14 / 19
クリプトドラゴンと、ですわ
しおりを挟む
首をあげることも無く、ぐったりと寝たままで赤い光だけがこちらを見ているような気がするわ。
「私はアリアス・アルヴィン、あなたに協力をするつもりでここに来ました」
「我はエンシェントドラゴンのクリプトドラゴン。人間が何を馬鹿なことを、さっさと消えよ、さもなくば喰らうぞ!」
起きたてで状況が見えていないのね、でもいきなり襲ってこないってことはやっぱり困惑してるだけなのよ。多分。そうじゃなければ本日これをもってアリアス・アルヴィン終了のお知らせよ。
「あなたの騎士デュラハンが客と呼んだ者をそうするとは思えません」
はっきりと、だけども穏やかにそう言い切る。瞳を赤く光らせて、エンシェントドラゴンは低い唸りのような音を発したわ。自分を落ち着けているのかしら。となれば知性だけでなく、感情や理性も持ち合わせている証拠よ。それって人間と何も変わらないことを意味しているわ。
「話を聞いてくれて感謝します。恐らく感じてはいるでしょうけれども、神への祈りであなたとぶつかっているのが私です」
聞く態勢が出来ただろうところで一礼をする。こちらも極めて冷静になり、言葉を選んで続けたわ。
「貴様がそうか。ならばここで消せば煩わしいものがなくなるではないか」
言葉は恐ろしいけれども肯定の意味合い、やっぱり原因はここってことで良いのね。相反する力が互いに打ち消し合って、それで消耗しあうなんて良い関係じゃないわ。だけども敵対しているわけじゃないの。
「提案があります。あなたに神聖魔力を補充するので、この場を少し譲ってもらいたくて来ました」
魔力に性質があるわけじゃないけど、神官ですよってアピールね。およそアンデットドラゴンの類と相容れないかも知れないけれど、確認の意味合いも込めてよ。こちらがわからなくても、あちらはわかるでしょ。
「我に退けだと! 愚かな、人ごときが何を言うかと思えば笑止!」
プライドってやつかしら。いきなり出て行けって言われたら誰だって気分悪いわよね。殺気を放って威嚇をしてくるけれど、残念私は自分の目を信じているわ。デュラハンの主は決して無体なことをしない、こちらが無礼を働かな限り絶対に。
「これは取引です、いえ契約かしら、或いは盟約でもいいわ。私が竜に魔力を貢ぎ、小さな望みを叶えるの。どれだけの魔力を差し出せるかはわからないけれど、奪うよりも上質でそれなりの量を補給できれば、少しは元気になれると思うのだけれど」
自発的にそうするのと、無理矢理奪うのでは質が違ってくるのは当然。ましてや魔物に魔力を捧げる人間を多数探すのは困難極まりないわ。
「貴様、なにゆえ我にそのようなことをする」
「私の中に在る何かがそうすべきと囁くから。理由何て自分でもわからないわよ、でもそうしたいって思えてるの」
赤い光が細くなる、何かを考えているのかしら。嘘じゃないわ、話し合いで解決出来るならそれだけでいいの。
「……その身に何を宿している」
感じたのね内に居る精霊を。さすがエンシェントドラゴンといったところだわ。何って言われても言葉で説明出来る気がしないから、見て貰いましょう。
「会ってみますか、私の中に居る存在に」
「余興がつまらねばこの場で消し去るぞ」
いうことはとても高圧的だけど、実際はこちらを認めて話し合いに応じてくれてる。言葉だけで全く聞く耳持たない人よりどれだけ誠実か。そういう感想がおかしいことは自分でも理解しているけど、それでもこうすべきって思ったのよ。
「解りました、お見せします。我が召喚に応じその姿を現せフラウ」
洞窟のホールに氷の結晶が舞って青白い少女を形作った。それを見たドラゴンの赤い光が大きくなる。表情なんて何も見えないけど、一瞬だけ感情が漏れたような気がしたわ。
「氷の精霊フラウのフラウ。ヘンリエッタさん、お久しぶりね」
「おお、なんとあのフラウか!」
おっとまた知り合いですか? 数百年前から生きていたらそうなるのかな、死んじゃうのが殆どだけど、生きていたら大体そうなるとか。わからないわね。
「そう」
素っ気無い返事ね、いいけど。精霊は決して嘘をつかない、その存在が崩壊するからって話らしいけど、本で読んだ悪魔もそうだったわね。だから勘違いを誘う為に言葉巧みにだますの。そうなると人間が一番怖い。
「フラウがこのような人間と盟約を?」
「アルヴィンとは血の盟約を結んでいるの、ずっとよ。あれからずっと」
あれから? その昔に一体何があったのかしらね、知ったからってどうにもできないけれど。
「むむ。すると、あのお方の盟約か。そうか……そこな人間、いやアルヴィンよ、汝の提案を受けようぞ」
「え、良いんですか? でも急にどうして」
精霊が知り合いだったから? そんな単純じゃないわよね。二言が無いのはやっぱり一緒、魔物であってもね。ほんと人間について考えさせられるわね。
「あのお方は我が主の盟友であってな。ふむ、この姿では話しづらいな」
赤い光が薄くなり白い光がフラッシュしたわ、すると目の前に線が細い私よりも少し背が高い女の人が現れた。人間に変身したの?
