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14歳
363 一般的な話
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「けっこん?」
「そう。彼女と」
どうかな? と静かに問いかけてくるフランシスは、俺と目線を合わせてくれない。ジャンが、壁際で息を呑んでいる。窓から吹き込んだ風が、カーテンを揺らしている。
「んっと。俺とリアーナは、今会ったばっかりだから、その」
結婚はできない。
なんとか言葉を探す俺に、フランシスは「大丈夫」と笑いかけてくる。
「君たちはまだ十四歳。結婚するにしても、成人してからがいい。あと四年ほどある。その間に、仲良くなっておけば問題ないさ」
それはおかしくないか。
結婚って、仲良くなってお互いに好きと思った人とするものだろう。結婚するために仲良くなるって、順番が逆だ。オーガス兄様だって、まずはキャンベルのことを好きになった。そこから結婚の話が出てきた。
だからフランシスの考えはおかしいと指摘すれば、彼はすっと目を細めた。いつも爽やかな彼にしては珍しい、棘のある表情だ。
「ルイスくんは、将来どうするつもりなの」
「将来……?」
「家を継ぐのはオーガス様だ。その補佐がブルース様。君は、この家に居て、なにかやるべき事があるのかい?」
「それは、ないと思うけど」
ぶっちゃけ、この家は俺が居なくてもなにも問題はない。いつもお気楽に遊んでいるだけだから。
「家のために、なにかをしようとは思わない? 自分が楽しく生活できればそれで満足かい?」
「……どういう意味」
先程から、なんだか棘のある言い方が気になる。俺が俺のことしか考えていないと、フランシスはそう言いたいのだろう。事実ではある。俺は現状、ヴィアン家においてなんの役にも立っていないし、役に立つような予定もない。ヴィアン家は、オーガス兄様やブルース兄様が居なくなったら大事件だが、俺が居なくなっても普通に屋敷はまわってしまう。
でも、なぜそれをフランシスに指摘されなければならないのか。フランシスは優しい人だ。突然、こんなふうに人の悪口めいたことを言い出すような性格ではなかったはずだ。ちょっと警戒しつつ、フランシスから距離を取ろうとする。そんな俺を制するように、フランシスが低い声を出す。
「一般的な話だよ」
そう前置きしつつ、フランシスは偉そうに腕を組んだ。
「家を継がない子は、なにか職を得るのが普通だ。たとえば、そうだね。君の兄弟であるユリス様は、エリック殿下が新しく作った魔法研究施設の研究者として働くそうじゃないか」
「うん」
ユリスは、将来的にはあそこで働くはずである。今も毎日のように顔を出しているし。そもそも魔法の研究施設をつくれと言い出したのはユリスだ。
「貴族というのは、そういうふうに。なにか人の役に立つようなことをするべきだと、僕は思うんだけど」
「うん」
「ルイスくんは? なにか考えがあるのかな」
真正面から尋ねられれば、口ごもってしまう。将来のことは、まだなにも決まっていない。黙り込む俺を見て、フランシスは肩をすくめる。
「まぁ、仕事をするだけが人生じゃないからね」
「そう、だね」
「結婚をするという手もある。ルイスくんには、こっちの方が向いていると思うけど」
「政略結婚ってこと?」
エリックが、たしかそうだった。あれは隣国と仲良くするためのものだと。でもエリックと王女様は昔から仲が良かったらしい。いや、あれは結婚を見越して仲良くしていただけだっけ?
