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16歳
492 ひとめぼれ(sideブランシェ)
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「そういえば、カル先生が来ているのですが」
「いつものことだろう。シャノンは頑張っているのか」
午前中の訓練を終えて自宅に戻った時である。使用人のひとりが、なにやら言い淀むように視線を彷徨わせた。
王立騎士団の制服である白いジャケットを脱いで押し付ければ、彼は無言で受け取った。
カル先生は、ここらの貴族の家に出入りしている家庭教師である。子爵家であるうちにも頻繁に訪れており、今現在も妹であるシャノンが教わっているはずだ。
十四歳であるシャノンは、兄である私から見ても可愛い子である。歳は五つ離れてはいるが、ミルクティーを連想させる柔らかな髪色は私にそっくり。兄妹で似ていると言われる事がたまらなく嬉しかったりする。
王立騎士団に所属する私は、騎士としてはまだまだ未熟。子爵である父上は、王立騎士団において第三部隊隊長を任されている実力者である。いつか優秀な騎士である父上のようになりたいと常日頃から鍛錬に励んでいる。
「シャノンがどうかしたのか」
困ったように眉間に皺を寄せている使用人に目を向ければ、彼は「それが」と窺うような視線を送ってきた。まだ若い男である。私に遠慮しているのか。こうやって煮え切らない反応が多い。少々苛立つものの、ここで語気を強めても余計に萎縮させてしまうだけなので根気強く待つ。
「カル先生が、お弟子さんのような方を連れてきていまして」
「弟子……?」
そんな話は聞いていない。
屋敷の者も同様なのだろう。判断に迷い、シャノンの部屋には入れず外で待たせているという。
「カル先生が連れて来たんだ。そんなに変な人物ではないのだろう?」
「それは、はい。そうなのですが」
許可を得ていない者を勝手にシャノンの私室に通せば、私が怒るとでも思ったのか。律儀に私の判断を仰ぎに来たらしい。
スピネット子爵家は、当主である父上が屋敷を留守にしている事が多い。すべては王立騎士団の仕事を優先しているためだ。そのため、屋敷の実質的な決定権は長男である私にあると言ってもよい。
「カル先生に失礼だろ」
そんな杓子定規な対応。
先生自身は謙遜してはいるが、ここらの貴族屋敷に割と自由に出入りしているカル先生である。こちらもある程度の気はつかう。おまけにうちは歴史ある貴族家ではない。スピネット家は、代々騎士を輩出している家系。その代々の功績が認められて爵位を与えられた比較的新しい子爵家だ。
先生本人はしがない家庭教師を自称してはいるが、王宮にも平気な顔で出入りする立場である。最近では、大公家であるヴィアン家でも仕事をしていると聞く。間違ってもうちなんかが粗末に接していい相手ではない。余計な敵を作ってどうする。
思わず舌打ちをこぼせば、使用人が強張った顔をする。
「で? そのお弟子さんとやらはどこに」
「客間に」
シャノンはカル先生と授業中だという。初めはお弟子さんとやらも同席を求めたそうだが、うちの使用人が頑なに断ったらしい。それで、お弟子さんだけ客間に通したと。
これは早々にお詫びして平和に事を済ませなければならない。カル先生はこれくらいで機嫌を損ねたりはしないだろうが、それは表面上の話だ。腹の中ではなにを考えているのかわからない。
足早に客間に向かう道中で、使用人に預けたジャケットを再び羽織る。着替える手間も惜しい。王立騎士団の制服ではあるが、シャツ一枚のラフな格好よりも随分印象がいいだろう。
「失礼」
そうして客間を訪れた私であったが、中央のテーブルにて背筋を伸ばして座る人物を見るなり、目を見開いた。
少し長めの艶やかな黒髪。力を加えれば折れてしまいそうな儚い雰囲気。
