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14歳
閑話16 ニックの恋(sideアロン)
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「なぁ、女の子から手紙もらった」
「……あ?」
夜。
自室にレナルドを誘って飲んでいた時のことである。突然、ニックが訪ねてきた。こいつはよく俺の部屋にやって来ては、どうでもいい話を一方的にして帰る。もっぱら話題はセドリックだ。セドリックに関するどうでもいい情報を延々と聞かされ続けるこちらの身にもなってほしい。ニックとの会話は、人生で一番無駄な時間だと言っても過言ではない。
本日も突然訪ねてきたニックに、げんなりとした俺とレナルドであるが、なんだか様子がおかしい。挙動不審。なんの用だと尋ねてみれば、返ってきたのが冒頭の発言である。
「よかったね」
意味不明だが、とりあえず頷いておいてやる。どういう報告だよ。自慢のつもりか?
ニックは、休日もセドリックを追いかけまわしているので、彼女はいないはずだ。たまに、セドリックのあとを追いかけるニックのさらにあとを、ルイス様がとことこ追いかけている場面を見かける。ルイス様は声がでかい。「なにしてるの!? セドリックの追っかけ?」と、遠慮なしに詰め寄っている。その度に、ニックは露骨に嫌そうな顔をする。
そんなニックが、女の子から手紙をもらったという。心底どうでもいい。
レナルドも同意見なのだろう。「おー、よかったな」と適当に流そうとしている。だが、ニックは帰る気配がない。それどころか、勝手に俺の隣に腰を下ろしてくる。
「アロン。こういう時ってどうすればいい?」
「は?」
どうすればいい、とは?
固まる俺に代わり、レナルドが「え、アロンに相談しようとしてんのか?」と驚きの声を上げた。
「正気か? 相談相手はよく考えた方がいいぞ」
俺を貶すような言葉を吐いているレナルドは、心配そうにニックにグラスを渡した。やめろ。そいつに酒を飲ませるな。酔うと本当にセドリックの話しかしなくなる。
横からグラスを奪い取って、舌打ちする。形だけでも相談にのってやらないと、終わらない気がした。
「で? 具体的には?」
「これを読んでみろ」
押し付けられたのは、例の手紙とやらだ。一瞥すれば、指定の時間と場所が記してあるのみ。待ち合わせということか。
「はいはい。女の子に呼び出されたんだ。よかったね」
手紙を返せば、ニックが眉間に皺を寄せる。
「なんの用事だろうか」
それ本気で言ってんのか?
女の子から呼び出されるなんて、告白以外にないだろう。どうやら街で馴染みの店を訪れた際に、店員の女の子に「待っています」と押し付けられたらしい。慌てまくるニックの様子が目に浮かぶようである。
「どこの店?」
「ほら、おまえとよく行く飲み屋」
「あー、はいはい」
最近、ニックを連れてよく訪れる店がある。女遊びをきっぱりやめた俺だが、街にはよく飲みに行く。以前は適当な女の子と飲んでいたが、今はそういうわけにもいかない。そこで、よく暇そうにしているニックやレナルドを誘うのだ。レナルドは基本的に俺の誘いを断らないし、ニックも奢ると言えばついて来る。ニックに奢るのは癪だが、ひとりで飲んでも退屈だから仕方がない。
逆に誘っても絶対についてこないのがロニーだ。あいつは俺のことを警戒しすぎだと思う。俺がなにをしたっていうんだ。
「告白以外にないのでは?」
半眼になる俺に代わって、レナルドがそう口にする。途端に、ニックが固まる。
「ど、どうすればいい?」
だからなんで俺に訊くんだ。自分でどうにかしろよ。「おまえ、こういうこと得意だろ」と決めつけてくるニックは、要するにアドバイスが欲しいらしい。
隠しもせずに舌打ちすれば、ニックが「おい」と低い声を発する。
「少しくらい協力してくれてもいいだろ」
「俺にメリットないでしょ」
ニックに手を貸して、俺の得になるようなことはない。だからお断りだと告げれば、ニックが「そんなこと言っていいのか」と、なにやら強気に出る。
「ほら、おまえの馬。ローザだっけ。ルイス様にバラすぞ」
「あ? なにそれ。俺を脅すとか、いい度胸してるね」
ひくりと、口元が引き攣る。
ルイス様に、「なんでローザって名前にしたの?」と問われた時には、心臓が跳ねた。咄嗟に昔飼っていたペットの名前だと誤魔化したが、そういえばニックは知っていたな。
「なんだっけ? ほら、初めてできた彼女だっけ?」
にやにやと挑発的に首を傾げるニック。その傍らでは、レナルドが「いや違う。初めて抱いた女だろ」と、いらん訂正をしている。
こいつらに教えなければよかったと心底後悔する。ルイス様の前では、他の女の子の話をしないと決めた。あんまり女の子の話ばかりすると、ルイス様への気持ちも遊びのように思われるらしい。
額を押さえて、眉間に皺がよる。
「……今回だけだからね」
念押しすれば、ニックが「おう」と緩い返事を寄越してきた。
