん自身が欲しい者。

ああ、碌でもないウィンウィン関係。

「なるほど。きっと聖堂教会は支援を打ち切り、孤児院を立ち行かなくして、欲しい少女だけ引き取り、その後この土地と建物を売る様に迫る人間が来て、無理やりにでも売却させようとしてくるんでしょうね。残った孤児たちのために、なんてなだめすかされたりして、書面にサインでもしようものなら、安く買い叩かれてこの建物から追い出されるでしょう。そして困り果てたところへ、したり顔であなたを狙った低級貴族のボンボンが支援を持ちかけて来るでしょうね。貴方そのものを手に入れるために」

「な、なんてこと・・・」

顔が青ざめるアンリちゃん。

「教会への寄付ですが、5割を聖堂教会本部へ納めなければならないとの事。では、貴女個人の資産ではどうでしょうか?」

「個人の資産・・・ですか? それなら、自分で寄付しない限りは大丈夫だと思いますが・・・」

「そうですか。それではまず金貨10枚を貴女個人にお渡しします」

「ええっ!? き、金貨10枚も!」

「金貨10枚程度では孤児たち全員を養っていくのには不足でしょう。ですが、聖堂教会本部がどのような手を打ってくるかわかりません。ですから最悪奪われてもいいような額でまずはお渡しします」

「う、奪われてもいいような額が金貨10枚なのですか・・・?」

シスターアンリ、驚愕の表情!
ですが、ワタクシめは成功した冒険者なのですよ・・・Fランクのままだけど!

「まあそうです。その金貨も商業ギルドで発行される個人預金カードを利用しましょう。これなら必要な時に貴女本人が商業ギルドからお金を引き出せます。教会に金貨を置いておいては泥棒に入られるかもしれませんしね」

「な、なるほど・・・商業ギルドで発行している預金カードですか。そのようなシステムには一生縁がないと思っていました」

アンリちゃんが口に手を当てて笑う。

「そして聖堂教会へは縁切状を送り付けて、今後の支援は一切無用、こちらは個人教会として聖堂教会とは一線を引くと伝えましょう。どうせ支援打ち切りですし、ちょうどいいですよね」

「ですが・・・それでは聖堂教会のシスターの座を失うことになりますが・・・」

「アンリさん。貴女が大事にしたいものは何ですか? 聖堂教会のシスターの座ですか? この土地建物といった財産ですか? それとも、連れ去られそうになったり、路頭に迷う羽目になってしまいかねない子供たちですか?」

「もちろん子供たちです!」

俺のぶしつけな質問に即座に大声で答えるシスターアンリ。

「聖堂教会は非道にも少女と土地建物を貴女から奪うため、支援を打ち切りました。そんな組織に貴女は未練がありますか? アンリさんは神聖魔法を使用する事は?」

「できますが・・・」

「聖堂教会という組織から外れ、シスターという座を聖堂教会の組織の中で失ったとして、それがどうしたのですか? 神聖魔法が使えなくなるのでしょうか? それとも孤児たちから見て、貴女はシスターでは無くなるのでしょうか? 違いますよね? 貴女の心の持ちようは何も変わらないはずだ」

シスターアンリはハッと衝撃を受けた様な表情になる。

「何も変わらない・・・そうですね、聖堂教会の組織から外れても、何も変わらないのでした。どうせ支援は打ち切られるのですから。であれば、きっぱり絶縁して、自分たちだけで何とかやって行けるよう検討しなくてはなりませんね!」

アンリちゃんの表情が少し明るくなってくる。

「その通りです。そのような外道なしがらみから脱却して、孤児たちが安心してのびのびと生活できるような環境を頑張って整えて行きましょう!」

そう言って俺はシスターアンリにグータッチを求める。
グーを突き出すその角度はあの原監督を彷彿とさせるだろう。

「はいっ!」

ちょっと戸惑いながらもグーを合わせてくれるアンリちゃん。

「僕も応援しますので、このマリンちゃんも孤児の仲間たちと一緒にここで面倒を見て頂けますか?」

「もちろんです! マリンちゃんもそれでいいかな?」

「・・・いいの? お姉さんとお友達と一緒に暮らせるの?」

マリンちゃんがぽろぽろ涙を流す。
シスターアンリが膝を付きマリンちゃんを両手でギュッと抱きしめる。

「ここはお金もあまりないけど、みんないい子達ばかりなのよ? みんなで仲良く頑張りましょうね」

「はいっ!」

にっこりとシスターアンリが微笑むと、マリンちゃんも涙を拭いて元気よく返事をする。
さてさて、お金でアンリちゃんたちを支援するのは簡単だが、敵はそう簡単には引いてはくれまい。
どのような戦略で行くか、俺は頭の中で思案を巡らすのだった。

 
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

アレイスター・テイル

ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ
ファンタジー
一ノ瀬和哉は普通の高校生だった。 ある日、突然現れた少女とであり、魔導師として現世と魔導師の世界を行き来することになる。 現世×ファンタジー×魔法 物語

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。

けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。 日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。 あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの? ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。 感想などお待ちしております。

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

処理中です...