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14歳
360 理由(sideアロン)
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「ルイス様を振ったそうで」
「なんでそれを」
仕事終わりのロニーをとっ捕まえて鎌をかけてみれば、見事に引っかかってくれた。
確信があったわけではない。ただなんとなく、ルイス様とロニーの様子を見ていれば、なにかがあったと察しがついた。それもルイス様が泣くようなことだ。
一体なんだろうと考えた末に、出てきた結論。真正面からロニーにぶつけてみれば、彼は案外あっさりと隙を見せた。
「ルイス様を泣かせたことには腹が立つ。あとルイス様を振るとか正気か? でも君とルイス様が付き合うのは絶対に反対」
「なにが言いたいんですか」
「とりあえずムカつくってことだよ」
ロニーが、ルイス様の告白を受け入れなかったことは喜ばしい。けれども、なぜか手放しで喜べない。俺は今、すごく複雑な感情を抱えていた。
今までだったら、付き合いたいと思っていた子が、他の男に失恋したらチャンスとばかりにつけ込んでいた。「君を振るなんて見る目ないね、あいつ」とかなんとか。適当に甘いセリフを吐いて、そっと肩を抱いて。それで大抵の子は手に入ったし、それで満足だった。
だが、俺はなぜだか今、ものすごくイライラしている。
ロニーに失恋して落ち込んでいるはずのルイス様。その隣に行くことが、どうしてもできない。結局、どうすればいいのか見当もつかなくて。
ルイス様の好きなケーキを持って行って、ついでにロニーが護衛を辞める件で気落ちしているルイス様に、副団長の件をこっそり教えてやるくらいしかできなかった。我ながら、らしくないと思う。
しかし、ルイス様の顔を思い浮かべると、そんな弱みにつけ込むような真似がどうしてもできないで二の足を踏んでしまう。
「ルイス様のこと嫌いなの?」
「そういうわけでは」
人に聞かれるとまずい話だ。ロニーを自室に連れ込んで、酒を勧めてみるが断られる。
向かい合うように座って、じっとロニーの顔を見据える。動揺したのか。少し目線を彷徨わせるロニー。
「じゃあなんで振ったの」
「それ、あなたに教える義理なんてないですよね」
「そうだけど。それくらい答えてくれてもよくない?」
相手が嫌いじゃないなら、振る必要なんてないだろう。おまけに相手はルイス様。ロニーにとっては玉の輿的な状況だろう。断る理由がわからない。だから教えろと迫れば、ロニーはなんとも言えない表情になる。俺に呆れたような、諦めたような微妙な顔。眉間に皺が寄っている。
「私と付き合うメリットが、ルイス様にはありません」
「メリットとか必要? 好きならそれでいいんじゃないの。ルイス様は政略結婚した方がいいってこと?」
「そういう意味ではなく」
俺の言葉を遮って、ロニーは悩むように言葉を慎重に選んでいる。
「あなたはいいですよ。地位も権力もありますから」
「そうだね。それはあるね」
「でも私は違います。私と一緒に居ても、ルイス様が苦労されるだけです」
要するに、ルイス様のために身を引くということらしい。綺麗事だなという気もしなくはない。それはロニーの自己満足となにが違うのか。確かにルイス様は、まだまだ子供だろう。先のことをきちんと考えた上でロニーに告白したとは思えない。だが、ロニーのことが好きという気持ちは、まったくの嘘というわけではない。
「ちょっとくらい付き合ってやろうとは思わないの? 頃合いを見てさ、それから身を引けばいいじゃん。なにも大真面目に振らなくても」
「あなたはなにがしたいんですか。私とルイス様をくっつけたいんですか?」
「そうじゃないけど」
ロニーがルイス様と付き合うのは許せない。だが、ルイス様が泣くのも嫌だと思ってしまう。