固まる俺に、フランシスは妙に冷静な様子で語りかけてくる。
「リアーナは、ここから少し離れた国の貴族でね。小さい国だけど、まぁ仲良くしておいて損にはならない。おまけにその国の国王陛下の血筋を引いている。いい相手だと思うけど」
「どうして。どうして突然、そんなこと言い出すの?」
政略結婚するとしても、そこにフランシスが口を挟んでくる意味がわからない。
たとえばブルース兄様が、ヴィアン家のために政略結婚してくれと俺に言ってくれば、俺だって真剣に考える。でも、フランシスが言ってきたところで、俺は真剣に考えることはできない。だってフランシスは、あくまで友達であって、それ以上ではないから。なんでフランシスに言われなければならないのだという苛立ちの方が先立ってしまう。俺の家族でもないのに。
ぎゅっと拳を握りしめる。一方のフランシスは、なにかを堪えるように眉間に皺を寄せた。先程から苛立ったように、テーブルを指でコツコツと叩いている。その規則的な音が、俺をますます苛立たせる。
「家族からしたら、可愛がっている末っ子相手には言い難いだろう。家のために政略結婚してくれなんて」
「……なにそれ」
どういうこと。フランシスは、一体なにを言っているのだ。
彼の口振りだと、まるで家族が言い出し難いことを、フランシスが代わりに言ってやっているみたいに聞こえる。本当に? そんなことある?
ブルース兄様は絶対にそんなことしない。あの人は、たとえ言い難いことであっても、直接言ってくるはずだ。人任せなんて、絶対にあり得ない。オーガス兄様も、普段は弱気で頼りないけど、絶対に俺の味方だもん。オーガス兄様は、俺の気持ちを無視するようなことは、絶対にしないと思う。だって俺の兄様だもん。お父様とお母様だってそうだ。ユリスも。あいつは俺に遠慮するような性格ではない。
じゃあ、フランシスが嘘をついているってこと? 頼まれてもいないのに、勝手に俺の政略結婚の話を進めようとしているの?
それもあり得ないと思いたいが、この場においては、フランシスのせいだと考えてしまう方が楽だった。だって、俺の家族が、フランシスにそんなことを頼むなんてあり得ないから。
「リアーナと婚約してくれるね?」
咄嗟に、言葉が出てこない。
嫌だと言いたいのに、フランシスの目がそれを許さない。唇を引き結んでいると、フランシスが目尻を下げた。その作ったような固い表情に、俺の目が潤んでくる。
「君は、ベネットのことを気に入っていたね」
前触れなく出てきた名前に、ぴくりと肩が跳ねる。それを見て、フランシスが口角を上げた。
「ルイスくん。君がリアーナと結婚すると言うのならば、ベネットは君にあげるよ」
「え?」
「僕からの婚約祝いってことでどうだい」
「なに、それ」
ベネットをあげるってどういうこと。
ベネットは物じゃない。なんで勝手に、ベネットのことを取引に持ち出すのか。
「ベネットが嫌って言ったらどうするの」
「関係ない。あれは僕の使用人だ。僕がルイスくんのところへ移れと言えばそれで問題はない」
「あるよ」
問題大有りだ。
ベネットの気持ちはどうなる。なんで勝手にあげるとか、そういう話になるんだよ。
フランシスらしくない発言の連発に、ぎゅっと拳を握りしめる。綿毛ちゃんが、心配そうに俺のことを見上げていた。
「フランシス。なんか今日は変だよ」
「どういうふうに?」
「フランシスはもっと優しかったじゃん。勝手にベネットのことあげるとか言わないし、俺に結婚しろとか言わないでしょ」
どうしたの? と、おそるおそる顔をあげる。いつもとは雰囲気が異なるフランシスに、声が震えてしまう。
長く息を吐いたフランシスは、苛立ったように頭を振った。その乱暴な動作に、俺は思わず首をすくめてしまう。
「僕はもとからこういう性格だよ」
