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14歳
380 自信はないけど
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距離感を間違えたかもしれない。
身を起こして、ジェフリーと向き合う。俯いたまま、それでも俺の袖を握ってくるジェフリーは、幼い雰囲気だった。
それにしても突然すぎる。なんで急に好きなんて話になるのか。あと、さらっとキスされた。触れるだけのキスだけど。ちょっとびっくり。
少し離れたところから様子を見ていた綿毛ちゃんは、驚いたように目を丸くしている。もふもふ毛玉が、何か言いたそうに揺れている。
大きく息を吸って、気持ちを落ち着ける。空いた方の手でジェフリーの背中を撫でて、彼が落ち着くのも待ってみる。
なんだか泣きそうなジェフリーは、ぎゅっと力を込めて、俺の袖を握りしめている。おかげで、俺は片手が不自由だ。
「僕、ルイス様が好きです」
「うん」
「でもルイス様が僕のことティアンって呼ぶから」
「うん」
「僕はティアンさんの代わりですか」
そういうつもりは全くなかった。確かにちょっと似ているなとは思ったが、代わりだなんて思っていない。
こういう時って、どうすればいいんだろう。
ジェフリーに懐かれているとは感じていたけど、まさかキスされるなんて考えてもいなかった。
ジェフリーと遊ぶのは楽しいけど、恋愛的な意味で好きかと訊かれれば、ちょっと違う。俺にとってのジェフリーは、俺に懐いてくれて尊敬の眼差しを向けてくれる弟的な存在である。だから俺とジェフリーの好きは意味が違う。
静かに目元を拭うジェフリーは、ひとりで泣いている。
ジェフリーは多分本気なんだ。それがどういうきっかけの好きであれ、今の彼は本気なのだ。だから適当に流すわけにはいかない。
俺がロニーに告白した時のことを思い出す。
あの時、ロニーは最初俺の言葉を聞かなかったことにしようとした。俺はすごく嫌な気持ちになった。だからこの場も、適当にやり過ごしてはいけない。
色々なことを思い出す。俺の周りには、優しい大人がたくさんいた。俺が変なことをやった時に、きちんと正してくれる人たちがいた。
今度は俺が、そういうまともな大人をやらなければならない。自信はないけど。
深呼吸を繰り返す。
俺が告白したわけでもないのに、ひどく緊張してきた。俺は今、ジェフリーと同じくらい緊張している。
「代わりだなんて、思ってないよ。ジェフリーはジェフリーだよ」
「でも。何度もティアンって」
「そんなに言ってた?」
「はい」
「ごめん」
自分では全く覚えていない。無意識のうちに、何度もティアンと呼んでいたらしい。ジェフリーには悪いことをした。
「ティアンさんのこと、好きなんですか」
好き?
「いや、そういうわけじゃ」
ティアンは友達だ。別に好きとかそういうアレじゃない。
「あのね、ティアンは本当に昔遊んでただけで。もう何年も会ってないし。なんでもないよ」
「そうなんですか?」
「うん。たぶん、ティアンは俺のこと忘れてるかも」
学園に入学したきり、手紙すら寄越してこない。卒業まで会わないと変な宣言もされた。あいつが今なにをしているのか、俺には一切わからない。
ティアンは、俺と遊ぶよりも、学園で新しくできた友達と遊ぶ方が楽しいに違いない。あいつはいつも、俺が外遊びに誘っても面倒くさそうな顔をしていた。きっと、俺と一緒にいて退屈だったのだ。俺から離れるために、突然学園に行くなんて言い出したのかもしれないとさえ思えてくる。
ティアンは割とドライだ。俺のことなんて綺麗さっぱり忘れているかもしれない。
予定通りであれば、来年ティアンは戻ってくるはずである。でも本当に彼が戻ってくるのか。俺は結構疑っている。頼りのクレイグ団長も辞めてしまったし。ティアンがヴィアン家に足を運ぶ理由が、消えてしまったような気がしている。