美しい。
ごくりと息を呑んだ。
私の言葉に応じたのか。件の人物がゆっくりとこちらを振り向いた。それに合わせて、髪の毛がさらりと揺れる。
見えた顔は、華奢な体に似合う綺麗なものであった。儚さを感じさせる面影に、吸い込まれるような黒い瞳。物憂げな様子で一度俯く姿は、庇護欲をかき立てるのには十分であった。
まさか妹のシャノン以外に対してこのような感情を抱くことがあるとは。
しばし呆然とする私に、「あの?」という遠慮したような声がかけられた。ハッと我に返って、件の美少年がいつの間にか目の前に来ていたことに気がついて驚いた。
取り繕うように咳払いをすれば、私よりも低いところにある顔が頼りなさげに下を向いた。
「えっと。シャノン様のお兄様、ですよね?」
「え、えぇ。はじめまして。ブランシェ・スピネットといいます」
今度はぐいっと顔を上げて、こちらを見つめてくる綺麗な瞳。思わず半歩後退れば、少年が不思議そうに首を傾げる。はらりと頬にかかった黒髪をさりげなく耳にかける仕草に、どうしようもなく動揺してしまう。
「あの、カル先生の」
なんとか気を取り直そうとするが、物憂げな表情で俯く彼に心臓が大きく音を立てる。
いや、落ち着け。
己自身に言い聞かせるが、どうにも落ち着けそうにない。小柄で、とても綺麗な顔立ちをしている。黒の似合う儚い少年。
悩むように少しだけ寄せられた眉間が、なんとも色っぽい。
「えっと。突然押しかけてしまい申し訳ありません。お、じゃない。僕はカル先生の付き添いのような感じで」
緊張しているのか。
たどたどしく紡がれる少々棒読みの言葉が、余計に私の庇護欲をかき立てる。
あまり力のない子爵家とはいえ、馴染みのない貴族の屋敷に緊張しきっているのかもしれない。色の白い少年である。普段は部屋に引きこもっているのだろうか。
無意識に襟元を整えて、「こちらこそ大変な失礼を」と笑顔を浮かべる。
普段から周囲に怖い顔をしていると揶揄される事が多い。使用人にだって、私の機嫌を気にしてビクビクしている者もいる。
黙っていると、なにを怒っているのかと問われることもしばしば。こちらはなにも怒ってなどいないのだが。生まれつき他人に比べて顔が怖いらしいことは自覚していた。
意識して柔和な表情を作ろうとするが、これでうまいこと笑えているのか自分ではよくわからない。
「カル先生のお弟子さんということでしたよね。見学でしたら大歓迎ですよ」
つい口にしてから、そういえば少年の素性がまったくの謎であることに気がついた。普段であれば、相手の素性は真っ先に確認するというのに。
私としたことが。
改めて「あの、お名前を訊いても?」と尋ねると、少年は悩ましい表情を一瞬だけ浮かべたものの、すぐに綺麗な微笑みをみせた。
氷が溶けるような。なんともいえない柔らかい笑み。
再び硬直する私に、少年は「ルイスって呼んでください」と前髪を触る。
「ルイスさん」
小さく笑う彼は、「さん付けで呼ばれたのは初めてかも」と楽しそうに言う。その優しい表情に、心臓のあたりが痛くなる。
落ち着き払った態度に、どこか物憂げな眼差し。
きっと心優しきお方に違いない。窓辺で静かに読書に耽る姿が簡単に想像できる。勉強もできるのだろう。それでカル先生の弟子に。
物静かで、先生として子供たちに慕われる姿が思い浮かぶ。
ぼんやりしていた自覚はある。
小首を傾げたルイスさんが、「あ」と小声で呟いておもむろに私の首へと手を伸ばしてきた。
「っ」
反射的にその手を掴めば、ルイスさんが「あ。すみません」とその手を引っ込めようとする。
手首が細い。
騎士団で鍛えている私とは違い華奢である。少し力を込めれば折れてしまいそうな気がする。慌てて手を離せば、ルイスさんが「襟がちょっと」と控えめに口角を緩める。その気の抜けた表情に、慌てて己の襟元を探る。先程整えたはずだが、整えられていなかったらしい。失態だ。