冷えた鋭い声に、視界が滲んでくる。フランシスの顔を、まともに見ることができなくなる。
「君が勝手に、優しいと誤解しただけだろう」
そんなことはない。フランシスは、ちゃんと優しかった。いつだって、歳上の少しやんちゃで優しいお兄さんだった。
こんなのは、俺の知っているフランシスじゃない。
「とにかく、よく考えてほしい。僕としては、君にはリアーナと結婚してほしいと思っている。君のためにも、ヴィアン家のためにも」
淡々と吐き出された言葉に、俺はなにも言うことができないで、ただひたすらに唇を噛み締めていた。
「そう。彼女と」
どうかな? と静かに問いかけてくるフランシスは、俺と目線を合わせてくれない。ジャンが、壁際で息を呑んでいる。窓から吹き込んだ風が、カーテンを揺らしている。
「んっと。俺とリアーナは、今会ったばっかりだから、その」
結婚はできない。
なんとか言葉を探す俺に、フランシスは「大丈夫」と笑いかけてくる。
「君たちはまだ十四歳。結婚するにしても、成人してからがいい。あと四年ほどある。その間に、仲良くなっておけば問題ないさ」
それはおかしくないか。
結婚って、仲良くなってお互いに好きと思った人とするものだろう。結婚するために仲良くなるって、順番が逆だ。オーガス兄様だって、まずはキャンベルのことを好きになった。そこから結婚の話が出てきた。
だからフランシスの考えはおかしいと指摘すれば、彼はすっと目を細めた。いつも爽やかな彼にしては珍しい、棘のある表情だ。
「ルイスくんは、将来どうするつもりなの」
「将来……?」
「家を継ぐのはオーガス様だ。その補佐がブルース様。君は、この家に居て、なにかやるべき事があるのかい?」
「それは、ないと思うけど」
ぶっちゃけ、この家は俺が居なくてもなにも問題はない。いつもお気楽に遊んでいるだけだから。
「家のために、なにかをしようとは思わない? 自分が楽しく生活できればそれで満足かい?」
「……どういう意味」
先程から、なんだか棘のある言い方が気になる。俺が俺のことしか考えていないと、フランシスはそう言いたいのだろう。事実ではある。俺は現状、ヴィアン家においてなんの役にも立っていないし、役に立つような予定もない。ヴィアン家は、オーガス兄様やブルース兄様が居なくなったら大事件だが、俺が居なくなっても普通に屋敷はまわってしまう。
でも、なぜそれをフランシスに指摘されなければならないのか。フランシスは優しい人だ。突然、こんなふうに人の悪口めいたことを言い出すような性格ではなかったはずだ。ちょっと警戒しつつ、フランシスから距離を取ろうとする。そんな俺を制するように、フランシスが低い声を出す。
「一般的な話だよ」
そう前置きしつつ、フランシスは偉そうに腕を組んだ。
「家を継がない子は、なにか職を得るのが普通だ。たとえば、そうだね。君の兄弟であるユリス様は、エリック殿下が新しく作った魔法研究施設の研究者として働くそうじゃないか」
「うん」
ユリスは、将来的にはあそこで働くはずである。今も毎日のように顔を出しているし。そもそも魔法の研究施設をつくれと言い出したのはユリスだ。
「貴族というのは、そういうふうに。なにか人の役に立つようなことをするべきだと、僕は思うんだけど」
「うん」
「ルイスくんは? なにか考えがあるのかな」
真正面から尋ねられれば、口ごもってしまう。将来のことは、まだなにも決まっていない。黙り込む俺を見て、フランシスは肩をすくめる。
「まぁ、仕事をするだけが人生じゃないからね」
「そう、だね」
「結婚をするという手もある。ルイスくんには、こっちの方が向いていると思うけど」
「政略結婚ってこと?」
エリックが、たしかそうだった。あれは隣国と仲良くするためのものだと。でもエリックと王女様は昔から仲が良かったらしい。いや、あれは結婚を見越して仲良くしていただけだっけ?