「改めまして、ワタクシはエンシェントドラゴンでクリプトドラゴンのヘンリエッタ、魔王カイン様の僕ですわ」
ヘンリエッタ、魔王カインの僕、その主人と盟友、そしてワタクシ、ですわ? 情報量多すぎないこれ? 数秒頂戴…………うん、理解はやめるわ、まずは現状を受け入れることにしましょう。
「なんて呼べば?」
「ヘンリエッタでよろしいですわ」
「じゃあヘンリエッタさんで。変身して魔力大丈夫ですか? 先に補充をした方が」
多分本来の姿が一番消耗が少ないのよね、だからああしていたわけで。でも一つの謎が解けたわ、道狭くても通れたのはこういうことだったのね。
「少しの間位平気よ。それより随分と経ったのかしら?」
「あれより七百年が過ぎております」
デュラハンが必要な時だけ言葉を返す、弁えた人格はまさに従者の鑑ね。立派よ、これは属性とか関係なく個別の評価よ。
「あらそう、ならあと三百年は時間があるわね」
スパンなっが! 千年サイクルなのね、少しの間って数年くらいだったりして。うん、笑えない。
「そうそう、ここで寝てて邪魔したわね。次はどこが寝心地いいかしらね」
「あの、それなんですが、一度聖域を拡げたら私がここだけ除外も出来るので、少しだけ場所をずれてから戻って貰っても大丈夫です」
誰が支配権を得るかで争うのであって、こちらが譲るのは自由よ。そういう意味ではヘンリエッタさんが譲ってくれても良いけど、多分面白いことじゃないからそういうの。
「ならそうしようかしらね。ところでフラウ、あの方はいまどうしているの?」
「解りません。盟約が生きているのでどこかに存在はしているはずですけれど」
え? ん? フラウのお姉ちゃんがどこかで生きてるの? でも何百年も経ってるって、確か人間でしたよね半分だけとか言ってたけど。魔王とお友達で、エンシェントドラゴンがあの方と呼ぶのがどこかでイキテルノ?
「飛び回っても見つけられるとは思えないけれど、少し見て回ろうかしら。アリアス・アルヴィン、ワタクシ少々留守にしますわ」
「え、あ、はい。出来れば戻る時はその姿でお願いして良いですか?」
クリプトドラゴンが飛んで来たら大問題が発生よ、個人的にはいいんですけどね。ああそれと魔力の補充しないと。約束を守るのは絶対だから。
「わかったわ。デュラハン、ここを任せます」
「畏まりました我が主」
「そうね、もしこの娘が困っていたら助けてあげなさい、あの方に連なる者ですわ」
「御意」
気になるわあの方。知らない方が心に安らぎがありそうだけれども。
「私はアリアス・アルヴィン、あなたに協力をするつもりでここに来ました」
「我はエンシェントドラゴンのクリプトドラゴン。人間が何を馬鹿なことを、さっさと消えよ、さもなくば喰らうぞ!」
起きたてで状況が見えていないのね、でもいきなり襲ってこないってことはやっぱり困惑してるだけなのよ。多分。そうじゃなければ本日これをもってアリアス・アルヴィン終了のお知らせよ。
「あなたの騎士デュラハンが客と呼んだ者をそうするとは思えません」
はっきりと、だけども穏やかにそう言い切る。瞳を赤く光らせて、エンシェントドラゴンは低い唸りのような音を発したわ。自分を落ち着けているのかしら。となれば知性だけでなく、感情や理性も持ち合わせている証拠よ。それって人間と何も変わらないことを意味しているわ。
「話を聞いてくれて感謝します。恐らく感じてはいるでしょうけれども、神への祈りであなたとぶつかっているのが私です」
聞く態勢が出来ただろうところで一礼をする。こちらも極めて冷静になり、言葉を選んで続けたわ。
「貴様がそうか。ならばここで消せば煩わしいものがなくなるではないか」