ティアンは父親であるクレイグ団長を尊敬していた。その父親が領地に帰ってしまった現在、ティアンが向かうのは父親がいる領地なのではないか。
「大丈夫ですよ」
そっと肩に手を置かれて、ハッとする。
いつの間にかジェフリーが優しい声で微笑んでいた。
「ルイス様はすごく優しいから。こんなに優しくてかっこいいルイス様のこと。忘れるなんてあり得ません!」
まっすぐな言葉に、虚をつかれる。
というか、俺がジェフリーを慰めていたはずなのに。知らない間に俺が慰められている。
「ありがとう、ジェフリー」
「はい!」
元気に振る舞うジェフリーは、けれどもすぐに涙目に戻ってしまう。落ち込む俺を見て、精一杯励ましてくれたらしい。その健気な姿勢に、俺は心を決める。ここで曖昧な態度をとるのは、お互いのためにもよくない。
「あのね、ジェフリー」
「聞きたくないです」
耳を塞いで、ふるふると首を左右に振るジェフリーは「聞きたくないです」と繰り返す。
「ルイス様は、僕のことティアンさんの代わりだと思っています」
「思ってないよ」
「そんな状況で告白の返事なんて聞きたくないです」
「……それは、うん」
ジェフリーの言い分も理解できる。
うっかりとはいえ、俺がティアンと間違えたのは事実である。
ジェフリーは、俺がジェフリーを通してティアンのことを見ているのではないかと思っている。そう思われても仕方がない。
「僕のことを、見てほしいんです」
「……うん」
「それで、そのあと。また好きって伝えてもいいですか? 返事はその時に」
それでいいのだろうか。
そんな変な期待を持たせるようなことをしていいのだろうか。だが、ここで俺が返事をしても、ジェフリーは納得しないだろう。ジェフリー自身のことを見ないで、適当に断られたと思うことだろう。
今はまだ、好きって気持ちを伝えたかっただけだと言う。
黙り込む俺の手に、ジェフリーがそっと自身の手を重ねてくる。
「僕、ルイス様に好きになってもらえるように頑張ります! もうちょっとだけ、頑張らせてください!」
「……うん」
迷った末に、頷いた。
こんなにもまっすぐな視線を向けられると、頷かないわけにはいかなかった。
「でも俺、ジェフリーが思っているほど大人じゃないよ」
ジェフリーの前では、かっこつけてお兄さんぶっているだけだ。そろそろぼろが出そう。
ふふっと小さく笑ったジェフリーは「いいですよ。大人じゃなくても」と囁いた。
「僕もまだまだ子供なので。それに、大人っぽくても子供っぽくても、どっちもルイス様なので」
どっちも好きです、とジェフリーは微笑む。
ジェフリーと手を繋いで、ベッドに寝転がる。
そこからたわいもない話をした。ジェフリーは、昔から本を読むのが好きだったという。母親が働いている間、彼はひとりで本を読んで待っていたのだという。文字の読み方は、母親に教えてもらったのだ。誕生日には、彼女が必ず新しい本をくれた。
「僕、母が作ってくれるパンが好きで。仕事が休みの時に、たまに作ってくれたんです」
「うん」
「でも、もう食べられないかもしれない」
静かにつむぐジェフリーだが、繋いだ手にぎゅっと力がこもっている。
俺は、耳を傾けることしかできない。安易に大丈夫という言葉は吐けなかった。上辺だけの励ましに、意味なんてないと思った。
やがてジェフリーの寝息が聞こえてくる。俺の手を握ったまま、なんだか泣いてしまいそうな顔で眠る彼の頭を、そっと撫でる。
「綿毛ちゃん」
『ん?』
小声で呼びかければ、綿毛ちゃんが寄ってくる。
「ジェフリーのお母さん。治らない? 魔法でどうにかできないの?」
『難しいかな。魔法ってそう万能じゃないから。生き物の生死なんてさ、魔法でどうにかなるものじゃないんだよ』
「だよね」
もう一度、ジェフリーの頭を撫でる。ちょっと身じろぎする彼は、けれども目を覚ます気配はない。