固まる俺に、フランシスは妙に冷静な様子で語りかけてくる。
「リアーナは、ここから少し離れた国の貴族でね。小さい国だけど、まぁ仲良くしておいて損にはならない。おまけにその国の国王陛下の血筋を引いている。いい相手だと思うけど」
「どうして。どうして突然、そんなこと言い出すの?」
政略結婚するとしても、そこにフランシスが口を挟んでくる意味がわからない。
たとえばブルース兄様が、ヴィアン家のために政略結婚してくれと俺に言ってくれば、俺だって真剣に考える。でも、フランシスが言ってきたところで、俺は真剣に考えることはできない。だってフランシスは、あくまで友達であって、それ以上ではないから。なんでフランシスに言われなければならないのだという苛立ちの方が先立ってしまう。俺の家族でもないのに。
ぎゅっと拳を握りしめる。一方のフランシスは、なにかを堪えるように眉間に皺を寄せた。先程から苛立ったように、テーブルを指でコツコツと叩いている。その規則的な音が、俺をますます苛立たせる。
「家族からしたら、可愛がっている末っ子相手には言い難いだろう。家のために政略結婚してくれなんて」
「……なにそれ」
どういうこと。フランシスは、一体なにを言っているのだ。
彼の口振りだと、まるで家族が言い出し難いことを、フランシスが代わりに言ってやっているみたいに聞こえる。本当に? そんなことある?
ブルース兄様は絶対にそんなことしない。あの人は、たとえ言い難いことであっても、直接言ってくるはずだ。人任せなんて、絶対にあり得ない。オーガス兄様も、普段は弱気で頼りないけど、絶対に俺の味方だもん。オーガス兄様は、俺の気持ちを無視するようなことは、絶対にしないと思う。だって俺の兄様だもん。お父様とお母様だってそうだ。ユリスも。あいつは俺に遠慮するような性格ではない。
じゃあ、フランシスが嘘をついているってこと? 頼まれてもいないのに、勝手に俺の政略結婚の話を進めようとしているの?
それもあり得ないと思いたいが、この場においては、フランシスのせいだと考えてしまう方が楽だった。だって、俺の家族が、フランシスにそんなことを頼むなんてあり得ないから。
「リアーナと婚約してくれるね?」
咄嗟に、言葉が出てこない。
嫌だと言いたいのに、フランシスの目がそれを許さない。唇を引き結んでいると、フランシスが目尻を下げた。その作ったような固い表情に、俺の目が潤んでくる。
「君は、ベネットのことを気に入っていたね」
前触れなく出てきた名前に、ぴくりと肩が跳ねる。それを見て、フランシスが口角を上げた。
「ルイスくん。君がリアーナと結婚すると言うのならば、ベネットは君にあげるよ」
「え?」
「僕からの婚約祝いってことでどうだい」
「なに、それ」
ベネットをあげるってどういうこと。
ベネットは物じゃない。なんで勝手に、ベネットのことを取引に持ち出すのか。
「ベネットが嫌って言ったらどうするの」
「関係ない。あれは僕の使用人だ。僕がルイスくんのところへ移れと言えばそれで問題はない」
「あるよ」
問題大有りだ。
ベネットの気持ちはどうなる。なんで勝手にあげるとか、そういう話になるんだよ。
フランシスらしくない発言の連発に、ぎゅっと拳を握りしめる。綿毛ちゃんが、心配そうに俺のことを見上げていた。
「フランシス。なんか今日は変だよ」
「どういうふうに?」
「フランシスはもっと優しかったじゃん。勝手にベネットのことあげるとか言わないし、俺に結婚しろとか言わないでしょ」
どうしたの? と、おそるおそる顔をあげる。いつもとは雰囲気が異なるフランシスに、声が震えてしまう。
長く息を吐いたフランシスは、苛立ったように頭を振った。その乱暴な動作に、俺は思わず首をすくめてしまう。
「僕はもとからこういう性格だよ」
冷えた鋭い声に、視界が滲んでくる。フランシスの顔を、まともに見ることができなくなる。
「君が勝手に、優しいと誤解しただけだろう」
そんなことはない。フランシスは、ちゃんと優しかった。いつだって、歳上の少しやんちゃで優しいお兄さんだった。
こんなのは、俺の知っているフランシスじゃない。
「とにかく、よく考えてほしい。僕としては、君にはリアーナと結婚してほしいと思っている。君のためにも、ヴィアン家のためにも」
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