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吸っちゃイヤ

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俺は不良だ、不良といえばタバコ

だから俺はタバコを吸う

だがタバコを吸うと、椿の奴がメッチャ怒る

見ていない所で吸っても、椿が「吸った?」とバレるし

椿、怖えし

そんな事を考えながらタバコを吸っていると、窓が開き

「いーけないんだ、いけないんだ」と金髪褐色ギャルが現れた


楓「おう、柊」


柊は、見た目は完全褐色ギャルだが男だ、女子の制服を着てるが、男だ

いわゆる“オトコの娘”だ

こいつは誰とでも寝る事で有名で、それが男でも女でも関係無し

あと、常に棒付きの飴を食べている



楓「いつ見ても、お前の髪型すごいな」


柊「会って早々、酷いなー」


楓「その飴いいな、俺にもくれよ」


柊「ダメ、自分で買えば」


楓「ケチ」


柊「そういえば、楓君さー、ウチとしない?」


楓「は?」


柊「今月ピンチなんだよー」


楓「唐突だし、金取んのかよ」


柊「当然」


楓「俺、男に興味無いし」


柊「ええ!、ウチのテク、凄いんだよー」

と尻をフリフリと突き出してきた

そこに、椿がダッシュで割り込んできた

椿「僕の楓に、何してんの!」


柊は、ニヤつきながら

柊「束縛する女はモテないよ、椿ちゃん」

「僕、男だし」と椿は返した

「じゃあね」と柊は、その場を去った

フウと、一息吐くと

椿が、「ここで何してるの!」

手に握ってるタバコを見つけて

椿「ああ!またタバコ吸ってる」


椿「あれほど、タバコはダメだって言ったじゃん」


楓「なんで?」


椿「え、なんで、って、口臭くなるし」


楓「そんなに臭う?」


椿「と、とにかく、とにかくダメ、吸っちゃダメ!」


その後、学校も終わり帰宅する途中、柊に会い、どうせならと、一緒に途中まで帰る事になった


楓「そういえば、お前、ずっと飴舐めてるけど、なんで?l


柊「えー?なんでだろ?好きだから?とか、なんとなく」


そこで、柊は何か思いついたのか


柊「楓君、ちょっと、こっち見てみ」


柊の方を向くと

柊が、いやらしい舌使いで、飴をレロレロと舐め回したり、チュバチュバと唇を意識させる様な舐め方をしていた

柊「どう?エロいっしょ」


楓「ま、まあ」


そんな、やり取りをしながら、途中で別れた

その日も、椿と夕食を一緒に食べた

その日は、唐揚げだった

さっきの、柊の事もあり

ふと、椿の口に視線が移った

唐揚げの油で、唇がテカって妙に色っぽい

椿が、俺の視線に気付き


椿「ん?どうかした?」


楓「いや別に」


その日、俺は椿を変に意識してしまった。







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