いやでも。俺はルイス様と付き合いたいわけで、そうであるならばロニーの存在は邪魔だ。でもルイス様の気持ちは無視できないし。いや、こんなのは俺の自己満足か? ん? 俺は結局なにが言いたいんだ。
「なんか、よくわからなくなってきた」
「そうですか」
天井を仰いで深く息を吐く。なんかこう、なにかしなければならないという気になるが、なにをすればいいのかわからない。気持ちばかりが焦ってしまう。落ち着けと己に言い聞かせる。焦った時ほど判断を間違える。
「ルイス様は、おそらくですけど」
「ん?」
「私のこと。そんなに好きではないと思いますよ」
意味不明な発言に、目を瞬く。ロニーに告白したのだから好きに決まっている。俺の困惑を察したロニーは、少し考えるように俯いてしまう。
「私のことが好きというより。身近な人物で、一番好きな人をとりあえず選んでみただけだと思います」
「だからロニーのことが好きってことだろ」
「ですから」
少し苛立ったように語気を強めるロニーは、「私のことが好きなわけではないんですよ。周囲の人間から、一番よさそうなのを選んだだけです」と、とんでもないことを言い始める。
「君の言い方だと。ルイス様がとりあえず誰かに告白したかったみたいに聞こえるんだけど」
「そうですよ。ルイス様はおそらく、誰か好きな人を作りたかっただけだと思います。私のことが好きだったわけではなく」
なぜ。なぜそんなことになるのか。
首を捻っていれば、ロニーが「あなたのせいですよ」と、またもやとんでもないことを言い始める。
「俺?」
「はい。あなたが連日、ルイス様に好きですとか。ルイス様は誰が好きなんですかとか言いまくるから。ルイス様、焦ったみたいですよ」
「焦った?」
「あなた。口では待つとか言っていましたが。ルイス様のことを急かしているようにしか見えません。誰か好きな人を決めなければと、悩んだ結果がこれですよ」
は? なんだそれは。
「待つと決めたのならば、黙って待ったらどうですか」
黙って、か。
そうかな。そうかもしれない。けれども、俺にもそんなに悠長に待っている余裕はない。焦る理由が、俺にはあった。
「もうすぐ帰ってくるだろ。それまでに決着をつけたい」
思い浮かぶのは、団長そっくりの薄青の髪。
ルイス様は、ティアンと仲が良かった。なにより歳が近い。これが厄介だ。
「焦っても、いいことはないですよ」
「知ってるよ」
今回の一件だって、ロニーの言葉を信じるならば、俺の焦りが原因で引き起こされた最悪の事態だ。確かに、俺は答えをはやく知りたかった。待つという言葉は、口だけだったかもしれない。
「ま、君は副団長頑張りなよ。俺から奪ったポジションなんだから、責任持って取り組めよ」
「あなた、候補にもならなかったじゃないですか」
「立候補はした」
すかさずブルース様に却下されたけど。
初めはレナルドの名前があがったのだが、レナルド本人が固辞した。あいつは経験も豊富だし、いいと思ったのだが。
ニックは俺と同じく、素早く候補から除外されていた。あいつはな。セドリックの言いなりだからな。副団長には、冷静さが求められる。団長のブレーキ役も期待されているわけで、セドリックの信者であるニックには到底向かない役割だ。タイラーは経験がなさ過ぎる。若い騎士は豊富なのだが、それなりに経験があって、信頼できる者となれば、数は多くはない。騎士は体が資本だ。入れ替わりが激しい中、クレイグ団長は比較的長く勤めた方だと思う。
そんなこんなで、候補者が徐々に減っていく中、最終的に残ったのがロニーだった。
ロニーは若い割には変に冷静だし、セドリック相手にも以前から色々と物申していた。まぁ、悔しいが適任ではある。
「俺もティアンが戻ってくる前に頑張らないとね」
「ですから」
「わかってる。待つよ。待てばいいんだろ」
「本当にわかっていますか」
「わかってるって」
というか。なんでロニーは、俺の応援をしてくれるのか。いや、応援ではないな。黙って待てとかそれらしいことを言って、俺をルイス様から遠ざけようとしているのか? だが、待った方がいいのは事実だろう。