「おやすみ、綿毛ちゃん」
『おやすみ』
隣に感じる人の気配に、俺はちょっぴりくすぐったいような気分になった。
身を起こして、ジェフリーと向き合う。俯いたまま、それでも俺の袖を握ってくるジェフリーは、幼い雰囲気だった。
それにしても突然すぎる。なんで急に好きなんて話になるのか。あと、さらっとキスされた。触れるだけのキスだけど。ちょっとびっくり。
少し離れたところから様子を見ていた綿毛ちゃんは、驚いたように目を丸くしている。もふもふ毛玉が、何か言いたそうに揺れている。
大きく息を吸って、気持ちを落ち着ける。空いた方の手でジェフリーの背中を撫でて、彼が落ち着くのも待ってみる。
なんだか泣きそうなジェフリーは、ぎゅっと力を込めて、俺の袖を握りしめている。おかげで、俺は片手が不自由だ。
「僕、ルイス様が好きです」
「うん」
「でもルイス様が僕のことティアンって呼ぶから」
「うん」
「僕はティアンさんの代わりですか」
そういうつもりは全くなかった。確かにちょっと似ているなとは思ったが、代わりだなんて思っていない。
こういう時って、どうすればいいんだろう。
ジェフリーに懐かれているとは感じていたけど、まさかキスされるなんて考えてもいなかった。
ジェフリーと遊ぶのは楽しいけど、恋愛的な意味で好きかと訊かれれば、ちょっと違う。俺にとってのジェフリーは、俺に懐いてくれて尊敬の眼差しを向けてくれる弟的な存在である。だから俺とジェフリーの好きは意味が違う。
静かに目元を拭うジェフリーは、ひとりで泣いている。
ジェフリーは多分本気なんだ。それがどういうきっかけの好きであれ、今の彼は本気なのだ。だから適当に流すわけにはいかない。
俺がロニーに告白した時のことを思い出す。
あの時、ロニーは最初俺の言葉を聞かなかったことにしようとした。俺はすごく嫌な気持ちになった。だからこの場も、適当にやり過ごしてはいけない。
色々なことを思い出す。俺の周りには、優しい大人がたくさんいた。俺が変なことをやった時に、きちんと正してくれる人たちがいた。
今度は俺が、そういうまともな大人をやらなければならない。自信はないけど。
深呼吸を繰り返す。
俺が告白したわけでもないのに、ひどく緊張してきた。俺は今、ジェフリーと同じくらい緊張している。
「代わりだなんて、思ってないよ。ジェフリーはジェフリーだよ」
「でも。何度もティアンって」
「そんなに言ってた?」
「はい」
「ごめん」
自分では全く覚えていない。無意識のうちに、何度もティアンと呼んでいたらしい。ジェフリーには悪いことをした。
「ティアンさんのこと、好きなんですか」
好き?
「いや、そういうわけじゃ」
ティアンは友達だ。別に好きとかそういうアレじゃない。
「あのね、ティアンは本当に昔遊んでただけで。もう何年も会ってないし。なんでもないよ」
「そうなんですか?」
「うん。たぶん、ティアンは俺のこと忘れてるかも」
学園に入学したきり、手紙すら寄越してこない。卒業まで会わないと変な宣言もされた。あいつが今なにをしているのか、俺には一切わからない。
ティアンは、俺と遊ぶよりも、学園で新しくできた友達と遊ぶ方が楽しいに違いない。あいつはいつも、俺が外遊びに誘っても面倒くさそうな顔をしていた。きっと、俺と一緒にいて退屈だったのだ。俺から離れるために、突然学園に行くなんて言い出したのかもしれないとさえ思えてくる。
ティアンは割とドライだ。俺のことなんて綺麗さっぱり忘れているかもしれない。
予定通りであれば、来年ティアンは戻ってくるはずである。でも本当に彼が戻ってくるのか。俺は結構疑っている。頼りのクレイグ団長も辞めてしまったし。ティアンがヴィアン家に足を運ぶ理由が、消えてしまったような気がしている。
ティアンは父親であるクレイグ団長を尊敬していた。その父親が領地に帰ってしまった現在、ティアンが向かうのは父親がいる領地なのではないか。