※※※
「俺たちは、ここで待っておくから」
「ここまで来たんなら、一緒に来てくれてもよくないか?」
いいわけないだろ。
女の子からの呼び出しに、友達同伴で応じるとか正気ではない。
ひとりは自信ない、緊張すると。
うだうだうるさいニックの背中を押して、さっさと行けと顎で指示をする。
待ち合わせ場所は、例の女の子が働いている店の近くであった。渋るニックを見送って、レナルドとふたり顔を見合わせる。
「本当に告白だと思う?」
ずっと疑問だったことを尋ねれば、レナルドは「それ以外になにがある?」と首を捻る。
まぁ、普通に考えればそうなんだろうけど。どうにも引っかかる。せっかく手紙を渡したのだから、手紙で想いを伝えてしまえばいいのに。なんでわざわざ呼び出すのか。律儀な子なのかとも考えるが、そもそもなんでニックに惚れるのかがわからない。あいつに惚れるような要素なんてないだろ。
「ニックって、モテるの?」
「いいや全然」
即答したレナルドは、「あいつは、ほら。セドリックに一途だから」と苦笑する。
あのセドリックへの変な執着はなんなのか。ちょっと引く。あのやる気のない男のどこに魅力を感じているのか。まったくの謎である。
「でも、あいつも女の子に興味あったんだな。なんか安心したわ。セドリック以外の人間、眼中にないのかと」
しみじみ呟くレナルドの言葉に、概ね同意する。
ニックは女っ気が皆無だが、それは本人が興味ないゆえだと思っていた。普通に女の子にも興味あるのかよ。思えば、ニックは以前から「なんでおまえがモテるんだ!」と、雑な絡み方をしてきていた。モテたいという気はあるのだろうか。だったらまずはあのセドリックへの妙な執着をやめるべきだ。
「アロンは? 本当に女遊びやめるのか?」
「やめる。俺にはルイス様がいるから」
「ほー。本気だねぇ」
カラカラと笑うレナルドに、思わずそっぽを向いてしまう。俺は前から本気だった。
待ち合わせ場所で、落ち着きなく周囲を見渡しているニックを見守る。ここからでも緊張していることが丸わかりである。少しは落ち着けよ。
やがて、待ち合わせ相手が到着したらしい。カッチコチになったニックが、女の子と向き合っている。「頑張れよ」と、静かに拳を握りしめるレナルドは、さながら息子の頑張りを見届ける父親のような熱の入れようである。
やがて、話は終わったらしい。ぺこりと頭を下げて、去っていく女の子の姿が確認できた。緊張の面持ちで、ニックが早足にこちらへ戻ってくる。俺らの前に到着するなり、勢いよく俺の両肩を掴んできた。
「おい、おい! アロン!」
「なに?」
「違った! 全然告白じゃなかった!」
は? と思うと同時に、やっぱりなという気にもなってくる。「え。なんだって?」と、顔色を悪くするレナルドに、ニックが真顔になる。
「いつもアロンさんと一緒ですよね。アロンさんって、彼女いるんですか? だってよ」
意味を理解した瞬間、盛大に笑いが込み上げてきた。声を押し殺そうとするが、無理だった。反射的に後ろを向いて吹き出す俺に、ニックが「おい」と地を這うような声を発する。
「いや、まっ、面白すぎ」
遠慮なく笑えば、ニックは腹を立てたようにそっぽを向いてしまう。レナルドが「あー、まぁ。そういうこともあるさ」と、下手な励ましをしている。それがますます俺の笑いを誘う。
耐えきれなくなり、地面にしゃがんで顔を覆うことで誤魔化そうとするが、まったく誤魔化せない。ニックの視線が冷たい。
「ふ、ちょっ、なんか。あの、ふふっ」
「笑ってんじゃねぇよ」
「ダメだって。んな面白いことやんないでくれる?」
「面白いことをやった覚えはねぇよ」
完全に機嫌を悪くしたニックに、レナルドがひとりで慌てている。「ほら! 今日は俺が奢ってやるよ。な?」と、必死でニックを宥めにかかっている。
息を整えて立ち上がった俺は、思わずにやけてしまう顔をなんとか引き締めようと奮闘する。
「あー、うんうん。えっと、彼女ね」
「俺、おまえのこと嫌い」
肩を小刻みに揺らす俺に、ニックが半眼でそんなことを言う。おまえに嫌われても、なんとも思わねぇっての。
「彼女はいないけど。好きな子いるからごめんねって伝えておいて」
「自分で言えよ、クソが」
おまえのこと本当に嫌い、とぶつぶつうるさいニックには悪いが、久しぶりに大笑いした。
「……あ?」
夜。
自室にレナルドを誘って飲んでいた時のことである。突然、ニックが訪ねてきた。こいつはよく俺の部屋にやって来ては、どうでもいい話を一方的にして帰る。もっぱら話題はセドリックだ。セドリックに関するどうでもいい情報を延々と聞かされ続けるこちらの身にもなってほしい。ニックとの会話は、人生で一番無駄な時間だと言っても過言ではない。
本日も突然訪ねてきたニックに、げんなりとした俺とレナルドであるが、なんだか様子がおかしい。挙動不審。なんの用だと尋ねてみれば、返ってきたのが冒頭の発言である。
「よかったね」
意味不明だが、とりあえず頷いておいてやる。どういう報告だよ。自慢のつもりか?