うーん。なんだかよくわからなくなってきた。
「なんでそれを」
仕事終わりのロニーをとっ捕まえて鎌をかけてみれば、見事に引っかかってくれた。
確信があったわけではない。ただなんとなく、ルイス様とロニーの様子を見ていれば、なにかがあったと察しがついた。それもルイス様が泣くようなことだ。
一体なんだろうと考えた末に、出てきた結論。真正面からロニーにぶつけてみれば、彼は案外あっさりと隙を見せた。
「ルイス様を泣かせたことには腹が立つ。あとルイス様を振るとか正気か? でも君とルイス様が付き合うのは絶対に反対」
「なにが言いたいんですか」
「とりあえずムカつくってことだよ」
ロニーが、ルイス様の告白を受け入れなかったことは喜ばしい。けれども、なぜか手放しで喜べない。俺は今、すごく複雑な感情を抱えていた。
今までだったら、付き合いたいと思っていた子が、他の男に失恋したらチャンスとばかりにつけ込んでいた。「君を振るなんて見る目ないね、あいつ」とかなんとか。適当に甘いセリフを吐いて、そっと肩を抱いて。それで大抵の子は手に入ったし、それで満足だった。
だが、俺はなぜだか今、ものすごくイライラしている。
ロニーに失恋して落ち込んでいるはずのルイス様。その隣に行くことが、どうしてもできない。結局、どうすればいいのか見当もつかなくて。
ルイス様の好きなケーキを持って行って、ついでにロニーが護衛を辞める件で気落ちしているルイス様に、副団長の件をこっそり教えてやるくらいしかできなかった。我ながら、らしくないと思う。
しかし、ルイス様の顔を思い浮かべると、そんな弱みにつけ込むような真似がどうしてもできないで二の足を踏んでしまう。
「ルイス様のこと嫌いなの?」
「そういうわけでは」
人に聞かれるとまずい話だ。ロニーを自室に連れ込んで、酒を勧めてみるが断られる。
向かい合うように座って、じっとロニーの顔を見据える。動揺したのか。少し目線を彷徨わせるロニー。
「じゃあなんで振ったの」
「それ、あなたに教える義理なんてないですよね」
「そうだけど。それくらい答えてくれてもよくない?」
相手が嫌いじゃないなら、振る必要なんてないだろう。おまけに相手はルイス様。ロニーにとっては玉の輿的な状況だろう。断る理由がわからない。だから教えろと迫れば、ロニーはなんとも言えない表情になる。俺に呆れたような、諦めたような微妙な顔。眉間に皺が寄っている。
「私と付き合うメリットが、ルイス様にはありません」
「メリットとか必要? 好きならそれでいいんじゃないの。ルイス様は政略結婚した方がいいってこと?」
「そういう意味ではなく」
俺の言葉を遮って、ロニーは悩むように言葉を慎重に選んでいる。
「あなたはいいですよ。地位も権力もありますから」
「そうだね。それはあるね」
「でも私は違います。私と一緒に居ても、ルイス様が苦労されるだけです」
要するに、ルイス様のために身を引くということらしい。綺麗事だなという気もしなくはない。それはロニーの自己満足となにが違うのか。確かにルイス様は、まだまだ子供だろう。先のことをきちんと考えた上でロニーに告白したとは思えない。だが、ロニーのことが好きという気持ちは、まったくの嘘というわけではない。
「ちょっとくらい付き合ってやろうとは思わないの? 頃合いを見てさ、それから身を引けばいいじゃん。なにも大真面目に振らなくても」
「あなたはなにがしたいんですか。私とルイス様をくっつけたいんですか?」
「そうじゃないけど」
ロニーがルイス様と付き合うのは許せない。だが、ルイス様が泣くのも嫌だと思ってしまう。
いやでも。俺はルイス様と付き合いたいわけで、そうであるならばロニーの存在は邪魔だ。でもルイス様の気持ちは無視できないし。いや、こんなのは俺の自己満足か? ん? 俺は結局なにが言いたいんだ。
「なんか、よくわからなくなってきた」