「大丈夫ですよ」
そっと肩に手を置かれて、ハッとする。
いつの間にかジェフリーが優しい声で微笑んでいた。
「ルイス様はすごく優しいから。こんなに優しくてかっこいいルイス様のこと。忘れるなんてあり得ません!」
まっすぐな言葉に、虚をつかれる。
というか、俺がジェフリーを慰めていたはずなのに。知らない間に俺が慰められている。
「ありがとう、ジェフリー」
「はい!」
元気に振る舞うジェフリーは、けれどもすぐに涙目に戻ってしまう。落ち込む俺を見て、精一杯励ましてくれたらしい。その健気な姿勢に、俺は心を決める。ここで曖昧な態度をとるのは、お互いのためにもよくない。
「あのね、ジェフリー」
「聞きたくないです」
耳を塞いで、ふるふると首を左右に振るジェフリーは「聞きたくないです」と繰り返す。
「ルイス様は、僕のことティアンさんの代わりだと思っています」
「思ってないよ」
「そんな状況で告白の返事なんて聞きたくないです」
「……それは、うん」
ジェフリーの言い分も理解できる。
うっかりとはいえ、俺がティアンと間違えたのは事実である。
ジェフリーは、俺がジェフリーを通してティアンのことを見ているのではないかと思っている。そう思われても仕方がない。
「僕のことを、見てほしいんです」
「……うん」
「それで、そのあと。また好きって伝えてもいいですか? 返事はその時に」
それでいいのだろうか。
そんな変な期待を持たせるようなことをしていいのだろうか。だが、ここで俺が返事をしても、ジェフリーは納得しないだろう。ジェフリー自身のことを見ないで、適当に断られたと思うことだろう。
今はまだ、好きって気持ちを伝えたかっただけだと言う。
黙り込む俺の手に、ジェフリーがそっと自身の手を重ねてくる。
「僕、ルイス様に好きになってもらえるように頑張ります! もうちょっとだけ、頑張らせてください!」
「……うん」
迷った末に、頷いた。
こんなにもまっすぐな視線を向けられると、頷かないわけにはいかなかった。
「でも俺、ジェフリーが思っているほど大人じゃないよ」
ジェフリーの前では、かっこつけてお兄さんぶっているだけだ。そろそろぼろが出そう。
ふふっと小さく笑ったジェフリーは「いいですよ。大人じゃなくても」と囁いた。
「僕もまだまだ子供なので。それに、大人っぽくても子供っぽくても、どっちもルイス様なので」
どっちも好きです、とジェフリーは微笑む。
ジェフリーと手を繋いで、ベッドに寝転がる。
そこからたわいもない話をした。ジェフリーは、昔から本を読むのが好きだったという。母親が働いている間、彼はひとりで本を読んで待っていたのだという。文字の読み方は、母親に教えてもらったのだ。誕生日には、彼女が必ず新しい本をくれた。
「僕、母が作ってくれるパンが好きで。仕事が休みの時に、たまに作ってくれたんです」
「うん」
「でも、もう食べられないかもしれない」
静かにつむぐジェフリーだが、繋いだ手にぎゅっと力がこもっている。
俺は、耳を傾けることしかできない。安易に大丈夫という言葉は吐けなかった。上辺だけの励ましに、意味なんてないと思った。
やがてジェフリーの寝息が聞こえてくる。俺の手を握ったまま、なんだか泣いてしまいそうな顔で眠る彼の頭を、そっと撫でる。
「綿毛ちゃん」
『ん?』
小声で呼びかければ、綿毛ちゃんが寄ってくる。
「ジェフリーのお母さん。治らない? 魔法でどうにかできないの?」
『難しいかな。魔法ってそう万能じゃないから。生き物の生死なんてさ、魔法でどうにかなるものじゃないんだよ』
「だよね」
もう一度、ジェフリーの頭を撫でる。ちょっと身じろぎする彼は、けれども目を覚ます気配はない。
「おやすみ、綿毛ちゃん」
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