ニックは、休日もセドリックを追いかけまわしているので、彼女はいないはずだ。たまに、セドリックのあとを追いかけるニックのさらにあとを、ルイス様がとことこ追いかけている場面を見かける。ルイス様は声がでかい。「なにしてるの!? セドリックの追っかけ?」と、遠慮なしに詰め寄っている。その度に、ニックは露骨に嫌そうな顔をする。
そんなニックが、女の子から手紙をもらったという。心底どうでもいい。
レナルドも同意見なのだろう。「おー、よかったな」と適当に流そうとしている。だが、ニックは帰る気配がない。それどころか、勝手に俺の隣に腰を下ろしてくる。
「アロン。こういう時ってどうすればいい?」
「は?」
どうすればいい、とは?
固まる俺に代わり、レナルドが「え、アロンに相談しようとしてんのか?」と驚きの声を上げた。
「正気か? 相談相手はよく考えた方がいいぞ」
俺を貶すような言葉を吐いているレナルドは、心配そうにニックにグラスを渡した。やめろ。そいつに酒を飲ませるな。酔うと本当にセドリックの話しかしなくなる。
横からグラスを奪い取って、舌打ちする。形だけでも相談にのってやらないと、終わらない気がした。
「で? 具体的には?」
「これを読んでみろ」
押し付けられたのは、例の手紙とやらだ。一瞥すれば、指定の時間と場所が記してあるのみ。待ち合わせということか。
「はいはい。女の子に呼び出されたんだ。よかったね」
手紙を返せば、ニックが眉間に皺を寄せる。
「なんの用事だろうか」
それ本気で言ってんのか?
女の子から呼び出されるなんて、告白以外にないだろう。どうやら街で馴染みの店を訪れた際に、店員の女の子に「待っています」と押し付けられたらしい。慌てまくるニックの様子が目に浮かぶようである。
「どこの店?」
「ほら、おまえとよく行く飲み屋」
「あー、はいはい」
最近、ニックを連れてよく訪れる店がある。女遊びをきっぱりやめた俺だが、街にはよく飲みに行く。以前は適当な女の子と飲んでいたが、今はそういうわけにもいかない。そこで、よく暇そうにしているニックやレナルドを誘うのだ。レナルドは基本的に俺の誘いを断らないし、ニックも奢ると言えばついて来る。ニックに奢るのは癪だが、ひとりで飲んでも退屈だから仕方がない。
逆に誘っても絶対についてこないのがロニーだ。あいつは俺のことを警戒しすぎだと思う。俺がなにをしたっていうんだ。
「告白以外にないのでは?」
半眼になる俺に代わって、レナルドがそう口にする。途端に、ニックが固まる。
「ど、どうすればいい?」
だからなんで俺に訊くんだ。自分でどうにかしろよ。「おまえ、こういうこと得意だろ」と決めつけてくるニックは、要するにアドバイスが欲しいらしい。
隠しもせずに舌打ちすれば、ニックが「おい」と低い声を発する。
「少しくらい協力してくれてもいいだろ」
「俺にメリットないでしょ」
ニックに手を貸して、俺の得になるようなことはない。だからお断りだと告げれば、ニックが「そんなこと言っていいのか」と、なにやら強気に出る。
「ほら、おまえの馬。ローザだっけ。ルイス様にバラすぞ」
「あ? なにそれ。俺を脅すとか、いい度胸してるね」
ひくりと、口元が引き攣る。
ルイス様に、「なんでローザって名前にしたの?」と問われた時には、心臓が跳ねた。咄嗟に昔飼っていたペットの名前だと誤魔化したが、そういえばニックは知っていたな。
「なんだっけ? ほら、初めてできた彼女だっけ?」
にやにやと挑発的に首を傾げるニック。その傍らでは、レナルドが「いや違う。初めて抱いた女だろ」と、いらん訂正をしている。
こいつらに教えなければよかったと心底後悔する。ルイス様の前では、他の女の子の話をしないと決めた。あんまり女の子の話ばかりすると、ルイス様への気持ちも遊びのように思われるらしい。
額を押さえて、眉間に皺がよる。
「……今回だけだからね」
念押しすれば、ニックが「おう」と緩い返事を寄越してきた。
※※※
「俺たちは、ここで待っておくから」
「ここまで来たんなら、一緒に来てくれてもよくないか?」
いいわけないだろ。
女の子からの呼び出しに、友達同伴で応じるとか正気ではない。
ひとりは自信ない、緊張すると。