「そうですか」
天井を仰いで深く息を吐く。なんかこう、なにかしなければならないという気になるが、なにをすればいいのかわからない。気持ちばかりが焦ってしまう。落ち着けと己に言い聞かせる。焦った時ほど判断を間違える。
「ルイス様は、おそらくですけど」
「ん?」
「私のこと。そんなに好きではないと思いますよ」
意味不明な発言に、目を瞬く。ロニーに告白したのだから好きに決まっている。俺の困惑を察したロニーは、少し考えるように俯いてしまう。
「私のことが好きというより。身近な人物で、一番好きな人をとりあえず選んでみただけだと思います」
「だからロニーのことが好きってことだろ」
「ですから」
少し苛立ったように語気を強めるロニーは、「私のことが好きなわけではないんですよ。周囲の人間から、一番よさそうなのを選んだだけです」と、とんでもないことを言い始める。
「君の言い方だと。ルイス様がとりあえず誰かに告白したかったみたいに聞こえるんだけど」
「そうですよ。ルイス様はおそらく、誰か好きな人を作りたかっただけだと思います。私のことが好きだったわけではなく」
なぜ。なぜそんなことになるのか。
首を捻っていれば、ロニーが「あなたのせいですよ」と、またもやとんでもないことを言い始める。
「俺?」
「はい。あなたが連日、ルイス様に好きですとか。ルイス様は誰が好きなんですかとか言いまくるから。ルイス様、焦ったみたいですよ」
「焦った?」
「あなた。口では待つとか言っていましたが。ルイス様のことを急かしているようにしか見えません。誰か好きな人を決めなければと、悩んだ結果がこれですよ」
は? なんだそれは。
「待つと決めたのならば、黙って待ったらどうですか」
黙って、か。
そうかな。そうかもしれない。けれども、俺にもそんなに悠長に待っている余裕はない。焦る理由が、俺にはあった。
「もうすぐ帰ってくるだろ。それまでに決着をつけたい」
思い浮かぶのは、団長そっくりの薄青の髪。
ルイス様は、ティアンと仲が良かった。なにより歳が近い。これが厄介だ。
「焦っても、いいことはないですよ」
「知ってるよ」
今回の一件だって、ロニーの言葉を信じるならば、俺の焦りが原因で引き起こされた最悪の事態だ。確かに、俺は答えをはやく知りたかった。待つという言葉は、口だけだったかもしれない。
「ま、君は副団長頑張りなよ。俺から奪ったポジションなんだから、責任持って取り組めよ」
「あなた、候補にもならなかったじゃないですか」
「立候補はした」
すかさずブルース様に却下されたけど。
初めはレナルドの名前があがったのだが、レナルド本人が固辞した。あいつは経験も豊富だし、いいと思ったのだが。
ニックは俺と同じく、素早く候補から除外されていた。あいつはな。セドリックの言いなりだからな。副団長には、冷静さが求められる。団長のブレーキ役も期待されているわけで、セドリックの信者であるニックには到底向かない役割だ。タイラーは経験がなさ過ぎる。若い騎士は豊富なのだが、それなりに経験があって、信頼できる者となれば、数は多くはない。騎士は体が資本だ。入れ替わりが激しい中、クレイグ団長は比較的長く勤めた方だと思う。
そんなこんなで、候補者が徐々に減っていく中、最終的に残ったのがロニーだった。
ロニーは若い割には変に冷静だし、セドリック相手にも以前から色々と物申していた。まぁ、悔しいが適任ではある。
「俺もティアンが戻ってくる前に頑張らないとね」
「ですから」
「わかってる。待つよ。待てばいいんだろ」
「本当にわかっていますか」
「わかってるって」
というか。なんでロニーは、俺の応援をしてくれるのか。いや、応援ではないな。黙って待てとかそれらしいことを言って、俺をルイス様から遠ざけようとしているのか? だが、待った方がいいのは事実だろう。
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