言葉は恐ろしいけれども肯定の意味合い、やっぱり原因はここってことで良いのね。相反する力が互いに打ち消し合って、それで消耗しあうなんて良い関係じゃないわ。だけども敵対しているわけじゃないの。
「提案があります。あなたに神聖魔力を補充するので、この場を少し譲ってもらいたくて来ました」
魔力に性質があるわけじゃないけど、神官ですよってアピールね。およそアンデットドラゴンの類と相容れないかも知れないけれど、確認の意味合いも込めてよ。こちらがわからなくても、あちらはわかるでしょ。
「我に退けだと! 愚かな、人ごときが何を言うかと思えば笑止!」
プライドってやつかしら。いきなり出て行けって言われたら誰だって気分悪いわよね。殺気を放って威嚇をしてくるけれど、残念私は自分の目を信じているわ。デュラハンの主は決して無体なことをしない、こちらが無礼を働かな限り絶対に。
「これは取引です、いえ契約かしら、或いは盟約でもいいわ。私が竜に魔力を貢ぎ、小さな望みを叶えるの。どれだけの魔力を差し出せるかはわからないけれど、奪うよりも上質でそれなりの量を補給できれば、少しは元気になれると思うのだけれど」
自発的にそうするのと、無理矢理奪うのでは質が違ってくるのは当然。ましてや魔物に魔力を捧げる人間を多数探すのは困難極まりないわ。
「貴様、なにゆえ我にそのようなことをする」
「私の中に在る何かがそうすべきと囁くから。理由何て自分でもわからないわよ、でもそうしたいって思えてるの」
赤い光が細くなる、何かを考えているのかしら。嘘じゃないわ、話し合いで解決出来るならそれだけでいいの。
「……その身に何を宿している」
感じたのね内に居る精霊を。さすがエンシェントドラゴンといったところだわ。何って言われても言葉で説明出来る気がしないから、見て貰いましょう。
「会ってみますか、私の中に居る存在に」
「余興がつまらねばこの場で消し去るぞ」
いうことはとても高圧的だけど、実際はこちらを認めて話し合いに応じてくれてる。言葉だけで全く聞く耳持たない人よりどれだけ誠実か。そういう感想がおかしいことは自分でも理解しているけど、それでもこうすべきって思ったのよ。
「解りました、お見せします。我が召喚に応じその姿を現せフラウ」
洞窟のホールに氷の結晶が舞って青白い少女を形作った。それを見たドラゴンの赤い光が大きくなる。表情なんて何も見えないけど、一瞬だけ感情が漏れたような気がしたわ。
「氷の精霊フラウのフラウ。ヘンリエッタさん、お久しぶりね」
「おお、なんとあのフラウか!」
おっとまた知り合いですか? 数百年前から生きていたらそうなるのかな、死んじゃうのが殆どだけど、生きていたら大体そうなるとか。わからないわね。
「そう」
素っ気無い返事ね、いいけど。精霊は決して嘘をつかない、その存在が崩壊するからって話らしいけど、本で読んだ悪魔もそうだったわね。だから勘違いを誘う為に言葉巧みにだますの。そうなると人間が一番怖い。
「フラウがこのような人間と盟約を?」
「アルヴィンとは血の盟約を結んでいるの、ずっとよ。あれからずっと」
あれから? その昔に一体何があったのかしらね、知ったからってどうにもできないけれど。
「むむ。すると、あのお方の盟約か。そうか……そこな人間、いやアルヴィンよ、汝の提案を受けようぞ」
「え、良いんですか? でも急にどうして」
精霊が知り合いだったから? そんな単純じゃないわよね。二言が無いのはやっぱり一緒、魔物であってもね。ほんと人間について考えさせられるわね。
「あのお方は我が主の盟友であってな。ふむ、この姿では話しづらいな」
赤い光が薄くなり白い光がフラッシュしたわ、すると目の前に線が細い私よりも少し背が高い女の人が現れた。人間に変身したの?