うだうだうるさいニックの背中を押して、さっさと行けと顎で指示をする。
待ち合わせ場所は、例の女の子が働いている店の近くであった。渋るニックを見送って、レナルドとふたり顔を見合わせる。
「本当に告白だと思う?」
ずっと疑問だったことを尋ねれば、レナルドは「それ以外になにがある?」と首を捻る。
まぁ、普通に考えればそうなんだろうけど。どうにも引っかかる。せっかく手紙を渡したのだから、手紙で想いを伝えてしまえばいいのに。なんでわざわざ呼び出すのか。律儀な子なのかとも考えるが、そもそもなんでニックに惚れるのかがわからない。あいつに惚れるような要素なんてないだろ。
「ニックって、モテるの?」
「いいや全然」
即答したレナルドは、「あいつは、ほら。セドリックに一途だから」と苦笑する。
あのセドリックへの変な執着はなんなのか。ちょっと引く。あのやる気のない男のどこに魅力を感じているのか。まったくの謎である。
「でも、あいつも女の子に興味あったんだな。なんか安心したわ。セドリック以外の人間、眼中にないのかと」
しみじみ呟くレナルドの言葉に、概ね同意する。
ニックは女っ気が皆無だが、それは本人が興味ないゆえだと思っていた。普通に女の子にも興味あるのかよ。思えば、ニックは以前から「なんでおまえがモテるんだ!」と、雑な絡み方をしてきていた。モテたいという気はあるのだろうか。だったらまずはあのセドリックへの妙な執着をやめるべきだ。
「アロンは? 本当に女遊びやめるのか?」
「やめる。俺にはルイス様がいるから」
「ほー。本気だねぇ」
カラカラと笑うレナルドに、思わずそっぽを向いてしまう。俺は前から本気だった。
待ち合わせ場所で、落ち着きなく周囲を見渡しているニックを見守る。ここからでも緊張していることが丸わかりである。少しは落ち着けよ。
やがて、待ち合わせ相手が到着したらしい。カッチコチになったニックが、女の子と向き合っている。「頑張れよ」と、静かに拳を握りしめるレナルドは、さながら息子の頑張りを見届ける父親のような熱の入れようである。
やがて、話は終わったらしい。ぺこりと頭を下げて、去っていく女の子の姿が確認できた。緊張の面持ちで、ニックが早足にこちらへ戻ってくる。俺らの前に到着するなり、勢いよく俺の両肩を掴んできた。
「おい、おい! アロン!」
「なに?」
「違った! 全然告白じゃなかった!」
は? と思うと同時に、やっぱりなという気にもなってくる。「え。なんだって?」と、顔色を悪くするレナルドに、ニックが真顔になる。
「いつもアロンさんと一緒ですよね。アロンさんって、彼女いるんですか? だってよ」
意味を理解した瞬間、盛大に笑いが込み上げてきた。声を押し殺そうとするが、無理だった。反射的に後ろを向いて吹き出す俺に、ニックが「おい」と地を這うような声を発する。
「いや、まっ、面白すぎ」
遠慮なく笑えば、ニックは腹を立てたようにそっぽを向いてしまう。レナルドが「あー、まぁ。そういうこともあるさ」と、下手な励ましをしている。それがますます俺の笑いを誘う。
耐えきれなくなり、地面にしゃがんで顔を覆うことで誤魔化そうとするが、まったく誤魔化せない。ニックの視線が冷たい。
「ふ、ちょっ、なんか。あの、ふふっ」
「笑ってんじゃねぇよ」
「ダメだって。んな面白いことやんないでくれる?」
「面白いことをやった覚えはねぇよ」
完全に機嫌を悪くしたニックに、レナルドがひとりで慌てている。「ほら! 今日は俺が奢ってやるよ。な?」と、必死でニックを宥めにかかっている。
息を整えて立ち上がった俺は、思わずにやけてしまう顔をなんとか引き締めようと奮闘する。
「あー、うんうん。えっと、彼女ね」
「俺、おまえのこと嫌い」
肩を小刻みに揺らす俺に、ニックが半眼でそんなことを言う。おまえに嫌われても、なんとも思わねぇっての。
「彼女はいないけど。好きな子いるからごめんねって伝えておいて」
「自分で言えよ、クソが」
おまえのこと本当に嫌い、とぶつぶつうるさいニックには悪いが、久しぶりに大笑いした。
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