「失礼」
「いえいえ。お、じゃない。僕もよくやりますよ」
くすくす笑うルイスさんに、私はさっと視線を外した。
「いつものことだろう。シャノンは頑張っているのか」
午前中の訓練を終えて自宅に戻った時である。使用人のひとりが、なにやら言い淀むように視線を彷徨わせた。
王立騎士団の制服である白いジャケットを脱いで押し付ければ、彼は無言で受け取った。
カル先生は、ここらの貴族の家に出入りしている家庭教師である。子爵家であるうちにも頻繁に訪れており、今現在も妹であるシャノンが教わっているはずだ。
十四歳であるシャノンは、兄である私から見ても可愛い子である。歳は五つ離れてはいるが、ミルクティーを連想させる柔らかな髪色は私にそっくり。兄妹で似ていると言われる事がたまらなく嬉しかったりする。
王立騎士団に所属する私は、騎士としてはまだまだ未熟。子爵である父上は、王立騎士団において第三部隊隊長を任されている実力者である。いつか優秀な騎士である父上のようになりたいと常日頃から鍛錬に励んでいる。
「シャノンがどうかしたのか」
困ったように眉間に皺を寄せている使用人に目を向ければ、彼は「それが」と窺うような視線を送ってきた。まだ若い男である。私に遠慮しているのか。こうやって煮え切らない反応が多い。少々苛立つものの、ここで語気を強めても余計に萎縮させてしまうだけなので根気強く待つ。
「カル先生が、お弟子さんのような方を連れてきていまして」
「弟子……?」
そんな話は聞いていない。
屋敷の者も同様なのだろう。判断に迷い、シャノンの部屋には入れず外で待たせているという。
「カル先生が連れて来たんだ。そんなに変な人物ではないのだろう?」
「それは、はい。そうなのですが」
許可を得ていない者を勝手にシャノンの私室に通せば、私が怒るとでも思ったのか。律儀に私の判断を仰ぎに来たらしい。
スピネット子爵家は、当主である父上が屋敷を留守にしている事が多い。すべては王立騎士団の仕事を優先しているためだ。そのため、屋敷の実質的な決定権は長男である私にあると言ってもよい。
「カル先生に失礼だろ」
そんな杓子定規な対応。
先生自身は謙遜してはいるが、ここらの貴族屋敷に割と自由に出入りしているカル先生である。こちらもある程度の気はつかう。おまけにうちは歴史ある貴族家ではない。スピネット家は、代々騎士を輩出している家系。その代々の功績が認められて爵位を与えられた比較的新しい子爵家だ。
先生本人はしがない家庭教師を自称してはいるが、王宮にも平気な顔で出入りする立場である。最近では、大公家であるヴィアン家でも仕事をしていると聞く。間違ってもうちなんかが粗末に接していい相手ではない。余計な敵を作ってどうする。
思わず舌打ちをこぼせば、使用人が強張った顔をする。
「で? そのお弟子さんとやらはどこに」
「客間に」
シャノンはカル先生と授業中だという。初めはお弟子さんとやらも同席を求めたそうだが、うちの使用人が頑なに断ったらしい。それで、お弟子さんだけ客間に通したと。
これは早々にお詫びして平和に事を済ませなければならない。カル先生はこれくらいで機嫌を損ねたりはしないだろうが、それは表面上の話だ。腹の中ではなにを考えているのかわからない。
足早に客間に向かう道中で、使用人に預けたジャケットを再び羽織る。着替える手間も惜しい。王立騎士団の制服ではあるが、シャツ一枚のラフな格好よりも随分印象がいいだろう。
「失礼」
そうして客間を訪れた私であったが、中央のテーブルにて背筋を伸ばして座る人物を見るなり、目を見開いた。
少し長めの艶やかな黒髪。力を加えれば折れてしまいそうな儚い雰囲気。
美しい。
ごくりと息を呑んだ。
私の言葉に応じたのか。件の人物がゆっくりとこちらを振り向いた。それに合わせて、髪の毛がさらりと揺れる。
見えた顔は、華奢な体に似合う綺麗なものであった。儚さを感じさせる面影に、吸い込まれるような黒い瞳。物憂げな様子で一度俯く姿は、庇護欲をかき立てるのには十分であった。
まさか妹のシャノン以外に対してこのような感情を抱くことがあるとは。
しばし呆然とする私に、「あの?」という遠慮したような声がかけられた。ハッと我に返って、件の美少年がいつの間にか目の前に来ていたことに気がついて驚いた。
取り繕うように咳払いをすれば、私よりも低いところにある顔が頼りなさげに下を向いた。
「えっと。シャノン様のお兄様、ですよね?」
「え、えぇ。はじめまして。ブランシェ・スピネットといいます」
今度はぐいっと顔を上げて、こちらを見つめてくる綺麗な瞳。思わず半歩後退れば、少年が不思議そうに首を傾げる。はらりと頬にかかった黒髪をさりげなく耳にかける仕草に、どうしようもなく動揺してしまう。
「あの、カル先生の」
なんとか気を取り直そうとするが、物憂げな表情で俯く彼に心臓が大きく音を立てる。
いや、落ち着け。
己自身に言い聞かせるが、どうにも落ち着けそうにない。小柄で、とても綺麗な顔立ちをしている。黒の似合う儚い少年。
悩むように少しだけ寄せられた眉間が、なんとも色っぽい。
「えっと。突然押しかけてしまい申し訳ありません。お、じゃない。僕はカル先生の付き添いのような感じで」
緊張しているのか。
たどたどしく紡がれる少々棒読みの言葉が、余計に私の庇護欲をかき立てる。
あまり力のない子爵家とはいえ、馴染みのない貴族の屋敷に緊張しきっているのかもしれない。色の白い少年である。普段は部屋に引きこもっているのだろうか。
無意識に襟元を整えて、「こちらこそ大変な失礼を」と笑顔を浮かべる。
普段から周囲に怖い顔をしていると揶揄される事が多い。使用人にだって、私の機嫌を気にしてビクビクしている者もいる。
黙っていると、なにを怒っているのかと問われることもしばしば。こちらはなにも怒ってなどいないのだが。生まれつき他人に比べて顔が怖いらしいことは自覚していた。
意識して柔和な表情を作ろうとするが、これでうまいこと笑えているのか自分ではよくわからない。
「カル先生のお弟子さんということでしたよね。見学でしたら大歓迎ですよ」
つい口にしてから、そういえば少年の素性がまったくの謎であることに気がついた。普段であれば、相手の素性は真っ先に確認するというのに。
私としたことが。
改めて「あの、お名前を訊いても?」と尋ねると、少年は悩ましい表情を一瞬だけ浮かべたものの、すぐに綺麗な微笑みをみせた。
氷が溶けるような。なんともいえない柔らかい笑み。
再び硬直する私に、少年は「ルイスって呼んでください」と前髪を触る。
「ルイスさん」
小さく笑う彼は、「さん付けで呼ばれたのは初めてかも」と楽しそうに言う。その優しい表情に、心臓のあたりが痛くなる。
落ち着き払った態度に、どこか物憂げな眼差し。
きっと心優しきお方に違いない。窓辺で静かに読書に耽る姿が簡単に想像できる。勉強もできるのだろう。それでカル先生の弟子に。
物静かで、先生として子供たちに慕われる姿が思い浮かぶ。
ぼんやりしていた自覚はある。
小首を傾げたルイスさんが、「あ」と小声で呟いておもむろに私の首へと手を伸ばしてきた。
「っ」
反射的にその手を掴めば、ルイスさんが「あ。すみません」とその手を引っ込めようとする。
手首が細い。
騎士団で鍛えている私とは違い華奢である。少し力を込めれば折れてしまいそうな気がする。慌てて手を離せば、ルイスさんが「襟がちょっと」と控えめに口角を緩める。その気の抜けた表情に、慌てて己の襟元を探る。先程整えたはずだが、整えられていなかったらしい。失態だ。
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