「改めまして、ワタクシはエンシェントドラゴンでクリプトドラゴンのヘンリエッタ、魔王カイン様の僕ですわ」
ヘンリエッタ、魔王カインの僕、その主人と盟友、そしてワタクシ、ですわ? 情報量多すぎないこれ? 数秒頂戴…………うん、理解はやめるわ、まずは現状を受け入れることにしましょう。
「なんて呼べば?」
「ヘンリエッタでよろしいですわ」
「じゃあヘンリエッタさんで。変身して魔力大丈夫ですか? 先に補充をした方が」
多分本来の姿が一番消耗が少ないのよね、だからああしていたわけで。でも一つの謎が解けたわ、道狭くても通れたのはこういうことだったのね。
「少しの間位平気よ。それより随分と経ったのかしら?」
「あれより七百年が過ぎております」
デュラハンが必要な時だけ言葉を返す、弁えた人格はまさに従者の鑑ね。立派よ、これは属性とか関係なく個別の評価よ。
「あらそう、ならあと三百年は時間があるわね」
スパンなっが! 千年サイクルなのね、少しの間って数年くらいだったりして。うん、笑えない。
「そうそう、ここで寝てて邪魔したわね。次はどこが寝心地いいかしらね」
「あの、それなんですが、一度聖域を拡げたら私がここだけ除外も出来るので、少しだけ場所をずれてから戻って貰っても大丈夫です」
誰が支配権を得るかで争うのであって、こちらが譲るのは自由よ。そういう意味ではヘンリエッタさんが譲ってくれても良いけど、多分面白いことじゃないからそういうの。
「ならそうしようかしらね。ところでフラウ、あの方はいまどうしているの?」
「解りません。盟約が生きているのでどこかに存在はしているはずですけれど」
え? ん? フラウのお姉ちゃんがどこかで生きてるの? でも何百年も経ってるって、確か人間でしたよね半分だけとか言ってたけど。魔王とお友達で、エンシェントドラゴンがあの方と呼ぶのがどこかでイキテルノ?
「飛び回っても見つけられるとは思えないけれど、少し見て回ろうかしら。アリアス・アルヴィン、ワタクシ少々留守にしますわ」
「え、あ、はい。出来れば戻る時はその姿でお願いして良いですか?」
クリプトドラゴンが飛んで来たら大問題が発生よ、個人的にはいいんですけどね。ああそれと魔力の補充しないと。約束を守るのは絶対だから。
「わかったわ。デュラハン、ここを任せます」
「畏まりました我が主」
「そうね、もしこの娘が困っていたら助けてあげなさい、あの方に連なる者ですわ」
「御意」
気になるわあの方。知らない方が心に安らぎがありそうだけれども。
57
お気に入りに追加
1,529
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで
ひーにゃん
ファンタジー
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。
これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
家族はチート級、私は加護持ち末っ子です!
咲良
ファンタジー
前世の記憶を持っているこの国のお姫様、アクアマリン。
家族はチート級に強いのに…
私は魔力ゼロ!?
今年で五歳。能力鑑定の日が来た。期待もせずに鑑定用の水晶に触れて見ると、神の愛し子+神の加護!?
優しい優しい家族は褒めてくれて… 国民も喜んでくれて… なんだかんだで楽しい生活を過ごしてます!
もふもふなお友達と溺愛チート家族の日常?物語
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
悪役令嬢のわたしが婚約破棄されるのはしかたないことだと思うので、べつに復讐したりしませんが、どうも向こうがかってに破滅してしまったようです。
草部昴流
ファンタジー
公爵令嬢モニカは、たくさんの人々が集まった広間で、婚約者である王子から婚約破棄を宣言された。王子はその場で次々と捏造された彼女の「罪状」を読み上げていく。どうやら、その背後には異世界からやって来た少女の策謀があるらしい。モニカはここで彼らに復讐してやることもできたのだが――あえてそうはしなかった。なぜなら、彼女は誇り高い悪役令嬢なのだから。しかし、王子たちは自分たちでかってに破滅していったようで? 悪役令嬢の美しいあり方を問い直す、ざまぁネタの新境地!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる